ワールドアベニューがフィリピン留学を勧めない4つの理由
新宿や銀座など都内を歩いていると、日本語ではなく、外国語を耳にすることも増えてきたように思います。そんななか、「留学の必要性」をひしひしと感じる方は多いのではないでしょうか。
海外留学を真剣に考えだすと気になるのは、先立つ「留学費用」のことですよね。
「留学したい」「英語を話せるようになりたい」とは思うものの、費用面が不安という方は多く、「安さ」からフィリピンなどの発展途上国で第二言語として英語を使う国への留学を検討しているという声も耳にします。
真剣に語学を学ぶ語学留学は、原則的に、収入がなくなります。したがって、留学期間中の学費はもちろん、生活費も渡航前に準備していかなければならず、その費用負担は小さなものではありません。
アメリカでの生活は月々13万円~かかります。対してフィリピンでの生活は月々7万円~です。
そう考えると、1年間の留学費用の差は生活費だけで70万円以上と歴然です。
安く、英語力を身に付けられるなんて、最高!と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、ワールドアベニューではフィリピンへの留学はお勧めしていません。
その理由はなぜか?説明させていただきます。
無駄な留学生活を送りたくない方、必見です。
目次
オススメできない理由1:邦人殺人被害ダントツ1位・フィリピンの現状
オススメできない理由2:学校から外出禁止命令?!フィリピンでの生活
オススメできない理由3: マンツーマンレッスンの落とし穴に注意
オススメできない理由4:安物買いの銭失いに注意!
まとめ
オススメできない理由1:邦人殺人被害ダントツ1位・フィリピンの現状
親日国と言われているフィリピンですが、その殺人発生率をご存知でしょうか。
フィリピンの殺人発生率は、日本の10万人当たり0.3人を大きく上回り、8.8人とされています。これは、オーストラリアの8倍、イギリスの約9倍、カナダの5.5倍の殺人率です。(2012年現在)
銃社会で危険が大きいという理由で、長期滞在を避ける人が多いアメリカの約2倍というから驚きです。
「#撃たないでくれ。降伏する」と叫ぶ声に続き、銃の発砲音が聞こえる。
「#フィリピン麻薬戦争」の恐ろしすぎる実態https://t.co/YUheKmTMZE
やっぱり #怖い……#フィリピン留学 #銃社会 #治安 pic.twitter.com/gd3Upyi80u
— MAYUKO TERADA (@TeradaMayuko) 2016年9月7日
首都のマニラではなく、観光地として有名なセブであれば危険が少ないと検討する方もいらっしゃいます。しかし、他の英語圏と比べ、圧倒的に危険が大きいということは絶対に忘れてはいけません。
また、外務省海外邦人援護統計の「海外で邦人が被害者となった主な殺人事件」を見ると、フィリピンが邦人殺人事件発生地のトップとなっていることがわかります。2014年だけで5件は日本人が被害者となる殺人事件が起きており、2003年から2008年にかけては6年連続で邦人殺人発生率が1位です。
さらに、現在ドゥテルテ大統領が強硬に麻薬撲滅運動を推し進めています。ダバオ市の市長を務めていた時から、犯罪者や薬物使用者は、「裁判なしに殺す」などの過激な発言が注目されることが多く、犯罪者に対する取り締まり強化や死刑制度を復活させると公約していました。
「犯罪者に対する取り締まり強化」や「麻薬撲滅」とだけ聞くと、「なんだ、犯罪も減りそうだし、いいことなのでは?」と思われる方もいらっしゃると思います。ただ、実情はそんなに甘い話ではありません。実は、ドゥテルテ大統領就任からわずか3ヶ月間で麻薬組織に関わった疑惑をもたれた人が3000人以上死亡しています。
注目していただきたいのは、3,000人の死亡者が、「容疑者」の段階で殺されているという事実です。
日本人は、安全な国民として世界中の国に特別なビザを取得せず入国することができ、入国審査も比較的容易にパスできる国民として知られています。この事実を利用して、運んできたドラッグを日本人のバッグに忍ばせ、入国をパスした後、忍ばせていたドラッグを回収するという密輸するという手口があります。当の日本人は、犯罪とは皆無な状態なわけですが、ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅推進法に乗っ取ると、上記の手口にはまってしまった日本人は、問答無用で射殺されることになります。
ちなみに、ドゥテルテ大統領が公共のメディアで「麻薬のビジネスをやめなければ殺す」と発言した麻薬王と呼ばれる人物は、セブで生活し多角的なビジネス展開を行っています。
さらに!!2016年11月4日外務省からイスラム過激派組織「ISIL(イラクとレバントのイスラム国)」指導者の声明発出に伴う注意喚起が発表されています。
参照:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C295.html
これらの状況を踏まえると、やはり自分の大切なお客様をフィリピンに送り出すことはできませんし、「大丈夫だよ!」という留学エージェントや留学カウンセラーの気がしれません。
オススメできない理由2:学校から外出禁止命令?!フィリピンでの生活
必死の引き留めにもめげず、ワールドアベニューの留学プログラム参加前に他の留学エージェントを介し、フィリピン留学へ行かれたお客様がいらっしゃいます。
フィリピンから無事ご帰国されたお客様が一言。
「おっしゃられていた意味がわかりました(苦笑)」と。
お話を伺うと、わずか1ヵ月間の渡航期間中に、語学学校の近くでテロがあったそうです。
日本人ってある意味平和ボケしているので、本当の意味で「治安が悪い」っていう意味が分かっていないんだなと感じたとのこと。
だから #フィリピン留学 はダメ!!
フィリピンのリゾート島に襲撃、9人死亡 イスラム過激派の誘拐組織か(AFP=時事) – Yahoo!ニュース https://t.co/BlpKBH0KVp #Yahooニュース— ウォンバットくん@ワールドアベニュー (@WorldAvenueJPN) 2017年4月12日
テロ後、語学学校から、学区外へは出ないようにと厳重に注意されたうえ、どうしても外出したいのであれば命の保証はできないので、学校側に責任はないという書面にサインをするように言われたとのことです。
普通に外出するうえで「死んでも知らない」と言われているようなものです。
そんな環境で伸び伸び勉強できるわけがありません。
また、厳重な囲いがある学校の中で勉強するため、ネイティブとかかわることは皆無と言えるでしょう。フィリピン留学のメリットとしてあげられる学生寮での生活がゆえに通学の必要がないという点も、全寮制の生活で食事が含まれているのも、裏を返せば現地の生活が危険すぎてホームステイしたり外食を楽しんだりできる環境ではないということです。
やはり、フィリピンへの留学なんて、送り出せません。
オススメできない理由3:マンツーマンレッスンの落とし穴に注意
スピーキングが苦手な日本人にとって、マンツーマンレッスンは魅力的ですよね。
他の人に自分の話す英語を聞かれたくないという気持ちは、シャイな日本人は誰しもが持っているでしょう。
しかし、マンツーマンレッスンには落とし穴があります。
確かに自分のレベルに合わせて話してくれることに安心感はあります。この「安心感」こそが、最大の落とし穴です。
「安心」という言葉は、裏を返すと、「恥ずかしい」「悔しい」などの気持ちを持つ機会が少なく、英語力の伸びは飛躍的ではありません。同じタイミングで入学したにも関わらず、自分よりも喋れるようになっているクラスメートがいる…。同じ発音を何度も指摘されて恥ずかしい…。そんな思いがあるからこそ、人は努力し成長するのではないでしょうか。
また、先生もネイティブではないため、実用的な英語ではなく、教科書通りの英語を話しているだけです。さらに、生徒の理解力に合わせて話すため、簡単な単語や分かりやすいフレーズを使いがちです。マンツーマンの良さである先生との距離の近さが逆にあだとなり、なあなあの授業になりがちというフィリピン留学経験者の意見もあります。レッスンというよりもただの「おしゃべり」の場となり、長期の滞在になればなるほど、授業らしい授業でなくなったというから考えものですね。
さらに!!フィリピンの語学学校は日系か韓国資本の語学学校が大半のため、学生のほとんどを日本人と韓国人が占めます。マンツーマンレッスンが8時間あったとしても、それ以外の時間を日本人と過ごしていては意味がありません。
そもそも、8時間も1人の人と話しをするなんて、飽きてしまいますよね……。
オススメできない理由4:安物買いの銭失いに注意!
「でも、安いし…」と思われる方、本当に、フィリピン留学は安いのでしょうか。
上述したように、ネイティブと話す機会もほとんどなく、先生のクオリティもまちまちです。
レッスンも、「おしゃべり」のようになってしまって… そんな環境で本当に英語力が上がると思いますか?
そのうえで、「実はそこまで安くなかった」となると、もう、目も当てられません。
一般的にフィリピンへ留学する場合、学費だけでなく生活費なども含めると半年で150万円以上、1年で200~250万円ほどかかります。確かに、年間350万円程度かかるアメリカのニューヨークやイギリスのロンドンへの留学と比べると、50~100万円の差が生じるため、「安い」と感じるかもしれません。しかし、学生ビザでもアルバイトができるオーストラリアの場合、半年で150~200万円程度、1年で250~300万円程度なので、大きな差はありません。
フィリピン留学の場合、1日の就学時間が長いため、「1レッスンあたりの単価が安い」と言われます。しかし、英語圏へ留学した場合、語学学校以外の生活もすべて英語環境となることを考えると、24時間英語の勉強ができることになります。そう考えると、フィリピン留学の「安さ」とは本当に「安いのか?」という疑問がわいてきます。
▼目標の英語力に達するまでまでに、オーストラリアで半年、フィリピンで1年間。かかった費用は下手をするとフィリピンの方が高いかも!?
さらに言えば、フィリピン留学の場合、「安いからクオリティが低くても仕方がない」「それなりの英語力しかつかなくても仕方がない」と思ってしまう方もいらっしゃいます。
先述した通り、アメリカにせよ、オーストラリアにせよ、主要英語圏に留学すると、フィリピン留学よりも費用はかかります。しかし、だからこそ、かかった費用分、「絶対に良い留学にしよう!」「投資した分は学んで帰ってこよう!」と思いませんか?
「絶対に英語力をつけないと!」と思うからこそ、投資した以上の英語力や経験を得ようと周りとコミュニケーションを取ろうとするはずです。
まとめ
留学は一生のうちで何度もできるものではありません。
「納得のいく結果を得られなかった」「期待していたほど(英語を)しゃべれるようになっていない…」ということになっては大変です。ましてや、麻薬の密売人と間違われて射殺されてしまったなんて、もってのほかです。
ワールドアベニューでは、オーストラリアやニュージーランド、カナダなどの主要英語圏のご留学をお勧めしています。特にオセアニア圏は治安がよいことはもちろんですが、国を上げて留学生の受け入れ態勢を築いており、語学学校のクオリティ維持や留学生の学費保護制度などが充実していることもあり、おすすめです。
主要英語圏では、ネイティブの先生の授業をさまざまな国の生徒たちの間で聞いて話し、またホームステイをすることで日本以外の現地の生活を体験しながら、ネイティブと食事をすることができます。
またホームステイだけでなく、電車やバスなどの移動中やショッピング中、カフェでもネイティブスピーカーと話すチャンスがあります。24時間、実用的な英語を学ぶことができるのです。
「とりあえず安いからフィリピン留学!」とお考えの方。
もう一度、きちんと留学プランを見つめなおしてみてください。