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【カナダ留学情報】カナダの治安状況と留学生が気をつけるべきポイント

留学先として人気の高いカナダには、訛りの少ないキレイな英語、豊かな自然、温かい国民性、そして治安のよさなどさまざまな魅力があります。特に治安の良さを優先事項として留学先の国を考えた方なら一度はカナダが候補に入ってくる方も多いでしょう。
ここでは留学を検討する方にぜひ知ってほしいカナダの治安についてご紹介します。

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カナダの治安状況 ▼ 
カナダ都市別の特徴 ▼ 
カナダ留学での防犯対策 ▼ 
まとめ ▼ 

カナダの治安状況


一般的に「カナダは治安が良い」と言われます。経済平和研究所が2024年に発表した世界平和度指数ランキング(Global Peace Index 2024)では、カナダは163カ国中11位と上位にランクインしています(日本は17位)。

しかし、カナダの犯罪発生率は日本の約10倍*にのぼります。これは、カナダの国土が広く、都市によって治安状況が異なることが主な要因です。また、カナダは移民の多い国であり、多様な文化背景を持つ人々が共存しているため、エリアによっては犯罪の発生率が高い場所もあります。特に都市部では、スリや置き引き、強盗などの犯罪が増えています。例えば、貴重品の入ったカバンを数分近くに置いて目を離した隙に盗まれてしまったり、夜間にひと気の少ない道を歩いていたら銃器や刃物で脅されるというような事件も起きています。そのため、以前よりも防犯対策が重要視されています。

*参照:外務省海外安全ホームページ

カナダ都市別の特徴

カナダの都市ごとに治安の状況は異なります。
留学先として人気の都市をそれぞれご紹介いたします。

バンクーバー(Vancouver)

バンクーバーは、イギリスのエコノミスト誌が毎年発表する『世界で最も住みやすい都市ランキング2024』で第7位に選ばれた都市です。バンクーバーは過去に何度も連続して1位をとったこともあり、カナダ国内のみならず世界でもトップクラスの暮らしやすさを維持する国と言えます。

バンクーバーはトロント、モントリオールにつぐ第3の都市で、日本との時差は日本時間マイナス16時間です。雪国・極寒の地というイメージの強いカナダですが、バンクーバーは真冬でも気温が氷点下になることは少なく、雪が積もることもほとんどありません。

バンクーバーの空港とダウンタウンは、スカイトレインという電車で結ばれているためアクセスがとても便利です。街中の公共交通機関が充実しているため、自動車がなくても日々楽しい生活を送ることができます。ダウンタウンには、ショッピングを楽しむことのできるお店、世界中の食を楽しめるレストラン、近代的なオフィスと生活に不便はありません。一方でダウンタウンから少し離れるとウインタースポーツが盛んな山々や静かな湖や海を堪能することもできます。都会的な生活と豊かな自然の両方を一挙に楽しむことができる点もバンクーバーの魅力です。カナダ国内で最も語学学校が多く、また世界トップクラスの大学ブリティッシュコロンビア大学もあることから、留学生もネイティブの学生も多く生活する街です。

バンクーバーは、日本人にとって人気の留学先の一つであり、治安は比較的良好ですが、ダウンタウンの一部のエリアではスリや置き引きなどの軽犯罪や薬物問題などがあり、注意が必要です。治安の悪いエリアには近づかないようにする、夜間に1人で出歩くことは極力避けるようにするなど気をつけるようにしましょう。

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トロント(Toronto)

トロントは、カナダ最大の都市であり、郊外を合わせると約600万人の人々が住み、北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ大都市です。地下鉄、ストリートカー、バスの公共機関がトロント市全域をカバーしているため、バンクーバー同様、生活するにはとても便利です。

街中は、綺麗で住みやすく、多くの金融機関がオフィスを構える金融都市ということもあり国民の生活水準は比較的高く治安も安定しています。トロントは、市内市街含め60以上の「エスニックタウン」が存在しており多民族国家の象徴ともいえる都市です。また、トロントに住んでいる方の約半数以上が移民と言われています。
トロントには、プロスポーツ観戦、ミュージカル、コンサートを鑑賞したりできることもトロントへ留学する魅力です。バンクーバーと比較すると、都会がゆえか、やや人が冷たいなどという方もいますが、互いを尊重し合うスタイルは変わらず、暮らしやすさはやはり世界トップクラスです。ただし気候面では、夏は暑く気温が30度を超える日もある一方、真冬は気温がマイナス10〜20度、過去にはマイナス30度に達したこともあるという厳しい環境となります。

トロントも、バンクーバー同様日本人に人気の留学先で、全体的に治安が良いものの、銃関連の事件も起きています。特にジェーン・アンド・フィンチ (Jane and Finch) と呼ばれるエリアは、ギャング関連の銃犯罪が報告されています。危険と言われるエリアには近づかないように注意しましょう。

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カルガリー(Calgary)

カルガリーは、『世界で最も住みやすい都市ランキング2024』で第4位に選ばれた都市です。安定性、ヘルスケア、教育、インフラなど様々な軸で高い評価を受けていることからも、留学生にとっても安心して生活できる環境があることがわかります。カナダの石油産業の中心地として急速な成長を遂げる一方で、少し都心を離れると雄大な自然に囲まれ、ハイキングやスキーなどのアウトドアアクティビティを楽しむことができます。都会すぎず田舎すぎず、ちょうどいいところに行きたいと考えている方におすすめです。

カルガリーは、カナダの中でも特に治安が良いと言われていますが、やはり基本的な防犯対策は大切です。夜間に1人で出歩くことを避けたり、貴重品の管理は徹底しましょう。

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カナダ留学での防犯対策


比較的治安が良いと言われているカナダですが、安全に生活するためにはやはり防犯対策は欠かせません。
日本とは異なる環境で生活をするために、以下のポイントを意識しましょう。

ポイント 1 夜間の一人歩きを避ける

明かりの特に少ない田舎の地域もそうですが、カナダの都市部でも、夜間の一人歩きはリスクが伴います。特に見知らぬ地域や人通りの少ない道では、一人で出歩くことは避けましょう。また夜間の時間帯はできるだけ一人での行動は控え、移動はグループで行うと安心です。やむを得ず夜間に外を歩く際には、できるだけ明るく、人通りの多い道を選ぶようにしましょう。必要に応じてタクシーやライドシェアを利用することもおすすめです。

ポイント 2 貴重品の管理を徹底する

カフェやレストランではバッグを椅子にかけたり、置いたままにしないようにしましょう。また席取りのために荷物を置いて、その場を離れることは厳禁です。そのままかばんごと盗まれてしまう恐れがあります。たった一瞬でも目を離すと、大事な荷物が置き引きにあってしまうことが多々あります。テーブルの上に置いていたお財布や携帯、テーブルの向かい側のイスに置いていたバッグなど、少し目を離した一瞬の間に盗まれてしまうことがあるため、必ずご自身の貴重品は手放さないように心がけましょう。

また、スマートフォンや財布はかばんの中やポケットの奥に入れて、必要なときにだけ取り出して使うようにしましょう。日本だと歩きスマホはよく見る光景ですが、歩きスマホをしている時にすれ違った人にスマホを取られてしまう…というような事件も起きています。不必要に貴重品を取り出さないようにした方が安心です。

くわえて、歩道側にバッグを抱えていると、ひったくりや強盗がバッグを奪ったあとに走り逃げやすく、狙われる可能性が高くなります。ターゲットにされることを防ぐためにも、バッグは歩道の反対側に抱え、なるべく壁や建物沿いに歩くようにしましょう。

ポイント 3 周囲の状況を常に把握する

たとえば、歩きスマホや音楽を聞いている人はスリやひったくりの標的となる傾向があります。歩いているときにスマホに夢中になったり、イヤホンで外部の音をシャットダウンして周囲の変化に気が付かない状態でいたりすると、犯罪者が近寄っても気づきにくいため、狙われやすいのです。外を歩くときは、なるべく携帯は手で持たずにバッグの中にしまい、イヤホンも外しておきましょう。せっかく日本と異なる場所にいるのですから、現地の人の英語を耳にしながら外の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。

道を歩いている時に、ホームレスの人がいたり薬物依存者がふらふら歩いている、というような状況に出くわす可能性もあります。状況によっては危険を感じる場面に遭遇する可能性もあります。周囲を確認しながら行動して、不審な人や状況に気づいたら、すぐにその場を離れましょう。また、知らない人から話しかけられた場合は、距離を保ちつつ対応することが大切です。不用心についていくことはしないようにしてください。万が一危険を感じた場合は、すぐに近くの人に助けを求める・安全な場所へ移動するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

カナダは比較的安全な国と言われていますが、都市ごとの特徴を理解し、対策することは大切です。注意すべき点はありますが、その一方で親切な人ももちろん多いです。もし周りでカナダに留学経験のある方がいれば、カナダについて聞いてみるといいでしょう。カナダに留学したことがある人なら1度はカナダ人に助けられた、親切にしてもらったという記憶がある方が多いと思います。

しっかりと防犯対策をすることで、より安全に楽しい留学生活を送ることができます。カナダ留学を、楽しく、そして価値のあるものにするためにも、防犯への意識を持って渡航しましょう。

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