アメリカ西海岸で最も美しい街と称される
サンフランシスコで優雅な海外生活を送ろう
留学先として高い人気を誇るアメリカ。人種のるつぼと呼ばれるアメリカですが、なかでもアメリカ西海岸のカリフォルニア州北部に位置するサンフランシスコは、アジアからの移民も多く国際色豊かな都市としても有名です。人気海外ドラマ「フルハウス」のロケ地としても有名なサンフランシスコは、年間を通して過ごしやすい気候、電車やバスなどの交通機関が発達している、美しいビーチや自然に囲まれ、まるで絵画のような美しい街並みを楽しめるということで、観光地としてだけでなく留学先としても高い人気を集めています。また、サンフランシスコはシリコンバレーがあることから、IT業界やスタートアップに興味のある大学生や社会人にもおすすめの留学先です。今回はサンフランシスコへの留学について、さらに詳しく紹介していきます。
オークランド基本情報
州 | カリフォルニア州 | 日本との時差 | 日本-17時間(3月〜11月:−16時間) |
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サマータイム | 有り (3月から11月) | 最寄り国際空港 | サンフランシスコ国際空港 |
空港からの交通手段 | タクシー、シャトルバス、路線バス、電車 | 年間平均気温 | 14.3℃ |
サンフランシスコの留学情報
サンフランシスコに留学する
メリット ベスト5
アメリカ留学を考える際、迷ってしまうのは都市選びではないでしょうか。アメリカにはたくさんの都市があり、都市毎に特徴も大きく変わります。留学の場合は、「ただ興味がある」「なんとなく」で都市選びをするのではなく、自分の目的や希望、性格などに合わせて選ぶことでより有意義な留学となるでしょう。まずは、サンフランシスコへ留学をするメリットから見ていきましょう。
1. 国際色溢れる街。アジア人の移民も多いため安心して生活ができる。
アメリカへの留学を考えた際、英語力にあまり自信のない方は「英語ができないのに本場のアメリカに行ってコミュニケーションは取れるのだろうか・・・」と心配する方も多いのではないでしょうか。サンフランシスコは、アメリカ内でも多くの移民を受け入れている都市として有名で、多種多様な民族、人種、出身国、宗教を持つ人々で成り立っています。元々スペイン領だったことからヒスパニック系が多く、また、シリコンバレーがあることもあり、エンジニアとして働く日本人を含むアジア系やインド系の人々も多く暮らしています。サンフランシスコは、アメリカの他都市と比較しても、多様な人種を受け入れていることから差別も少なく、日本人の私たちにとっても比較的生活しやすい地域といえるでしょう。そして、日本人コミュニティやジャパンタウンもあるため、日本食品を購入したり日本人の友人も作ったりできるのも安心要素のひとつではないでしょうか。また、移民が多いため、現地の人々も第二言語で英語を使う人に対して慣れているので、初めての留学でまだ英語力に自信が持てない人にとってはおすすめの留学先です。様々なアクセントの英語が飛び交うサンフランシスコでは、多くの日本人が囚われがちな「きれいな英語を話さなければいけない」という考えではなく、英語はあくまでコミュニケーションのツール、自分の伝えたいことをしっかり意思表示することが最重要である、ということを実際に肌で感じることができるでしょう。
2. 年間を通して温暖な過ごしやすい気候
旅行とは違い長期間の滞在となる留学の場合、現地の気候は留学先を決める上で大切なポイントのひとつになります。
サンフランシスコは、日本のように四季がはっきりしているわけではなく、夏は暑すぎず冬は寒すぎず、年間を通して温暖な過ごしやすい地中海性気候となっています。留学中は、学校での英語勉強のみならず、その土地でしか楽しめないアクティビティや観光を楽しむことも醍醐味です。サンフランシスコは、1年中たくさんのアクティビティや観光が楽しめるのも大きなメリットのひとつではないでしょうか。アメリカの東海岸は日本同様、夏は暑く冬は寒い、そして雪が降るエリアも多いため、アメリカの中でもどの都市にしようか迷われている方は、気候の良さを比較材料にしてみてください。
では、サンフランシスコの気候について、気温と特徴をみてみましょう。
4月~6月の春は、平均最高気温が20℃前後。ただし、平均最低気温は10℃を下回るため朝晩の寒暖差には注意しましょう。軽く羽織れるカーディガンやパーカーがあると便利です。
7月~9月の夏は、湿度が低くカラッとしており、平均最高気温は22℃前後、平均最低気温は12℃前後。日本の夏のように30℃を超えムシムシするような暑さではないためとても過ごしやすく、むしろ夏でも薄手の上着が必要なほどの涼しさです。気温はそこまで高くありませんが、日差しはとても強いため日焼け対策は十分に行いましょう。また、湿度が低い分とても乾燥しているので、特に女性の方は乾燥対策も行いましょう。サンフランシスコは別名「霧の街」とも呼ばれ、夏の間は朝と夕方に深い霧に覆われます。
10月~12月の秋は、10月は残暑といった感じで比較的暖かく日中は半袖で過ごせますが、11月に入ってくると雨期に入るため天気も不安定になり気温も下がり、平均最高気温は18℃前後、12月に入ると15℃前後と徐々に寒くなっていきます。
1月~3月の冬は、平均気温は10℃を下回りますが、平均最高気温は13℃~15℃と、日本の冬ほど冷え込みません。ただ、サンフランシスコはビーチに囲まれた街のため、海岸沿いからは冷たい風が流れてきます。実際の気温よりも体感気温は低く感じるかもしれませんので、少し厚手のコートやジャケットを用意しておくと安心でしょう。
3. アメリカ西海岸では珍しく、車無し生活でも大丈夫!
アメリカは、その広大な敷地から車社会というイメージが強いと思いますが、サンフランシスコは比較的街のサイズがコンパクトで、電車やバスなどの公共交通機関が発達していて生活するにはとても便利な街です。留学生からしたら、現地で車を買ったり維持したりするのは金銭的にも大変なので、車無しでも生活ができるのは非常に助かりますね。
サンフランシスコの公共交通機関は複数ありますが、なかでもメジャーなのがMuni(ミュニ)です。MuniにはMuniバスとMuniメトロ(地下鉄、路面電車)があり、サンフランシスコの市内はほぼ網羅されていて駅の数も多いため、比較的長時間待つこともなく利用が可能です。その代わり、路線図はかなり複雑なため、日本の電車や地下鉄に慣れている私たち日本人からしても最初はとまどうかもしれません。そんな時はGoogleマップがおすすめです。詳しくは、後ほど【サンフランシスコの交通機関】で紹介します。
4. 世界的にも名高いシリコンバレーで、本場のITに触れることができる。
サンフランシスコと言えば、シリコンバレーが有名です。シリコンバレーにはGoogle、Yahoo、intel、Facebook、Apple、Twitterなどの超有名企業が集結しており、IT系に興味のない方でもその企業名は誰しもが耳にしたことがあると思います。また、ここ数年で世界的に有名になった企業、Uber、Airbnb、メルカリ、Dropbox、Evernoteなども、ここサンフランシスコのシリコンバレーから生まれています。そんなシリコンバレーは、サンフランシスコの市内から電車で約1時間、車でフリーウェイ(高速道路)を使えば約40分の距離にあるため、気軽に企業見学に行くこともできます。社員に知り合いがいないと社内に入ることは難しいですが、Appleやintelなどは環境客向けの施設が用意され、グッズなどが販売されているオリジナルショップなどもあるため観光地としても十分楽しめるでしょう。Facebookの「いいね」マークや各企業の有名ロゴの看板などを実際に見るだけでも、シリコンバレーに来た!という臨場感は楽しめるのではないでしょうか。
ただの見学だけでは物足りないという方は、現地でIT関連のコネクションづくりにチャレンジしてみるのもひとつです。海外で人気の「Meetup」というSNSをご存知でしょうか?「Meetup」は、世界中の地域において興味のあるグループ・サークルやイベントを探すことができるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。政治、書籍、ゲーム、映画、運動、ペット、キャリア、趣味など共通の目的から探して参加することができます。もともとアメリカ発祥のサービスですが、今では世界中の人々が利用しており、日本でも外国人の人々と交流できる機会が盛りだくさんです。シリコンバレーやサンフランシスコでも、このようなSNSを通して交流会やパーティーが度々開催されていますので、現地で働くビジネスマンやエンジニア、一流を目指している学生などと出会えるチャンスがあり、人脈を広げることができます。将来はIT関連の仕事に就きたい、自分で起業をしたいと思っている、など志を持っている方にとっては、サンフランシスコへの留学はとてもおすすめです。
5. 美しいビーチや綺麗な街並みが楽しめる
英語勉強のみならず、日本ではあまり触れることのできない、海外ならではの大自然に囲まれ、ゆったりした環境で生活を送れるということも、留学をするうえでも大きなポイントになりますよね。サンフランシスコは、海に囲まれた大都会ということもあり、たくさんの人気ビーチがあります。例えば、サンフランシスコで最も人気のあるベイカービーチは、サンフランシスコの海岸線に1.6mに渡って伸びており、ビーチからは太平洋の絶景や有名観光スポットでもあるゴールデンゲートブリッジが望めます。海とゴールデンゲートブリッジが一緒に写せる絶景写真スポットでもあるため、とてもフォトジェニックな1枚が撮れるでしょう。また、美しい眺めだけではなく、日光浴や釣り、フリスビーやビーチバレーなどのアクティビティや、砂で囲まれたピクニックスポットもあり、そこではピクニックやバーベキューもが楽しめるため、放課後や週末に学校でできた現地の友達と出掛けるには最適です。その他にも、サンフランシスコの一番西側にあり美しいサンセットが眺められるオーシャンビーチや、地元の人々に人気のあるマーシャルズビーチなど、様々なビーチが点在しているので、自分のお気に入りビーチを見付けるのも楽しいですね。
また、サンフランシスコはビーチだけではなく、その美しくて開放的な街並みも魅力のひとつです。サンフランシスコの面積は山手線の内側ほどのサイズで、コンパクトな街なので歩いても観光を楽しめます。街中には由緒ある名物のケーブルカー(路面電車)が走り、モダンなビクトリア調の家々が並び、サンフランシスコでは外せない観光スポットのゴールデンゲートブリッジはまるで絵画のような美しさがあります。また、さまざまな文化が集まるサンフランシスコは、地区によってもその雰囲気が変わります。例えば、カニの看板で有名なサンフランシスコのウォーターフロント北部に位置するフィッシャーマンズ・ワーフは、「漁師の波止場」という意味の通り、新鮮で美味しいシーフードが楽しめる屋台がたくさん並んでおり、食事だけでなく、大道芸人のエンターテイメントなども楽しめるとても活気のある港町です。他にも、サンフランシスコの北部に位置するノースビーチはリトルイタリーと呼ばれ、元々イタリア系の移民が多く住んでいたこともあり、イタリアンレストランが数多く存在します。そして、ゲイの発祥の地として世界でも有名なカストロ地区には、街の至るところにLGBTのシンボルでもあるレインボーフラッグが掲げられたり、カラフルに塗られた横断歩道までがレインボーカラーであったりと、全く違う世界観が広がります。LGBTの世界でも有名なこのカストロ地区では、一人ひとりが自分たちのセクシャリティについて何も恥じることはなく、お互いを当たり前かのように受け入れながら生活している姿が見受けられます。日本ではなかなか経験することのできない文化を肌で感じたり理解したりすることは、自分自身の人間としてのキャパシティを広げるためにはとても大切なことです。単純に街の雰囲気を楽しむこともできますが、多文化が集結したサンフランシスコだからこそ感じられる異文化について、改めて考えてみるのも良い経験になるかもしれません。
サンフランシスコに留学する
デメリット ワースト3

何事もいい面と悪い面があるように、サンフランシスコへ留学をするうえで、どうしてもデメリットとなり得るポイントもあります。観光に行く旅行とは違い生活をしなければいけない留学では、デメリットをしっかり理解しておくことで、事前に対策や準備ができることもありますので是非参考にしてください。
1. 物価、特に家賃がかなり高い。
アメリカの他都市と比較すると、サンフランシスコの家賃の高さがお分かりいただけたのではないでしょうか。家賃が高い=物価も高いとなり、留学生のアルバイトが原則禁止されているアメリカは、語学留学でもアルバイトができるオセアニア地区と比べると、どうしても留学費用は高くついてしまいます。ただ、上記の家賃は現地で一人暮らしをした場合で、留学生の場合は一人暮らしではなく、シェアハウスやホームステイを滞在方法として選ぶ場合が多く、シェアハウスの相場は月10万円~15万円、ホームステイの相場は食費込みで月14万円~16万円となり、月の生活費は約15万円~20万円前後かかると考えていただいたほうがいいでしょう。もちろん、生活の仕方によって各人によって生活費の差は出ますので、あくまで目安としてお考え下さい。同じ英語圏のカナダやオーストラリア、ニュージーランドは、月の生活費の目安が約10万円~13万円と言われていますので、やはりサンフランシスコは留学費用が高くついてしまいます。
※参照:Zumper National Rent Report
2. 銃社会アメリカ、不安が残る治安面。
サンフランシスコの中で特に危険エリアと言われているのが、Tenderloin(テンダーロイン)というエリアです。テンダーロインは、サンフランシスコの人気観光地、ショッピングの中心とも言われるユニオンスクエアの南西に位置しているため、観光をしていたら知らないうちに入り込んでしまった、という方もいるので十分に注意が必要です。ここでは、ドラッグの使用や売買などが頻繁に行われているだけでなく、殺人事件も発生していますので、絶対に近づかないでください。その他にも、Mission(ミッション)、Market Street(マーケットストリート)、SOMA(ソーマ)、Haight & Ashbury(ヘイト&アシュベリー)、Western Addition(ウエスタンアディション)なども治安が悪いと言われている地域ですので、必ず事前に危険エリアの把握はしておきましょう。サンフランシスコは殺人のような凶悪事件よりも、スリや強盗、車両荒らしの様な犯罪が多い傾向にありますが、平和大国と言われる日本に住んでいる私たちからしたら、このような事件に巻き込まれる恐怖を想像すらできない方も多いと思います。万が一のことを考えると、サンフランシスコと言ってもアメリカであるが故の心配はやはり尽きません。
3. 日本人が多く、日本語環境になってしまう可能性も…
サンフランシスコでの
おすすめ留学2選
おすすめ留学プラン 1 長期語学留学
おすすめ留学プラン 2 短期留学
サンフランシスコ留学中の生活
(持って行く荷物、滞在方法、
交通機関)
サンフランシスコ留学で持って行った方がよいもの
カリフォルニアの街と聞くと太陽や海のイメージが強いと思いますが、サンフランシスコの夏は、日差しは強いものの気温は30℃いくこともなく湿気も少ないため、肌寒く感じる時が多々あります。また、朝晩の気温差が激しかったり、夏でも霧に包まれている時はヒンヤリ涼しかったりということもあるため、簡単に羽織れるパーカーやカーディガンなどを用意しておくと便利でしょう。日本の冬ほど冷え込むことはないですが、冬は雨も多くなりますので、どのシーズンでも薄手の上着は役立ちます。
折りたたみ傘
留学に行った際に意外と役立つものがこの折りたたみ傘です。海外の場合、多少の雨の場合は傘をささずに過ごすことが多いですが、サンフランシスコも雨期に入ると比較的強い雨も降ることがあるため、傘はあった方が便利です。強い雨が降るといっても、日本のように1日中降り続くというよりスコールのような感じで突然降り出すことが多いため、雨期は折りたたみ傘を常備しておくといいでしょう。現地調達もできますが、日本製の物の方が軽くて丈夫な物も多いため日本から持参することをおすすめします。
その他、一般的に留学に必要な荷物情報については下記よりご参照ください。
サンフランシスコでの滞在方法
海外で初めて生活するから心配事が多い、今までに一人暮らしを経験したことがない、現地の文化を肌で感じてみたい、などと考える方におすすめなのがホームステイです。基本的に食事付きなため、安心して生活をスタートさせることができ、交通機関の乗り方や生活する上での役立つ知恵など、現地で生活しているからこそ知っている情報などをホストファミリーからしっかり得ることができます。また、「おはよう」から「おやすみ」まで英語環境で、夜ご飯の時などは日中にあった学校での出来事を会話するのが習慣とする家庭が多いため、常に英語で物事を考える機会も増え、英語力の向上には繋がるでしょう。ホームステイのデメリットと言えば、「合う、合わない」が生活をしてみないとわからないという点が大きいのではないでしょうか。他人と生活することに慣れていない、もしくは苦手と感じる方からすると、正直大変かもしれません。そのため、最初の1ヶ月はホームステイで過ごし、2ヶ月目からはシェアハウスなどに移るという方が多いです。
シェアハウス
長期間の留学の場合、最もポピュラーな滞在方法です。サンフランシスコは、全米一家賃が高いことで有名ですが、一人暮らしではなくシェアハウス/シェアルームの場合は比較的家賃を抑えることも可能です。日本でいうマンション(アメリカではアパートと呼ぶ)を数人で住むパターンや、一軒家を数人住むパターンがあり、自分の生活スタイルに合わせた家選びをすると良いでしょう。サンフランシスコでシェア先を探す時に便利なのが、craiglistと呼ばれる地域最大のコミュニティサイトです。ローカル情報を交換するためのサイトとして開設されたため全て英語にはなりますが、その分、国際色豊かなシェア先も見つけることもできます。日本人同士で住みたいという方は、件数は大幅に減りますが日本語で検索するといいでしょう。シェア先を探す際の注意点ですが、コミュニティサイトを介して探すということは、ネット上でのやりとりになりますので、たまに嘘の物件を掲載している場合があります。通常は、ネットで良い物件が見つかったら、そこのオーナーと連絡を取り合い、内見をしてから契約に進みます。しかし、嘘の物件を掲載している場合は、「旅行中で内見が難しい」「良い物件だから早くしないと他の人に住まれてしまう」「デポジット(保証金)を振り込んでくれたら鍵を直接送る」など、あの手この手で現金や個人情報をだまし取ろうとしてきます。このように話を聞く分には、胡散臭いと疑うことができますが、急いで物件を探している人は注意力が欠け、まんまとだまされてしまうのです。海外の場合、住んでいる場所から急な立ち退きを告げられることも多々あります。そんな時に、とりあえず新しいところに移らないと宿無しになる!と焦っている場合は要注意です。シェア先を決める際には、必ず内見を行なってから契約や支払いを行いましょう。
サンフランシスコ留学中の交通機関
BARTはBay Area Rapid Trnsit(ベイエリア高速鉄道)の略で、Mumiメトロ同様、ダウンタウンエリアでは地下を走り、郊外では地上を走ります。サンフランシスコ国際空港から市街地に出る際は、乗り換えがないため、このBARTを利用するのが一般的です。
BARTはチケットの買い方がとても複雑ですが、購入方法を覚えてしまえば特に問題はありません。BARTのチケットは、チャージして利用することもできるため、$6.60のチケットを買おうとして$10を投入した場合、発券されるチケットの金額$6.60をセットしないと、$10分のチケットが発券されてしまいます。詳しい購入方法は下記の通りです。
※BART公式サイトには運賃計算ツールがあります:https://www.bart.gov/tickets/calculator
② 料金(現金かクレジット)を投入。
現金は$1、$5、$10のみ利用可能。「Subtract $1」と「Subtract 5¢」のボタンがあり、このボタンを使い自分の欲しいチケットの金額になるよう投入金額からマイナスしていく。
※Subtractは「引く」という意味。ボタンを押すたびに金額が減っていき、パネルでも金額を確認できるので、必要な金額になるまで押し続ける。
③ 正しい金額がセットできたら「Print $6.60 Ticket」を押して発券。
Caltrainはサンフランシスコからシリコンバレー(サンノゼ)を結ぶ主要な交通機関です。この区間の間に、GoogleやApple、Facebookなどの世界的有名IT企業が立ち並んでいます。全て2階建の車両ですが、中心部は吹き抜けになっているため開放感がある造りとなっています。運賃はゾーン毎で異なり、乗車地域から遠くなれば遠くなるほど高くなっていくというシステムです。
料金表:http://www.caltrain.com/Fares/farechart.html
1日に何回も駅を乗り降りする必要がある場合は、1日乗り放題パスがお勧めです。
ケーブルカー(路面電車)
坂道の多いサンフランシスコを移動するときに便利なのが、このケーブルカーです。朝の6時から夜の12時まで10分~12分間隔で運行されているため、とても便利です。路線は、青:パウエルハイドライン、赤:パウエルメイソンライン、緑:カリフォルニアラインの3つに分かれています。
Muni(ミュニ)
サンフランシスコのダウンタウンを中心に.市内ほぼ全てを網羅するとても便利な公共交通機関で、MuniバスとMuniメトロ(電車)の2種類あります。Muniメトロは、ダウンダウンエリアでは地下鉄として走り、郊外に出ると路面を走るようになります。路線は番号ではなくアルファベットで振り分けされています。Muniバスは、バスの全面に行き先と路線番号が表示されているため、必ず確認してから乗車するようにしましょう。また、90分間以内であればバスもメトロも乗り換えは無料です。
Muniの路線図はかなり見づらいため、Googleマップの利用をおすすめします。目的地を入力すれば、路線番号や駅名の表示がされるので、一目瞭然です。
路線図:Muni System Map
Muni支払い方法
Clipper card(クリッパーカード)
最もポピュラーで長期滞在の方におすすめなのがこのClipper cardです。Muni、BART、Caltrainなどを含めたサンフランシスコのさまざまな交通機関に対応しており、プラスチック製で、SuicaなどのICカードと同様、チャージをして利用するシステムとなります。事前にチャージができるため、運賃をいちいち気にする必要がありません。駅構内にある専用の自販機やWalgreenという街中にあるドラッグストアで購入・チャージができます。マンスリーパスを購入する場合は、購入日から1ヶ月有効ではなく、発行月のみ有効なため、購入時期には注意しましょう。発行費用は$3かかります。
Muni Mobile(ミュニモバイル)
ここ数年で利用者が増えているのがこのMuniMobileというアプリです。モバイルSuicaのように、自分のスマホに事前にダウンロードしておき乗車する分の運賃を購入、その後アクティベイトをして、改札やバス乗車時に駅員やドライバーに提示をするという流れです。支払い方法はクレジット、デビット、Paypalから選択ができます。
Muni Ticket(ミュニチケット)、現金
改札がある駅には乗車券販売機が設置されており、そこで1回きりのMuni Ticketを購入することができます。
乗車券販売機のない駅では現金払いが可能です。お釣りは出ませんので、小銭を必ず用意しておきましょう。支払い後は、運転手からトランスファーチケットを受け取ります。
MuniMobile | Clipper card | 現金 | |
---|---|---|---|
片道チケット | $2.50 | $2.50 | $2.75 |
割引片道チケット (5歳-18歳、65歳以上、障がいのある方) | $1.25 | $1.25 | $1.35 |
マンスリーパス (Muni+ケーブルカー) | – | $75 | – |
マンスリーパス (Muni+ケーブルカー+BART ※サンフランシスコ市内) | – | $93 | – |
割引マンスリーパス (5歳-18歳、65歳以上、障がいのある方) | – | $38 | – |
1日乗車券 | $22 | $22 | $22 |
3日乗車券 | $33 | $33 | $33 |
7日乗車券 | $42 | $43 | $43 |
ケーブルカー (1回) | $7 | $7 | $7 |