おしゃれで優雅な雰囲気の
アデレードで、
日本人の少ない理想的な
留学生活を送ろう。
日本人に人気の留学先オーストラリアの中でも、日本人がダントツに少ないと言われている都市が南オーストラリア州の州都でもあるアデレードです。日本人が少ないからと言って生活が不便というわけではなく、英国・エコノミスト誌が毎年発表する「世界の住みやすい都市ランキング」では、過去5年連続トップ5にランクインするほど、その住みやすさは世界からも認められています。また、アデレードは学生に人気の学園都市としても知られており、高い評価を受ける小中高等学校をはじめ、質の高い語学学校や専門分野をより実践的に学べる州立の専門学校 (TAFE)、また国際的に認められたオーストラリアの名門大学など、様々な教育機関が充実しています。語学留学やワーキングホリデーだけでなく、近年希望者が多くなってきている高校留学や海外大学進学など、様々なニーズに応えられるのがアデレード留学です。
基本情報
州 | 南オーストラリア | 日本との時差 | 日本+30分 (10月~4月:+1時間30分) |
---|---|---|---|
サマータイム | 有 | 最寄り国際空港 | アデレード空港 |
空港からの交通手段 | タクシー、路線バス、シャトルバス | 年間平均気温 | 16.5℃ |
マイグレーション上の規定 | 地方都市 (Cities and major regional centres) |
地域特典 | ・優先的に永住権申請権利を得られる地域 ・該当地域の大学を卒業した場合、通常のPSWV(Post Study Work Visa)にプラス1年間滞在の権利を得られる など |
アデレードの留学情報
アデレードに留学する
メリット ベスト5
あまり知られていないアデレード留学の魅力。「オーストラリア 留学 都市」と検索すると、出てくるのはシドニーやメルボルン、ゴールドコーストなどの有名他都市ばかり。その情報の少なさから、アデレードを留学先として選ぶ方は残念ながらあまり多くはありません。ですが、アデレードには他都市と比較しても引けを取らないくらい魅力的なポイントがたくさんあります。そんな隠れた穴場アデレードへ留学するメリットを紹介します。
1. 日本人が少なく英語環境が作りやすい
日本人の少なさはアデレード留学の大きなメリットのひとつです。英語力の向上を目指すにあたり、母国語をシャットダウンすることは効果的な方法の一つとも言えます。そして、どうせ留学をするなら日本人同士で固まらず、違う国籍の友達をたくさん作りたいと考える方も多いですよね。しかし、留学先として人気の高い国には、留学制度の充実度や知名度の高さから少なからず日本人は集まります。オーストラリアも例外ではありません。そんな中、アデレードはケアンズやゴールドコースト、シドニーなどの他主要都市と比べても日本人が圧倒的に少ないため、理想的な英語環境のなかで留学生活を充実させることができるでしょう。ただ、語学学校には一定の日本人は集まりますので、「英語環境を作る!」という気持ちを強く持つことは忘れないようにしましょう。
2. 生活費を安く抑えられる
オーストラリアの物価は決して安いとは言えませんが、アデレードは他都市に比べると交通費と家賃が安価なため、生活費をかなり抑えることができます。
アデレードでは、語学学校を含むフルタイムの学生は就学期間が1週間以上あれば、バス・トラム・電車といったすべての公共交通機関を学割料金で利用することができます。2025年7月からは制度がさらに改定され、学生用28日間乗り放題パス(28-Day Student Pass)がわずか10ドルという破格の安さになりました。片道運賃も ピーク時1.60ドル(約160円)、オフピーク1.30ドル(約130円) と大幅に抑えられています。さらに市内中心部では、トラムの無料区間や15分ごとに巡回する無料バス「City Connector」も運行しているため、うまく組み合わせれば移動費をほとんどかけずに生活できます。
アデレードの住宅市場は全国的に家賃が上昇する傾向にありますが、ワンベッドルーム(1人暮らし向けアパート)の中央値は週約 495ドルと比較的抑えられており、他都市に比べてまだ「リーズナブル」と言えます。
しかし特に注目すべきは、シェアハウスの1人部屋(オウンルーム)の平均値が週250ドル前後であり、これはワンベッドルームの約半額で、学生や留学生にとって非常に手が届きやすい現実的な価格となっています。また、条件によってはさらに、週150〜ドルという割安な部屋を見つけることも可能なので、探し方次第で、生活コストの大幅な節約につながります。
このように、アデレードは公共交通費が全国トップクラスで安い上に、家賃も比較的低めのため、オーストラリアの中でも生活費を抑えやすい都市といえるでしょう。
参照:realestate.com.au
3. アルバイトの最低賃金が高い
オーストラリアは世界一最低賃金の高い国です。税引前24.95豪ドル(2025年7月以降) (約2,320円)となっています。東京の最低賃金は1,226円(2025年10月3日以降)なので、オーストラリアの最低賃金の高さには驚きです。オーストラリアは、ワーキングホリデービザはもちろん、学生ビザでも2週間で48時間(2025年9月現在)までアルバイトができます。留学先でも一定の収入を得ることができれば、生活費の1/2から2/3は工面できるため、長期留学など大きなお金がかかる留学ではとても大きな助けとなります。そして、アデレードはケアンズやシドニーのような観光都市ではないため、ローカルジョブ (現地の人たちと同じ労働条件で働く仕事)が多く、最低賃金をしっかり守るところも少なくありません。時給が高い分、短時間でしっかり稼ぐことができるでしょう。
4. クオリティの高い教育機関やモチベーションの高い学生が多い
留学をするうえで環境は非常に重要です。例えば、高校や大学の授業を想像してください。授業中は私語が飛び交い、先生の話を誰も聞かず、グループワークなども積極的に参加する生徒が少ないような環境で、自分だけがまじめに取り組もうとしてもなかなか難しいですよね。最初のうちは、どうにかしようともがくかもしれませんがやはり長続きはしません。皆が「しっかり学びたい」とモチベーションが高ければ高いほど、授業にも活気が出ます。これは、留学にも同じことが言えます。「英語をしっかり身に付けたい」「オーストラリアの専門学校や大学に進学を考えている」「将来オーストラリアに永住して、母国の家族に仕送りをする」など明確な目的や目標があり、モチベーションが高い生徒が多い環境に身を置けば、自分自身も感化され、結果的に有意義な留学生活が送ることができます。アデレードは、知名度もあまり高くなく、正直娯楽が多いような都市ではないため、「とりあえず海外に行きたい」という層の人は集まりません。情報が少ないなか、わざわざアデレードを選ぶということは、アデレードでないと叶えられない目的や目標があると考えるモチベーションが高い人が多い傾向にあります。
また、アデレードには質の高い教育機関が充実しています。まず、アデレードには、アデレード大学、フリンダース大学、南オーストラリア大学の3つの大学しかありません。
しかしアデレード大学はオーストラリア全土で3番目に古く、今まで5人のノーベル賞受賞者を輩出しています。その長い歴史と数々の優秀な研究実績から、オーストラリア国内の大学でも特に優れたトップ8校を総称した「Group of Eight」に加盟をしています。
また、フリンダース大学の看護学部はオーストラリアの看護協会が認定している看護学部 (看護学位)の中でも「看護学と言えばフリンダース大学」と認識されているほど授業内容に定評があります。特にフリンダースメディカルセンターとの連携が特徴的です。最短期間でオーストラリアの看護学位 (看護師資格認定対応)を取得したい人には人気のコースになります。費用も他州の大学に比べると全体的にリーズナブルなのも人気の理由の一つです。
大学以外にも、国際的に評価も高く万全のサポート体制が整った小・中高等学校、州立の職業訓練校TAFE SA、州内で最も歴史のある語学学校SACEなどがあります。SACEは先ほど紹介したフリンダース大学に認定されている数少ない私立学校のため、大学進学を目指すようなモチベーションが高い生徒も数多く集まります。
このような数々の優秀な教育機関が整っていることから、アデレードは学園都市としても有名です。高校留学や語学留学のあと、そのままTAFEや大学に進学するという選択肢も取れるため、留学後の選択肢の豊富さもメリットのひとつですね。
5. 自然や観光スポット、イベントも豊富で朝から夜まで楽しめる!!
アデレードのある南オーストラリア州はフェスティバルステートと呼ばれるほど、数多くのイベントが開催されます。2月~3月には、「アデレードフェスティバル」「WOMADelaide」「アデレード・フリンジ」など、州最大級のアートや音楽のフェスティバルが開催され、ワールドクラスのエンターテイメントがアデレードの各地に集結します。アデレード・フェスティバルには、国際的に有名な演劇、音楽、ダンス、ビジュアルアートが一堂に会し、50年以上に渡り観客に感動を届け続けています。WOMADelaideは、アデレード・フェスティバルの一環として、東京ドーム約7個分の広さを持つアデレード植物園で、4日間に渡って開催されるワールドミュージックフェスティバルです。様々なミュージシャンやパフォーマーがエンターテイメントを披露するだけではなく、フェスティバルには100以上の飲食屋や子供向けのアクティビティエリア、ヨガやダンスなどのワークショップも用意され、大人から子供まで年齢を問わず思う存分楽しむことができます。
そして、イベントだけではなく、様々な自然や数多くの観光スポットが楽しめるのもアデレード留学の魅力です。アデレードの街自体は、The 20minute cityと呼ばれ、徒歩20分で街を散策できるほど小さな街ですが、その周辺には広大な自然や観光スポットが点在しています。オーストラリアと言えばビーチ!アデレードの中心部からトラムで約25分で行ける白砂の広がるグレネルグビーチでは、ダイビングやシュノーケル、船をチャーターして釣りを楽しんだり、なんと野生のイルカと一緒に泳いだりもできます。グレネルグの街には、お洒落な路上カフェやレストラン、格式のあるホテルや夏限定のエンターテイメントハウスなどが並んでいるため、ビーチアクティビティのみならず様々な楽しみ方ができます。その他には、街の中心部からバスで約10分の場所にあるアデレード動物園で、カンガルーやコアラはもちろん、その他在来種をはじめ約1,800頭もの動物に出会うことができます。また、アデレードの街では日中の間無料で借りられる貸自転車があるため、それを利用してサイクリングを楽しむこともできます。リニアパークからヘンリービーチにかけてのサイクリングコースは片道約40分、オーストラリアならではの大自然と美しい景色を優雅に堪能することができます。
そして、アデレードの夜は裏路地のバー巡りがおすすめです。オーストラリア最古のワイン産地でもあるアデレード。街の裏路地にある倉庫や店舗が夜はバーに変身し、数々の有名なワインや美味しいカクテルだけでなく、有名シェフが作るタパスやセルビア料理なども楽しむことができます。ピールストリート (Peel Street)とリーストリート (Leigh Street)界隈には、この裏路地バーが集まっており人気エリアとなっています。アデレードは田舎で何もないのでは?と思っていた方は、アデレードのイメージがだいぶ変わったのではないでしょうか。
アデレードに留学する
デメリット ワースト3
1. アルバイト先を見つけるのが難しい
アデレードに留学をするメリットで紹介しましたが、アデレードは比較的ローカルジョブの求人が多いです。そのため、アデレードでアルバイトをするには高い英語力が必要となります。弊社のお客様で、シドニーでローカルジョブを見付けるために、100枚以上もの履歴書を配ったという強者がいらっしゃいました。そのくらい、ローカルジョブに就くのは本当に大変です。シドニーやケアンズなどの観光地ならば、アルバイト先の数が多い分、ローカルジョブに就けなかったとしても、日本食レストランやキッチンでのお皿洗いなど、英語力をそこまで必要としない仕事を繋ぎとして見つけることはできるでしょう。しかし、アデレードではそうはいきません。専門・大学進学でアデレードを選ぶ場合は、ある程度の英語力が見込めるのでそこまで心配は要りませんが、生活費を現地で稼ぎながら生活することを主としているワーキングホリデーの場合は、下手したら死活問題です。もし、英語力に自信がない方でワーキングホリデーを考えている場合は、できるだけアルバイト先が多い都市からスタートし、英語力が中級レベルになってからアデレードに移り住むほうが安心でしょう。
2. 直行便がない
旅行慣れしている方や、英語が多少できる方からしたら飛行機の乗り継ぎは大した問題ではないかもしれません。しかし、初めて海外に行く方や中高生の方からしたら、飛行機の、しかも海外での乗り継ぎとなると、かなりのビックイベントですよね。ちゃんと次の飛行機に乗れるか、預けた荷物はどうしたらいいのか、数時間の乗り継ぎ時間の過ごし方は・・・などなど、心配は尽きません。ただでさえ出発後すぐは、これから始まる留学のことで頭がいっぱいになってしまうので、少しでも心配を減らしたいとなると、乗れば目的地まで連れて行ってくれる直行便で行ける留学先のほうが安心です。また、乗り継ぎ時に預けた荷物が紛失するというトラブルもありますので、直行便がないというのはデメリットになり得るでしょう。
3. 情報や学校の選択が少ない
他主要都市と比べるとまだ知名度が低く、また、日本人も少ないということから、インターネット上で日本語で得られる情報が少ないというのは留学をするうえでは少し心配が残ります。また、アデレードには質の高い教育機関が揃ってはいますが、学校数はシドニーなどと比較するとかなり少なくなりますので、自分に合う学校を選択肢の少ないなかで見つけなければいけないというのもマイナスな面かもしれません。アデレードの語学学校は、どちらかというとアカデミック思考な学校が多いため、観光半分、勉強半分とお考えの方には少々堅苦しく感じてしまう可能性があります。
アデレードでの
おすすめ留学2選
おすすめ留学プラン 1 TAFE留学
少子高齢化、外国人労働者の採用、日本企業の海外進出や海外企業による買収など、社会や経済が大きく変化するなか、グローバル人材のニーズは年々高まっています。ここで言うグローバル人材とは、語学力に加えて、異文化理解力、自己管理能力、ストレス耐性、分析力や判断力を備えた人材のことです。
その中で、オーストラリアのTAFE(職業教育訓練校)進学は、グローバル人材を育成するうえで最適な環境を提供します。TAFEでは英語だけでなく、実践的な専門スキルを身につけ、国際的に通用する資格を取得することが可能です。単なる語学留学では得られない「学びながらキャリアにつなげる仕組み」があるため、近年非常に注目されています。
南オーストラリア州の州都アデレードには、語学学校やTAFEといった教育機関が集まっており、英語研修から専門スキル習得まで一貫して学ぶことができます。学びの過程で現地の学生と交流し、生活や進路の情報を直接得られるのも大きな魅力です。
入学には高校卒業以上の学歴とIELTS6.0相当以上の英語力が必要ですが、それ以上の学歴や職歴は特に求められません。つまり、条件を満たして入学し、規定のコースを修了すれば、オーストラリアでの就労経験を積むチャンスが広がります。これは語学留学では得られない制度であり、留学後の就職や永住を見据える人にとって非常に大きな魅力です。
アデレードのTAFE留学についてより詳しい情報は「TAFE SA(テイフ 南オーストラリア)」をご参照ください。
なお、本記事は、移民法上のアドバイスを目的に作成されたものではありません。ビザの情報は必ずオーストラリア移民局のホームページより最新の情報をご確認ください。また、ビザ制度のみのご質問について弊社では承れませんのでご了承下さいませ。
おすすめ留学プラン 2 中学・高校留学
アデレードのある南オーストラリア州では、毎年1,000を超える留学生を世界中から受け入れています。アデレードだけでも600以上の州認定の高校があり、そのうち100以上の高校で留学生の受け入れを積極的に行っています。そして、経験豊富なサポーターによる個々の学生サポート体制もしっかり整っているため安心です。学習面はもちろんのこと、精神面や将来の目標に向けた進路相談など、24時間緊急時の対応も含め柔軟に対応してくれます。留学する本人はもちろんのこと、まだ幼い我が子を遠く離れた異国の地へ送り出す保護者の方々にとっても、安心できるのではないでしょうか。
また、他主要都市と比べても、娯楽などは少ないためお金を使いすぎることもなく勉強に集中ができます。すべての州立高校は広いグラウンドを持っており、自然に囲まれた開放的なキャンパスで穏やかに学校生活を送ることができます。
10代のうちから親元を離れ独り立ちをすることで、精神的にも大幅に成長できる高校留学プログラムは、近年徐々に人気を高めており、なかでも、高校留学は費用や治安を考えると田舎のほうがおすすめですので、その点でもアデレードに留学するメリットは多いのではないでしょうか。
南オーストラリア州での中学高校留学について詳しくは「SOUTH AUSTRALIA GOVERNMENT SCHOOL (南オーストラリア州立高校) – オーストラリア高校留学」をご参照ください。
アデレード留学中の生活
(持って行く荷物、滞在方法、交通機関)
アデレードへの留学なら、持って行った方がよいもの
留学するうえで必需品であるパスポートや海外留学生保険 (保険証書)、クレジットカードなど以外にアデレードへの留学だからこそ持っていった方がよいものやアデレードでの留学生活中における交通機関情報などをご案内いたします。
運営を行っています。
実は、アデレードには100円均一のダイソーがあります。ただし、アデレードのダイソーは$2.80の商品が多く、またそれ以上の値段のする商品もたくさんあります。日本製品をそこで揃えることもできますが、節約のためには日本から持参したほうが良いでしょう。ちなみに、オーストラリアの文房具はお世辞にも質が良いとは言えないため、あまりお勧めはできません。大学や専門学校での授業は比較的パソコンを使っての課題提出などが多いですが、留学生は避けて通れない英語勉強時にはノートやペンが大活躍します。また、消せるボールペンは特にお勧めです。実用的な点もそうですが、海外ではなかなか珍しい品のため、友達同士の会話のネタにもなります。
厚手 & 薄手の防寒着
夏のイメージが強いオーストラリアですが、オーストラリアにも四季はあります。アデレードの冬 (6~8月)は平均気温が8~16℃まで下がり、一部の地域では霜がおりることもあるため、厚手のコートやセーター、マフラー、手袋などは持参したほうがいいでしょう。おすすめは、ユニクロのウルトラライトダウンやヒートテック。かさばらず、しっかり防寒できるのでいくつかあると重宝するでしょう。シドニーにはユニクロはあるのですが、残念ながらアデレードにはまだありません。日本で調達しておきましょう。
アデレードは湿度も低いため、春や初夏 (9~11月)でも日陰や朝晩は肌寒く感じることもあります。冬用の厚手のコートとは別に、簡単に羽織れるカーディガンなどがあると便利です。また、夏でもショッピングセンターやレストランは冷房がかなり強めにかかっていることも多いので、そんな時にも薄手の防寒着は役に立つでしょう。
その他、留学に必要な持ち物に関する情報は下記からご覧ください。
アデレード留学中の滞在方法
中高生や、海外生活が初めての人向けの滞在方法はホームステイです。
ホームステイの大きなメリットは、ネイティブの人たちとの生活になるため、よりリアルな日常英会話を身につけることができ、また、オーストラリアの文化や生活習慣を実際に肌で感じて学ぶことができることでしょう。
デメリットは、性格の不一致が起きてしまう可能性があったり、ホームステイ先は郊外にあることが多いため、通学・通勤に時間と費用が掛かってしまったりすることもあるでしょう。
しかし、オーストラリア生活のノウハウがわからない人や、英語力に自信のない人、日本で一人暮らしをしたことがない人にとっては、食事も付いているため安心して留学を始めることができます。
中高留学の場合、アデレードのある南オーストラリア州では、留学生が共に暮らす親戚または家族の友人などを指名しない限り、原則としてホームステイの手配を行います。(13歳以上が対象)南オーストラリア州教育省より、厳しい審査を受け、一定の水準に基づき認可を受けている家庭を手配してくれます。留学生の趣味や希望、性格などを踏まえ南オーストラリア州政府教育機関が慎重に選定を行います。
シェア (シェアハウス・シェアルーム)
留学生にとって最もポピュラーな滞在方法がシェアハウスです。一軒家やマンションなどに数人で住み、キッチン・お風呂・トイレ・リビングは共同、部屋は1人部屋 (オウンルーム)もしくは2人~4人部屋 (ルームシェア)など、その種類は各家で異なります。
シドニーやメルボルンなどは、オウンルームだと費用がかなり高くなるためルームシェアにする場合が多いですが、アデレードは家賃が比較的安いため、オウンルームに住んでいる人も多いです。アデレードの物件の相場はオウンルームで週140~200ドル前後、安い所だと週120ドル~という物件もあります。シェアハウスを探す時には、日本語サイトで探すと日本人との共同生活、英語サイトで探すと多国籍の人たちとの共同生活が楽しめるため、自分の身を置きたい環境に応じて物件探しをしましょう。
ホームステイに比べ自由度が高い滞在方法なので、海外生活に慣れている・慣れてきた方や、自由に自分の時間を使いたい方にはおすすめの滞在方法です。また、自炊になるため生活費を抑えることもできます。
学生寮
学生寮は、その名の通り学校側が学生のために用意した宿泊施設のことです。シェアハウスと同様、基本的に自炊となります。学生寮は、だいたいは学校の近くに位置しているため、通学するには便利なロケーションであることが多いです。私立の語学学校が保有する学生寮は、ビジネスホテルの様なところを間借りして生徒に貸していることが多く、学校の近く=都心となるため、費用は高めに設定されています。それに比べ、大学や専門学校、大学附属の語学学校の場合は、ホテルなどではなく、学生専用にわざわざ宿泊施設を作っているケースが多いため、語学学校の学生寮に比べると規模も大きく、費用もリーズナブルな傾向にあります。そのため、私立の語学学校に通う場合はホームステイかシェアハウス、専門学校や大学、大学附属の語学学校に通う場合は、学生寮もお勧めです。
アデレードの交通機関
アデレードでは、バス・トラム・電車などの交通機関の運行・運営を行っています。
アデレード周辺を移動する際、最も便利で利用者が多いのはバスです。特にシティ内には無料バス「City Connector」があり、ちょっとした観光や買い物にとても役立ちます。
この無料バスは 平日15分間隔で運行されており、年間を通じて利用できます。
・98系統(98A・98C):シティとノースアデレード方面を結ぶループバス(毎日運行)
・99系統(99A・99C):シティ内を1周するループバス(平日のみ運行)
一般のバスも、正面にバス番号と行き先が大きく表示されているので、慣れればとても分かりやすいです。
ただし注意点として、アデレードのバスには車内アナウンスがないため、降りたい停留所の番号を事前に調べておく必要があります。降車の際は、目的地のひとつ前の停留所を出たらボタンを押し、降りる準備をしましょう。
慣れるまでは、運転手さんに「どのバス停で降りたいか」を伝えておくと安心です。運転手さんは留学生や観光客への対応に慣れているため、声をかければ目的地が近づいたときに知らせてくれることもあります。
なお、夕方以降や週末は路線によって運行本数が減るため、乗り過ごしたり降り間違えたりすると、次のバスまで長時間待つことになる場合があります。時間に余裕を持って利用しましょう。
参照:City connector
トラム
アデレードのトラムは、アデレードのシティから、グレネルグビーチまで続いており、約10~20分間隔で運行しています。シティ内とグレネルグビーチ付近は無料で乗ることができるので、無料バス同様、ちょっとした観光や移動にはとても便利です。
電車
アデレードの電車は、アデレードシティ内の駅Adelaide Railway Stationから南北へと走っています。路線は少なく、アデレードシティ内には駅が1つしかないため、特に迷うことはないでしょう。
メトロチケットとメトロカード
アデレードの公共交通機関では、metroCARD(電子マネーカード)、紙のMetroTicket、もしくはTap & Pay(クレジット/デビットカードやスマートデバイス) を使って乗ることができます。いずれの方法でも、最初にタップしてから2時間以内なら、バス・トラム・電車への乗り継ぎが追加料金なしで可能です。
metroCARDはSuicaやICOCAのような非接触型カードで、事前にチャージし、乗車時に端末にかざすだけで料金が自動的に引き落とされます。降りるときのタップは不要で、無料エリアでもタップの必要はありません。
MetroCARDにはRegular(通常)、Concession(大学生などの学割)、Student(小中高校生)、Seniors(高齢者)の4種があり、フルタイムの語学学校生もConcession対象になる場合があります。ただし、Concessionを利用する際は必ず有効な学生証を携帯する必要があります。係員による検札があり、提示できない場合は罰金が科される可能性があります。
なお、紙のMetroTicketsは2025年末までに廃止予定で、利用可能な場所も限られているため、MetroCARDやTap & Pay、Buy & Goアプリの利用を推奨します。
参照:Adelaide Metro fares and tickets
片道 (Single trip) | 日帰り (Day trip ※3) | ||
---|---|---|---|
ピーク時※1 | ピーク時※2 | ||
Regular fares and tickets | |||
メトロカード | $4.55 | $2.60 | |
メトロチケット | $6.60 | $4.40 | $12.50 |
Concession fares and tickets | |||
メトロカード | $2.25 | $1.30 | |
メトロチケット | $3.30 | $1.50 | $6.30 |
Student fares and tickets | |||
メトロカード | $1.60 | $1.30 | |
メトロチケット | $3.30 | $1.50 | $6.30 |
※1 平日の~9:00、15:00~、土曜日終日
※2 平日の9:01~14:59、日曜・祝日終日
※3 使用開始日から翌日の4:30a.m.まで
14 and 28 day passes | |||
---|---|---|---|
14-day pass on a metroCARD | $71.80 | ||
28-day pass on a metroCARD | $119.10 | ||
Concession 14-day pass on a metroCARD | $35.80 | ||
Concession 28-day pass on a metroCARD | $59.60 | ||
Student 28-day pass on a metroCARD | $10.00 |
■ メトロカード購入方法
メトロカードは、アデレード市内にあるアデレードメトロインフォメーションセンターやコンビニ、チケットの販売機などで購入ができます。
また、メトロチケットはバスの運転手さんからも直接購入することも可能です。おつりが出ない場合もあるため、小銭があるといいでしょう。メトロカードは運転手さんからの購入はできません。
詳細:Find a retailer or facility
■ アデレードメトロ サイト
アデレードのすべての公共交通機関情報はウェブページで確認できます。すべて英語になりますので、英語の勉強のためにもぜひ利用しましょう。
サイト:https://www.adelaidemetro.com.au/