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長期留学とは
どんな留学プログラム?

長期留学は、数多くある留学プログラムの中でも、自分の英語力や留学の目的に合わせて国や期間、学校、費用などをアレンジできるとても自由度の高い人気の留学プログラムです。長期留学は、海外旅行で不自由のない英語力を身に付けたいという方から、仕事で英語を使えるようになりたい、海外の専門学校や大学に進学したいという方まで、様々な目的に合わせて留学をプランニングできるのも、長期留学の大きな特徴のひとつです。ここでは、長期留学とは具体的にどのようなプログラムなのか、期間や費用、得られる英語効果などについて詳しくご説明していきます。

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1. 長期留学の期間とビザ ▼ 
2. 長期留学で得られるメリット ▼ 
3. 得られる効果 ▼ 
4. 留学生活 – 語学留学中にアルバイトはすべき? ▼ 
5. 長期留学 国の選び方 ▼ 
6. 長期留学に必要な費用 ▼ 
7. まとめ ▼ 

1. 長期留学の期間とビザ


長期留学の期間に明確な決まりはありませんが、一般的には3〜6ヶ月以上で学生ビザを使用する留学を指すことが多いです。
では、長期留学の期間はどのように決めれば良いのでしょうか。

長期留学の期間は、留学の目的によって異なります。多くの方が長期留学の目的として「英語力の習得」を挙げますが、英語力の習得を主な目的とする場合、抵抗なく英語で意思疎通ができるようになるには最低でも半年間は必要と言われています。さらに、仕事に活かせる英語力や、海外の教育機関への進学を目指すなど、より高い英語力を身につけたいのであれば、1年ほどの期間が目安となるでしょう(これはあくまで留学開始時点の英語力によっても変化します)。

まずは、長期留学を通してどのようなスキルや英語力を身につけたいのか、具体的な目標を設定しましょう。その上で、予算や現段階の英語力を考慮し、最適な留学期間を決定することをおすすめします。
期間だけで見れば、ワーキングホリデーは原則1年間ですが、国によっては最長3年まで滞在できる場合もあります。また、特定の分野を深く学べる専門留学は約1年間のプログラムが多く、本格的に学問を追求する、4〜5年かけて勉強できる大学・大学院留学もあります。さらに、若い世代には数年間の中高生を対象とした卒業留学も長期間の留学に含まれます。これらの留学については、こちらの記事をご覧ください。
参照記事:
目標・目的から留学プログラムを選ぶ
長期留学 vs ワーキングホリデー 本気で英語を伸ばすなら?

2. 長期留学で得られるメリット

長期留学では、語学力の向上はもちろん、その国での生活や文化に深く触れることで、短期留学では得られない貴重な経験をもたらします。

1. ハイレベルな英語力の習得

長期留学の大きなメリットの一つは、英語力習得に伴い必要な学習時間をしっかりと確保できることです。一般的に半年から1年程度の留学期間があれば、日常英会話を学ぶ一般英語コースに加えて、TOEICなどの英語試験対策コースやビジネスシーンで活きる英語を学ぶビジネス英語コース、医療や法律、ITなど特定の分野で必要となる英語を学ぶコースなど、より専門的でレベルの高い英語を学ぶ機会を得られます。これにより、日々の生活や旅行などのシーンだけでなく、仕事にも活かせるような高いレベルの英語力を習得できます。

2. 異文化理解と国際感覚の習得

現地での生活を通して、表面的な観光では学ぶことができない、より深く本質的な異文化体験をすることができます。
留学中は、さまざまな考え方や価値観を持つ人々と出会います。これまで当たり前だと思っていたことが、そうではないと気づかされる瞬間がたくさんあるでしょう。こうした長期にわたる経験を通して、物事を広い視野で捉える力が身につきます。
また、異文化での生活は、言葉や習慣の違いに戸惑うこともあるでしょう。しかし、長期間その環境に身を置くことで、それらを乗り越える中で、他の文化や生活習慣を理解し、多様性を認め合う現代社会でとても大切な力を養うことができます。
長期留学で培うことのできる異文化コミュニケーション能力、問題解決能力、そして新しいの環境に適応する力は、国際的なビジネスシーンにおいて大きな強みとなります。また、多様な人々とのネットワークを築くチャンスもあるため、将来のキャリア形成において貴重な資産となるはずです。

3. 自己成長・自立心の向上

長期間にわたる留学生活は、語学以外にも、予期せぬトラブルに直面した際の問題解決能力や、文化・習慣の違いにも対応できる柔軟性、そしてどんな環境にも馴染んでいける適応力といったスキルを養うことができます。
また、親元を離れ、全て自分一人でこなす必要があるため、自己管理が必須となります。食事の準備から学業、生活費の管理まで、自分で計画し行動していく中で、責任感と自己管理能力を飛躍的伸ばすこともできるでしょう。一方で、言葉の壁や文化の違い、ホームシックなど、様々な困難に直面することもあるかもしれません。こうした困難を自分の力で乗り越える経験は、自信と精神的な強さをもたらします。どんな状況でも立ち向かうことができる強靭な精神力を得られることも長期留学の魅力でしょう。

詳しくは長期留学をするメリットをご覧ください。

3. 得られる効果


前項でも触れた「英語力の習得」に関して、長期留学がどのようにあなたの英語力を高めるのか、具体的な目安と目標についてご説明します。
「目標に定めたい英語力とは?」
英語力の伸びには個人差がありますが、英語力初級(TOEIC400点程度)からスタートした場合、留学期間に対する英語力の一般的な伸びの目安は以下の通りです。

3ヶ月間(TOEIC400~600点程度)

語学学校の先生や他国の学生の言っていることは、なんとか理解できるようになるでしょう。まだネイティブの英語の聞き取りには苦労することが多いですが、スピーキングは単語から簡単なフレーズへと、躊躇なく話せるようになります。この頃から、日本食レストランやフードコートなど、簡単なアルバイトを始める人も増えます。

5~6ヶ月間(TOEIC650~700点程度)

さらに聞き取れるフレーズや単語の幅が広がり、スピーキングもより長い文章で話せるようになります。語学学校では、ビジネス英語コースや各種英語試験対策コースなど、ワンランク上の英語コースを選択できるようになるでしょう。 この時期は、日本語を使わない生活に慣れ、ある程度の英語での意思疎通が可能になるため、モチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、ワンランク上の英語コースに挑戦するのがおすすめです。一般英語コースと異なり、使われる単語やトピックが難しくなり、周りの生徒のレベルも上がるため、良い刺激となるでしょう。

9~12ヶ月間(TOEIC750点〜)

自分の言いたいことを自由に伝えられる術が身についているでしょう。中にはローカルのアルバイトを見つけ、ネイティブと共に働けるレベルに達している人もいます。ネイティブレベルまでいかなくとも、リスニングはストレスなく聞き取れるようになっている方が多いはずです。

TOEICを採用目安にしている企業の一覧

TOEICスコア 企業名
900点台 PwC税理士法人(税理士/移転価格コンサルタント)、タトル・モリ エイジェンシー(版権営業)、Panasonic(国際広報担当)
800点台 楽天グループ(オペレーション統括部)、日立製作所(デジタルソリューション事業推進)
700点台 ジョンソン・エンド・ジョンソン(グローバルリーダー候補)、トヨタ自動車(プロダクトライン システムアーキテクト)三菱電機株式会社(研究開発)
600点台 ANA(旅客サービス)、SUBARU(生産物流企画・管理)、ジェイテクト(生産管理・調達)
500点台 大韓航空(客室乗務員)、スタンレー電気株式会社(グローバル物流企画管理職)
400点台 特になし

長期留学を経験するなら、新卒・既卒・中途を問わず、TOEIC 800点を最低限の目標とすることをおすすめします。せっかく留学したのにTOEIC 600点では、その経験を十分に活かせなかったという印象を与えかねません。さらに、900点を目指すことで、希望する職種や将来の可能性が大きく広がるでしょう。

目標とすべき英語力について、より詳しく知りたい!という方は長期留学した方が帰国時に目標としたい英語力とは?も併せてご覧ください。

LINEでの質問・相談も可能!→

4. 留学生活 – 語学留学中にアルバイトはすべき?


結論から言うと、長期留学中にアルバイトをすることは、非常におすすめです。留学中のアルバイトをおすすめする理由は複数ありますが、特に重要な理由を大きく3つにまとめると以下の通りです。

理由1. 経済的・精神的ゆとりを確保できる

渡航先で収入を得ることで、留学中の生活費用を抑えられます。これは心のゆとりにもつながり、安心して学業に集中できる環境を整える手助けになります。

理由2. 実用的な英語力の習得

アルバイトは、語学学校で学んだ英語をアウトプットし、実践的に英語力を身につける絶好の機会です。職場で仕事仲間やお客様と実際にコミュニケーションを取ることによって、生きた英語を学ぶことができます。

理由3. 新たな人間関係の構築

アルバイトを通じて、語学学校以外での新しい人間関係を築くことができます。語学学校には世界中から生徒が集いますが、ネイティブは教師のみです。一方、職場ではネイティブの人々や他国からの留学生との出会いがあります。これらの新たな出会いは、視野を広げ、留学生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。

ただし、アルバイトを始める際には、いくつか注意してほしい点があります。

1. まずは英語力向上に集中する

中途半端な英語レベルでアルバイトを始めてしまうと、コミュニケーションに苦労し、ストレスを感じることもあります。まずは語学力向上に集中し、ある程度の自信がついてから探し始めるのが賢明です。

2. 生活費は十分に準備する

収入があるとはいえ、現地での生活費は事前に十分に準備しておきましょう。アルバイトはあくまで補助的な収入源と考え、経済的な基盤を整えておくことが大切です。

3. 日本語環境の職場に妥協しない

英語環境に身を置くことを考えると、ついつい日本食レストランなど、日本人と日本語で話す機会の多い職場でのアルバイトを選びがちです。もちろん選択肢の一つですが、英語環境に積極的に飛び込むためにも、他の選択肢を検討することをおすすめします。

語学留学中にアルバイトすべきかどうか、より詳しく知りたい!という方は語学留学でのアルバイトも併せてご覧ください。

5. 長期留学 国の選び方


続いては長期留学する際に、どのように留学先の国を選んだらよいのか?を説明していきます。
旅行や1ヶ月程度の短期留学ならば、自分が行きたいと思う国を選ぶのもひとつです。しかし長期留学の場合は、「行きたい国だから」という理由だけで選ばないほうが、より充実した留学生活を送ることができるでしょう。

留学先を選ぶ時に比較するポイント

1. 学びたい言語とその使用環境
2. 教育制度と留学プログラムの質
3. 生活環境と治安
4. ビザ制度と滞在条件
5. 将来のキャリアへの影響
6. 自分の興味・価値観との相性

1. 学びたい言語とその使用環境
まず最も基本的な判断軸となるのが、「どの言語を学びたいか」です。留学の目的が語学習得である以上、その言語が日常的に使われている環境に身を置くことが非常に重要です。たとえば英語を学ぶ場合でも、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどさまざまな国があり、それぞれ発音や語彙、表現に違いがあります。どのような英語を学びたいか、あるいはその国の文化や背景に興味があるかどうかも含めて、選択すると良いでしょう。

2. 教育制度と留学プログラムの質
次に重要なのは、渡航先の教育制度や提供されるプログラムの内容です。留学先の語学学校が、自分の目的に合った教育を提供しているかどうかを確認しましょう。授業のスタイル、教員の質、カリキュラムの内容、さらには海外生活中のサポートの有無なども大切な比較検討ポイントです。

3. 生活環境と治安
長期留学は短期留学とは異なり、現地で長期間生活することになります。そのため、その国や地域の生活環境が自分に合っているかも慎重に考える必要があります。治安が良く安心して暮らせるかどうか、医療体制が整っているか、物価や生活費が自分の予算に見合っているかなど、具体的な生活面をイメージすることが大切です。また、気候や食文化、住環境なども人によっては大きな影響を受ける要素なので、自分にとって無理のない選択を心がけましょう。

4. ビザ制度と滞在条件
国によって学生ビザの制度や条件は大きく異なります。ビザの取得がスムーズに行えるかどうか、滞在期間の延長やアルバイトの可否など、留学生活に直結する条件も確認する必要があります。例えば、オーストラリアやニュージーランドでは留学生でも週に一定時間までアルバイトが可能ですが、アメリカやカナダでは原則禁止されています。また、将来的に現地での進学や就労、さらには永住を視野に入れている場合は、学生ビザからのステップアップが可能かどうかも調べておくと良いでしょう。

5. 将来のキャリアへの影響
先にもお伝えした通り、長期留学は単なる語学習得の機会ではなく、将来的なキャリア形成にも大きな影響を与える可能性があります。その国での経験が、就職活動や大学院進学などにおいてどの程度評価されるかを考慮することが重要です。また、インターンシップ制度など、実践的な経験を積めるかどうかも大きなポイントです。将来、国際的に活躍したいと考えている人にとっては、ネットワークづくりやグローバルな視点の獲得ができる環境かどうかも判断材料になります。

6. 自分の興味・価値観との相性
最後に、自分自身の興味や価値観とその国との相性も非常に大切です。例えば、ある国の歴史や文化に強い関心がある人にとっては、学ぶだけでなく現地の生活そのものが刺激的で学びになります。また、都会の利便性を重視する人と、自然に囲まれた静かな環境を好む人では、理想とする留学先も変わってきます。自分の性格や生活スタイル、適応力などをしっかり自己分析し、「その国で長期間暮らすことが自分にとって快適か、楽しいか」という視点で選ぶことが、留学を成功させるカギになります。

このように、留学先の選定には多角的な視点が必要です。語学の面だけでなく、生活環境や将来設計まで見据えた上で、自分にとって最適な国を選ぶことが大切です。もし具体的な候補があれば、それぞれの国について比較するお手伝いが可能です。お気軽にご相談ください。留学先の国についてより詳しく知りたい!という方は留学したい国から選ぶをご参照くださいね。

5. 長期留学に必要な費用


長期留学に掛かる留学費用のなかで大きな割合を占めるのが学費と生活費です。現地で生活費を稼ぎながら生活するワーキングホリデーと違い、長期留学は基本的に生活費を日本で貯める必要があります。

国によって留学費用に差はありますが、下記が1年間、留学した場合の費用(目安)となります。

留学費用例(年間)
アメリカ 約650万円
イギリス 約475万円
カナダ 約415万円
オーストラリア 約425万円
ニュージーランド 約415万円

オーストラリア・ニュージーランドはアルバイト収入が見込めることから、他国と比べて全体の費用を抑えることができます。
冒頭でお伝えした通り、長期留学の期間は自分で自由に決めることができるため、予算上、1年間ではなく6ヶ月間や9ヶ月間の滞在を選ぶ方もいます。費用についてより詳しく知りたい!という方は、無料!留学見積もりシミュレーションもご利用くださいね。

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7. まとめ

いかがでしたでしょうか。
長期留学は、自由に期間や国を選べることから、ファーストステップの留学として選ぶ方も多くいます。まずは、長期留学で英語の土台作りを行い、その後にワーキングホリデーで今度は就労をメインとした留学にチャレンジしたり、自分の進路に向かってそのまま海外の専門学校や大学へ進学したり、という選択肢もあります。長期留学に少しでも興味がある方はぜひこちらの記事をご覧ください。
参照:長期留学を考える大学生からの質問に答えてみた。

また、自分にとってどのような留学が良いのか悩んでいるという方は、ぜひ一度ワールドアベニューまでご相談ください。ワールドアベニューは、お客様一人ひとりの将来を見据えた留学プランをしっかりご提案致します。

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