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憧れのイギリスに留学しよう
イギリスは憧れの留学先として根強い人気を誇ります。特に、英語発祥の地であることからも英語教育には長い伝統と実績があり、毎年60万人を超える人々が世界中から渡航するといわれています。また、イギリスは古くからの歴史と伝統を重んじる一方で、現代文化の流行の発信地として、アート・音楽・ファッションなどの分野でも世界をリードしている刺激的な国です。
ここではイギリスの特徴や魅力、可能な留学制度、人気の語学学校、そして費用などご紹介いたします。
イギリスってどんな国?
正式名称 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、日本から直行便で12~13時間程度、地球儀でみると日本からグルっと左に回し、中国大陸と中東、そしてヨーロッパ諸国を乗り越えた先にあります。実はひとつの国ではなく、日本の約65%という決して大きくない国土のなかに4つもの国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)がひしめく同君連合型の主権国家です。
イギリスは、英語発祥の地であり英語を学ぶ留学先として古くから高い人気を誇る国です。また、音楽や芸術、ファッションや文学など、さまざまな分野において世界をけん引する国として古くから長い歴史を持つ国でもあります。よって、語学を学びつつ、英国特有の文化や習慣、歴史に触れたいという多くの方からも人気があります。
多くの人々が憧れるイギリスに留学するうえで気になる治安や気候、文化や言語などについて、またイギリス留学する上でのメリット・デメリットをみてみましょう。
治安 ‐ 渡航先は大都市より地方都市!?
留学先の国や都市を選ぶうえで「安全性」や「治安」は非常に重要なポイントです。
イギリスはさまざまな文化背景を持つ人々が共存する国では、安全性に関して高い評価を得ています。銃規制も厳しく、国連の犯罪調査統計及び各国の司法当局が発表する「人口10万人あたりの他殺者数(2015)」の結果によると、アメリカやフィリップスなどはもちろん、一般的に「治安がよい」とされているカナダやオーストラリアよりも少ない数値を下回ります。さらに、世界的に最も防犯カメラの整備が進んでいるともいわれるイギリスでは大きな都市を中心に600万台もの監視カメラが設置されているといわれ、特に首都ロンドンでは365日警察の巡回も行われています。したがって、比較的、犯罪を未然に防ぐ体制、そして、安心して生活できる環境が整っているといえます。
ただし、先述した他殺者率をはじめ、街中での置き引きやスリなどの発生率は日本よりもだいぶ高く、観光地を訪れた際、また人混みのなかなどでは十分に注意が必要です。さらに、日本よりもマリファナなどのドラッグが手に入りやすい環境があるため、危機管理を怠らないようにしましょう。
また、イギリスは、2016年6月にEU離脱への意向が投票で決定されたのち、本格的なEU離脱、Brexit(ブレグジット)に向けて、行先の定まらぬまま審議が続いています。日本でも繰り返される日々の報道により、同国を含む欧州の安全保障環境や治安状況に不安を感じる方も少ないかと思います。
ワーキングホリデーや学生ビザでの長期留学をお考えの方は、大きな都市よりも少し小さな都市を渡航先として選んだ方が、安全性は高いかもしれません。
気候 ‐ 「天気が悪い」は本当?


参照:気象庁
イギリスというと、雨や曇りが多く、寒いイメージが強いという方が多いと思います。しかし、東京とロンドンを比較してみると、年間降水量は東京の方が圧倒的に多く、真冬の気温も大きく変わりません。むしろ、暑すぎない夏は東京と比較すると過ごしやすさを感じる気温です。つまり、私たちが持っているイメージと異なり、冬は比較的温暖で、夏は暑すぎず過ごしやすく、実は雨もそんなに降らないということです。
ではなぜ、「天気が悪い」という印象が強いのか?
実は、「天気が悪い」のではなく「冬が暗く、長い」ということが原因です。例えば、東京の年間日照時間が1,900時間弱なのに対し、1,500時間弱と短めです。これは年間通じて曇りが多いからではなく、冬の季節にあたる11月頃から2月頃までの日照時間がグッと短くなるためです。4時ころには暗くなってしまうため、学校や仕事で室内にいると日の光を感じる機会は急激に少なくなります。一方で夏の日照時間は長く、夜8時、9時ころまで明るい日もあります。イギリスの夏は決して長くありませんが、短いながらに日本の初夏を思わせる気候は、誰もがうらやむ気候といえるでしょう。
イギリス留学するベストならシーズンとしては、4月、5月頃からの半年間、または夏休みを利用した7~9月頃と言えるでしょう。
物価 ‐ ロンドンの家賃はニューヨークに次ぐ高さ!
物価指数は留学中の生活費用を試算するうえでひとつの目安です。
200カ国以上の生活費を調査しているウェブサイト「Expatistan」にてロンドンと東京、互いの首都での生活費を比較してみると次のような結果がでました。
食べ物は-12%、家賃や+6%、衣類+55%、交通費+28%、パーソナルケア (医薬品、ヘアカットなど) -2%、交際費±0%、結果、ロンドンの方が東京と比べ、+9% 生活費用は高いという結果がでました。
ロンドン対カナダ トロントだと、ロンドンの方が+25%
ロンドン対オーストラリア シドニーだと、ロンドンの方が+14%
ロンドン対アメリカ ニューヨークだと、ロンドンの方が-6%
という結果です。つまり、イギリスの物価は、世界的に見て主要英語圏のなかでいうとアメリカに次ぎ高い国といえます。
実際、オーストラリアやカナダの場合、一番大きな都市での生活費も月10~15万円程度ですが、ロンドンやロンドン近郊の主要都市での生活費は月15~20万円程度となります。もちろん、日本と比較し給与水準も高く、生活のなか、収入を得ることができれば、ある程度の支出は問題ないかと思います。しかし、残念ながら、他国からの労働者に対し閉鎖的な見解を示すイギリスにおいてアルバイト収入を期待するのは得策とは言えません。
留学中は、スポーツや音楽、芸術やヨーロッパへの旅行など、さまざまなエンターテインメントを楽しむ機会にあふれています。お金を理由に、せっかくの機会を逃すのはあまりにもったいない!!
日本と比較し、さらには他の英語圏と比較し物価の高い国だからこそ、十分に余裕をもって資金を準備しておくこと、これは留学を楽しむ重要なポイントとなるでしょう。
お金 ‐ イギリスの通貨・銀行事情
留学するうえで知っておきたい通貨について、イギリスの通貨はなにか?
EU離脱問題で混迷しているイギリス。EUの共通通貨と言えば「ユーロ」ですよね。「あ、じゃぁ、イギリスも今はユーロか」と思った方!間違いです。実は、EU加盟国となった際、他の加盟国のように共通通貨ユーロを導入せず、独自の通貨GBP=Great Britain Pound(グレートブリテンポンド)を使用し続けています。
紙幣は5ポンド、10ポンド、20ポンド、50ポンドの4種類、硬貨は1ポンド、2ポンド、2ペンス、5ペンス10ペンス、20ペンス、50ペンス、1ペニーの8種類あります。なお、チャネル諸島とマン島では独自の紙幣、通貨を発行しており、イギリス本土で使用することはできません。
日本では「ポンド」と呼ばれることが多く、通貨記号は「£」を使います。
2019年5月現在、1ポンドは145円前後です。
ちなみに、北米に旅行などで渡航する際に気にされる方の多い「チップ」制度について
イギリスでは、ホテルのレストラン、劇場、映画館などを利用する際、通常料金に10~12%程度の「サービス料」が含まれています。従って別途でチップを支払う必要はありません。町のレストランやホテルの客室係、タクシーの運転手などには料金の1割程度支払うことが一般的です。
言語 ‐ 憧れのブリティッシュイングリッシュ
イギリス留学を希望する理由に「ブリティッシュイングリッシュを身につけたい」という思いはよく挙がります。日本の英語教育は太平洋戦争後、アメリカ英語を中心に行われています。しかし、音楽や映画、ドラマなど、さまざまなエンターテインメント、またニュースなどの影響によりブリティッシュイングリッシュへの関心はいまだ根強く、「きれいな英語を身に着けたい」という思いからという理由で渡航を希望する方は少なくないのです。
実際、ブリティッシュイングリッシュは、クイーンズ・イングリッシュと呼ばれたり、BBC英語と呼ばれたりする、もともとイギリスの上流階級が主に使う発音です。カナダでは英国式と米国式の混合英語で、ヨーロッパ諸国の英語教育では、標準ブリティッシュイングリッシュを基盤に教育を提供していることが多いといわれ、第二次世界大戦中までのアメリカの放送局でも使用されてきた国際的な英語です。
一方で、伝統的に「汚い英語」だと上流階級から非難を受けることが多いコックニーと呼ばれるロンドンの労働者階級で話される英語があったり、スコットランド英語やアイルランド英語、ウェールズ英語などの方言系統があったりします。
英語と米語とでは、語彙の発音や好んで用いられる文法、一部の単語が異なります。
例えば、エレベーターは、アメリカだと ‘elevator’ ですが、イギリスだと ‘lift’ と呼びます。他にも建物の1階はアメリカだと ‘1st floor’ イギリスだと ‘Grand floor’ と呼び、2階を‘1st floor’ と呼びます。
アメリカ英語を学んできた日本人にとって、そんな単語知らない!と驚くこともありますが、最終的には英国式も米国式も両方の英語を知るよい機会となるといえます。
文化 ‐ 音楽、アート、宗教
↑ Glastonbury Music Festivalの様子
留学する国を選ぶうえで、その国の文化や習慣、歴史などに興味、関心を持てるかどうか?は大きなポイントですよね。
さて、英国文化は?と聞かれたときに何を思い浮かべますか?
紅茶を飲む習慣やキリスト教に準ずるさまざまなイベント、シェイクスピアを代表とする文学や知らない人はいないであろうビートルズを中心とした世界に誇る音楽、その他にもスポーツや建築など魅力あふれる文化が存在します。
例えば、英国文化のなかで日本にも大きな影響を及ぼした文化と言えば「音楽」ではないでしょうか。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、近年映画ボヘミアン・ラプソディでも人気を博したクイーンなど、ポップカルチャーにおいて世界最高レベルの人材や作品を輩出してきました。
そんな音楽を楽しむことのできるイベントが、音楽フェスティバルです。
特に大きなイベントでいうと「グランストンベリーミュージックフェスティバル」が挙げられます。グランストンベリーミュージックフェスティバルは5日間行われる音楽フェスティバルです。芝生のうえで開催される世界一大きい音楽フェスティバルとも言われており、世界中から有名なアーティストがきます。音楽の他にも、コメディーやダンス、劇、サーカスなども楽しめることができます。また、スタッフ全員ボランティア、チャリティー活動もしていることも注目ポイントの一つです。イベントが5日間続くことから、参加者はほぼ全員キャンプをしながらイベントを楽しみます。フェスティバルのときにしか食べれないフェスティバルフードも魅力です。
渡航中に習得した英語を生かして、ボランティア活動に参加してみるというのもひとつかもしれませんし、参加者として音楽や食、エンターテインメントにどっぷりつかってみるのも面白いでしょう。普段の学校生活のなかでは出会えない人々との出会いもあるかもしれません。
音楽以外にもたくさん楽しめるグランストンベリーミュージックフェスティバルはチケットがすぐに完売されるので、興味がある方は早めに予約することをお勧めします。
他にも、国民の7割を占めるキリスト教に関連するイベントは、日本でなかなか体験することのないイベントとして刺激的です。イギリスを構成する国のひとつウェールズ国民にとって最も大切な日のひとつともされるSt. David’s Day (セント(聖)・デイヴィズデイ)や、アイルランドにキリスト教を伝えた聖人パトリックを祝う日として有名なSt Patrick’s Day (セントパトリックスデイ)など、さまざまなイベントが開催される時期を見て留学時期を決めるのも面白いでしょう。
その他、気になるイギリス留学の基礎情報
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イギリス 人気の都市

本島にあたるグレートブリテン島にあるイングランド、ウェールズ、スコットランド、そしてアイルランド島の北東部 北アイルランドの4つの国から構成されています。
それぞれの国にはそれぞれの首都があります。
イングランドの首都はロンドン、スコットランドの首都はエディンバラ、ウェールズの首都はカーディフ、そして北アイルランドの首都はベルファストとなります。なかでも、イングランドの首都ロンドンは、イギリス連合国の首都としての機能も兼ね備えています。
イングランド以外で話される英語にはその国特有の方言があるためか、渡航先として人気の都市はイングランド国内の都市に集中しています。
全体の国土は日本の約65%と小さいため、どの都市を拠点にしても、いずれの国、都市へも気軽にアクセスすることができるのはアメリカやカナダ、オーストラリアなど大きな国土を持つ国と反する魅力です。
ここでは留学先として人気の都市をご紹介します。
ロンドン
首都ロンドンは世界屈指の都市として、芸術、商業、教育、娯楽、ファッション、金融、ヘルスケア、メディア、専門サービス、調査開発、観光、交通といった広範囲にわたる分野において世界的に強い影響力を持つ文化の中心でもあります。ロンドンには大学が43校あり欧州では最も高等教育機関が集積する都市です。ロンドンは文化的な多様性があり、300以上の言語が使われています。
ケンブリッジ
イギリス東部にあるケンブリッジシャーの州都。ケンブリッジ大学の所在地であることから大学都市として有名です。歴史的な建物も多くヨーロッパらしい可愛らしい街並みが特徴的で、比較的治安が良いことやロンドンまで電車で1時間弱という立地も人気の理由の一つです。
リバプール
20世紀を代表するアーティストのひとつである「ビートルズ」が生まれた街であり、リバプールFCが拠点とすることからサッカーファンなら一度は訪れたい街でもあるリバプール。英国を代表する音楽やアート、スポーツがあふれるリバプールは、日本人も少なく、近年穴場スポットとして徐々に人気を集めています。
オックスフォード
英語圏最古の大学、オックスフォード大学の建物に囲まれている街、オックスフォード。東部にあるオックスフォードシャーの州都で、ロンドンまでは電車で1時間程度と好立地。イギリスの他の都市やヨーロッパ諸国へのアクセスも抜群です。現代と歴史が共存する街として人気が高い街でもあります。
ブライトン
ブライトンは、アーティストが活躍する海沿いの街で明るくモダンな雰囲気のあるシーサイド・リゾートです。徒歩圏内にビーチやカフェ、アートや音楽の文化などが溢れ、ロンドン中心地までも電車で1時間弱と好立地です。また大学や語学学校をはじめとする教育施設が多くこのため学生が多く、パブやナイトクラブが多数あり、パーティ・タウンとしても有名です。
ヘイスティングス
イギリスのイースト・サセックスにある歴史あるヘイスティングスは居心地のよいのんびりした雰囲気のアットホームな街です。徒歩圏内でいくことのできるビーチや古きよき雰囲気を残す建物やお店などを楽しむことができます。ロンドンまでは1時間半程度ですが、都心と比較すると生活費を抑えることができるため、リーズナブルにイギリス生活を楽しみたい方におすすめです。
イギリスで可能なプログラム
短期留学
高校生や大学生で長期休暇を利用して、留学体験したいと考える方におすすめのプログラム。イギリスの場合、最大24週間、フルタイムで就学することができます。語学学校で英語の勉強をしつつ、ホームステイをしながら英国文化や習慣に触れつつ、生活体験していただくことができます。
- 中高・大学生向け
- 期間:2週間〜
- 費用:低
ワーキングホリデー
イギリスのワーキングホリデービザ(Youth Mobility Scheme<通称YMS>)は他国と異なり、就学・就労制限がなく、一度目の申請で2年間のビザが発給されるなど非常に多くの魅力を秘めています。しかし、ビザの取得に関しては、定員枠が非常に少なく、且つ人気があるため、倍率が高く、宝くじを当てるような感覚があります。ワーキングホリデービザを取得できなかった場合のプランBを考えつつ挑むべきといえるでしょう。
- 大学生・社会人向け
- 期間:1年間〜
- 費用:高
語学留学
イギリスでの一定期間以上の語学留学は、他国と比較しても高めの残高証明や、11ヶ月間以上の滞在に学生ビザに関しては、一定の英語力の証明を必要とします。したがって語学留学とはいうものの、他国と異なり英語力初級の方の場合はご参加いただくことが難しいのが現状です。
- 大学生・社会人向け
- 期間:24週間〜
- 費用:高
休学・認定留学
大学生を対象とした休学留学ですが他国と比較しインターンシップやワーキングホリデーなど就労経験を積むことが難しいため、就学を中心としたプログラムとなります。イギリスは、IELTSやケンブリッジ英語検定などが有名で、読み・書き・聞く・話すの4技能をバランスよく伸ばすと共に、世界でも信頼性の高い英語能力判定試験にチャレンジすることができます。
- 大学生向け
- 期間:24週間〜
- 費用:高
イギリス留学 ビザの種類

留学する際、どのビザを申請、取得する必要があるのか確認しましょう。また、イギリスのビザ制度は毎年目まぐるしく変更します。ビザ申請前には必ず最新の情報を確認するようにしましょう。
参照:英国内務省 公式サイト
6ヵ月以下の語学留学
短期学生ビザ (Short-Term Study Visa 最大6ヵ月) | |
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概要 | 16歳以上で語学学校に通う場合、6ヵ月以下の渡航期間であっても必ず学生ビザの申請が必要になります。当ビザを利用して働くことはできません。 |
申請費用 | £97 |
申請時期の目安 | 渡航予定日より3ヵ月前から申請可能です。申請から申請3週間以内で結果を受け取ることができます。 |
有効期限 | 入国から最長6カ月間(就学期間による)。延長不可。 |
備考 | 語学学校(英語コース)以外の就学はできません。 入国審査時、Short term study visaのスタンプを得る必要があります。当ビザ対象の方は、e-gate(※)を使わないでください。 |
6ヵ月以上11ヵ月以下の語学留学
短期学生ビザ (Short-Term Study Visa 最大11ヵ月) | |
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概要 | 16歳以上で6ヵ月~11ヵ月の間、語学学校に通う場合、学生ビザの申請が必要になります。当ビザを利用して働くことはできません。 |
申請費用 | £186 |
申請時期の目安 | 渡航予定日より3ヵ月前から申請可能です。申請から3週間以内で申請結果を受け取ることができます。 |
有効期限 | 入国から最長11カ月間(就学期間による)。延長不可。 |
備考 | 語学学校(英語コース)以外の就学はできません。 入国審査時、Short term study visaのスタンプを得る必要があります。当ビザ対象の方は、e-gate(※)を使わないでください。 |
語学を含む就学を目的とした留学
学生ビザ (General student visa (Tier 4)) | |
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概要 | 18歳以上で就学目的であることに加え一定の条件を満たすことでGeneral student visa (Tier 4)を申請、取得することができます。Short-Term Study Visa よりも長く滞在すること、語学学校以外の教育機関で就学できること、また、現地でのビザ延長ができること、さらに渡航期間中、一定時間数であれば働くことが許されるなどさまざまなメリットがあります。 |
申請費用 | £348+医療保険費用(目安 年間£300)を支払い必要あり。 |
申請時期の目安 | 渡航予定日より3ヵ月前から申請可能です。申請から3週間以内で申請結果を受け取ることができます。 |
有効期限 | 6ヵ月以下の就学の場合、就学開始より1週間前から入国可能 6ヵ月以上の就学の場合、就学開始より1ヵ月前から入国可能 |
備考 | 就学する教育機関によって一定の英語力を証明する必要があります。 |
ワーキングホリデーメーカーのためのビザ
ワーキングホリデービザ (Youth Mobility Scheme (Tier 5)) | |
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概要 | 18歳から30歳まで (渡航時に31歳になっていても問題はありません)を対象としたビザで就学・就労に制限なく、最長2年間滞在することのできるビザです。正しくはYouth Mobility Schemeというビザで他国の「ワーキングホリデー」と異なり、「ホリデー」ではなく「働く」ことを目的としています。ビザは抽選式となっており、募集定員は1,000人とごくわずかです。 |
申請費用 | £244+医療保険費用(目安 2年間£600)を支払い必要あり。 |
申請時期の目安 | 2021年第1回目の抽選は1月、2回目の抽選は2021年7月を予定しています。 |
有効期限 | 入国から2年間 |
備考 | Youth Mobility Schemeの要項は毎年異なります。随時最新情報を確認するようにしましょう。 |
※ 学生ビザ対象者におけるe-gate利用について
ヒースローなどのイギリスの国際空港にはe-gateという入国審査ラインがあります。
従来こちらは日本、韓国、シンガポールなどのローリスク国籍の入国者は利用できないようになっていましたが、最近になってこれらの国籍の入国者も使えるようになりました。
Short term study visa対象者
Short term study visaにて入国する方はe-gateを使わないでください。
e-gate通って入国した場合、パスポート上にShort term study visaのスタンプを押してもらえません。
e-gateを利用し入国した学生は最長6週間の滞在、また30日間の就学が可能です。
Short term study visaのスタンプを押されずに入国した場合、再度スタンプをもらうには一度イギリス国外に出て、再入国する必要が生じます。
ヒースロー空港の入国審査エリアは非常に混雑しています。列に並んでいる際に係員が誤ってe-gateに誘導してしまうこともあります。注意しましょう。
参照:E-GATE WARNING AFFECTING SHORT TERM STUDENTS FROM JAPAN, SOUTH KOREA AND SINGAPORE