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イギリス留学 – 気になる主要都市の気候

イギリスを留学先として考えはじめた方は、「イギリスって本当に天気が悪いの?」「やっぱり雨が多いのかな?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。イギリスは現代文化と古くから受け継がれてきた歴史や文化が絶妙に入り混じり、他にはない独特の魅力、人気をもつ一方で、雨が多く曇りがちで、どんよりとした雰囲気の印象が強い国でもあります。

その国や各都市の気候がわかることで、その土地の暮らしやすさや持っていくべき服装、荷物などを知ることができます。ここでは、多くの方が気になっている、そして留学前に知っておきたい、イギリスの気候の特徴をご紹介します。

イギリスの気候の特徴


参照:気象庁

イギリスの気候には日本と同様、春、夏、秋、冬の4つの季節があり、最も寒い月は1月と2月、そして最も暖かい月は7月と8月です。日本ほど蒸し暑くなることはありませんが、夏は暑く地域によっては30度を超すところもあります。逆に冬はどの地域にも寒く、かつ湿度が低いという特徴があります。なんだか日本と似ていますよね。

天気が悪い、曇りや雨が多いという印象の強いイギリス。
しかし、気象庁の数値を見てみると、実際には年間を通じての降水量は圧倒的に日本の方が多く、春から秋にかけてその差は顕著です。にも関わらず曇りや雨の多いイメージがあるのは、日本のように雨が一時的な台風や梅雨によるものではなく、1日のなかで数回にわけ小雨が多いという点と、国内のほとんどの場所で、冬に夏の2倍、雨が降るといわれる点、さらに、イギリスは日本よりも年間の平均気温が低く、「冬が長い」という特徴が由来しているように思います。また、冬の日照時間は夏の時期と比較し極端に短いことも、どんよりとした薄暗いイメージを生んでいるのかもしれません。

1ヵ月から3ヵ月程度の短期留学に挑戦される場合は、気温も暖かで雨が比較的少なく、日照時間も長い夏の時期(6月~9月頃)がおすすめです。

代表的な都市の気候

イギリスは大きく4つの気候区分に分かれており、異なる地域ごと、そしてその地域内の細かなエリアごとによって日々天気が異なるという特徴もあります。よって、天気を予測することが難しい国とも言われています。

[気候区分ごとの気候の特徴]

地域 特徴
南東部 (SE: South East)
ロンドンやケンブリッジ、ブライトンなど
夏は暖かく、冬はそこまで寒くない。
年間を通して小雨が多い(特に夏)。
南西部 (SW: South West)
オックスフォードやバースなど
夏は暖かく、冬はそこまで寒くない。
年間を通して小雨が多い(特に冬)。
北西部 (NW: North West)
リパブール、マンチェスター、グラスゴーなど
夏は涼しく、冬はそこまで寒くない。
年間を通して大雨が多い。
北東部 (NE: North East)
エディンバラやヨークなど
夏は涼しく、冬は寒い。
年間を通して雨が多い。


参照:BBC(英国放送局)イギリスの気候区分

以下では各気候区分の代表的な都市の気候の特徴をご紹介します。
イギリスの気候の特徴でお伝えした通り、地域によって気候が異なるイギリス。ここでは、異なる気候区分の代表的な都市の気候の特徴をご紹介します。留学する都市を選ぶうえで参考にしていただけるとよいと思います。

ロンドン


平均最高気温、平均最低気温、及び平均降水量のデータ参照:Time and Date AS
イギリス留学で有名な都市というと必ずと言っていいほど名の挙がるロンドン。
ロンドンと言えば、雨が多いというイメージですが、実は東京よりも年間の降水量が少ないというのは先述した通りです。冬の平均気温も東京と大きく変わらず、夏は暑すぎず過ごしやすく、冬は比較的温暖です。

ロンドンの春は、寒くて湿気の多い曇り空といったイギリスをイメージするような天気になることはあまりなく、毎日の天気も比較的予測しやすい時期です。しかし、夏になると、日中の天気がころころと変わる天気が予測しにくい時期に移行します。また、夏の間はまれに30度を超えるほどの猛暑になったり、数週間雨が降り続けたり、なんてこともあります。ロンドンに留学する際は、急な雨にも対応できるように、折り畳み傘などを準備しておくと便利でしょう。そして秋の始めにあたる9月に入ると、気温がぐんと下がり、冬の終わりにかけて雨の降る日が多くなります。留学時期が秋や冬の場合は、レインブーツなどの防水性が高い靴、そしてしっかり防寒できるジャケットが必要でしょう。

ロンドンの留学情報について

オックスフォード


平均最高気温、平均最低気温、及び平均降水量のデータ参照:Time and Date AS

オックスフォードの気候は、イギリス国内でも年間を通して天気の予測が難しいと言われ、1日の間に四季を感じるといわれるほどです。また、イギリスの中でももっとも乾燥した都市の1つとして知られています。
古くからの街並みが残り、学生も多いオックスフォード。
春になると、気候は穏やかになりなりますが、日本の春よりも寒く、冬のジャケットがまだ必要です。夏は日本のような猛暑に見舞われることはなく、過ごしやすく、暖かい天気が続きます。そして秋に入ったばかりの9月初めは心地よい穏やかな日が続きますが、10月以降は雨が多くなるため、一気に寒く感じるでしょう。冬はもっとも日が短く、気温ももっとも低い時期になります。雪が降ることもあるため、留学する際には雨も雪も防げる防寒・防水機能が高いジャケットやブーツが必要となるでしょう。

リバプール


平均最高気温、平均最低気温、及び平均降水量のデータ参照:Time and Date AS

リバプールが属する北西部は、温暖な海洋性気候が特徴です。夏は暖かく、秋になるとグッと冷え込みます。
春のリバプールは天気が変わりやすく、晴れたポカポカした天気だと日だと思いきや、急に天気が変わり、一気に風が強くなり雨が降ることがあります。
6月は最高気温が20度まで上がる日が増え、雨も冬より少ないため、もっとも過ごしやすい時期だといわれており、短期留学するなら、この時期が一番おすすめの時期といえるでしょう。7月からは雨が降る日が増え、気温が高い日が続きます。そのため、リバプールの夏は日本ほどではないですが、湿気が多く、比較的じめじめとした日が続くという特徴があります。そして、秋になると、急に大雨に見舞われることもあるでしょう。冬の間、あまり雪は降らず、イギリスらしく、雨が多く、霧が多い気候になります。サッカーなどのスポーツやザ・ビートルズなど有名なロックバンド、イギリスらしい文化と伝統の拠点となる街は、ある意味気候もイギリスらしいのかもしれません。

リバプールの留学情報について

エディンバラ


平均最高気温、平均最低気温、及び平均降水量のデータ参照:Time and Date AS

スコットランドに位置するエディンバラは、湿度が高く、イギリスの他の地域と比べても寒さが厳しいという特徴があります。夏の間も他の地域よりも雨が多く、さらに平均最高気温も20度を下回るなど、寒さが苦手な方には過ごしにくい地域です。
春になると気温はだんだん高くなってきますが、まれに雪が降ることも…… 。夏になっても日本のように半袖で過ごせるほどの気温までは上がらず、最高気温が高くても23度程度。わたしたち日本人にとってはまだ肌寒く、夏でも薄手のジャケットが必要です。秋になると、さらに雨の日が多くなり、豪雨が降ることも増えます。スコットランドの秋から冬の間は、まさにイギリスの天気が悪いと言われるイメージの通り、曇った空をよく見かける時期です。冬になると、雨の日が多いだけでなく、0度近くまで気温が下がります。そのため、エディンバラに留学する際は、しっかり暖かいジャケットをはおり、足元は雨に濡れても平気なレインブーツなどが必要になるでしょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。イギリスの気候、そして各地域の代表的な都市の特徴をご紹介させていただきました。
実際、オーストラリアやアメリカのカリフォルニアのように、温暖で過ごしやすい気候!とはいいがたい天気の国ではありますが、夏、日本のような猛暑に見舞われることはありません。そのため、カラッと乾燥し落ち着いた暑さのなか、しっかり勉強に集中できるという点は、留学生にとっての大きなメリットではないでしょうか。
気になる雨については、先述しているように、急な雨や寒い冬にも対応できる準備をしっかりして留学に向かえば、楽しく、有意義に過ごすことができます。人生の大きな糧となる留学を、後悔しない、価値のある経験にするためにも、しっかり事前準備をして、渡航しましょう。

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