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気になる!イギリスのリアルな物価事情

イギリスを留学先の1つとして検討している方のなかで、多くの方が最初に気になるのは「物価の高さ」ではないでしょうか。実際に留学相談の際には「イギリスの物価ってどれくらい高いんですか?」というご質問をたくさんいただきます。ここでは、多くの方が気になっているイギリスの物価について、本当に高いのか? 実際の食費や交通費、家賃はどのくらいかかるのか? 都市によって物価の高い・安いがあるのか?主要都市の物価事情は?などを一挙にご紹介します。

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イギリスの物価が高いのは本当?

冒頭でもお伝えした通り、「実際に本当に高いの?」「どれくらい高いの?」と不安に思われている方も多いイギリスの物価。現地での生活費が他の国と比べてどれほど高いのか、あるいは安いのかをしっかり把握することは渡航先を検討するうえでとても重要です。

まず、イギリスの物価が本当に高いのか? を検証するために、世界200カ国以上の生活費を調査している「Expatistan」にて、イギリスのロンドンと、東京、そして留学先として人気国の主要都市と生活費を比較してみました。

【世界の主要都市と比較!ロンドンの生活費は、±何パーセント?】

都市 / 比較項目 食費 家賃 衣類 交通費 パーソナルケア エンターテイメント トータル
日本
東京
+32% +112% +53% +195% +9% +36% +103%
アメリカ
ロサンゼルス
-26% +25% +13% +217% -53% -37% +27%
カナダ
トロント
-14% +82% +30% +98% -39% +5% +49%
オーストラリア
シドニー
+2% +75% +4% +89% +2% +2% +51%
ニュージーランド
オークランド
-4% +100% -2% +82% +19% +11% +56%

参照:Expatistan (2025年6月2日現在)

Expatistanの調査結果からすると、イギリスのロンドンは他の留学先として人気の都市と比較しても、トータルの生活費が高いということが分かります。近年物価高騰の激しいカナダのトロントやニュージーランドのオークランドより50%以上高く、さらに日本と比較すると100%以上も高いという結果になりました。

こちらの表をご覧になって「やっぱりイギリス留学は高いんだ……」と肩を落としてしまった方もいらっしゃるかもしれません。しかし、表をよくご覧いただくとわかる通り、食費に関しては、日本よりは高いものの他国・他都市と比べると同じかやや低い傾向にあります。
実際、留学に旅立たれた方のなかでも、「食品の安さ」に驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。スーパーなどで購入できる食料品に関しては、日本の半額以下で購入できる食品が実はたくさんあるのです。食料品の価格の目安は後ほどご紹介しますが、安い食料品を中心に自炊すれば、物価が高いとされているイギリスでも留学費用を節約することができるのでしょう。

留学中の生活費は実際にいくらかかる? − 項目ごとに価格比較

物価が高いことは分かっていたけど、「実際にどれくらい高いの?」「飲み物や食べ物は具体的にいくらぐらいかかるの?」と気になっている方も多いかと思います。そこで、ここでは、世界最大の生活情報データベースを持つと言われているNUMBEOを利用して、ロンドンと東京都の生活費を項目ごとにこまかく比較してみました。

【外食費 ロンドン VS 東京】

項目 イギリス 日本
リーズナブルな飲食店(1人分) 3,872円
(£20.00)
1,200円
(£6.19)
マクドナルド ビックマックセット 1,548円
(£8.00)
800円
(£4.13)
ビール1杯(500ml) 1,161円
(£6.00)
600円
(£3.09)
コーヒー1杯 735円
(£3.80)
517円
(£2.67)
コーラ(300ml) 400円
(£2.07)
174円
(£0.90)
水(300ml) 259円
(£1.34)
126円
(£0.65)

外食費のデータ参照:NUMBEO(2025年6月2日現在・為替はNMBEOによる計算)

まずは、ロンドンVS東京で、外食した際にかかるお金を比較してみました。
飲み物に関しては、あまり東京と差がありませんが、ファーストフード店やレストランなどでの外食はロンドンの方が高いようです。マクドナルドでさえ、700円以上も差があることが分かります。そのため極力留学中の生活費をおさえたい!という方は、現地では外食ではなく、自炊を心がけることをおすすめします。

【食料品 ロンドン VS 東京】

項目 イギリス 日本
牛乳 (1L) 253円
(£1.31)
230円
(£1.19)
食パン (500g) 305円
(£1.58)
229円
(£1.19)
卵 Mサイズ (12個) 701円
(£3.62)
324円
(£1.67)
鳥のムネ肉 (1kg) 1,248円
(£6.45)
1,176円
(£6.07)
りんご (1kg) 477円
(£2.47)
789円
(£4.07)
オレンジ (1kg) 452円
(£2.34)
847円
(£4.37)
トマト (1kg) 512円
(£2.65)
837円
(£4.32)

食料品のデータ参照:NUMBEO(2025年6月2日現在・為替はNMBEOによる計算)

次に、スーパーで購入できる食料品。イギリスの物価が高いのは本当?でお伝えした通り、意外と食料品は安いイギリス。例えば、りんごは、なんと、日本の2分の1程度の価格。他の食料品を比較しても、日本の値段とあまり変わらない、あるいは日本より安い食品がたくさんあります。お米などのアジア食品ばかりを購入しなければ、イギリスでの食料品の方が安いといえます。留学前に料理の腕を伸ばしておくことも、出発前にできる節約方法の1つでしょう。

【交通費 ロンドン VS 東京】

項目 イギリス 日本
片道チケット 542円
(£2.80)
204円
(£1.05)
一ヶ月チケット 34,850円
(£180.00)
12,000円
(£61.89)
タクシー初乗り 900円
(£4.65)
500円
(£2.58)

交通費のデータ参照:NUMBEO(2025年6月2日現在・為替はNMBEOによる計算)

次に比較してみたのは、留学生にとって欠かせない交通費。残念ながら、上の表をご覧いただくとわかる通り、日々の交通費は日本の方が安いといえます。しかし、オイスターカードと言われるSuicaやICOCAのようなICチップ型のカードを利用すれば、一回ずつチケットよりも安く電車やバスを利用することが可能です。現地に到着後は、すぐにオイスターカードを取得することをおすすめします。

【家賃 ロンドン VS 東京】

項目 イギリス 日本
アパートメント(1ベッドルーム)都心部 422,298円
(£2,181.14)
171,941円
(£888.07)
アパートメント(1ベッドルーム)郊外 318,345円
(£1,644.23)
86,340円
(£445.94)
アパートメント(3ベッドルーム)都心部 800,356円
(£4,133.78)
389,279円
(£2,010.60)
アパートメント(3ベッドルーム)郊外 523,418円
(£2,703.42)
195,587円
(£1,010.20)

家賃のデータ参照:NUMBEO(2025年6月2日現在・為替はNMBEOによる計算)

最後に、生活費のなかでもっと重要といえる、家賃を比較してみました。「イギリスは家賃で生活費が決まる」とも言われ、特にロンドンは、世界でもっとも家賃が高い都市に頻繁にランクインしています。上の表をご覧いただくとわかる通り、ロンドンの家賃は東京の2倍以上するといわれています。
しかし、必ずしも実際の家賃にかかる生活費が2倍になる、という訳ではありません。その理由は、フラットシェアと呼ばれる、アパートや家をお友達などの誰かとシェアして生活する滞在方法がイギリスにはたくさん存在し、留学生を含む学生間では一般的だからです。フラットシェアにて生活をすれば、家賃をおさえることができるだけでなく、学校ではなかなか出会えないような人たちともお友達になれるチャンスがあります。また、郊外に行くほど家賃は下がるため、費用をおさえたい方は市街から少し離れたフラットシェアに住むとよいでしょう。

物価が高い・安い都市はあるの?

ここまで、物価が高めのロンドンを中心にご紹介させていただきましたが、「ロンドン以外の物価はどうなの?」「物価が高い都市はどこ?」「物価が安い都市ってあるの?」と気になった方も多いかと思います。
そこで、他の都市の物価も気になる!という方のためにExpatistanで発表されているイギリスの物価が高い都市1位から12位までを、一挙にお伝えします。
↓ランキングはこちら↓

【物価が高い都市ランキング 1位〜12位】

ランク 都市名 ランク 都市名
1
ロンドン
7
ストーク・オン・トレント
2
マンチェスター
8
ポーツマス
3
エディンバラ
9
キングストン・アポン・ハル
4
バーミンガム
10
スウォンジー
5
ニューカッスル・アポン・タイン
11
ノーサンプトン
6
イプスウィッチ
12
ダンディー

参照元:Expatistan(2025年6月2日現在)

皆さんが渡航を検討している都市は、何位にランクされていますでしょうか。
残念ながら、イギリス留学で人気の都市は、同時に物価が高い傾向にあります。ランキングを見ると、ロンドンはもちろんのこと、マンチェスターエディンバラといった人気の都市も上位にランクインしており、生活費の負担が大きいことがわかります。一方で、ノーサンプトンダンディーのような都市は、ロンドンやマンチェスターといった大都市と比較すると、物価が安い傾向にあります。しかし、これはあくまでイギリス国内の主要都市との比較であり、日本の物価と比較すると、これらの都市でも高く感じてしまうのは避けられないでしょう。

イギリス留学を検討する際は、希望する都市の魅力だけでなく、物価も考慮に入れた上で計画を立てることが重要です。
また、短期留学の場合、「短い間でも勉強と観光、両方楽しみたい!」という方も多いため、やや物価が高くても各観光地へのアクセスのよい大きな都市がおすすめです。またワーキングホリデーの方の場合、求人の多い都心部の方が最終的な留学費用は抑えられるように思います。ただし、勉強に重きをおきたい語学留学の方の場合は、都会的な誘惑が少なく、且つ物価の安い地方都市の方が総合的に利点は多いかもしれませんね。

イギリス主要都市の物価事情

物価が高い都市ランキングをご覧になって、「都市ごとにどれくらい物価に差があるんだろう?」と気になった方もいらっしゃるかと思います。そこで、ここでは留学先として人気の3都市、オックスフォードケンブリッジリバプールを物価がもっとも高い都市ロンドンと比較してみました。

人気3都市の生活費は、ロンドンより±何パーセント安い?高い?

都市 / 比較項目 食費 家賃 衣類 交通費 パーソナルケア 交際費 トータル
オックスフォード +5% -47% +9% -50% +44% -11% -35%
ケンブリッジ +2% -23% +6% -58% +20% -15% -31%
リバプール -11% -37% +21% -58% +4% -12% -38%

参照元:Expatistan(2025年6月2日現在)

オックスフォード、ケンブリッジ、リバプール 3都市すべてロンドンよりも、トータル30%以上も物価が安いことが分かります。リバプールにおいては、なんと、ロンドンの物価の約3分の1以上も安いという結果がでています。また、家賃や交通費、エンターテイメントはオックスフォード、ケンブリッジ、リバプールの方がロンドンよりも断然に安いことが分かります。

生活費の大半を占める家賃が3分の2になるだけでも、現地の生活費に大きな差が出るのは言うまでもありません。また、イギリスでは、どの都市に拠点をおいても、国内の他の都市や、他の国へ気軽にアクセスすることができます。したがって、イギリスに留学したいけど、ロンドンだと予算が厳しい…。と悩んでいる方は、ロンドン以外の物価が安い都市に滞在をすることも検討してみてはいかがでしょうか。

さいごに

いかがでしたでしょうか。イギリスの物価事情をお伝えさせていただきましたが、参考になりましたでしょうか。自炊をするなどして食費を工夫したり、住む場所をしっかり選ぶだけでも生活費は大きく変わります。悔いのない留学にするためにも、ご自身の希望、そして予算にあう留学先を検討しましょう。

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