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【最新版】オーストラリアで調理師(シェフ)として
永住権取得を目指す留学とは


調理師(シェフ)の資格を取れるクッカリーコースは、海外での就労や永住に興味を持っている方に人気があります。特にオーストラリアは給与の高さや労働環境の良さ、就職のしやすさなど、目指すべき理由がたくさんあります。一言でシェフといっても様々な段階があり、仕事内容や年収が大きく異なります。
ここではオーストラリアの調理師資格や料理留学の人気の理由、調理師資格が取れる学校やコース、また、永住権を目指す場合のおすすめのコースについてお伝えします。

  1. オーストラリアの調理師について ▼ 
  2. オーストラリアの調理師資格 ▼ 
  3. 調理師を目指す料理留学が人気な理由 ▼ 
  4. コース紹介 ▼ 
  5. 現地就職や永住権を目指す場合のおすすめのコース ▼ 
  6. まとめ ▼ 

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  • オーストラリアの調理師について

オーストラリアで永住権の取得を目指したいと考えている方に、クッカリー(調理師)コースは圧倒的な人気を誇ります。クッカリーのコースは日本で調理師として働いている方はもちろん、調理経験がない初心者の方でも受講することができます。観光産業が盛んなオーストラリアでは調理師の需要が多いので、コース修了後就職先を探すときも有利です。
さらに調理師はオーストラリアで不足している職業の一つに含まれていることから、卒業ビザや就労ビザを取得、その後の永住権取得も目指すことができます。

そもそもオーストラリアにはコック(Cook)とシェフ(Chef)、2種類の調理師がいます。
コックは料理を作る人全般を指し、資格がなくてもコックとして働くことができるので、初心者はまずコックからスタートすることが一般的です。一方でシェフは通常、専門的な知識や経験を持っており、一定の資格を保持している人を指します。
つまりシェフの方が調理師として、よりプロフェッショナルといえるでしょう。
参照:Skilled occupation list

シェフの種類
(Skilled Independent Visa)

シェフの中でもいくつかの段階に分かれており、それぞれのレベルによって担当する業務が異なります。取得している資格が高くなればなるほどマネジメント中心の仕事内容になり、年収も上がります。

コック

コックはキッチンポーター、キッチンハンド、キッチンアシスタントなどとも呼ばれ、調理場において補助的な役割を担います。例えば、食材を選んだり、材料を切ったり、ソースやドレッシングを準備したり、容器にラベルを貼ったり、カウンターを掃除したりと、日々の調理作業をサポートすることが多いです。また、シェフやラインコックのために洗い物や掃除をしたり、キッチン用品を準備したりすることもあります。
年収の目安はAUD56,018程度(約530万円)です。

コミシェフ

コミシェフの主な仕事内容は調理補助です。
厨房で食材を切ったり、混ぜたり、計ったりして、それぞれの業務を担当しているシェフのサポートを行います。厨房チームの一員として、肉、魚、野菜を調理することもあります。また、他にも料理の盛り付けや注文を受けたり、調理場に十分な材料があるかを確認したりすることもできます。
年収の目安はAUD56,030程度(約530万円)です。

シェフ・ド・パルティ

シェフ・ド・パルティ(ラインコック)はスーシェフをサポートをする立場で、特定の調理工程を担当することができます。メインディッシュ、サイドディッシュ、ソースなどの食材を準備、刻み、混ぜ、調理します。また、在庫や廃棄物の管理も行います。大規模な調理場では、アシスタントがついたり、スーシェフと一緒に調理をしたりすることもあります。小規模な厨房では通常、調理の下準備を担当します。
年収の目安はAUD60,780程度(約580万円)です。

スーシェフ

スーシェフは副料理長のことで、通常ヘッドシェフまたはエグゼクティブシェフの元で働きます。
基本的な仕事内容は、コックのトレーニング、監督、調整です。また、調理場のオペレーションを指示したり、食材の鮮度の管理を行ったり、厨房機器の修理やメンテナンスを管理したりすることもあります。
また、ヘッドシェフのサポートとして、メニューを考えることもあります。スーシェフは通常、ホテル、レストラン、リゾート、クルーズ船、学校などの大規模な調理場で、長時間のシフト制で働くことが多いです。
年収の目安はAUD69,477程度(約660万円)です。

ヘッドシェフ

ヘッドシェフは料理長のことで、厨房業務を監督する役割を担っています。
エグゼクティブシェフと同じく、メニューを考えたり、調理場が滞りなく回っているかを管理したり、実際にキッチンにたったりすることもあります。また、専門的な経験を生かし、調理師やそのアシスタントのトレーニングを指導することもあります。さらにコストや消耗品の見積もりなど、財務的な仕事も担当することがあります。
年収の目安はAUD76,653程度(約730万円)です。

エグゼクティブシェフ(シェフ・ド・キュイジーヌ)

エグゼクティブシェフ(シェフ・ド・キュイジーヌ)は調理場の責任者のことで、調理をするのではなく管理の仕事を主に行います。例えば、ヘッドシェフと共に、メニューのデザイン、プランニング、予算の確保、業務の効率化や調理場の衛生管理などです。
また、メニューのコストを見積もり、仕入れを承認し、支出を管理したり、在庫状況を把握し新しい備品を注文したりすることもあります。
調理場の管理だけでなく、レストランマネージャーと協力してビジネス戦略を練り、厨房スタッフを採用することもあります。
年収の目安はAUD97,564程度(約930万円)です。
参照:What Are Chef Levels? ( With Major Duties and Salaries)

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  • オーストラリアの調理師資格

コックやシェフとして働く場合、必ずしも資格が必要という訳ではありません。
しかし、一定の資格を取得することで正しい知識や技術を身につけたり、実習を通してオーストラリアの就労環境を体験したり、自身の能力を就労先にアピールしたりすることができます。

オーストラリアの調理師の資格は大きく4つあります。

  • Certificate 3(サーティフィケート 3)
  • Certificate 4(サーティフィケート 4)
  • Diploma(ディプロマ)
  • Advanced Diploma(アドバンスド ディプロマ)

それぞれ資格取得までかかる期間や卒業後のキャリアが異なります。
Certificateでは食材の扱い方や調理器具の使い方など料理の基礎を学びます。コースには実習も含まれているので、料理初心者という方にとっても安心です。
DiplomaやAdvanced Diplomaで予算管理、メニュー開発、従業員の指導など、ホスピタリティの知識やマネジメントスキルを主に伸ばしてきます。
Certificate4の受講にはCertificate3の修了、Diplomaの受講にはCertificate4の修了が受講条件となります。

調理師資格の種類 修了までの就学期間(合計) 卒業後のキャリア例
Certificate 3(サーティフィケート 3) 1年間 コック
Certificate 4(サーティフィケート 4) 1.5年間 シェフ、シェフ・ド・パルティ
Diploma(ディプロマ) 2年間 ヘッドシェフ
Advanced Diploma(アドバンスド ディプロマ) 3年間 エグゼクティブシェフ(シェフ・ド・キュイジーヌ)、マネージャー

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  • 調理師を目指す料理留学が人気な理由

オーストラリアでクッカリーコースを受講する方が多いのには理由があります。今回は特に人気の理由を4つ、お伝えします。

調理師不足による需要の高さ

日本の飲食業界は慢性的な人手不足で、調理師が職に困ることはありません。コロナ禍は休業したり時短営業をしたりしていたこともあり、一旦離職した方もいらっしゃるかと思いますが、落ち着いてきた今飲食店は活気を取り戻しつつあります。
オーストラリアも日本と同じで、シェフが不足職業リスト(SOL:Skilled occupation list)に含まれていることからもその需要の高さがお分かりいただけるかと思います(2022年10月現在)。
一定の資格を取得することで、レストラン、ホテル、バー、パーティー会場など様々な場所で働くことができるでしょう。
参照:Skilled occupation list

給与の高さ

厚生労働省の調査によると、日本の飲食物調理従事者の給与は約382万円とされています。内訳は、きまって支給する現金給与額が月234,400円、年間賞与その他特別給与額が269,700円です。所得税などを控除すると手取り額は19~20万円、年収は308万円程度ほどとわかります。
日本の所得の中央値が440万円であることから、一般的に調理師の所得はやや低めといわざるを得ません。年齢を重ねるに伴い年収は増加するものの、「仕事の責任と給料が見合っていない」と感じたり「このまま調理師として仕事を続けるべきなのか…」と悩んだりする方も多いのではないかと思います。

日本の飲食物調理従事者

きまって支給する現金給与額(男女計) 234,400円
年間賞与その他特別給与額 269,700円
年収 約308万円

その点オーストラリアは調理師の資格がなくても働けるコックでもAUD57,500~72,472(517~652万円)、Certificate4を取得すると働けるシェフ・ド・パルティではAUD63,000~64,288(567~578万円)を稼ぐことができます。
Diploma以上のコースを修了したり、長く仕事を続けたりすることで、さらに高い年収を目指すことも十分可能です。もちろんオーストラリアの方が日本より物価が高いですが、十分生活をしていただくことができるでしょう。
日本での調理経験を活かしてより高い収入を得たいという方にとって、オーストラリアは理想の環境といえます。

オーストラリアの調理師

種類 年収
コック AUD57,500~72,472(546~688万円)
シェフ・ド・パルティ AUD63,000~64,288(598~610万円)
スーシェフ AUD56,000~70,000(532~665万円)
ヘッドシェフ AUD73,000~80,000(963~760万円)
エグゼクティブシェフ(シェフ・ド・キュイジーヌ) AUD104,957(997万円)
デパートメントマネージャー(調理部門責任者) AUD113,405(1077万円)

参照:
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査(一般労働者)都道府県別参考表(男女計)」
厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」
talent.com「Chef average salary in Australia, 2022」
indeed「Chef salary in Australia」
Jobted「Chef Salary in Australia」
※AUD=JPY95で計算

労働環境の良さ

日本の調理師は勤務時間が長く休日が取りづらいといわれています。
人手不足の飲食店では週休1日のみ、早出や残業などは当たり前、それにもかかわらず基本給しか出ないなど、かなり過酷な環境の中で働いている人もいらっしゃるのではないでしょうか。大手チェーン店や病院・学校などの食堂で勤務する調理師は比較的労働時間や休日は守られているようですが、個人経営など小さな飲食店では労働基準法を守っていないところもあるようです。

その点オーストラリアのローカルの人(オーストラリア人)が経営する飲食店は、労働基準法に則った労働環境になります。労働時間は1日7~8時間・週30~40時間、休日もしっかり取れるお店が多いです。プライベートの時間も充実させることができるでしょう。
ただし、なかには長時間勤務を押し付けたり、最低時給未満の給料しか払わなかったりする飲食店もあるため注意が必要です。

永住権につながる可能性

オーストラリアでは、大学や専門学校などの高等教育機関で、2年以上のコースを受講し終了すると卒業ビザを取得できます。クッカリーのコースでもこの卒業ビザを取得することが可能なので、それをもって就職活動を行うことができます。先述の通り、シェフは人手が不足している職業(Skilled occupation list)の一つなので、仕事を探すことは難しくありません。特にオーストラリアでは日本食ブームが続いており、人気があります。日本でも調理師として働いていた方は、その経験を活かすことができるでしょう。
就労先で自分をアピールすることで、その後の就労ビザの取得、永住権の申請を目指すこともできるはずです。

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  • コース紹介

ここではCertificate(サーティフィケート)、Diploma(ディプロマ)、Advanced Diploma(アドバンスドディプロマ)、それぞれのコースで学べる内容や入学条件、受講期間や費用などについて紹介します。

Certificate 3
in Commercial Cookery

私立の教育機関・CCEB(Cairns College of English and Business)のCertificate 3 in Commercial Cookeryは、コックとして働くことを目指すコースです。コースを受講することで、基礎的な調理技術と知識を習得することができるでしょう。レストラン、ホテル、クラブ、パブ、カフェ、コーヒーショップなどで、シェフのアシスタントとして働くことができるようになります。

コース名 Certificate III in Commercial Cookery
入学条件
  • IELTS4.0以上/CCEBのインターメディエイトクラスを修了していること/CEFRでB1レベル以上あること
  • 18歳以上
  • 高校2年次を修了していること
  • 一定以上のコンピュータスキルがあること
受講期間 40週間
入学時期(2022年) 1月24日、4月19日、7月11日、10月4日
費用 AUD10,400
就学内容(必須科目)
  • 環境に配慮した持続可能な労働慣行への参加
  • 他の調理師との協力
  • 調理器具の使用
  • 基本的な調理法を用いた料理の準備
  • 前菜とサラダの調理
  • ブイヨン、ソース、スープの仕込み
  • 野菜、果物、卵、穀類を使った料理の仕込み
  • 鶏肉料理の仕込み
  • 魚料理の調理
  • 肉料理の調理
  • 特別食の調理
  • ケーキ、ペストリー、パンの製造
  • 調理師としての効果的な仕事
  • 厨房施設と設備の清掃
  • 基本的なメニューの計画と原価計算
  • デザートの製造
  • 食の安全のための衛生管理
  • 安全な食品の取扱い
  • 職務スキルについての従業員の指導
  • 生鮮食品の品質の維持
  • 安全な作業習慣への参加
修了後のキャリア例 コック、コマーシャルコック、バンケットコック、カフェコック、ビストロコック
詳細 https://cceb.qld.edu.au/courses/certificate-iii-in-commercial-cookery/

Certificate 4
in Commercial Cookery

私立の教育機関・Imagine EducationのCertificate 4 in Commercial Cookeryはシェフ、シェフ・ド・パルティ(ラインコック)として働くことを目指すコースです。コースを受講することで、レストラン、ホテル、クラブ、パブ、カフェ、コーヒーショップなどで働く方法だけでなく、厨房でチームを率いる方法を学ぶことも可能です。
キャンパス内にある最新のキッチンを使えるだけでなく、パートナー企業の運営するレストランで貴重な実習経験を積むことができます。

コース名 Certificate 4 in Commercial Cookery
入学条件
  • IELTS5.5(各バンド5.0)以上
  • 15歳以上
  • 高校1年次を修了していること
  • Certificate III in Commercial Cookeryを終了していること
受講期間 25週間
入学時期(2022年) 10月10日・17日・31日、11月14日・21日・28日
費用 AUD9,000
就学内容(必須科目)
  • 職場における多様性の管理
  • 環境に配慮した持続可能な労働慣行の実施と監視
  • 食品調理器具の使用
  • 基本的な調理法を用いた調理
  • 前菜とサラダの準備
  • ブイヨン、ソース、スープの準備
  • 野菜、果物、卵、穀類を使った料理の準備
  • 鶏肉料理の調理
  • 魚料理の調理
  • 肉料理の調理
  • 特別食の調理
  • ケーキ、ペストリー、パンの製造
  • 調理師として効果的に働く方法
  • 基本的なメニューのプランニングとコスト計算
  • 特別食のメニュー開発
  • 調理オペレーションの調整
  • デザートのプロデュース
  • コンフリクトマネジメント(意見などの対立の対処)
  • 予算内の財務管理
  • 食の安全のために衛生管理
  • 安全な食品取り扱いの練習
  • 仕事上のスキルの指導
  • 従業員の把握と管理
  • 生鮮食品の品質の維持
  • 作業の監視
  • 健康および安全な作業の実施と管理
  • チーズの取り扱いと提供
  • 簡単な料理の準備と提供
  • 勤務当番表の作成
  • ビュッフェのプランとディスプレイ
  • サンドイッチの調理と盛り付け
  • 在庫の把握や管理
  • デジタルテキスト文書の作成
修了後のキャリア例 シェフ、シェフ・ド・パルティ(ラインコック)
詳細 https://www.imagineeducation.com.au/cert-iv-comm-cookery

Diploma of
Hospitality Management

タスマニア州立の教育機関・GETI(Government Education Training International)で開講されているAdvanced Diploma of Hospitality Managementは、ホスピタリティ業界でマネジメントとして働くために必要なスキルや知識の習得を目指すコースです。
設備の整った厨房で経験豊富なプロのシェフからのトレーニングや、パートナー企業での実習などを経て、スキルアップを目指します。

コース名 Diploma of Hospitality Management
入学条件
  • IELTS5.5(各バンド5.0)以上
  • Certificate IV in Commercial Cookeryを修了していること
受講期間 22週間
入学時期(2022年) 7月
費用 AUD8,500
就学内容(必須科目)
  • 職場における多様性の管理
  • オペレーションプランの管理
  • カスタマーサービスの向上
  • 質の高いカスタマーサービスの開発と管理
  • コンフリクトマネジメント(意見などの対立の対処)
  • 予算内での財務管理
  • 予算の作成と把握
  • 規制要件の調査と遵守
  • 勤務当番表の作成
  • 従業員の指導と管理
  • 業務のモニタリング
  • ビジネス関係の構築と運営
  • 安全衛生の実施と監視
修了後のキャリア例 プロフェッショナルシェフ、フード&ビバレッジマネージャー、ケータリングマネージャー、レストランオーナー/オペレーターなど
詳細 https://study.tas.gov.au/?school=sit50416-diploma-hospitality-management

Advanced Diploma of
Hospitality Management

南オーストラリア州立の教育機関・TAFESAで開講されているAdvanced Diploma of Hospitality Managementは、エグゼクティブシェフ(シェフ・ド・キュイジーヌ)やキッチンマネージャーなどを目指すためのコースです。
このコースを受講することで有能なマネージャーとなるスキルや、独立して自分のお店を持つためのスキルを身につけることができます。調理業界に関する豊富な知識と幅広い専門的な管理スキルを活用したいと考える上級者向けのコースとなっています。

コース名 Advanced Diploma of Hospitality Management
入学条件
  • IELTS5.5(各バンド5.0)以上
  • Certificates III & IV in Hospitality/Certificates III & IV in Commercial Cookery/Certificates III & IV in Patisserieのいずれかを修了していること
受講期間 40週間
入学時期(2022年) 1月・7月
費用 AUD8,610
就学内容(必須科目)
  • ビジネスプランの作成と実施
  • マーケティング戦略と実施
  • 質の高いカスタマーサービスの実践と管理
  • ビジネス関係の構築と実施
  • 労働安全衛生システムの確立と維持
  • 従業員の指導と管理
  • 職場における多様性の管理
  • 財務管理
  • 予算内での財務管理
  • オペレーションプランの管理
  • 物理資産の管理
  • 従業員のパフォーマンスの把握
  • 作業オペレーションの把握
  • 予算の作成と管理
  • 従業員の募集や採用
  • 規制要件の調査と遵守
修了後のキャリア例 エグゼクティブシェフ(シェフドキュイジーヌ)、キッチンマネージャー、バンケットマネージャー、ファンクションマネージャー、モーテルマネージャー、レストランマネージャー、シェフパティシエ、スーシェフ、ビジネスオーナーなど
詳細 https://www.tafesa.edu.au/xml/course/in/in_TP01023.aspx?Y=2023

具体的な学校例

調理師コースを開講している教育機関はオーストラリア国内にたくさんありますが、おすすめなのが地方にある教育機関です。
例えば、私立の教育機関であれば、ケアンズにあるCCEB(Cairns College of English and Business)や、ゴールドコーストにあるImagine Educationなどが人気です。
一方、州立の教育機関であれば、ホバートにあるGETI(Government Education Training International)、アデレードにあるTAFE SA、パースにあるTAFE International Western Australiaがおすすめです。
ワールドアベニューはオーストラリア全州のTAFEをご紹介することが可能です。費用を抑えて、ネイティブ環境のなかで調理師の勉強がしたいという方は、一度お問い合わせください。

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  • 現地就職や永住権を目指す場合の
    おすすめのコース

現地就職や永住を目指したいという方は、どのような進路を進めばいいのでしょうか?
おすすめのコースは大きく2つです。

①Certificate 3→Certificate 4→ Diploma取得 合計:2年間
②Certificate 3→Certificate 4→ Diploma→Advanced Diploma取得 合計:3年間

現地就職や永住権の取得を希望する方は、少なくとも2年間以上のコースを卒業しましょう。理由は「H3 永住権につながる可能性」でお伝えした通り、卒業ビザを取得することができるからです。

一定以上の条件を満たし、専門学校や大学などの高等教育機関を卒業することを条件に、オーストラリアでは卒業ビザ(Temporary Graduate visa サブクラス485)を取得することができます。
卒業ビザはコース修了後、一定期間オーストラリアに滞在することが許可されるので、オーストラリアでシェフとして働くチャンスを広げることができるでしょう。

この卒業ビザ(Temporary Graduate visa サブクラス485)にはいくつか種類がありますが、シェフはグラデュエートワークストリーム(Graduate Work stream)を利用できます。グラデュエートワークストリームは、人手が不足している職業(Skilled occupation list)に関連する資格やスキルを取得した留学生が取得できるビザです。
シェフ(chef)がオーストラリアの経済成長のために必要とされている中長戦略技術職業リスト(MLTSSL:The Medium and Long-term Strategic Skills List) に含まれていることから、Diploma以上のコースを修了することでこの卒業ビザを申請することが可能になります。卒業ビザの取得が許可された場合、最長18ヶ月間、オーストラリアで働くことができるようになります。
この卒業ビザは、その後の就労ビザや永住権取得の足掛かりになるでしょう。

就労や永住権取得の可能性を広げたいという方におすすめなのが、地方(Regional)にある学校で学び働くという方法です。理由は永住権のポイントを稼ぐことができるからです。オーストラリアで永住権を取得するには、高いポイントを取る必要があります。人口が少ないエリアに居住し学校に通学、保育士として働くとポイントを取ることができるので、永住権を取りたい方におすすめです。例えばパース、アデレード、ゴールドコースト、サンシャインコースト、キャンベラ、ホバートなどが地方(Regional)として指定されています。

しかしクッカリーコースを卒業したからといって、必ずしも永住権が取れるわけではありません。
オーストラリアの移民法や不足職業リストは頻繁に変わります。現時点で不足職業リストに入っているからといって、数か月後、数年後も同じとは限りません。急に職業不足リストから外れてしまい、永住権の申請のハードルが物凄く上がってしまうということも十分考えられます。
特に調理師は永住権を申請する人が急増したことで職業不足リストから外されたり、永住権申請の審査がストップしてしまったりした過去があります。
永住権取得を視野に渡航する方は、常に最新情報を確認しましょう。

参照:Temporary Graduate visa (subclass 485) Graduate Work stream
Skilled occupation list
Designated regional areas

  • 6
  • まとめ

いかがでしょうか。
オーストラリアでクッカリーコースを受講し、シェフの資格を取ることで、将来の可能性が広がることがお分かりいただけたかと思います。
もう少し詳しく料理留学について知りたいという方はワールドアベニューまでお問い合わせください。

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