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ケアンズ留学「生活費はどのくらい?」- 実際の生活情報をもとにまとめました

世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフなど、オーストラリアならではの大自然が溢れる、留学先としても、観光地としても人気が高いケアンズ。シドニーやメルボルンの大都市と比べると、とても小さな街のケアンズ。ケアンズに留学を検討されている方のな中には、小さい街だから「物価が安いのかな?」それとも、観光地として有名だから「物価が高いのかな?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際にケアンズに滞在する留学生の実体験をもとに、現地のリアルな生活費をご紹介していきます。

滞在費▼ 
ホームステイ ▼ 
シェアハウス ▼ 
食費▼ 
・食料品▼ 
・外食▼ 
・日本の食材/調味料▼ 
交通費▼ 
日用品▼ 
節約方法▼ 
まとめ▼ 

滞在費


シドニー、そしてケアンズの両都市での生活を経験した留学生やワーキングホリデーの方々から、「ケアンズの生活費の方が、一段と安い!」という声を聞くこともしばしば。特に、生活費の大部分を占める滞在費に関しては、大きな差を実感するという意見を多くいただきます。それでは、具体的にケアンズでの滞在費がどれくらいなのかをご紹介していきます。

ホームステイ

ケアンズのシェアハウス(1人部屋)の相場は、1週間の家賃が$130〜160(約9750円〜$12,000円)程度です。日本円にすると、月5万円弱に抑えることができるため、オーストラリアの滞在費としては格安な値段といえるでしょう。また、土地代が安いケアンズでは、家にプールやBBQコーナーがついている家も珍しくありません。シェアメイトと一緒に楽しめる設備があるという点でも、ケアンズのシェアハウスはお得感が高いといえます。

シェアハウス

ケアンズのホームステイの相場は、1週間の家賃が$250〜300程度です。
ホームステイの場合、滞在費だけではなく、朝夕のご飯(家によっては昼食もあり)も料金に含まれています。決して安い値段ではありませんが、ホストファミリーと一緒に暮らすことで、英語力の向上ができるだけでなく、ケアンズの人たちの生活文化を学ぶことができます。また、ホームステイの場合は、生活に必要な物がひとしきり揃っています。そのため、シェアハウスと違って、短期留学なのに滞在中に使い切れない量の調味料や洗剤などを買う羽目になった…。なんてことにはなりません。したがって、滞在期間や、留学の目的によっては、ホームステイの方がお得に感じる場合もあります。ご自身の留学期間や、目的、条件から、どちらが自分に合っているのかを考えるとよいでしょう。

食費

どの国、どの都市に滞在しても欠かせない食費。毎日の生活に関わってくる食費は、多くの方が気になるポイントではないでしょうか。ここでは、実際に現地スーパーなどに訪れた際(2019年11月)の情報をもとに、皆さんの気になる食費をご紹介していきます。

食料品

商品 価格
りんご(1kg) $4.5(約337円)
バナナ(1kg) $4(約300円)
マンゴー(1個) $2(約150円)
玉ねぎ(1kg) $3(約225円)
にんじん(1kg) $2(約150円)
トマト(1kg) $3(約225円)
アボカド(1個) $2(約150円)
牛乳(1L) $1.3(約97円)
バター(250g) $3(約225円)
たまご(12個) $4(約300円)
牛ミンチ(500g) $7(約525円)
豚サーロインステーキ(500g) $10(約750円)
豚バラ薄切り(350g) $9(約675円)
サーモン(1kg) $30(約2250円)
エビ(1kg) $35(約2625円)
ジュース(600ml) $3(約225円)
ポテトチップス(200g) $3(約225円)

(2019年11月1日現在・為替は$=75円計算を目安に計算しています。)

上記の表は、ケアンズにあるオーストラリアの大手スーパーで販売されている食料品の価格です。物価が高いというイメージが強いオーストラリアですが、農業・酪農が盛んなため、意外と野菜やフルーツ、お肉、乳製品はお手頃な価格で購入が可能です。特にケアンズは、年間を通して暖かい気候なため、マンゴーなどの日本では割高な南国フルーツも安く買うことができます。その一方で、日本に比べて高く感じるのは、魚介類や、ジュース、お菓子などが挙げられます。特に、ペットボトルのジュースは、なんと、日本の1.8倍の値段がします!ポテトチップスも安くても200円以上もするため、お菓子やジュースなどを頻繁に購入してしまうと、食費がかさんでしまうことは間違いないでしょう。お財布のため、そして健康のためにも、スナック類の購入は避けることをおすすめします。

外食

項目 価格
リーズナブルなレストラン $18-$25(約1350円〜1875円)
中級レストラン $45-$55(約3375円〜4125円)
高級レストラン $90-$150(約6750円〜11,250円)

なるべく自炊をして、節約を心掛けても、現地でできたお友達とお出かけしたい!という方も多いのではないでしょうか。そんなお友達との交際費に大きく関わってくる外食費。上記の表をご覧いただくとわかる通り、ケアンズでの外食費は、レストランの種類によって大きく異なります。比較的リーズナブルなレストランで食事をすれば、一人$18〜25(約1350円〜1875)で食事が可能です。また、観光客向けのお店は、価格が高く設定されている傾向があります。特に、ビーチや観光地付近のお店は、観光客向けの価格になっているため、お友達とお出かけする際は、観光地から離れた場所で食事をすることをおすすめします。

日本の食材・調味料

商品 価格
米(2kg) $25-$45(約1875円〜約3375円)
味噌(500g) $7(約525円)
本みりん(300ml) $5(約375円)
インスタントラーメン(1食分) $3(約225円)
カレールー(1箱) $6(約450円)

(2019年11月1日現在・為替は$=75円計算を目安に計算しています。)

上記の表は、ケアンズにある日本食スーパーで販売されている食料品の一例です。ご覧いただくと分かる通り、日本の価格よりもかなり割高なことが分かります。こちらに記載している商品だけに限らず、オーストラリアでは日本の食料品が日本の約2〜3倍の価格で販売されています。特に、私たち日本人にとって欠かせないお米の価格は、目を疑うほどのもの。一番安いお米でも2kgで$25(約1875円)。より質のよいお米を購入しようものならば、なんと、たった2kgで$45(約3375円)もの価格がしてしまいます。日本の輸入食材ばかりを購入すると、食費が高くなってしまうため、なるべく現地のスーパーで販売されている食費を中心に料理をすることを心がけるとよいでしょう。

交通費


ケアンズでの交通費は、驚くほど安いと言っても過言ではありません。その理由は、ケアンズ市内の交通手段でもっとも主流なのが、お金のかからない徒歩か自転車だからです。ケアンズの街は非常にコンパクトで、目的地まで20分もあれば徒歩で着いてしまうため、留学生の間ではお金がかからない徒歩や自転車での移動が主流となっています。また、自転車に関しては、会社やシェアハウスが週単位で貸し出しを行っている所もあります。1週間$15で自転車の貸し出しを行っているシェアハウスもあり、住むシェアハウスによっても異なりますが、ケアンズでの交通費は非常に節約しやすいと言えるでしょう。
ケアンズには、日常的に利用されている唯一の公共交通機関として、バスがあります。市内でバスに乗車した場合、片道チケットは$4.8(約360円)で購入が可能です。しかし、ゴーカードと言われるSuicaやIcocaなどのICチップのカードを利用すれば、$3.31(約248円)での乗車が可能です。シドニーやメルボルンの都心部と違って、ケアンズのバスは時間通りに来ないことが多々あります。そのため、ほとんどの場所に徒歩や自転車で移動ができるケアンズでは、観光地など、少し遠い場所に足を運ぶときを除き、市内でバスを利用する機会はあまりないと言えるでしょう。
バス以外の交通手段として、ケアンズには電車もあります。しかし、ケアンズで運行されている電車は、ケアンズ市内と世界最古の熱帯雨林として有名なキュランダの街を結ぶ電車であり、1日2本しか運行されていません。したがって、普段の生活において、電車を利用することはないでしょう。このような事情から、ケアンズではお金がかからない、あるいは非常に安い、徒歩か自転車での移動が主流となり、現地での交通費を節約できる街であると言えます。

日用品


ケアンズの薬局やスーパーで売られている日用品の価格は、日本の価格から大きな差はありません。シャンプーやリンスは一番安いもので1ボトル$6(約450円)ほど、日焼け止めは$7(約525円)、食器洗剤に至っては$1(約75円)で買えるものもあります。
ただし、筆記用具はあまり安くありません。特に、日本製の筆記用具は、非常に質がよいため、日本の販売価格から約2〜6倍の価格で販売されています。
文房具だけは必ず日本から持参し、それ以外の物は足りなくなったら現地で補うようにすることをおすすめします。

節約方法

食料品をシェアする
オススメの節約方法は、シェアメイトと一緒に食料品を購入し、シェアすることです。ケアンズでは、大量購入すればするほど、各商品の価格が安くなります。例えば、スーパーで販売されている食料品で「600mlのジュースは$3」とご紹介しましたが、どういう訳か、同じ商品の1.25Lジュースが定価$2.5で販売されている、なんてこともあります。その他にも、お肉は塊肉、牛乳はバケツサイズのものなど、特大サイズのものを購入する方が非常にお買い得な場合が多々あります。したがって、1度に大量購入した食材をシェアメイトと共有して利用すれば、節約ができるのです。
初めは「食べ物を共有する」という提案を持ちかけるのは緊張するかもしれません。しかし、双方にメリットのあることであり、何より一緒に買い物をすることでシェアメイトとの仲を深めることができます。ぜひ、留学中に試してみてください。

輸入品はなるべく買わない
日本の食材・調味料でご紹介した通り、日本製品を含む輸入品は高額で販売されています。現地での生活費をおさえるためにも、可能な限り、輸入品は購入しないようにすることをおすすめします。
しかし、時には日本料理も食べたくなることもあるかと思います。そこでおすすめなのが「オーストラリア産」の日本の食材を選ぶことです。例えば、お米の場合、オーストラリア産のお米であれば、2kgで$5.30(約397円)での購入が可能です。残念ながら、味は日本米よりは劣ってしまいますが、なんと、輸入品の5分の1の価格で購入が可能です。また、醤油、みりんなどの調味料も、オーストラリアの工場で生産されたものがスーパーで販売されています。オーストラリア産の調味料に関しては、輸入品の2分の1ほどの価格で購入することが可能です。
日本の食材・調味料は、なるべくオーストラリア産のものを購入し、オーストラリアのスーパーで販売されていないものだけ、日本食スーパーで補うようにすると、生活費を抑えることができるでしょう。

まとめ

ケアンズの物価は、オーストラリアの都市部であるシドニーやメルボルンなどと比べると安いと言えます。しかし、観光客向けのレストランや、輸入品は高い価格が設定されているため、不要な出費をおさえるためには、食事やお買い物の場所はしっかり吟味することをおすすめします。購入するモノや場所、出かける場所、移動方法などを工夫することで、生活費を安く抑えることができるため、無理のない程度で、様々な節約方法を試してみてはいかがでしょうか。

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当記事は2019年11月1日現在・為替は$=75円計算を目安に計算しています。

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