アメリカへの旅行には慣れている…… という方にも、留学だからこそ、気をつけなければならない点なども説明しているため、必見です。
2.アメリカ留学だから気を付けないといけないこと
航空券を購入のタイミングはいつ?
入国審査が厳しめのアメリカ… 航空券は往復?片道?
3.おすすめの渡航時期
社会人向け
学生向け
4.【都市別】具体的な航空券費用とオススメ予約サイト
5.まとめ
1.航空券を安く購入する方法は?
航空券を安く購入するためには、ずばり「格安航空券」を購入するのがオススメです。
格安航空券と対照的に、航空会社が販売している従来の値段の航空券のことを「正規運賃航空券」といいます。
最近、よく耳にする格安航空券ってなに?
格安航空券とは、通常運賃より安い割引運賃で販売される航空券のことを指します。航空券の割引にはさまざまな種類があります。往復で航空券を購入することで得られる往復割引や、学生やシニアなど特定の年齢に向けた割引などが挙げられます。ただ、ここでいう格安航空券とは一般的に、旅行会社がパッケージツアー用に、まとめ買いしている航空券を団体に販売するのではなく、個人に販売することで、安く購入できる航空券のことを指します。
格安航空券はどこで購入できるの?
格安航空券は、JTBやH.I.S.日本旅行、近畿日本ツーリストなど各旅行会社から購入することができます。
電話や、実店舗の窓口にて直接予約をしに行くこともできますが、オススメはウェブサイトから購入する方法です。
インターネット上では、楽天トラベルのように実店舗を持たない旅行サイトや、海外のサイトもチェックすることができるため、選択肢が増え、より安いチケットを購入できる可能性が高まります。いろんな航空券予約サイトをチェックし、比較することで、自分にとって最適な航空券を探すことをおすすめします。
格安航空券ってリスクはないの?
ただし、格安航空券にもリスクがあります。
特に、周知したいのはキャンセルや変更ができない、またはできたとしても旅行会社が指定する手数料がかかり、さらに原則払い戻しはできないということです。対して、正規運賃航空券の場合、格安航空券と比較すると価格は上がるものの、予約便の変更やキャンセルも、原則手数料無料で行うことができます。
例えば、台風や積雪などにより、時間通りに空港にたどり着けなかったという事態や、予定通りビザを取得することができず、渡航日を延期したい…… となっても、航空券の変更ができない、キャンセルするとなれば全額キャンセル料となってしまうなどの惨事が予想されるわけです。アメリカ行きの航空券となると、格安とはいってもそれなりの額になります。またアメリカ留学は、他の主要英語圏と比較しても、学費や生活費など全体的な費用は高くなりがちです。そんななか航空券くらいは安く抑えたいと考える方もいらっしゃると思いますが、上記のようなメリット、デメリットをしっかりと踏まえたうえで、どの航空券を購入するのか、判断するようにしましょう。
★初歩的なミスは避けよう!
ウェブサイトから予約する際には、名前にスペルミスがないか、日程はあっているか、渡航先は間違っていないかなど、細心の注意を払うようにしましょう。スペルはパスポートのスペルと同じである必要があります。また、代理店窓口で予約をする場合も、担当者がミスをしていないか、しっかり確認をとるようにしましょう。
2.アメリカ留学だから気を付けないといけないこと
旅行先としても人気の高いアメリカ。ハワイやロサンゼルス、ニューヨークなどで旅行したことをきっかけに、アメリカへの留学を本格的に考える方も少なくありません。ここで注意していただきたいのが、留学だからこそ、航空券を購入する際に気をつけていただかなければいけない点がある!ということです。
航空券を購入のタイミングはいつ?
まずは航空券を購入するタイミングについてです。旅行であれば、少しでも安く航空券を購入するため、旅行期間が決まれば、その期間に合わせて即航空券を購入しますよね?しかし、留学の場合、出発時期や渡航期間が決まったタイミングですぐ航空券を買うのはやめていただきたい!
では、航空券を購入するのはいつがいいのか?それは、ビザを取得できてからです。
理由はもちろん、ビザを持っていないとアメリカに渡航することはできないからです。
いやいや、、アメリカであれば旅行のときも、ビザは取得するよ?そんなに気にしなくてもいいのでは?と思わる方もいらっしゃるでしょう。もちろん、夏休みや春休みの短期間を利用し、3ヵ月未満の短期留学、且つパートタイムの就学を予定されている方であれば、ビザ取得にそこまでの時間は要しません。しかし、学生ビザとなるとその感覚を改める必要があります。
特に2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降、学生ビザの審査は厳しさを増しています。
提出書類が多かったり、アメリカ大使館での面接があったりと、手間も時間も要します。明確な理由なく、学生ビザ申請が棄却されるケースもゼロではありません。よって、ビザがきちんと取得できるまでは航空券の購入、特に格安航空券の購入は避けるようにしましょう。
入国審査が厳しめのアメリカ… 航空券は往復?片道?
初めての長期留学、初めてのアメリカという方は特に、往復の航空券の方が安心かと思います。理由は、帰りのチケットを持っている=自国に帰る意思がある という証明になるためです。
アメリカの入国審査ってなんだか怖いイメージ!と感じている方もいると思います。その感覚はあながち間違いではありません。先述したように2001年の同時多発テロ事件以降、アメリカの入国審査は今までと比較し厳しさを増しています。
入国審査での質問自体は、他国と大きな違いはありません。
入国目的、滞在期間、滞在先、職業、どこからきたのか、許可されていないものを持ち込もうとしていないか?などです。ここで注意したいのは、危ないものを持ち込もうとしている、就労が目的、永住が目的など、疑われないように、入国審査官の質問に対し、どうどうと正確に本当のことを答えることです。
その際、帰りの航空券を持っていれば、「ちゃんと日本に帰りますよーー」という意思表示になり、滞在期間や、滞在目的を答える際、変な疑いをかけられるリスクを軽減できるというわけです。
ただし、帰りの航空券を持っていなければ入国できなくなるというワケではありません!あくまで参考としていただければ幸いです。
3.おすすめの渡航時期
航空券費用を安く抑えるうえで、アメリカへの渡航時期というのは一つ重要なポイントです。年末年始やお盆休みなど、旅行者や留学生の増える時期は、どうしても航空券が高くなります。そこで、航空券を少しでも抑えるため、社会人の方、学生の方、各々に向けた渡航時期をご紹介します。
社会人向け
おすすめの渡航時期は、6月・10月・11月です。
社会人の方の場合、3月末(年度末)まで働いて、4月から渡航できます!という方が最も多いかとは思います。しかし、4月は学生の方も留学する時期で、その後の5月はゴールデンウイークがあり、、と、航空券は高くなりがちです。
であれば、5月末までは働いて6月出発、または夏のボーナスをもらい9月退社、10月・11月出発など、少しばかり調整していただくと、航空券の安い時期に渡航できます。
社会人の場合、学生と異なり、退職時期やそれに伴う渡航時期は比較的調整はしやすいと思います。よって、あえて航空券の高騰する夏休みなどの旅行シーズン、クリスマスや正月などの祭日は避け、「需要の少ない時期」に渡航することをおすすめします。
学生向け
学生の方は、社会人のように、渡航時期を調整するというのは難しいですよね。
学生の場合、主な渡航時期は、短期留学であえば、学校が長期休みに入る2月~3月や8月~9月、長期留学の方の場合、前期始まる3~4月、または前期の終わり、後期の始まりである7月~9月頃の出発に限られてしまうと思います。
これらの時期は旅行者にも人気の時期で、航空券を安く抑えるというのはなかなか難しい時期です。
ただ、この中でオススメするのであれば2月の初旬です。
2月初旬の出発が難しい場合でも、4月の上旬や、10月初旬など、「お盆」や「GW」など繁忙期と呼ばれる時期をできるだけ避けて出発日を決めていただくことをおすすめします。
ちなみに、アメリカ留学というと、学校などは9月スタートというイメージをお持ちの方も多いと思います。実は、9月開始になるのは大学やカレッジのみで、英語を学ぶ語学学校は、比較的いつでも入学可能です。よって、上記のようなタイミングでの渡航も全く問題はありません。
4.【都市別】具体的な航空券費用とオススメ予約サイト
画像 スカイスキャナー(https://www.skyscanner.jp/)より
ここからは、アメリカ留学のなかでも人気の都市、ニューヨークやロサンゼルス、ハワイなどへの具体的な航空券の相場を見ていきましょう。
2020年2月に出国する片道航空券 最適プラン
都市 | 最適プラン | 所要時間 |
---|---|---|
ニューヨーク | ¥88,050 | 15時間10分 |
ボストン | ¥87,550 | 15時間01分 |
ロサンゼルス | ¥83,400 | 9時間50分 |
サンフランシスコ | ¥125,200 | 9時間25分 |
ハワイ(ホノルル) | ¥58,211 | 6時間35分 |
上記の表は、格安航空券の比較・検索サイトとして高い人気を誇る「スカイスキャナー」の検索結果をもとに作成しています。また出発地は東京(羽田・成田)で統一しています。
最適プランとは
価格と所要時間に基づいて、最適な航空券と判断しています。乗り継ぎ回数や手続きの手間など条件も考慮しています。
スカイスキャナーサイトより引用(https://www.skyscanner.jp/)
今回は「最適プラン」をご紹介していますが、最安の価格となると、より安い航空券も掲載されています。
しかし、そのほとんどは経由便で、且つ、かなりの所要時間を要するものがほとんどです。例えば、東京⇔ハワイの航空券の場合、最安プランは47,342円と表示されました。ただし、所要時間は11時間05分と、最適プランのほぼ倍です。ロサンゼルスの場合、最安プランの価格は、なんと57,670円でした。「おぉ!安い!」と思われた方、ご注意ください。所要時間はなんと40時間45分です。。さらに、表示される費用に、荷物や保険、クレジットカードの利用に際し追加料金が加算されることがあります。合計でかかる費用をきちんと確認したうえで、費用、所要時間、航空会社など、何に重きを置いて航空券を選ぶのか、きちんと精査したうえで航空券の予約を行うようにしましょう。
おすすめ!航空券検索サイト
最後に、アメリカへの航空券を予約するにあたってオススメのサイトをご紹介します。
おすすめは、さまざまな旅行会社の航空券を比較することができる「スカイスキャナー」です。
スカイスキャナーの凄いところは全世界1200社以上の旅行会社・航空会社を取り扱っており、それを1回の検索で一気に確認することができる点です。やはり、一つひとつの旅行会社を確認するのは大変なので、スカイスキャナーで一気に検索できる機能はかなり便利です。
ただし、スカイスキャナーは「航空券を検索するサイト」であって、航空券の購入自体は別のサイトで行うことになります。
購入する際には、「Surprice」「楽天トラベル」がオススメです。Surpriceは大手旅行会社のHISが運営しており、条件が満たされていればクーポン券を使うことができ、より安く航空券を買うことができます。
楽天トラベルは、楽天が運営しているサイトのため、楽天ポイントを貯めることができます。学割検索の機能もあるので、学生の方は特に注目したいサイトです。
反対に避けるべき航空券購入サイトは日本語対応を行っていないサイトです。
上記の通りスカイスキャナーは、日本の旅行会社に限らず全世界の旅行会社から航空券を検索、比較してくれます。よって、選ぶ航空券(検索結果)によっては、日本語対応を行っていないサイトもたくさんあります。
英語に自信がある方は問題ありませんが、やはり英語で予約を行うとなると、ミスやトラブルが発生しやすくなります。また、もし本当にトラブルが発生した場合、その相談も英語で行わなければなりません。海外の旅行会社は極端に安いチケットを用意していることもありますが、安易に予約せず、しっかり吟味して決めるようにしましょう。
5.まとめ
アメリカの航空券は飛距離が長いため、その分値段が高いと感じるかもしれませんが、購入方法や渡航時期を工夫することで値段を抑えることができます。アメリカ留学だからこその注意点や、格安航空券のリスクなどは忘れずに、ご自身にあった航空券を購入し、留学生活の最高の一歩を踏み出しましょう!