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  • 海外留学体験談
  • 2012.01.31

あきらめないこと!

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1.看護師留学をされたきっかけや理由
看護師をやっているときに、オーストラリアに旅行に行った時に出会った日本語を話せるオーストラリ ア人のガイドに「オーストラリアはとても良い国ですよ。こちらに住んでみてはいかがですか?」という何気ない一言をもらい、「いいかも!だったら看護 師・・・か」という気持ちで看護師になる決意をしました。

2.出発前の英語力と現在の英語力について
ちょっと恥ずかしい話ですが、今でも語学学校に通い始めたときに「次のテストに合格して、クラスのレベルをあげるために、課題を下さい!」と先生に伝えて いたつもりが「レベルを上げてください」と嘆願されていると勘違いされ、先生から「あなたはまだ無理よ」と必死に説得されていた事を今でも覚えています (笑)。

今は問題なく仕事しているし、他の病棟に行っても問題ないし、特に問題ありません。ご心配頂き有難う御座います。しかも、旦那(オーストラリア人)と英語でケンカをしても負けなくなりました!

3.病院ではどのような仕事を担当していますか?
今の病院で何科に所属しているかといわれると難しいのですが、私は循環器がメインの内科で、プリセプターやっています。呼吸器、感染・・・色々な症状の患者が来ます(梗塞系は隣の別の病棟に行きます)。

4.日本とオーストラリアの看護でどういった点が大きく違うと感じましたか?
看護師の責任が大きい。医者に対して、同等の意見が言える。医者は間違った薬を出すことが多く、看護師がそれをチェックする役目。責任は薬を渡した看護師にあるので、間違えられません。仕事の範囲が広くなるので、責任は多く問われます。

日 本は自分がリーダーじゃなければ、必ず報告する必要があるため、「リーダーに言えばいいや」と責任逃れ的なところもありますが、こちらではなにかあったら 自分で対処しなければならないので、そのぶん「やりがい」があります(もちろんできないことは医者やNUMに頼みますが・・・)。

5.看護師として働いている中で印象に残っていることを3つ程度あげてください。
1) おじいちゃん、おばあちゃんがかわいい。おばあちゃんが92歳、旦那さんが95歳で「私たち最近結婚したの。」と薬指の指輪を見せてくれる・・・かわいい。

2)患者が急変したとき。オペ室に行く予定だった患者が、死んでいたのがなんとも言えなかった・・・。

3)ドクターと対等に話せるので、患者の看護プランや経過について気楽に話せること。わからないこととかも簡単にドクターにきいて、教えてもらうことができる(その反面、ナース嫌いのドクターに当たると対応大変)

4)クリスマス会が楽しかった!オーストラリアのゲートボール(草の上でボールを転がすスポーツ)を初めてやりました。私の病棟はとてもみんなが仲良いので、楽しいです!

6.看護でどの程度のお給料をもらっていますか?(週何時間働いて、いくらなど)
手取り約$2,300~2,500(2週間)。※週末にちゃんと働いていると、$2,500ぐらいで、働いていないと$2,300ぐらいになります。後は税金対策をもう少しすれば、色々得できるかな。

7.これからの自分の目標などについて
今 度CNS(Clinical Nurse Specialist※認定看護師のような資格)になる予定です!※NUM(Nursing Unit Manger ※師長のようなポジション)の了承も取っています!ゆくゆくはCNE(Clinical Nurse Educator※教育係)になろうと思います。NUM(師長)はならなくていいかな・・・マネージメントは興味ないから・・・。

8.これから出発される方、または現在オーストラリアで看護師資格取得を検討されている方にアドバイスをお願いします。
あきらめないこと。勉強すること。日本語を使わないこと。外国人の友達を増やすこと。日本のテレビばかり見ていないこと。人のせいにしないこと。自分で責任を持って行動すること。

とても重要なので、実行してください。

9.IETLSをやめてOETに変更されたきっかけや理由
IELTSは純粋に難しいと思った。難しくて先が見えなかった。なにがどうなるかわからないから、他の方法を探してみたときにOETが見つかった。

IELTSは内容が政治や科学等で、医療と全く関係なく、OETは医療全般の内容になっているので、医療分野で今後働くにあたって、良いと思ったから。

10.OETで簡単と思った点と、難しい点を教えてください。
簡単だと思ったのは、ライティングです。アカデミックであれだけ難しいと思ったIELTSのライティングを受けているのが無駄だと思いました。逆にIELTSで簡単だったリスニングは大変だった。
看護師・医者はライティングにアカデミックのIELTS7.0は必要ないことは感じています。実際に仕事上ライティングで文法等の間違いが多少生じても、医 療従事者はみんな内容が読み取れるので、即座に対応してくれますが、コミュニケーション上でのミスはその場その場の判断になるので、ミスは許されません。 実際に仕事面全部でコミュニケーション能力が必要なのは明らかなので、OETのテストのほうが実際に医療従事者として働く際に、ニーズにあっているという のが感じられます。実際に仕事中も医療関係の話ばかりです。後は家族の対応が一番大変だと思うし、その時に一番大切なのはライティング力ではなく、コミュ ニケーション力だと思います。

11. これからOETを受験する人にアドバイスを御願いします。
医療単語を良く 知ることだと思います。医療関係のドラマやTVショーを見て、人がなに言っているかをきくことです。病院で働いていない人は、日常生活にかじりついても難 しいので、例えば解剖書の本を読んだり、医療関係のテレビを見たりするのが良いと思います。家でテストの過去問や対策本ばかりを読むのがテスト勉強とは私 は思いません。英語で自分の興味のある医療分野の勉強をすれば、楽しく勉強できるはずです。あとは病院で働いている友達とかがいたら、「申し送りのシー ト」などを細かく調べて勉強したりするのも良いです。

中田 安妃子さん
留学期間
①2007年4月~語学勉強&ワーホリ
②2010年4月~看護資格取得&現地病院にて仕事
滞在都市:シドニー/オーストラリア
参加プログラム:看護師資格取得正規留学(OET)

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