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高校留学するうえでベストなタイミングとは

「高校留学のタイミング」というと、留学する年齢(学年)という意味と、1年間のなかで留学する月(時期)という意味と、大きく2つあるかと思います。留学する年齢(学年)も1年のなかで留学する時期も、いずれも高校留学を検討する際には重要なポイントとなります。

これらは、高校留学のプログラム(短期間の留学なのか、1年以上の長期留学なのか)によっても異なります。ここでは中学生・高校生を対象とした留学のカウンセリングを長年勤める留学カウンセラーが、過去、お客様をサポートしてきた経験をもとに、3ヵ月未満の短い留学と、1年間の留学、そして海外の高校卒業を目指す長期の留学、それぞれのベストな年齢(学年)と月(時期)とを説明いたします。

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著者:留学カウンセラー 寺田麻友子
厚生労働省指定 キャリアカウンセラー資格を保有。10年以上にわたり中高生から社会人まで幅広い層を対象とした留学カウンセリングを担当。
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目次-高校留学のタイミング

はじめに▼ 
短期留学(3ヵ月未満)▼ 
 ‐ ベストな年齢(学年)▼ 
 ‐ ベストな渡航月▼ 
1年留学▼ 
 ‐ ベストな年齢(学年)▼ 
 ‐ ベストな渡航月▼ 
卒業留学(2年以上)▼ 
 ‐ ベストな年齢(学年)▼ 
 ‐ ベストな渡航月▼ 
まとめ▼ 

はじめに


高校留学先として人気の高い主要英語圏の場合、メインの開始時期がアメリカ・カナダ・イギリスとオーストラリア・ニュージーランドとで二分されます。アメリカ・カナダ・イギリスの場合、主な学校開始時期は9月、オーストラリア・ニュージーランドの場合、主な学校開始時期は2月となります。学期の途中から入学することもできるため、この時期しか入学できないというわけではありません。しかし、3ヵ月以上の長期留学となる場合は、メインの開始時期を意識し、スケジュールを組み立てると良いでしょう。

それでは、留学プラン毎のベストな年齢(学年)と月(時期)を見ていきましょう。

短期留学(3ヵ月未満)


↑オーストラリア(語学学校:BROWNS)で語学研修をされたお客様の写真

短期留学とは、夏休みなど長期休暇を利用しての留学です。
短期留学には大きく3つの種類があります。1つ目は、英語で英語を学ぶ留学生のための学校に留学する語学学校。2つ目は、海外の高校や大学が夏休み期間に開催するプログラムで、英語やその他の科目を学びつつ、その土地ならではのアクティビティを楽しむサマースクール。3つ目が、現地高校にて、実際にネイティブ環境で勉強し生活を体験する短期高校留学です。

1つ目の語学留学は、毎週月曜入学可能な学校が多く、最多受講週数も1~2週間から可能と柔軟性の高い留学です。
2つ目のサマースクールは、7月上旬から9月下旬まで、限られた期間のなかで開催されるプログラムで、1~4週間程度が一般的な留学期間です。入学時期やプログラム期間が限られるため、語学留学と比較するとやや柔軟性は低くなります。
3つ目の短期高校留学は、現地高校の学期期間中に留学する必要があります。国や州、各学校によって最低受講週数や入学時期は異なります。また、ネイティブ環境で勉強するプログラムのため、英語力や成績など、一定の入学条件を求められる場合もあり、他の短期留学プログラムと比較すると少しばかりハードルの高いプランといえるでしょう。

‐ ベストな年齢(学年)


ベストな年齢は、13・14歳、16・17歳ころ、学年でいうと中学校1~2年生、または高校1~2年生です。
夏休み時期を利用して参加することの多い短期留学の場合、帰国後の受験や進学に影響の少ない中高1~2年生の学年、特に高校の1年生がベストといえるでしょう。
将来的に1年留学や卒業留学を考えて、下見的に短期留学を考えている方の場合、中学生のうちに短期留学を1度経験しておくことをお勧めします。

‐ ベストな渡航月


ベストな渡航月は7月末から8月末にかけての時期です。
理由は、
・1年を通じて最も長い休暇(夏休み)のため、渡航期間も長めにとることができる
・サマースクールなどプログラムの選択肢が多い
 などの理由から、目的や英語力などにあった留学を選ぶことができるためです。

夏休み期間と比較すると渡航できる期間は1~2週間と短くなりますが、2月~3月頃もおすすめです。
特に南半球に位置するオーストラリア、ニュージーランドは夏から秋にかけて時期で気候的にも過ごしやすく、7月・8月と比較し航空券代金もやや抑えられる傾向にあります。

1年留学


↑ニュージーランド Waimea Collegeの写真

1年留学にも大きくわけて3つのパターンがあります。
1つ目は、日本の高校を1年間休学する留学。2つ目は、日本の高校が海外の高校で取得した単位を認定する認定留学、3つ目は、異文化交流を目的とした交換留学(日本の高校側が留学先で取得した単位を認定するケースがほとんど)です。

アメリカ、カナダ、イギリスの場合、ほとんどが9月入学となります。
オーストラリア、ニュージーランドの場合、2月入学がおすすめですが、4月、7月入学も可能です。

日本の高校を休学しての留学の場合、帰国後、ひとつ下の学年に入ることになります。学年がずれることを懸念する学生さんや親御さんもいらっしゃいますが、本来その学年で勉強すべきことをきちんと勉強することができるため、その後の受験にマイナスの影響を与えることが少ない点が魅力です。

認定留学・交換留学の場合、海外で取得した単位を認めてもらい、本来の学年に進級することができます。時間的なロスがない点は魅力です。ただし、受験のことを考えると、高校2年生以降の留学は望ましくないかもしれません。

‐ ベストな年齢(学年)


休学留学の場合、16歳前後、学年でいうと高校1年生、または2年生がおすすめです。
中高一貫校に通っている学生さんで、受験がないという方の場合、高校1年生がベストタイミングといえるでしょう。

認定留学・交換留学の場合もやはり、16歳前後、学年でいうと高校1年生、または2年生がおすすめです。
ただし、先述しているように帰国後、日本で本来の勉強をせず進級してしまうため、可能であれば1年生、おそくとも1年の後期から2年の前期にかけての留学がよいでしょう。
中高一貫校に通っている方の場合、中学3年生~高校1年生での留学もおすすめです。

‐ ベストな渡航月


↑国別、おすすめの渡航月
アメリカ、カナダ、イギリスの場合、渡航先の制度上、選択肢は多くなく9月開始(ほぼ1択)となります。

オーストラリア、ニュージーランドの場合、2月、4月、7月、いずれかから開始可能です。
日本のカレンダーイヤーにあわせるなら4月、オーストラリア、ニュージーランドのカレンダーイヤーにあわせるなら2月がよいでしょう。

卒業留学(2年以上)


↑ニュージーランド オークランドにあるNorthcote Collegeの写真

卒業留学とは、言葉の通りその国の高校課程を修了することを目標とした留学です。
留学から帰国後、帰国子女枠入試を利用した大学受験を考える方や海外の大学進学を考える方に人気の留学です。最短2年間からになりますが、英語の壁に阻まれ、本来の学業成績を残せない時間も生じるため、2年半から3年程度の留学期間をみておくことをお勧めします。

‐ ベストな年齢(学年)


↑卒業留学スケジュール オーストラリアの場合

卒業留学に踏み出す年齢は14歳から15歳、学年でいうと中学3年から高校1年生がベストです。
中学から高校、高校から大学と進学・進級する機関のレベルがあがればあがるほど、英語力や成績など求められる条件も難しくなります。ご本人様の英語力や成績、留学する国や州、学校によっては、高校本科に入学するまでに半年から1年程度、英語学習期間を求められるケースもあります。若いタイミングで留学することにより、よりスムーズに本科に進学・進級できる可能性が高く、時間的なロスを減らすことができます。

‐ ベストな渡航月

アメリカ、カナダ、イギリスの場合、渡航先の制度上、選択肢は多くなく9月開始(ほぼ1択)となります。
オーストラリア、ニュージーランドの場合、2月、4月、7月、いずれかから開始可能です。
ただ、いずれの国も、高校本科に入る前にどのくらい英語学習期間を求められるか?または設けるか?によっても、ベストな渡航月は異なります。個々の能力、そして渡航する国や州、学校によっても異なりますので、詳しくは留学カウンセリングをご利用ください。当社ではLINEで気軽にご質問いただけるサービスも設けております。お気軽にお友だち追加してみてください。

まとめ


↑卒業留学を目指すお客様とともに。

いかがでしたでしょうか。
高校留学はその後の人生を大きく左右する留学だからこそ、中学生からだと早すぎるのではないか…… 高校2年生だと遅すぎるのではないか…… とベストな渡航時期を決めきれず悩んでいる方も多いと思います。弊社では過去のさまざまなケースをもとに、お客様一人ひとりにとってよりフィットする国や学校、渡航時期、タイミングなどをご紹介いたしております。お気軽にご相談ください。

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