ただの語学留学では終わらせたくない、と考える方にとってウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムはまさに希望を叶えてくれるプログラムでしょう。
ここでは、ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムについて、他校とは違った特徴や魅力はもちろん、選択できる科目や費用、留学中の滞在方法など詳しく紹介していきます。
ウーロンゴン大学基礎情報 ▼ |
ウーロンゴン大学のスタディアブロードを選ぶ理由 ▼ |
ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムで選択できる科目 ▼ |
入学条件 ▼ |
入学条件を満たせない場合 ▼ |
入学時期 ▼ |
プログラム費用 ▼ |
滞在方法とその費用 ▼ |
まとめ ▼ |
ウーロンゴン大学基礎情報
国 | オーストラリア |
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都市 | ウーロンゴン |
住所 | Northfields Ave Wollongong NSW 2522 Australia |
設備 | 図書館、Uni Centre(学生ラウンジ)、バー、映画館、カフェテリア、ショップ、各種スポーツ施設、診療所、銀行、郵便局、美容室、旅行代理店など |
スタディアブロードページURL | https://www.uow.edu.au/future/studyabroad/index.html |
ウーロンゴン大学を選ぶ理由
オーストラリアのなかでも、スタディアブロードプログラムを提供している大学はいくつかありますが、各大学によってポイントとなる点には違いがあります。ここでは、ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムを選ぶ理由3つをご紹介します。
① 英語力が足りなくても学部聴講ができる!
一般的なスタディアブロードプログラムは、現地の大学の授業をネイティブと共に受けることになるため、大学に入学できるレベルの高い英語力(IELTS6.0~6.5)が必要となります。しかし、日本人で留学前にそこまでの高い英語力を持っている学生はそう多くはありません。ウーロンゴン大学には、「学部受講をしてみたいけれども、そこまでの英語力がない」という方におすすめの特別なプログラムが用意されています。それが、ウーロンゴン大学付属の教育機関ウーロンゴンカレッジで提供されている「English plus Uni」というプログラムです。
参加条件の英語力がIELTS5.5/TOELF iBT70と、学部受講のみを行うプログラムよりも低く設定されており、一般英語コース(週14時間)で英語の勉強をしながら、並行して本科の授業を1~2科目(週3~6時間)履修ができる*というプログラムとなります。コース期間は、入学時期によって異なり、12週間または18週間となります。
*12週間:1科目履修、18週間:2科目履修
本科の授業は、大人数で行う講義(レクチャー)と、日本のゼミのような少人数で行う講義(チュートリアル)から成り立っており、ディスカッションやグループプレゼンテーションなども行います。English plus Uniで履修できる科目は1年生向けの科目のみにはなりますが、ネイティブの大学生と肩を並べて学ぶため、もちろん簡単ではありません。また、海外の授業は日本の授業と比較すると、能動的に授業に参加し自分の意見を発表しないといけないため、将来的にも役立つ「積極性」や「自分自身で物事考える力」も同時に習得することができます。
また、もしIELTS5.5に到達していない場合は、English plus Uniの前に同じウーロンゴンカレッジにて語学研修のみを追加受講することも可能です。語学研修で受けられるコース選択も豊富で、一般英語コース、進学準備コース(EAP、ETS)、IELTS対策コースから選べます。なかでも、進学準備コースは学部受講で必要となるスキルを身につけるためのコースとなっており、学部受講をする際のノートの取り方やエッセイの書き方、プレゼンテーションのやり方などを学ぶことができます。本科の学部受講では、ネイティブの先生や生徒の早い英語についていきながら授業を理解する必要があるため、英語力があったとしても進学準備コースを介して学部受講へ移ったほうが効率よく受講することができるでしょう。
(例)IELTS5.5のスコアをお持ちでない場合のサンプルステップ
一般英語コース (12週間) → 進学準備コース (12週間) → IELTS5.5到達 → English plus Uni (12週間or18週間)
English plus Uniの入学時期は2月・7月・11月の3回あり、受講期間は入学時期によって異なりますが、12週間、または18週間です。事前に語学研修をつける場合、英語コースの入学時期は1月・2月・4月・5月・7月・8月・10月・11月の8回になります。
他大学では規定の英語力をクリアできていない場合、まずは語学研修を行い、のちに学部受講へ移る場合がほとんどです。語学研修と学部受講を並行して行える数少ない大学がウーロンゴン大学ですので、その点はウーロンゴン大学でスタディアブロードプログラムに参加する大きなメリットになるでしょう。
また、1年間の留学を考えた場合、English Plus Uniを1年間参加することもできますが、途中で英語力の規定を満たせばSemester programへの参加も可能になります。1年間の留学でできる限りステップアップしたいと考える方は、Semester programもチャレンジしていきましょう。
(例)English Plus Uni (12週間or18週間) → IELTS6.0到達 → Semester program (1学期、約4ヶ月)
English Plus Uni詳細(公式ホームページ)
② 自然あり!シドニーも近い!最高のロケーション!
留学先を選ぶうえで、せっかくなら日本人が少ない環境に身を置き、どっぷりと英語の生活に浸かりたいと考える方は多いのではないでしょうか。そう考える方にとっては、ウーロンゴンというエリアはとても魅力的です。
ウーロンゴンは、オーストラリア最大の都市シドニーから電車で1時間半ほど南下したところに位置しています。広大な自然に囲まれているウーロンゴンですが、街の中心には生活に必要なスーパーやレストラン、薬局、服屋、カフェなどの施設は充実しているため、生活に困ることはもちろんありません。そして、オーストラリアの美しいビーチが眺められるビーチ沿いにウーロンゴン大学のキャンパスはあり、ウーロンゴン市内からも徒歩で行けるため、とてものどかで便利なロケーションです。オーストラリアの綺麗な青い海を眺めながら、キャンパスライフを送れるなんて最高ですよね。
また、主要都市に比べると物価も安く娯楽も少ないため、生活費を抑えることができるのも大きなポイントではないでしょうか。先述した通り、シドニーへも電車で1時間ほどであれば行けるため、必要があれば都会に行き、日常生活は自然豊かにのんびり暮らせるという、なんとも贅沢な暮らしの実現が可能です。
③ 教育水準の高さやサポート体制の充実さはお墨付き!
スタディアブロードプログラムを選ぶ際の大きなポイントとして、その大学のクオリティを気にされる方はとても多くいらっしゃいます。
ウーロンゴン大学はニューサウスウェールズ州の中でも、バランスの取れた大学として有名な大学で、世界の大学ランキング(QS World University Rankings 2023)では185位に選ばれるほど、とてもレベルの高い大学となります。世界ランキング185位がどの程度のレベルかというと、例えば、日本でもレベルの高い大学と言われている、慶應大学(197位)や早稲田大学(205位)、筑波大学(312位)よりも上のレベルとなります。
また、英語を第一言語としない私たち日本人からすると、本科の授業をネイティブと一緒に学ぶことは容易ではありません。英語力の規定をクリアしていたとしても、日本とは全く違う授業形態だからこそ、しっかり授業についていけるのか心配に思われる方も多いと思います。そんな時に頼りになるのが、大学の学生サポートです。ウーロンゴン大学は全校生徒のうち約2割にあたる7,500名ほどが留学生となっており、大学側も留学生に対しての学生サポートにはとても力を入れています。その結果、今まで何年にも渡り、世界大学ランキングの各部門で五つ星を獲得した実績を持ち、大学やサポートのクオリティの高さには定評があります。
もちろん、スタディアブロードプログラムでも、学生サポートはしっかり受けることができます。困ったときに頼れるスタッフがいたり、充実したサービスがあったりするのはとても心強いですよね。
ウーロンゴン大学のスタディアブロードで選択できる科目
ウーロンゴンのスタディアブロードプログラムでは、日本の大学で専攻している内容に関わらず、自分の興味・関心に合わせ幅広い科目を選択することができます。
また、大学の科目ももちろんのこと、大学院の科目を選択することもできます。ただし、大学院の科目を選択するには、日本で選択希望の科目に関連のある学位を取得している必要があり、また英語力も大学の科目選択よりも高いレベル(IELTS6.5〜)が求められます。
各科目には科目コードが割り振られており、大学の科目は100-400、大学院の科目は800-900の間から選択が可能です。
選択できるコースの詳細は、ウーロンゴン大学のホームページで確認ができます。
UOW handbook
受講可能な学部
ビジネス、経済、コンピューターサイエンス、IT、アート、教育、エンジニア、環境化学、医学、人文科学、国際学、法律、数学・統計学、メディア、心理学、公衆衛生・ポピュレーションヘルス、科学、社会科学、社会福祉
※ English plus Uniの場合は、選択した学部の初年度の科目のみ受講が可能となります。
※ Semester programsの場合は、日本で終えている年次の科目は受講が可能となります。
大学院
経営経済、コンピューターサイエンス・IT、教育、エンジニアリング、環境化学、ヘルスアンドメディスン、国際関係学、法学、数学、心理学、PUBLIC AND POPULATION HEALTH、科学、社会科学など
また、ウーロンゴン大学ではスタディアブロードプログラムと12週間のインターンシップを組み合わせることができます。
ただし、インターンシップに関しては誰でも参加ができるわけではなく、Bachelor of Commerce/Businessに入学している方が対象となります。そして、参加条件として、単位取得数や英語力、インターンシップ参加にあたり十分なスキルを持っているかなど、様々な条件をクリアし、面接を含めた選考に合格しなければなりません。インターンシップは現地の生徒にも人気のプログラムになるため、高い意欲をもってチャレンジする必要があります。インターンシップを行う時期は、入学するタイミングによって異なります。秋学期(7月)に入学をした場合は、12月~2月の夏休み、春学期(2月)に入学をした場合は、6月~7月の冬休みに行うことが多いですが、授業と並行して行うこともあります。最終スケジュールは現地での確定となります。インターンシップの内容は、会計・経済・財務・人事管理・マーケティング・マネジメント・広報・サプライチェーンマネジメントなど、様々な業種があります。
入学条件
ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムに参加するための条件は3つあります。
1. 日本の大学・大学院に在籍し、在籍期間が1年以上ある方
2. 規定の英語力をクリアしている方
3. 評定平均(GPA)が4段階中2.7以上の方
※ English plus Uniに関しては、成績証明書の提出は必要だがGPAの規定はなし
英語力に関して、詳しく説明します。
まず、ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムは2種類あります。
1つ目が英語力がすでにある方向けのプログラム、Semester programsです。こちらは、渡航後すぐに現地の大学生と共に本科の授業を受講することができます。
2つ目が“ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムを選ぶ理由1”でも先述しましたが、英語力にまだ不安がある方向けのプログラム、English plus Uniです。
各プログラムの求められる英語力を、確認してみましょう。
Semester programs
IELTS | 6.0(overall/6.0 in reading & writing) |
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TOEFL paper | 550以上 |
TOEFL computer | 213以上 |
TOEFL internet-based | 79以上(with not less than 20 in writing, 18 in reading, 17 in listening and 16 in speaking) |
※ 先述した通り、大学院の科目を選択する場合はより高い英語力(IELTS6.5〜)が必要となります。
English plus Uni
IELTS | 5.5(overall/5.0 in reading & writing) |
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入学条件を満たせない場合
参加条件の英語力を満たせていない方に関しては、ウーロンゴンカレッジ(UOW付属の教育機関)で提供している、ETSコースを受講し、英語力が規定に到達すればプログラムへの参加が可能となります。
ETSコースとは、大学や大学院に入学するために英語力を高める必要のある学生向けのコースとなり、リサーチスキルや英語力の向上、エッセイの書き方など、実際に大学の授業を受けるにあたって必要なスキルを身に付けるコースとなります。就学時間は週20~22時間です。
ETSコースは基本的に6週・12週・18週のコースとなりますが、必要に応じて6週間毎にコースの追加もできます。
また、こちらのコースを修了しスタディアブロードプログラムに参加する場合、入学タイミングにもよりますが、英語力の公式スコア(IELTSやTOEFL)を提出せず、ダイレクトエントリーが可能です。
※事前にスケジュールの確認が必要なため、詳しくはお問い合わせください。
≪IELTS6.0 (Reading and Writing 6.0)を目指す場合の必要受講週数≫
現在の英語力 | 必要受講週数 |
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IELTS6.0(Reading&Writing 5.5) | 6週間 |
IELTS5.5(Reading&Writing 5.0) | 12週間 |
IELTS5.0(Reading&Writing 5.0) | 18週間 |
コース費用:3,240ドル/6週間
コース詳細:English for Tertiary Studies
入学時期とキャンパス
ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムの入学時時期は、選ぶプログラムによって若干異なります。
・Semester programs: 2月、7月
・English plus Uni: 2月、7月、11月 ※2月・7月は18週間、11月は12週間
・大学院のビジネスプログラムを、ウーロンゴンキャンパスかシドニービジネススクールで受講する場合: 2月、5月、8月
入学日
※大学院のビジネス以外のプログラムに関しては、科目により入学時期が異なります。詳しくは直接お問い合わせください。
※年度によって入学時期が異なる場合もあるため、詳しくは直接お問い合わせください。
コースハンドブック
また、Semester programsとEnglish plus Uniはウーロンゴンキャンパス、大学院ビジネスプログラムはウーロンゴンキャンパスとシドニーキャンパスで開講されています。
プログラムの費用
ウーロンゴン大学のスタディーアブロード各プログラム、英語コースの学費は下記の通りです。
※2022年度料金
プログラム名 | 費用 |
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Semester programs | $9,990 |
English plus Uni | $7,140(12週間)、$10,710(18週間) |
English for Tertiary Studies | $3,240/6週間 |
※各プログラムの費用に関しては、公式ホームページをご確認ください。
Indicative tuition fees
滞在方法とその費用
留学中の滞在に関してですが、方法としてはホームステイ、学生寮、シェアハウスの3パターンあります。シェアハウスの場合は、自分で探す必要がありますが、ホームステイと学生寮は学校側での手配が可能です。
ウーロンゴン大学は様々な種類の学生寮を持っており、自分の希望に合わせて選ぶことが可能です。例えば、食事付か否か、一人部屋かシェアルームか、近くにビーチやショップなどはあるか、など選択肢は豊富です。学生寮は留学生だけではなく現地の学生も滞在しており、学生同士のコミュニティを広げたいと考える方には良い環境でしょう。授業だけではなく、生活の時間も共有することで友達との距離もぐんと縮まります。大学生向けの寮や大学院生向けの寮なども選べるので、より自分と生活スタイルが近い友達と共に生活することもできます。学生寮はとても人気のため、早めに予約をすることをお勧めします。
費用は部屋のタイプによって異なりますが、食事付きのシェアハウス場合は週3万円前後、食事なしの場合は週約2.5万円~3.3万円が平均的な相場になります。
スタディアブロードプログラムの生徒は、22週間から滞在可能となっております。
※最新の学生寮の種類や費用は公式ホームページをご確認ください。
Accommodation
デジタルパンフレット
まとめ
いかがでしたでしょうか。ウーロンゴン大学は、シドニーからもほどよく離れているため日本人比率も低く、国際的な環境に身を置きながらゆったり生活したいという方には、まさに理想的な環境といえます。また、海外大学の授業を受講したいけれど英語力が足りない場合にも、英語研修と並行して学部受講ができる点は、他大学にはない大きな魅力ではないでしょうか。
ウーロンゴン大学のスタディアブロードプログラムについて、さらに詳しく知りたいという方はお気軽にお問い合わせください。