| オーストラリアのAQFとはどういう仕組か学ぼう ▼ |
| ニュー・サウス・ウェールズ州TAFEのDiplomaToDegree(D2D)の仕組みはAQFに則っている ▼ |
| さいごに ▼ |
オーストラリアのAQFとはどういう仕組か学ぼう

AQFの10段階とは?
| AQF Level 1 | Certificate 1 |
|---|---|
| AQF Level 2 | Certificate 2 |
| AQF Level 3 | Certificate 3 |
| AQF Level 4 | Certificate 4 |
| AQF Level 5 | Diploma (専門学校の単位認定) |
| AQF Level 6 | Advanced Diploma, Associate Degree (専門学校卒業に相当) |
| AQF Level 7 | Bachelor (大学学部卒業の学位) |
| AQF Level 8 | Bachelor Honours Degree, Graduate Certificate,Graduate Diploma |
| AQF Level 9 | Master Degree (大学院修士課程の学位) |
| AQF Level 10 | Doctoral Degree (大学院博士課程の学位) |
| non-AQF | 語学学校の英語コース 等 |
AQF Level 1から4まではCertificateと呼ばれ、専門教育の初歩段階を指します。Certificate 3以上になると一部の専門職として就労が可能になる資格になります。Certificateのコースは私立・公立の専門学校によって開講されており、オーストラリアの長期留学でCertificate 3または4に挑戦される方が多くいらっしゃいます。Certificate 4になると未経験で入学するのが難しくなり、Certificate3を履修しているか、または同等の職業経験があることが入学の条件となるケースが多いといえます。Leve5またはLevel6が日本の専門教育課程に該当し、より高度な学習を積みます。Diploma以上で雇用の条件が変わる会社も多く、ローカルのオーストラリア人も生涯教育としてTAFEなどの公立専門学校でDiplomaやAdvanced Diplomaを履修しています。Level7以上が日本の大学教育機関にあたり、それぞれ大学卒業学位や修士課程、博士過程に該当します。オーストラリアの大学入学には、オーストラリアの高校の進学過程(Year 11~12)を卒業した、または同等の教育(AQF Level5または6)を履修していることが条件になります。
AQFで規定されている資格は、各分野ごとにレベルアップしていく
オーストラリアの資格認定は、AQFによってレベル分けされていますが分野ごとに異なる資格であることに留意が必要です。Certificate4のスポーツトレーニングを修了して、DiplomaコースのIT分野に進学するといった分野違いのレベルアップは不可能だと思ったほうがよいでしょう。(大きな分野が共通している学問、ビジネス-会計-マーケティングなどで移動は一部可能)オーストラリアの大学入学を前提とした長期留学では、分野選びを事前にしっかりと行う必要があります。語学留学で渡航し、専門コースへの入学条件を満たすための英語学習期間でじっくりと考える方法か、日本でしっかりと勉強したい科目を決めて渡航する方法をとるか選ぶ必要があります。
ニュー・サウス・ウェールズ州TAFEのDiplomaToDegree(D2D)の仕組みはAQFに則っている

D2Dとは?
TAFE NSWが提供している専門コースを卒業した後に、大学へ編入し学位取得を目指すプログラム。TAFEの専門学位(Certificate 4 ・Diploma ・ Advanced Diploma)を卒業後、TAFEで履修した科目に関連する大学の学部へ編入するプログラム。各コース(科目)によって入学条件や単位認定数は異なる。また年度によって大学に認定される科目数が変更となることにも注意したい。
例えば、会計学を学ぶ場合、全くの未経験からであれば下記の流れとなります。
※TAFE以外にも各大学が認定した専門学校の専門コースを修了すると単位認定されるコースがございます。
さいごに
オーストラリア留学で専門課程を検討すると登場する”Certificate(サーティフィケート)”や”Diploma(ディプロマ)”などは、AQFという教育制度に則って定められています。正しく専門課程を履修してステップアップすることで専門性を高め将来の就職活動に役立つオーストラリア留学にしましょう。



































