2023年4月、ニュージーランドのネルソンにあるワイメア・カレッジへ渡航したRutoさんからいただいた高校留学の体験談をご紹介します。
この記事の前半では、渡航からわずか3ヶ月、すでにネイティブの友達ができ留学生活を謳歌されていた当時のリアルな心境を掲載。日本の高校から海外へ飛び出した理由や、現地での生き生きとした生活の様子をお話しいただいています。
【体験談更新のお知らせ】
この記事は2023年7月に公開しましたが、その後、Rutoさんは2025年12月にニュージーランドの高校を見事卒業されました!
記事の後半では、3年間の留学生活を終えた今の声を【追記インタビュー】としてご紹介します。
渡航直後のフレッシュな感想と、3年間の集大成。あわせてお読みいただくことで、高校留学を通じたRutoさんの大きな成長の軌跡をぜひ感じてください。
Rutoさんの留学概要
渡航国:ニュージーランド
渡航都市:ネルソン
留学プログラム:高校留学(卒業留学)
学校:Waimea College
渡航期間:2023年4月 – 2025年12月
高校留学スケジュール
高校で留学しようと考えた理由
ニュージーランドでの高校生活の様子
これからの目標(渡航1年目)
【卒業後インタビュー】
これからの目標(卒業後)
これから留学する人へのメッセージ
さいごに
高校留学スケジュール
| 時期 | 内容 |
| 〜 2023年3月 | 日本の高校1年次を終了 日本の高校には留学届を提出し、休学 |
| 2023年4月-12月 | Year12(日本の高校2年生) 2学期目(本科※)から入学 |
| 2024年1月-12月 | Year12(日本の高校2年生) |
| 2025年1月-12月 | Year13(日本の高校3年生) / 卒業 |
ニュージーランドの高校は4学期制になります。
1学期 1月下旬〜3月下旬
2学期 4月中旬〜6月下旬
3学期 7月中旬〜9月下旬
4学期 10月初旬〜12月初旬
1-3学期目からであれば一般的にはご入学が可能です。ニュージーランドで高校留学する上で、ベストなタイミングについてはこちらをご覧ください。
高校で留学しようと考えた理由

留学に興味をもったきっかけは父の存在でした。父は若い頃にアメリカに長期滞在したことがあり、そのときの話を幼い頃からよく聞いていました。いろんな体験談を話してもらっていたのですが、なかでも「日本とは異なる雰囲気」や「多様な価値観を認め合う文化」についてはとても魅力的に感じました。父も海外に出たことで価値観や考え方が大きく変わり、より自分らしく生きられるようになったと言っていました。
「僕も海外に挑戦したい!」
中学生の早いタイミングで、そう思うようになりました。両親もそんな僕の思いを応援してくれていました。そんななか、まず挑戦したのがオーストラリアでの短期留学です。わずか1週間でしたが何もかもが刺激的で、最終的にはこの経験を踏まえ「高校で留学しよう!」と決断しました。
コロナ禍で延期を余儀なくされた留学
「中学卒業と同時に海外に行こう!」そう思って準備を始めた矢先、コロナが流行り始めました。残念ながら高校1年次からの留学は断念せざるを得なくなり、日本の高校に進学しました。当然、日本の高校生活も楽しく、留学への決意が揺らぐこともありました。周囲と異なる進路をたどることへの不安もありました。
ただ、コロナが落ち着きを見せ、ようやく海外への渡航ができるようになるなか、海外への思いは再燃していきます。両親が変わらず応援してくれていたこともあり「こんなチャンスは人生でもう二度とないかもしれない.. 」と思うようになりました。葛藤もありましたが、高校2年次から留学することを決めました。
ニュージーランド・ネルソンでの高校留学を選んだ理由

中学生のときに留学したのはオーストラリアのパースという都市でした。都会もあり自然もあり、落ち着いた雰囲気の街です。都会すぎず田舎すぎず、すごしやすい環境が僕の出身地と似ていて、とても気にいっていました。そんななか両親が勧めてくれたのが、ニュージーランドのネルソンにあるワイメア・カレッジでした。
高校留学を考え始めた当初、中学のときの経験からオーストラリアのパースに行きたいと思っていました。ただ、両親からの話を聞いたり自分でも調べたりしていくうちに、「ニュージーランドもいいな」と思うようになりました。
結果、ニュージーランドでの高校留学を選んでよかったなと感じています。
ニュージーランドでの高校生活の様子

幼い頃から海外に興味があったこともあり、英語は好きで趣味のようにずっと勉強していました。その甲斐あって、ニュージーランドに到着してから英語でのコミュニケーションに不自由を感じたことはありません。(もちろん、わからないこともあります!)
ホストファミリーもワイメア・カレッジのスタッフも、みなさんとても親切で、困ったことや悩んだこと、わからないことがあっても、相談すれば解決できないことはほとんどありません。それは学校の友達も同様です。僕は必須科目として英語と数学、選択科目としてビジュアルアーツ、日本語、アウトドアエデュケーションを専攻しています。
ビジュアルアーツは日本の授業でいうところの美術に似た授業で、アウトドアエデュケーションは体育の強化&実演版のようなイメージです。日本語はワールドアベニューの担当カウンセラーの方が、「日本に興味関心を持っている生徒が受講していて、友達を作りやすい」と教えてくださっていたので選びました。実際、その通りだったと思います。
自分から積極的に声をかけて少しずつ増えていった友達
日本の高校と異なり「クラス」という単位がなく、ともに授業を受ける生徒の顔ぶれは授業ごとに変わります。そのため、最初の頃は友達作りに不安を覚えました。ただ、せっかくニュージーランドまで来たのに尻込みしている場合じゃありません。
授業でわからないことが出てくればクラスメイトに質問し、少し打ち解けたところで「このあと一緒にランチしてもいい?」と積極的に声をかけました。留学生同士はまだそこまで高いハードルを感じませんでしたが、ネイティブの学生となると無駄にドキドキしたことを覚えています(苦笑) ただ、ニュージーランドの学生たちは皆フレンドリーで、気がつけば少しずつ友達の和も広がっていきました。
印象に残っている授業

アウトドアエデュケーションの授業は本当に楽しいです。ニュージーランドの、特に自然の多いネルソンだからこそできる授業の一つだとも思います。
先日はアウトドアエデュケーションの授業でロッククライミングのキャンプにいきました。ロッククライミングは最初、学校の体育館にある設備(体育館の壁がボルダリングできる仕様になっています!!)で練習をしました。その後のキャンプでは大自然のなか、実際に岩場や絶壁を登ったり降りたりします。他にも洞窟のなかを探検する機会もありました。キャンプは1泊2日でしたが、野外での生活にはクラスメイトとの助け合いや共同作業が必須です。自然とコミュニケーションが生まれ、気がつけば、この1日2日で一気に友達が増えました。
このキャンプは本当にいい経験でした。
ニュージーランドにきて感じた日本と海外の教育の違い
勉強に対する主体性.. と言えばいいのでしょうか。自由度が違います。
日本でも高校の2年生から文系か理系か、理科は生物か物理か.. と少しずつ科目を選択することができるようになりますよね。ただ、その選択肢の多さが日本とニュージーランドとでは桁違いです。先述しているように、技能教科も「体育」「美術」ではなく、学べる項目がより細分化されています。自分の興味関心や将来なりたい自分など、いろんなことを考えて、自ら「学びたい科目」を選びます。これは日本の教育との違いで、大きな魅力だなと感じます。
また、校則への厳しさにも違いを感じます。
昨今、一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自ルールなどの総称として「ブラック校則」などと話題になっていますが、ニュージーランドではそういったおかしなルールが少ないように思います。自由度の高さから、ルールを逸脱する学生も多いのでは?と心配される方もいるかもしれません。ただ、今のところ、僕の周囲でお酒やタバコ、ドラッグなど「ダメ」とされていることに手を出しているような人はいません。
もともと、髪の色も目の色も肌の色も様々で、一人ひとり「違う」ことが前提であることや、生徒の主体性を重んじる文化などがその背景として考えられますが、僕にとってこの環境はとても居心地のいいものです。
これからの目標(渡航1年目)

将来のことはまだまだ模索中です。子供の頃から結婚式に参加させていただく機会が多く、ブライダルコーディネーターに興味があったり、その延長線上でホテルで働くのも面白そうだな.. と思ったりしています。他にも、海外にいると日本車を本当によく目にするので、日本車の流通をサポートするような仕事にも関心があります。
ニュージーランドでの高校生活を通じて、これからもいろんなことに挑戦し、自分のこれからを見つけていきたいと思います。まずはワイメア・カレッジをきちんと卒業しないとですけどね!!(笑)がんばります。
卒業後インタビュー
2023年に渡航し、2025年12月にニュージーランドの高校を卒業したRutoさん。
「3年は長いと思っていたけれど、振り返ればあっという間だった」と語るRutoさんに、3年間の集大成としての想いを伺いました。
英語力と価値観の変化

3年間の留学を経て、一番大きく変わったのはやはり英語力です。渡航直後は、頭の中で「日本語から英語」に翻訳する時間が必要でしたが、今は難しい内容を除けば、英語をそのまま理解して、思った通りに話せるようになりました。
その変化を強く実感したのは、Year 13(高校3年生)になってからです現地のKiwi(ニュージーランド人)の友達と遊ぶ機会がぐんと増え、「現地の輪に馴染めている」と感じられたことが本当に嬉しかったです。
人との関わり方も変わりました。短期で帰国する留学生も多い中で、卒業を目指す僕は自分から積極的に声をかけるよう意識しました。「今日何する?」「週末遊びに行かない?」と誘ったり、SNSを交換して日頃から連絡を取り合ったり。こうしたオープンな姿勢が、現地での居場所を作る鍵になったと感じています。
ニュージーランドの教育
ワイメア・カレッジに通っている間は、英語の科目をメインで受講しつつ、アウトドアエデュケーションやアートの科目も受講していました。
特に楽しかったのは、アートの授業です。ニュージーランドの授業は、日本のように「何を作るか」が細かく決まっているわけではありません。自分で決めたテーマがブレていないか、先生と相談しながら作品作りを進めていきます。
僕は、現代アートの漫画やアニメのグラフィック、線や円などの抽象画を掛け合わせたテーマに取り組みました。自分の感覚を大切にしながら作品を作り上げる過程は、ニュージーランドらしい自由な教育の象徴だと感じました。
これから留学する方には、「自分の好きなこと」を知り、できれば渡航前になにかしら始めておくことをおすすめします。ニュージーランドの高校は好きな科目を選べるからこそ、自分の興味が学びをより豊かにしてくれます。
ネルソンでの日常

3年間を過ごしたネルソンは、僕にとって最高の場所でした。
最初はバスの本数の少なさなど、交通の不便さを感じていましたが、慣れてくるとその待ち時間さえ友達と遊ぶ楽しい時間になりました。放課後は友人とジムに行ったり、マウンテンバイクに乗ったり、夏は海へ行ったりとネルソンの自然を存分に楽しむことができました。
また、Year 12からお世話になったホストファミリーとの思い出は特別です。ホストファザー、ホストマザー、ホストシスターがいるご家庭で、とても仲の良い家族でした。僕のことも「一人の家族」として温かく迎え入れてくれ、学校や友人の話をしたり、一緒に出かけたり、かけがえのない時間を過ごすことができました。
卒業から帰国まで

ニュージーランドの高校は、日本の学校ではあまりないユニークなイベントが様々です。
例えば、男女で制服を交換する「ユニフォームスワップ」や、ハロウィーンパーティ、子供の時の将来の夢の職業のコスプレをする日などがありました。友人と一緒に消防士の格好をしたことも、いい思い出です。
卒業イベントの一つである「ボール(ダンスパーティー)」では、みんなでドレスアップしてディナーしたり、ダンスタイムでは流行りの音楽をかけて自由に踊りました。これもまた、海外らしいイベントだと感じました。
卒業直後はあまり実感していなかったのですが、日本へ帰国する際、「終わっちゃったな」と、今まで当たり前のように友人と過ごしていた日常が変わることの寂しさを痛感しました。
実際に帰国後も1ヶ月くらいは、ニュージーランドでの生活との違いを感じ、ニュージーランドに戻りたいと感じるほどでした。
ニュージーランドのフレンドリーでラフな雰囲気が恋しくなり、日本人が少し「固い」と感じてしまう“逆カルチャーショック”もありました。しかし、それだけニュージーランドの生き方が自分に染み付いたのだと感じています。
Rutoさんの留学生活
これからの目標(卒業後)

留学を通して手に入れた一番の宝物は、「自分への自信」です。英語力はもちろん、初対面の人とも物怖じせずコミュニケーションが取れるようになりました。
今後は英検準1級やIELTSなどの資格取得に挑戦しつつ、大学進学やワーキングホリデーなど、チャンスがあればまた海外へ飛び出したいと考えています。
これから留学する人へのメッセージ
留学に興味がある、挑戦してみたい!と思っているならば、チャレンジすることが一番大事です。
日本人が一番苦手意識を持ちがちな、「間違えたら怖いな」という気持ちを一旦捨ててみて、失敗してもいいのでチャレンジできることにはチャレンジしてほしい!これが、自分が経験したことを踏まえ、アドバイスできることです。
さいごに

Rutoさんの渡航直後の初々しいお話と、3年間の留学を経て卒業を迎えられた今の声、比較してみていかがでしたでしょうか。
卒業後のインタビューでは、実は留学中に友人と大喧嘩をし、1〜2ヶ月ほどもどかしい思いをしたというエピソードも伺いました。周りの友人の後押しもあり、無事に仲直りをして高校生活を終えられた今、「海外で本音でぶつかり合えたことも、大切な思い出」と語るRutoさんの姿は、とても逞しく頼もしく感じられました。
卒業を目指す長期留学には、期待の一方で「最後までやり遂げられるか」という不安もつきものです。しかし、Rutoさんのように確かな英語力を身につけ、主体性と自信を手にすることができたのは、3年間という月日の中で、現地の生活に深く溶け込み、数々の挑戦を積み重ねてきたからこそと言えます。
高校留学に興味がある方、もっと詳しく知りたいと思われた方は、ぜひワールドアベニューの無料カウンセリングにてご相談ください。

































