このサイトは分析と改善のためにCookieを利用します。詳細はこちら
  • 海外留学体験談
  • 2025.09.06

留学で手にした自信とスキルで客室乗務員の道へ オーストラリア ワーホリ【体験談】

大学4年生で休学し、オーストラリア・シドニーでワーキングホリデーに挑戦したRyoさん。語学学校で苦手分野を克服し、勤務先のアパレルショップでは休み返上で働くほど充実した毎日を過ごされました。
今回の体験談では、留学を決意したきっかけから、毎日が楽しかったアルバイト生活、そして客室乗務員の内定を勝ち取った就職活動まで、詳しくお話ししていただいています。Ryoさんのリアルな留学ストーリーを、ぜひ最後までご覧ください!

← オーストラリア留学・ワーホリの体験談一覧に戻る

Ryoさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:ワーキングホリデー
語学学校:Greenwich English College (4週間)
渡航期間:2024年9月 – 2025年2月

Ryoさんの留学スケジュール

留学をしようと思ったきっかけ


大学では、留学生と一緒に暮らす住み込み型のインターンシップに参加していました。毎日英語を使う環境で生活する中で、語学力だけでなく、異文化を理解しながら課題を解決する力や、人との関わり方も少しずつ身についてきたなと感じていました。そのような経験を重ねるうちに、「この力が本当に海外でも通用するのか、自分の目で確かめてみたい」という気持ちが強くなっていきました。

留学の方法は、海外大学への正規留学かワーキングホリデーにするかで悩んでいました。ただ、両親への負担をできるだけ減らしたいという気持ちがあったのと、現地で働きながら生活するほうが自分にとって挑戦になると感じて、最終的にワーキングホリデーを選ぶことにしました。海外で生活しながら経験を積みつつ、自立した時間を過ごしたいという思いが強かったです。

住み込みインターンシップを始めた理由

このインターンは、教授に勧められたことと、英語力をもっと伸ばしたいという思いから参加を決めました。当時は英語をほとんど話せず、周りの同年代の子たちが英語をスラスラ話すのを見て、「これはまずいな」と焦りを感じたのを覚えています。そこから少しずつ勉強を始め、寮での生活を通して、英語でもスムーズにコミュニケーションが取れるようになりました

不安より期待が勝った留学

留学に対しては、不安よりも楽しみの気持ちのほうがずっと大きかったです。もともとシドニーに友人がいて遊びに行ったことがあったので、街の雰囲気や暮らしのイメージはある程度できていました。それにTOEICで760点ほど取れていたこともあり、「なんとかなる」という自信もありました。だから留学を決めたときも、心配というよりワクワク感の方が強くて、むしろ早く挑戦してみたいという気持ちでした。

本当は大学を卒業してから留学する予定だったのですが、いろいろな事情で一度休学をすることになり、考え方を少し変えました。「学生のうちに海外での経験を積んでおくのもいいのでは」と思うようになり、そのタイミングで留学を実現させることにしたんです。結果的に、それが自分にとってより良い選択になったと感じています。

国・語学学校・エージェントの決め手

オーストラリアを選んだ理由の一つは、ほかの国に比べてビザが取りやすいと聞いていたこと。そしてもう一つは、以前訪れたことがあり土地勘があったので、生活のイメージがしやすく、「これなら安心して新しい環境に馴染めそうだな」と思えたからです。

学校については、いくつか候補を検討しましたが、最終的にGreenwichを選びました。理由はとてもシンプルで、学費の負担が一番少なかったからです。留学生活のスタートは、できるだけ無理のない選択をしたいと考えていたので、費用面でも現実的な判断を重視しました

エージェントの決め手に関しては、お世話になっている大学の教授にワーキングホリデーについて相談したところ、先生が色々とリサーチしてくださり、その中でワールドアベニューをおすすめしてもらいました。そこで、まずは無料相談をお願いすることにしました。
無料相談を受けた時点から出国予定日まで1か月弱と非常にタイトなスケジュールでしたが、「なんとか手配できる」と言ってくださったので、申し込むことを決めました。

また、ワーキングホリデーについて自分なりに勉強はしていたものの、失念していた点も多かったので、サポートいただけて本当に良かったと感じています。

語学学校(Greenwich English College)の様子


Greenwichは、クラスには20人ほどの学生がいて、多国籍な環境でした。先生はとてもフレンドリーで、気軽に相談できる雰囲気を作ってくれていたので、初めての海外の学校生活でも安心して授業に参加できました。4週間の通学期間は、あっという間のようで長かったような、不思議な感覚でしたが、友達もできて本当に行ってよかったなと思います。

授業スタイルと学び方

授業は日本の授業スタイルとは違い、インプットした知識をすぐにアウトプットさせることに重点が置かれていました。先生が一方的に教えるのではなく、発言の機会を多く与えてくれるので、嫌でも話さざるを得ない環境があったのは良かったと思います。ペアワークやグループワークも多く、普段あまり関わらない学生とも積極的に交流するきっかけがありました。そのおかげで、スピーキングの練習をたくさん積むことができました。

苦手分野の克服

渡航前からある程度英語を話せていたので、先生に「なんでここにいるの?」と冗談を言われることもありました。実際、リスニングやスピーキングには自信があり、発音や話すスムーズさは、クラスメイトより得意だったのかもしれません。ただ、その一方でリーディングやライティング、文法は苦手でした。授業で習った文法を使って動詞の活用を復習し、ワークにしっかり取り組んでいたので、苦手ながらも、少しずつ弱点を克服できたと思います。その積み重ねが、留学後のTOEICのスコア向上にもつながったのではないかと感じています。

異文化の職場で過ごした、忘れられない日々


渡航後すぐに、レジュメを作成するところから始めました。語学学校の先生に添削をお願いしながら仕上げ、主にアパレルショップを中心に応募しました。飲食業の経験がなかったので、未経験で応募しても採用されないだろうと思い、これまでの経験が活かせるアパレルに絞りました。
オンライン応募と店頭でのレジュメ配布を合わせて20件ほど応募しました。日本でもアパレルショップで働いた経験があったので、その経歴を評価してもらい、渡航して1ヶ月以内に合格通知をもらいました。そして翌月からフルタイムで働き始めることになりました。

働き始めてからの毎日

勤務先の店舗は従業員が200人ほどいる大きな店舗で、フルタイム契約だったので、ほぼ毎日出勤し、社員のような働き方をしていました。最初は覚えることが多いうえに英語での接客だったのでとても大変でしたが、慣れてくるとやりがいも増えて楽しくなっていきました。
特に、オーストラリアでお客様に英語で接客できたときは本当に嬉しかったです。日本で働いていた頃から、外国からのお客様が来た時には、自分から積極的に話しかけていて、それがとても楽しかったという思い出がありました。その経験が海外で実現できたことに、大きな達成感を感じました

給与面では、基本時給が22ドルで、土日祝日は時給が約2倍残業すると2倍だったので、しっかり稼ぐことができました。休みはありましたが、「2日も休む必要はないな」と思い、自分から休日出勤をお願いすることも多かったです。

働く環境の違い

オーストラリアの職場は、日本と比べてとても自由だと感じました。日本のアパレルでは「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」といった声出しが当たり前ですが、こちらではそうした決まりはなく、気楽に働けたのが印象的です

ドレスコードもゆるく、日本ではシーズンごとの新作を必ず着用しなければならないルールがありましたが、オーストラリアではお店の服であればどれを着てもOKというスタンスでした。職場は日系のアパレルでしたが、日本人スタッフは少なく、さまざまな国籍の人たちと一緒に働けたことも新鮮で、とても刺激になりました

出会いと成長したこと

職場では国籍も年齢もさまざまな人たちと一緒に働き、自然と仲良くなっていきました。仕事終わりにはバーやラーメン屋、韓国風のカラオケに行ったり、プリクラを撮ったりと、日本にいた頃と変わらないような楽しい時間を共有できたのもいい思い出です。そうした日々の交流を通して、言葉の壁を感じることもありましたが、それ以上に文化の違いを楽しみながら過ごすことができました。

こうした職場での経験の中で、特に成長したのはスピーキング力です。オーストラリア独特の言い回しや知らない単語も多く、最初はなかなか理解できないこともありました。それでも接客や同僚とのコミュニケーションを通して実践的に学び、少しずつ克服していきました。英語の癖の強い発音に苦戦したこともありましたが、何度も聞き返しながら理解しようと努力したことで、相手の言葉をしっかり聞き取る力も鍛えられたと感じています。

シェアハウス生活について


渡航後1ヶ月はシェアハウスに滞在していて、2つ目のシェアハウスはルームメイトの紹介で内見に行き、その場で即決しました。条件にはあまりこだわらず、「清潔さ」「職場からの近さ」だけを重視しました。家はシティの中心地にあり、家賃は2週間で700ドルほどと少し高めでしたが、ジムも併設されていて、最初はルームメイトに連れられて行っていたのが、気づけば自分から通うようになっていました。

ルームメイトとの生活で学んだこと

最初に住んだシェアハウスでは、日本人のルームメイトと一緒でした。その方は私と同じくワールドアベニューを利用して留学していた方で、とても親切にしてくれました。現地の生活で必要なことや知っておくと便利な情報をたくさん教えてもらい、留学生活のスタートを安心して切ることができ、とても助かったのを覚えています。

その後、2つ目のシェアハウスに引っ越したのですが、そこには英語がほとんど話せない韓国人のルームメイトもいて、トラブルが起きたときには意思疎通に苦労することが多々ありました。そんなときは、別の韓国人のルームメイトに間に入ってもらい、通訳をお願いしながら何とか解決していました。文化や言葉の違いによる大変さを肌で感じた経験でもありました。

一方で、その通訳をしてくれた韓国人のルームメイトとは仲良くなり、一緒に映画を観に行ったり、電車で遠出をしたりと、楽しい時間をたくさん過ごしました。彼は英語が堪能で、普段の何気ない会話を通じて自然と学ぶことも多く、いい刺激をもらいました。その経験を通じて、英語力の向上だけでなく、異文化の中で人間関係を築く力も身についたと感じています。

休日の過ごし方


オーストラリアでの生活でまず驚いたのは、日本人の多さでした。街を歩けばあちこちから日本語が聞こえてきて、まるで日本にいるような気分になることもあったほどです。そんな環境だからこそ、「せっかく海外にいるのだから英語を積極的に話そう」と意識し、日常生活の中でもなるべく英語で会話できる環境を自分で作るよう心がけていました。

アルバイトをしていた間は忙しく、休日もなかなか遠出できなかったのですが、雇用が終わったタイミングで、タスマニアに住む友人を訪ねることができました。その友人は渡航前に言語交換アプリで出会った方で、留学中も連絡を取り合っていました。英語学習のためというよりも、人脈を広げることで現地での生活がスムーズになると考えてアプリを活用していたのですが、そのおかげで引越しの際に車を出してもらうなど、助けてもらえる場面もありました。

こうした経験を通して、言語力だけでなく、人とのつながりを積極的に作っていく大切さを実感できたのも大きな学びの一つでした。

留学を通して成長したこと


留学は、自分の英語力や問題解決力がどこまで通用するのか試したいという思いから決めたもので、挑戦のつもりで臨んだ分、必要以上に気負わず生活することができました。そのおかげで、日々のやり取りや経験の中で自然と英語力も伸びていったように思います。
特に、働いていたアパレルショップでは、お客様との接客やスタッフとのコミュニケーションをすべて英語で行う必要があり、最初は戸惑うこともありましたが、少しずつ自信を持って対応できるようになりました。

こうした経験を通して得られたのは、単なる語学力の向上だけではなく、「自分は海外でもしっかりやっていける」という確かな自信を手に入れられたことが、何よりの成長だと感じています。留学は語学を学ぶためだけの時間ではなく、自分の力を試し、成果を実感できた貴重な経験になりました。

また、異なる言語環境だからこそ「分からないことは分からないと正直に伝える勇気」「ダブルチェックの大切さ」を学びました。実際、自分では理解できているつもりでも、細かなニュアンスの違いから誤解を招き注意を受けたことがあり、その経験を通して確認を徹底する姿勢が身につきました。この学びは今後のキャリアにおいても活かせると思います。

第一志望の航空会社から内定を獲得!


帰国して約半年後の8月、第一志望の航空会社から客室乗務員としての内定をいただきました。「ここで働きたい」と強く思っていた企業だったので、とても嬉しかったです。大学卒業後の4月か7月から客室乗務員として働く予定です。

客室乗務員を目指すきっかけ

客室乗務員という仕事に興味を持ったのは、大学1年生のときに旅行でアメリカを訪れたことがきっかけです。初めて海外の航空会社を利用したとき、男性の客室乗務員の方がとても親切に声をかけてくださり、不安で緊張していた気持ちが一気に和らいだのを今でも覚えています。
それまで客室乗務員は女性がなる職業だというイメージが強かったので驚きもありましたが、そのときに「人を安心させることができる仕事って素敵だな」と感じました。昔から人の役に立つ仕事がしたいという思いがあったので、空の上でもその想いを実現できるのではないかと考えるようになり、客室乗務員を目指したいと思うようになりました。

就職活動の進め方と準備

留学から帰国して就職活動は、0からのスタートだったので、焦りもありました。それでも自己分析から始め、小さい頃からのコンプレックスだった笑顔を克服しようと研究したり、人前で自然な表情を作れるよう意識して練習したりと、自分にできる努力を重ねました

就職活動では「量より質」を意識し、航空会社は第一志望の1社に絞って受験しました。ホテル業界なども受けながら、OB訪問をして現場の声を聞いたり、教授や兄に面接練習やアドバイスをもらったりと、使えるサポートはすべて活用しました。国際寮のインターン時代に内定をもらっていた人たちの雰囲気も参考にし、「自分らしさを出せる会社」をしっかり見極めて準備しました。

面接での経験と感じたこと

面接ではワーキングホリデーの経験についてはほとんど聞かれず、学生時代の取り組み客室乗務員を目指す理由を中心に深掘りされました。英語面接では、留学で身につけた英語力を活かし、自分の想いをしっかり伝えることができました

これからの目標

今後は英語力をさらに磨くだけでなく、第3言語・第4言語の習得にも挑戦していきたいです。国際線だけでなく国内線でもインバウンド需要が高まる中で、お客様に安心感を与えるためには、相手の母国語でコミュニケーションを取ることが何より大切だと思います。対応できる言語を増やし、一人でも多くのお客様を安心して目的地まで届けられる客室乗務員を目標に頑張りたいと思います。

留学を考えている方にメッセージ


大学4年生での留学は珍しい選択かもしれません。でも、思い切って留学を決断し、休学して、帰国後には客室乗務員としての内定をいただくことができました。私にとって留学は、挑戦したからこそ得られた大きな成功体験であり、人生の財産になっています。

留学中は本当に素敵な時間を過ごせて、「戻れるなら戻りたい」と思うほどです。現地で出会った日本人の友人の中には、現地で婚約した人もいて、「人生は何が起こるかわからない」と心から感じました。その経験からも、行動することでしか得られない学びや出会いがあると確信しています。

もし留学を迷っているなら、ぜひ挑戦してほしいです。留学しても日本に戻ることはいつでもできます。チャンスがあるのなら、腹を決めて一歩を踏み出したほうがいいです。留学を通して得られる経験や出会いは、必ずその後の人生の糧になるはずです。勇気を出して一歩踏み出してみてください!

さいごに

Ryoさんの体験談はいかがでしたでしょうか。
アパレルショップでの勤務を通して、実践的な英語力を磨かれたRyoさん。帰国後にはTOEIC800点超を達成し、語学力の向上だけでなく、異文化の中で柔軟に対応する力や自信も手に入れました。
日本とは違って、手を挙げないとバスは止まってくれないというようなカルチャーショックも経験しつつ、「もう一度戻れるなら戻りたいと思うほど、かけがえのない時間でした。」と留学生活を振り返っていただきました。

Ryoさんは今までのご自身の様々な経験に加え、今回のワーホリで培った挑戦心とスキルを胸に、第一志望の航空会社から客室乗務員としての内定を獲得しました。夢を現実にし、今まさに新たなキャリアのスタートラインに立っています。

「ワーキングホリデーに興味が湧いた!」という方は、ぜひ無料の留学カウンセリングをご活用ください。カウンセリングは、木曜を除く毎日10時〜19時まで受け付けており、土日祝もご予約可能です。
ワーキングホリデーだけでなく、語学留学や海外インターンシップ、専門/大学進学など、皆さまのご希望に合わせて最適なプランをご提案いたします。カウンセリングはZoomを利用したオンライン形式のため、全国どこからでもご参加いただけます。「まだ留学するか決めていない…」という段階でも、もちろんご相談可能です!皆さまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。

← オーストラリア留学・ワーホリの体験談一覧はこちら

← オーストラリア・ワーキングホリデーについて詳しく見る

  • JAOS
  • J-Cross
  • ICEF AGENCY STATUS
  • IALC Approved Agency
  • 観光庁長官登録旅行業2162号