このサイトは分析と改善のためにCookieを利用します。詳細はこちら
  • 海外留学体験談
  • 2025.09.12

「NO」と言わない勇気がくれた、英語力以上の学びと出会い カナダ専門留学【体験談】

憧れの留学に挑戦するため、大学3年生の後期から休学し、約1年間のカナダ専門留学を経験されたMasahiroさんに、体験談を伺いました。
想像以上にハードで、途中でくじけそうになることもあったそうですが、日本で待つ家族やルームメイト、周囲の人たちの支えがあったからこそ、最後までやり抜き、大きく成長して帰国されました!

体験談では、実践的に学ぶことができたウェブ開発コースの内容や、ブラジル人ルームメイトとの楽しかったシェアハウス生活、そして勉強と両立が大変だったアルバイトについてまで、ありのままに語っていただきました。ぜひご覧ください!

← カナダ留学・専門留学の体験談一覧に戻る

Masahiroさんの留学概要

渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:専門留学
語学学校:Tamwood careers(英語コース4ヶ月 + ウェブ開発コース7ヶ月)
渡航期間:2024年8月 – 2025年8月

Masahiroさんの留学スケジュール

留学をしようと思ったきっかけ


もともと英語や洋楽が好きで、「いつかしっかり勉強したいな」という気持ちはずっとありました。ですが、当時は英語力に自信がなく、両親にもなかなか「留学したい」と言い出せずにいました。また、大学は理系の工学部だったので、授業で英語を重点的に学ぶ機会もほとんどありませんでした。

そんな中で始めたのが、ホテルのフロントのアルバイトです。外国人観光客のお客様が多く、英語を使う場面が想像以上にたくさんありました。英語でのやり取りを重ねていくうちに少しずつ自信がつき、「あ、意外と自分でもできるんだ」と思える瞬間が増えていきました。そして、「今なら挑戦できる!」と心から思えるようになり、ようやく留学を決断することができました。

専門留学を選んだ理由

「ただ英語を学ぶ」のではなく、「英語を使いながら専門分野も学びたい」という思いがあり、調べていくうちに、Co-op留学を知りました。Co-op留学とは、前半で専門分野を座学で学び、後半に学んだ内容に関連するインターンシップに参加できるカナダ独自の留学プログラムです。

もともとプログラミングに興味があったのですが、大学の交換留学では希望するコースが見つかりませんでした。そんなとき、Co-opならその分野に挑戦できると知り、「ここなら実践的に学べる」と確信して、Tamwood Careersのウェブ開発コース(Web development)に決めました。
ただ、自分の英語力が十分ではなく、ウェブ開発コースを受講する前に語学学習から始める必要がありました。そのため休学期間内ではインターンまで進むのが難しいと判断し、Co-opの「インターンなし版(座学のみ)」を選択しました。

留学を決めてからは、不安はほとんどなく、ワクワクの方がずっと大きかったです。「英語の本場で学べる」ということ自体が大きな魅力でしたし、留学は誰もが簡単にできる経験ではないと思っていました。だからこそ「この貴重なチャンスを精一杯楽しもう!」という気持ちでいっぱいでした。

もちろん、未知の環境に飛び込むので小さな不安はあったと思いますが、それ以上に「どんな経験ができるんだろう」という期待感が強く、ポジティブな気持ちで準備を進めていけました。

国や都市、エージェントの決め手

もともと「絶対にこの国に行きたい」という強い希望があったわけではありませんでした。大切にしていたのは、自分の興味関心にあった学習ができる場所かどうか。その条件に合っていたのが、カナダのバンクーバーでした。

エージェント選びの際、いくつかの会社に見積もりを依頼しました。その中でワールドアベニューは、同じ条件で比較しても費用が圧倒的に良心的でした。あるエージェントからは700万円台の見積もりが出されたのに対し、こちらではその半分以下の金額で提示いただき、費用面で非常に安心感がありました。また、留学業界で一定の基準を満たした会社に与えられる「J-CROSS認証」を取得している点も信頼性の裏付けとなり、大きな決め手のひとつでした。

個人的に一番大きかったのは、担当コンサルタントの方との出会いです。面談の中でこちらの質問にも一つひとつ丁寧かつ的確に答えてくださり、「このエージェントなら安心して任せられる」と心から感じることができました

さらに、やり取りのしやすさも魅力でした。他のエージェントでは基本的にメールでのやり取りが中心でしたが、ワールドアベニューはLINEを使ってくださったので、慣れた環境で気軽に質問や相談ができました。これも大きな安心材料になったと思います。

そして実際に留学中、さらには留学後も、対応に不満を感じたことは一度もありませんでした。振り返ってみても「良いエージェント選びができた」と心から思っています

J-CROSS以外のポイントは?「留学エージェントの選び方」について →

英語コースについて


英語コースには合計4か月間通いましたが、その中で強く感じたのは「ただ学校の授業を受けるだけでは英語力は伸びない」ということです。
本気で英語力を伸ばそうと思ったら、自分から積極的にクラスメイトや現地の人に話しかけて、コミュニケーションを取る必要がありました。授業はあくまできっかけに過ぎず、行動次第で成長度合いが変わる環境だったと思います。

ただ、語学学校には世界中から留学生が集まっていて、友人を作ったりコネクションを広げたりする場としてはとても価値がありました。そこは大きな魅力だったと感じています。

英語コースでの大きな山場は、ウェブ開発コースを受講するために必要な英語力の合格ラインを突破することでした。残念ながら当初の予定のタイミングでは到達できなかったのですが、2週間コースを延長して学習を続けた結果、なんとか合格基準に達することができました!

ウェブ開発(Web Development)コースについて


7か月間のウェブ開発コースでは、最初の6か月間でプログラミングを学び、最後の1か月間はキャップストーンプロジェクト(学んだ知識をもとに、自分でテーマを決めて制作や発表を行う卒業制作)に取り組みました。このコースは、「とにかく大変だった…」という感想が強いです(笑)

IT関連の基礎知識がなくても受講ができるため、先生からは「初心者向けのコース」と紹介されていましたが、実際には想像以上に内容が濃く、短期間で一気にスキルアップできる「中級者向け」のような印象でした。

6か月で5つのプログラミング言語を学ぶというスピード感で、1か月ごとに新しい言語に挑戦していきました。最初の1〜2ヶ月目は基礎的な内容だったのですが、3ヶ月目からは一気に応用編へと進みました。40〜50ページほどあるスライドをわずか5時間の授業で学び切る必要があり、浅く広く幅広い知識を吸収するスタイルだったので、授業についていくのはかなり大変でした(汗)。ただ同時に、「これだけ短期間で学べるんだ」という充実感も大きかったです。

実際にコースを受けてみて、ある程度知識を持った人が第二のキャリアに向けて準備するのに適したコースだったのではないかと思います。

勉強の日々とタフさを得た時間

授業についていくために、時間がある時は朝から図書館にこもり、午後の授業が始まるまでみっちり勉強していました。アルバイトもしていたので、両立するのは本当に大変でしたが、その分勉強習慣や精神的なタフさが身につき、「これだけやれたから大抵のことは乗り越えられる!」と思えるようになりました。

一方で、日本人のクラスメイトの中には、この大変さに心が折れてしまい、Co-opのインターンに進まず途中で断念してしまった方もいました。その姿を見て、「初心者は本気で取り組まないと続けるのは難しい」と強く感じました。座学だけでも大変なのに、さらにインターン先探しも自力で行う必要があることを考えると、結果的にインターンがないプログラムを選んで正解だったのかもしれません

授業自体は座学だけでなく、テストやプレゼンテーションを通じて実践的にアウトプットする機会も豊富でした。中でも印象的だったのは、ファイナルプレゼンテーションです。ペアで協力して一つのWebサイトを制作し、それをパワーポイントにまとめて発表しました。テーマは提示されたものから選ぶことも、自分で決めることもでき、制作過程では技術力だけでなく、ペアとのコミュニケーション力も重要だと感じました。

キャップストーンプロジェクトについて

最後の1か月間はキャップストーンプロジェクトに取り組みました。テーマは「実際にWebサイトを作る」というシンプルなもので、細かい条件はなく自由度が高かったです。学校に通う必要はなく、基本的にオンラインで完結する形式だったので、毎日図書館に通って作業を進めました。

完成したWebサイトは卒業評価の対象となり、合格ラインは70%以上結果は86%で見事パス!!コースを無事に修了することができました。

挫折の先に見えた感謝と成長

留学生活の中で、一番つらかったのはウェブ開発コースが始まって3か月目のことでした。先生が代わり、とてもスパルタな指導スタイルになり、テストやプレゼンに追われる日々でした。

あるテストではまったく答えられず、パソコンの前で完全にフリーズしてしまい、「もう自分には無理かもしれない…」と心が折れて、翌日は学校を休んでしまうほどでした。授業中も理解できるのはわずか30〜40%ほど。英語力もまだ十分ではないのに、その上で専門用語を理解するのは本当に大変で、勉強しても追いつけない状況が続きました

そんな中で支えになったのは、周りの人の存在でした。留学生活は一人で完結するものではなく、多くの人に助けてもらっているから成り立っています。親にも高い費用をサポートしてもらい、留学に送り出してもらったことを思うと、「少しうまくいかないからといって途中で投げ出すのは違う」と強く思うようになりました。

もちろん気持ちが沈むこともありましたが、「クヨクヨしていても始まらない」と自分に言い聞かせ、とにかく前を向いてくらいついていきました。完璧に理解できなくても、一歩ずつでも進むことを大事にしようと切り替えました。その結果、なんとか踏ん張って続けることができました。

多国籍なクラスで得られた学びと楽しさ

一番楽しかったのは、インターナショナルな環境でクラスメイトと一緒に学べたことです。授業中はジョークが飛び交うこともあり、大変だった授業も仲間と挑戦することで楽しさに変わりました

英語力も、授業を重ねる中で少しずつ伸びていきました。ふとした瞬間に「前よりも英語が聞き取れている」と気づけたときは、自分の成長を実感できました。改めて振り返ってみると、とても充実した時間を過ごせたと思います。
学校には一定数の日本人がいるので、環境に左右されず自分から積極的に英語を使うことが大切です。思い切って英語でコミュニケーションを取ることで、学びの幅が大きく広がると思います。

とにかく濃い時間を過ごしたシェアハウス生活


最初の2か月はホームステイをしましたが、3か月目からはシェアハウスに移りました。この生活が本当に濃く、忘れられない経験になりました。

ルームメイトはブラジル人で、帰国までずっと一緒に生活していました。彼らはとてもフレンドリーで、プライベートでも多くの時間を共有しました。ハイキングやパブ(海外の飲み屋)、ナイトクラブなど行けるところにはほとんど一緒に出かけたと思います。特に印象的だったのは、カレッジ卒業後に一緒に行った5泊7日のメキシコ旅行です。フェリーで離島に渡り、レンタカーでドライブをしたり、海で泳いだりと、忘れられない思い出になりました!

一方で、生活面ではかなりルーズな部分もあり、掃除や洗い物、洗濯などはほとんど私がやることに…(苦笑)。最初は「ちゃんとやって!」と伝えていたのですが、なかなか改善されず、結局「自分でやった方が早い」と割り切るようになりました。時には「もうやってられない!」と思うこともありましたが、その分、精神的に鍛えられ、家事スキルも上達したと思います

ルーズな面はあったものの、一緒に過ごす時間が本当に楽しかったので、プラマイゼロ、いや、むしろプラスだったかもしれません(笑)彼らとの出会いは、私にとってかけがえのない大切な思い出です。

ちなみに、シェアハウスは Facebookのマーケットプレイスで探し、家賃はどちらも月700ドル以内。相場よりもかなり安い価格帯だったと思います。

車好きには天職だったアルバイト


ウェブ開発コースに入ってからは、朝はアルバイト、午後から授業という生活を送っていました。
仕事は洗車業で、日本人向けの求人サイトを通じて見つけました。本当は英語環境で働きたかったのですが、なかなか採用に至らず、時期的にも閑散期だったため、最終的にその仕事を選びました。

驚いたのは、日本のように機械で洗車するのではなく、すべて手作業のハンドウォッシュだったことです。最初は戸惑いましたが、やってみると良い経験になりました。特に、勤務先の地域は裕福な方が多く、珍しい高級車を間近で見る機会がたくさんあり、車好きの自分にとっては楽しみの一つでした。

時給は17.40ドル(約1,900円)ほどで、月によっては1,700ドル(約18万円)ほど稼ぐこともありました。英語環境ではなかったものの、現地の生活費をまかなえたのは大きく、留学生活を支える大切な収入源となりました。
アルバイトと学業の両立はかなり大変でしたが、体調管理や生活リズムを整える意識が自然と身につき、それもまた良い学びになったと思います。

バンクーバーでの生活について


バンクーバーは「自然」と「都市」のバランスがとても良い街でした。都会の便利さを持ちながらも、少し足を伸ばせばリラックスできる自然がすぐそばにあります。夏はビーチでのんびり過ごしたり、バスで1時間ほど行けば本格的なハイキングも楽しめます。

冬になれば郊外にスキー場があり、スノーボードやスキーを思い切り楽しむこともできます。現地調達したスキーウェアや板も、Facebookのマーケットプレイスを活用することで手軽に揃えることができました。勉強や生活に集中しながらも、自然の中で気持ちをリセットできる環境が整っていたのは本当に魅力的でした。

さらに、休日には語学学校が用意してくれたアクティビティにも参加し、ウィスラーやビクトリア、ロッキーマウンテンなどにも出かけました。観光地として有名な場所を訪れることができたのは、留学生活ならではの特別な体験だったと思います。

カナダ生活の様子

Masahiro様①
Masahiro様③
Masahiro様②
Masahiro様④
Loading image... Loading image... Loading image... Loading image...

留学生活で成長したこと


留学を経験して一番成長したと感じるのは、フットワークが軽くなったことです。旅行や遠出をする際のハードルがぐっと下がり、行動に移すことを迷わなくなりました。また、人に対しても気さくに声をかけられるようになり、オープンマインドになれたのは大きな変化だと思います。

留学前は内気な性格で、わからないことがあってもなかなか人に尋ねられませんでした。しかし、留学生活の中で「わからないことはすぐに聞く」という習慣が身につき、積極的にコミュニケーションを取れるようになりました

一方で、会話には大きな苦労もありました。バンクーバーは移民が多く、バイリンガルやトリリンガルが当たり前。みんなおしゃべり好きで、テンポよく会話を進めるため、日本人留学生は英語に自信が持てず、会話を避けがちな人が多い印象でした。「相手の言っていることは理解できるけれど、どう返せばいいかわからない」と会話が途切れてしまうこともあり、典型的な“留学あるある”の壁に直面しました。

特に私は日本語でも「聞く方が得意」な性格なので、英語での会話ではその傾向がより強く出てしまい、言葉のキャッチボールに苦労しました。ただ、その中で少しずつ「話してみる勇気」を身につけられたのは確かな成長だと思います。

こうした背景には、やはりルームメイトや友人など周囲の人の存在が大きかったと感じています。彼らと一緒に過ごす中で刺激を受け、自分も積極的に動こうという気持ちになれました。

今後の目標


将来は自動車の設計に携わるエンジニアになりたいと考えています。留学を通して視野が広がり、英語を使いながら仕事をすることへの可能性も感じられるようになりました。将来的には製造業を中心に、海外支社に駐在して働いてみたいという夢も持っています。

また、プライベートの面でも楽しみにしていることがあります。卒業旅行としてぜひブラジルを訪れたいと思っていますし、イギリスやドイツといったヨーロッパの国々にも足を運んでみたいと考えています。留学で行動力がついたからこそ、これからも新しい場所へ挑戦していきたいです

留学を考えている方に向けてメッセージ


まず伝えたいのは、「巡ってきたチャンスに“NO”と言わないでほしい」ということです。友達に誘われても「英語に自信がないから」と遠慮してしまうと、その後誘ってもらえなくなることもあります。最初は勇気が必要ですが、できる範囲でとりあえず外に出てみてください。そうすれば、自然と経験が増え、人とのつながりや交友関係もどんどん広がっていきます

留学は、人生を大きく変えるかもしれない転換点です。行こうと思ったその日がチャンスであり、吉日だと思います。深く考えすぎていると気持ちが中途半端なままになってしまい、留学生活も中途半端になりかねません。だからこそ、「やる」と決めたら腹をくくって、できるだけ早く行動することをお勧めします。

また、特にカナダは日本人が多い国です。そのため、英語を話さなくても生活できてしまう環境があります。けれど、それに甘えてしまうと留学の本来の目的や意義を見失ってしまいます。あえて自分を英語環境に置くことを意識することが、留学を充実させるためにはとても大切だと思います。
勇気を出して挑戦してみてください!

さいごに


最後まで体験談を読んでいただきありがとうございました。Masahiroさんの体験談はいかがでしたでしょうか。

Masahiroさんは、友人たちと英語でジョークを言い合えるほどに英語力を伸ばし、帰国後に受験したIELTSでは、スコアを5.0から6.0へと着実に伸ばすことに成功しました。「まだ満足できる結果ではない」と話しつつも、これからさらに勉強を重ねて、より高いレベルを目指したいと前向きな姿勢を見せてくれました。

また、留学生活を通してブラジル人のルームメイトたちと深く仲良くなれたことで、人脈も広がり、卒業旅行では「ぜひブラジルに行きたい」と楽しそうに語っていたのがとても印象的でした。

「専門留学に興味が湧いた!」という方は、ぜひ無料の留学カウンセリングをご活用ください。カウンセリングは、木曜を除く毎日10時〜19時まで受け付けており、土日祝もご予約可能です。
専門留学だけでなく、語学留学やワーキングホリデー、海外インターンシップ、大学進学など、皆さまのご希望に合わせて最適なプランをご提案いたします。カウンセリングはZoomを利用したオンライン形式のため、全国どこからでもご参加いただけます。「まだ留学するか決めていない…」という段階でも、もちろんご相談可能です!皆さまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。

← カナダ留学・専門留学の体験談一覧はこちら

← カナダのCo-op留学について詳しく見る

  • JAOS
  • J-Cross
  • ICEF AGENCY STATUS
  • IALC Approved Agency
  • 観光庁長官登録旅行業2162号