-持ち込みに注意が必要なもの
卵(特に生卵やゆで卵など卵の形を残したモノや)・乳製品・肉および肉製品・魚・種やナッツ・野菜や果物、穀物、植物、動物や植物を使った製品。
詳しくは在日オーストラリア大使館の情報をご確認ください。
見つからないと思わない方が良いオーストラリアの税関及び検疫システム
日本の国際空港では、多くの日本人が簡単な口頭検査と書類提出のみで税関を通ってしまっているケースが多いのではないでしょうか。これはもちろん日本人が日本国に入国するという点で優遇されているからです。オーストラリアでは、厳しい税関及び検疫の審査がありますので、申告が必要な荷物がある場合は必ず申告書に記載しましょう。申告無しで申告書に記載していてもランダムで荷物検査に通される可能性があり、もし税務上または検疫上問題があれば罰金などの罰則が課せられます。原則、ナマの食品・食材などは検疫で廃棄されると考えた方が良いでしょう。
検疫審査のついでに見つかって罰金を課せられるケース
留学生で罰金をされるケースで一番多いのタバコです。2017年7月1日に更新された無税範囲でのタバコ持ち込みは25グラム・未開封の1箱(25本まで)までとなっています。近年の加熱式タバコにおいても、検査官の判断基準で対象となる可能性があるため注意しましょう。
移民局の情報
その次に多いのは酒類の持ち込みです。無税で持ち込めるのは2.25リットルまでとなりますので、持ち込み過ぎに注意しましょう。
ビザキャンセルも!? 移民法の改正に伴う入国時荷物検査の厳格化
2019年4月、オーストラリア内務省は移民法の改正を行いオーストラリアへの入国に当たり、持ち込み禁止物品を所持していた場合、ビザをキャンセルし、入国を拒否する事ができるよう法改正を行いました。
この改正に伴い、持ち込み禁止物品を所持していた場合、場合によっては当該物品を所持していた人のビザをキャンセルしオーストラリアへの入国を禁止することができるようになりました。また、この新規則の下でビザがキャンセルされた場合、その後3年間に渡って新たなビザは付与されないとのことです。
オーストラリア入国に当たっては、これまで以上に入国時における荷物検査が厳格化されることが予想されます。渡航前に持ち込み禁止物品をよく確認し、同物品を持ち込まないよう、今まで以上の注意が必要です。最新の持ち込み禁止物品については、駐日オーストラリア大使館のホームページをご参照ください。