このサイトは分析と改善のためにCookieを利用します。詳細はこちら

多文化主義を実施するオーストラリアだからグローバル社会で求められる「異文化理解力」が身につく。

少子高齢化、外国人労働者の採用、日本企業の海外進出、海外企業の日本企業買収など、日本を取り巻くさまざまな状況下で、グローバル人材へのニーズが高まっています。留学経験者に対し期待される能力も「語学力」だけではなく「コミュニケーション力」「チャレンジ精神」「主体性」「柔軟性」など、多岐に富んでいます。
なかでも、単一民族のなかで生まれ育つ日本人にとって、「異文化理解力」の習得は急務と言われています。

世界200ヵ国の人々が共存するオーストラリアでの留学には、グローバル社会で求められる「異文化理解力」を身に付けることのできる環境があります。これは、オーストラリア留学の大きなメリットの1つです。
参照サイト:Diversity Council Australia

オーストラリアが多文化多民族国家となった背景▼ 
「異文化理解力」を習得することによるメリット▼ 
まとめ▼ 

オーストラリアが多文化多民族国家となった背景


第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て大幅な人口減という深刻な社会問題を抱えたオーストラリアは、国防や経済成長など、さまざまな点において、人口増加が必須と判断し、アジア、東欧、中東、南欧などから積極的に移民を受け入れるようになりました。

もともとロケーション上、アジア諸国との経済関係に利があったことや、鉱物資源が豊富だったこと、気候が良いことなども助け、積極的な移民政策のもと戦後700万人だった人口数が1959年には1,000万人をこえました。結果、オーストラリアは、それまでの白豪主義に終止符を打ち、アジア圏との経済関係を拡充、大きな経済発展を遂げたと言われています。その後も、インドシナ難民を受け入れるなど、アジア系社会を包括する多文化多民族国家へと成長していきました。

その後、過去には目を背けたくなるような差別や殺戮のあった先住民族 アボリジニに対する差別的な法も撤廃され、イギリス、ギリシャ、イタリアなどを中心とするヨーロッパ諸国の文化、経済面でも強い結びつきを持つアジア諸国の文化、そして先住民族アボリジニの文化など、多種多様な文化が融合し、現在は世界200ヵ国以上の移民が暮らす多文化主義を代表する国にまでなりました。

「異文化理解力」を習得することによるメリット


少子高齢化、外国人労働者の採用、日本企業の海外進出、海外企業の日本企業買収など、日本を取り巻くさまざまな状況は、人々のグローバル化を余儀なくされる状況にきています。

グローバル化が急速に進むにつれ、コミュニケーションツールとなる英語力の向上には大きな関心が集まっています。しかし、真にグローバルな環境下で働く人々は、グローバル社会を生き抜くために必要な力は、語学力だけではないといいます。求められる力は、「コミュニケーション力」「チャレンジ精神」「主体性」「柔軟性」などさまざまですが、なかでも「異文化理解力」の必要性は、多くの方が唱えています。

理由は、文化や習慣の違いを理解しなければ共に生活する、ましては仕事を共にするとなると大きな支障が生じるためです。
例えば、皆さんは、ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化という言葉をご存知でしょうか。コミュニケーションの取り方に関する言葉です。
2017年の流行語に「忖度」という言葉が選ばれました。簡単にいうと「空気をよむ」ということですが、これが、「ハイコンテクスト」。逆に言ったものが全て、額面どおり受け取ってほしいというのが「ローコンテクスト」です。すでにおわかりかと思いますが、日本は、誰もが知るハイコンテクスト文化で、「出る杭は打たれる」などということわざにもあるように、ローコンテクストなコミュニケーションの取り方をすると異端児扱いされたり、煙たがられたりしがちです。対して、オーストラリアは、アメリカやカナダ、イギリスなどと同様、ローコンテクスト文化です。さまざまな文化が混在し、同じ物事に対しても捉え方が十人十色な多文化多民族国家のため、意見や考えははっきりと示さないといらぬ誤解を生むことがあります。したがって「良いコミュニケーション=シンプルで明確なもの」という定義が成り立ち、メッセージは額面通りに伝え、額面通りに受け取るというのが前提とされます。

ただ、これだけ見ると、オーストラリアでなくても多種多様な人種や国籍が混在する国、例えばアメリカやイギリスでも異文化理解力を身に付けることができるのでは?となるかと思います。もちろん、アメリカやイギリスでも、日本国内にいるよりは異文化に対する理解を深める機会はあるでしょう。しかし、本当の意味で異文化理解力を習得するには、「多文化主義」を採用している国でなければならなりません。

多文化主義とは、異なる文化を持つ集団が存在する社会において、それぞれの集団が「対等な立場で」扱われるべきだという考え方または政策のことで、オーストラリアは、この多文化主義を採用しています。
簡単にいうと、「みんな違ってみんないい」そんな感じです。
つまり、自らのアイデンティティを持ちながら、他の人々のアイデンティティも尊重し、広い視野にたって異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築し、さらに新しい価値を創造することで、成長していこうという考え方を大切にしているのです。

これは、異文化理解力を含むグローバルマインドの考え方そのものです。
このような多文化主義を採用するオーストラリアでの留学は、世界的な競争と共生が進む現代社会において急務とされるグローバル人材の育成、英語力、異文化理解力をはじめとするグローバルマインドを学ぶに非常に適した国と言えます。

まとめ

いかがでしょうか。
異文化理解力を学ぶ上で非常に魅力的な環境であるオーストラリア。特に就職直前の、「海外 大学進学」や、日本の大学在学中1年間休学しての留学「海外ビジネスインターン留学」「休学留学」する国としておすすめです。
多文化多国籍なオーストラリアには、中華街はもちろん、イタリアやギリシャから来た移民の方々を中心に築き上げられたカフェ街など、世界中の食文化、音楽、イベントなどが存在し、一つの国で世界を知ることのできる環境があります。あなたもぜひ、オーストラリアへ世界を見に留学しませんか。

← オーストラリア留学のメリットとデメリットのページへ戻る

  • JAOS
  • J-Cross
  • ICEF AGENCY STATUS
  • IALC Approved Agency
  • 東京都知事登録旅行業 第3-6137号

ページトップボタン