留学生活を安心して過ごせる安全性の高さ

公開日:2018/03/15
最終更新日:2019/11/11

皆さんは、留学先の国や都市を選ぶ際、何を重視しますか。
費用面でしょうか。教育水準でしょうか。気になることは他にもたくさんあると思います。ただ、最も重要な選定ポイントは、「安全性」ではないでしょうか。
留学するからには、習得したい語学力や知識、経験があるはずですし、留学先で出会うさまざまな人々との交流から人生観や視野の広がりを感じたいという思いがあるはずです。そんなとき、治安が悪いという理由で、安心して勉強に集中できない、日が落ちてからは出かけられない、健康面に万が一何かあったとき治療を受ける病院などがない…… そんな留学では、せっかくの留学が台無しです。

ここでは、オーストラリア留学の大きなメリット「留学生活を安心して過ごせる安全性の高さ」をご紹介します。

はじめに。 ▼ 
1. 医療・健康環境の安全性 ▼ 
2. インフラの安全性 ▼ 
3. 個人の安全性 ▼ 
4. サイバーセキュリティ ▼ 
さいごに。 ▼ 

はじめに。

オーストラリアは、銃刀法が厳しく銃の所持が厳しく制限されています。都市部では日中も夜間も警察が周回し、犯罪の抑止に取り組んでいる国です。パブやナイトクラブにはガードが入り口に立っており、IDの確認と武器になるものを所持していないか、必ず確認が入ります。日本ではないため、人混みのなかでのスリや窃盗など軽犯罪には十分に注意が必要ではあるものの、中学生・高校生など若年層や初めて留学される方、女性の方でも安心して留学いただける環境があります。

今回は、世界の国家や工業を分析し、情報を提供している企業 ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが2015年と2017年に世界主要60都市を対象に調査・発表した「世界の都市安全性指数ランキング(Safe Cities Index)」を基にオーストラリア留学の安全性について説明していきたいと思います。

1.医療・健康環境の安全性


高層ビルばかりで暗く、冷たく、人々もなんだか疲れ気味。一本路地を入ればドラッグを使用しているような怖い人がたくさんいる……。せっかく留学するのに、そんな国や都市は避けたいものですよね。単純な話かもしれませんが、生活環境が悪く、不健康な人が増えれば、その国や都市には不安やイライラがはびこり、衝突や反発、犯罪なども増加します。

医療・健康環境の安全性では、各都市による自然環境保全への取り組みや医療・福祉サービスのレベル・質といった観点から評価を行っています。人々が安心・安全・快適に生活できる環境がいかに整っているか?を判断していると言えるこの評価で、オーストラリアのシドニーが6位、メルボルンは9位という高い結果を打ち出しました。

医療・健康環境の安全性 最上位 10 都市

1位 大阪
2位 東京
3位 フランクフルト
4位 チューリッヒ
5位 ソウル
6位 シドニー
7位 ブリュッセル
8位 パリ
9位 メルボルン
10位 ストックホルム

評価値は60ヵ国の平均値が69.2なのに対し、6位のシドニーは81.80、9位のメルボルンは81.34と高く、且つ1位にランクインしている大阪が87.15と比較しても大きな差はありません。したがって医療や健康環境面については日本と同レベルの安全性が確保されていると考えてよいでしょう。

オーストラリアは日本と同様に生活習慣病がしばしば問題視されていますが、このような疾病リスクの軽減には健康増進や交通事故防止、大気汚染の改善などの取り組みが非常に重要です。オーストラリアは、これらの改善のために、オーストラリア国内で最も高い州内総生産を誇るシドニーであっても、街中に緑あふれる公園を点在させ、多くの方が、ウォーキングやジョギングを楽しめる環境を完備されており、そこに暮らす人々の健康環境に対し高水準の配慮を行っています。

実際、オーストラリアは、都市部であっても緑豊かで街全体が明るく、人々も生き生きと生活しています。
やや物価は高めですが、経済面も明るく、消費することにも前向きなオーストラリア人は、週末になれば人々は美しいビーチでのBBQやマリンスポーツなど、積極的に余暇を楽しみます。楽しめる環境が整備されているのです。

また、頻繁に行われている公共工事を含む都市開発では、公共交通機関の充足化、歩行者環境改善・向上が意識され、交通事故防止に対する取り組みも積極的に行われています。

近年、アメリカやヨーロッパ諸国でテロ事件による被害が相次いだため、大都市への留学に対し、テロを警戒する意識が高まっています。しかし、2015年の調査によると、テロ事件による死亡者数が3万人なのに対して、交通事故による死亡者数は120万人とはるかに高い数字を出していることからも、決して侮ってはいけない対策・取り組みなのです。このような身近な生活環境改善に対する取り組みが、いかに日々の安全性を確保する上で重要であり、オーストラリアが、いかに安心・安全・快適に生活いただける留学先かがおわかりいただけると思います。

2.インフラの安全性


留学先を選ぶ際に、テロの危険性や、自然災害の可能性など気にされる方は多くいらっしゃいます。
テロも自然災害も、いつどこでどのような規模で起こるのか?はなかなか予測がつきません。だからこそ、留学先を選ぶ際には、このインフラの安全性の高い国や都市を選ぶことをお勧めします。

都市インフラという言葉を聞かれたことはありませんか。
近年騒がれている想定外の広域自然災害や大規模な火災、テロ事件などによる脅威を緩和するため、国や地方自治体、民間企業などが緊急事態における対策を踏まえ、快適で安心安全な街づくりを行っているかどうかという点を評価しています。

例えば、2017年6月、イギリスのロンドン西部にある低所得者向け高層公営住宅グレンフェルタワー火災では、住宅住民に対する安全保護対策(インフラの安全性の確保)が不十分だったとして、地元自治たちは大きな批判にあうなど注目を集めました。
実は、このグレンフェルタワー火災、火災自体で亡くなった方だけに被害を留めず、生存者や目撃者のうち少なくとも20人が自殺を試みたと言います。燃え上がる高層住宅の様子が頭から離れず、助かってしまった罪悪感や、火災によるトラウマ(心的外傷)などにより、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつを発祥する方も多く存在します。
この火災では、建物や、道路、橋などといったインフラの安全確保を破格ことが人々の生活の安全性を確保する上で非常に重要な役割を果たしていることを証明しました。

他にもわかりやすいケースなどでいうと、フィリピンの例が挙げられるかと思います。近年「格安留学」というキャッチフレーズで注目を集めたフィリピンですが、フィリピンは自然災害に最も弱い国の1つであり、2012年にはたった1回の台風で1,000人以上が死亡し、70万世帯いじょうの人々が生活する場所を失いました。

自然災害やテロは予測不可能なものではありますが、あらゆる災害や人災に対してきちんと対策がなされているかどうか?は、安心して留学できる国や都市を選ぶ上で非常に重要なポイントと言えます。

このインフラの安全性において、オーストラリアのメルボルンが7位、シドニーが9位にランクインしました。

インフラの安全性 最上位 10 都市

1位 シンガポール
2位 マドリッド
3位 バルセロナ
4位 ストックホルム
5位 ウェリントン
6位 アムステルダム
7位 香港
7位 メルボルン
9位 シドニー
10位 チューリッヒ

経済レベルが高く、インフラ整備に対して高い意識を持つオーストラリアは、安心して留学できる都市環境が整っているということがわかりますね。

3.個人の安全性


個人の安全性では、犯罪や暴力事件など人が生み出す脅威の発生リスクを評価しています。
犯罪には窃盗や強盗、背任、横領、詐欺などさまざまな種類がありますが、やはり気になるのは傷害、暴行、殺人などではないでしょうか。確かに、新たな脅威として捉えられているテロ攻撃での死亡者が3万人なのにたいして、殺人事件での死亡者は44万人と圧倒的に多く、「安全性」に対する回答に欠かせない要素の一つです。
つまり、「オーストラリアは留学先として安全な国か?」という質問に対し、最もわかりやすい指標の一つといえます。

この「個人の安全性」において、オーストラリアは、メルボルンが8位、シドニーが12位という結果になりました。

個人の安全性 最上位 10 都市

1位 シンガポール
2位 ウェリントン
3位 大阪
4位 東京
5位 トロント
6位 北京
7位 香港
8位 メルボルン
9位 ストックホルム
10位 アムステルダム

※シドニーは12位

個人の安全性を評価する上で、その国の若者による暴力行為は大きなポイントとなります。近年留学する年齢は、国や各自治体の後押しもあり、幅が広がり、中学・高校生も多くみられます。そんななか、留学先の国や都市の若者の多くが犯罪に手を染めている……という状態は、できる限り回避したい状況かと思います。

若者の犯罪は、格差や貧困、差別などを背景に発生するものが多く、政情不安と食料不足に直面する国では特に若者が犯罪・暴力行為・薬物使用などに手を染めやすいと言われています。

オーストラリアは経済的にも成長を続けており、特に高所得層あるいは中高所得層に属するシドニーやメルボルンなどでは、上記のようなリスクは少ないと考えられます。

4.サイバーセキュリティ


サイバーセキュリティでは、都市住民がプライバシーの侵害やなりすまし詐欺の不安を感じることなく、インターネットなどのテクノロジーを利用可能な環境にあるかを評価しています。

便利さと引き換えに生まれた新たな脅威「サイバー攻撃」。サイバー攻撃などというと、一昔前であれば、SFの映画やドラマの話のようですが、IotやAIなどが急激に発達を遂げるなかで、いわゆる「スマートシティ」、Iotをエネルギーや生活インフラの管理に用いることで、生活の質向上や都市の運用管理及びサービスの効率向上を図る都市において、その脅威は他人事とは言えません。

アメリカのロサンゼルスやサンフランシスコ、日本の東京など、世界有数の都市は、すでにこのような技術を採用しており、都市インフラとブロードバンドや無線通信可能なセンサー、ビッグデータやアナリティクスが常に接続された状態にあるため、万全なセキュリティ体制を構築しなければ、サイバー攻撃などの危険は常に隣り合わせの状態です。

ネット環境があまり…と評されるオーストラリアにおいて、この項目はあまり、不安に感じないという方もいらっしゃるかもしれません。
実際、サイバーセキュリティのトップ10は、アジア3都市(東京・シンガポール・香港)と、北米の6都市(シカゴ・トロント・サンフランシスコ・ロサンゼルス・ニューヨーク・ダラス)で占められており、残念ながらオーストラリアのメルボルンとシドニーはそれぞれ11位と12位でした。
ただ、惜しくもトップ10入りは叶いませんでしたが、国際的なイベントも多く開催されるオーストラリアの各都市では、サイバー攻撃対策や基幹インフラ防御への取り組みを加速させているため、大きな心配はありません。

さいごに。


いかがでしたでしょうか。
ちなみに、「世界の都市安全性指数ランキング(Safe Cities Index)」の総合評価は下記の通りです。

「世界の都市安全性指数ランキング(Safe Cities Index)」総合評価最上位 10 都市

1位 東京
2位 シンガポール
3位 大阪
4位 トロント
5位 メルボルン
6位 アムステルダム
7位 シドニー
8位 ストックホルム
9位 香港
10位 チューリッヒ

「安全性」というと、犯罪発生率や殺人率、テロや自然災害の発生有無など、「結果」ばかりに目がいきがちですが、各種犯罪の発生要因を捉え、未然に防止する策を練っているかどうか、予測の難しいテロや自然災害に対して万全の備えがあるかどうかなど、さまざまな観点で判断する必要があることをご理解いただけたのではないかと思います。

世界は広く、主要英語圏といっても、アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランドなどさまざまな国があります。また、近年は、格安留学を謳った発展途上国(フィリピンやフィジーなど)への留学にも注目が集まっています。しかし、留学する上で、本来の目的を達成するためにも、ドラマや映画からの憧れや、安さなどという安易な理由ではなく、安全、安心、快適な生活環境で留学できるかどうか、という視点も取り入れ、留学先を選んでいただけたらと思います。そう考えたとき、世界の都市安全性指数ランキングで上位10位に2都市もランクインするオーストラリアは、非常に魅力的な選択肢と言えると思います。

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