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オーストラリアで高校留学した場合にかかる費用

「高校留学した場合、どのくらいの費用がかかりますか?」
お子さんの高校留学を考えるご両親様からのお問合せで最も多いご質問の一つです。ここではオーストラリアで高校留学した場合にどのくらいの費用がかかるのか、ご紹介したいと思います。

オーストラリアの高校は8~9割が「公立」で「私立」の高校はごくわずかです。また、一般的には日本の中学校を卒業し3年間、ないし4年間かけてオーストラリアの高校卒業を目指す高校留学と、日本の高校を休学し留学(または留学期間中の単位を認めてもらう交換留学)する場合と、いずれかです。卒業を目指す留学の場合、初年度にかかる費用と、2年後以降にかかる費用とで若干、差が生じますが、今回はシンプルに年間の高校留学でかかる費用をご紹介したいと思います。

オーストラリアの高校留学でかかる費用 ▼ 
具体的なケース ▼ 
 CASE 1 ニュー・サウス・ウェールズ州 高校留学(公立) ▼ 
 CASE 2 タスマニア州 高校留学(公立) ▼ 
 CASE 3 ビクトリア州 高校留学(公立)▼ 
まとめ ▼ 

オーストラリアの高校留学でかかる費用

高校留学だからといって、語学留学や専門留学などと比較し、かかる費用の項目に大きな違いはありません。
原則的には学校関係費用と滞在費用が大半を占め、その他にかかる費用は、渡航に伴う費用と渡航後のお小遣い、教材費などの実費となります。

以下ではそれぞれの相場と、各項目の詳細を説明させていただいています。

項目 相場
高校学費(公立) 入学金・事務手数料 2.5万円から10万円
学費 1年間 130万円から150万円
留学会社 国内手続きサポート費用 10万円から50万円
渡航後サポート費用 10万円から50万円
渡航費用 航空券代金 8万円から15万円
海外留学生保険 15万円から20万円
学生ビザ申請費用 5.5万円
学生ビザ申請に伴う保険(OSHC) 5万円から6万円
渡航後費用 ホームステイ手配費用 2万円から5万円
ホームステイ(1日3食込み) 130万円から150万円
空港出迎え(片道) 2万円から3万円
制服代、教材費など 5万円から6万円
その他実費(旅行費や交際費など) 10万円〜

高校学費(公立)

オーストラリアには観光地としても有名なケアンズやゴールドコーストのあるクイーンズランド州、最大の都市シドニーを州都として構えるニュー・サウス・ウェールズ州、世界で最も住みやすい都市7年連続1位に輝いたことのあるメルボルンがあるビクトリア州、広大な自然が魅力的なタスマニア州、その他にも南オーストラリア州、西オーストラリア州と5つの州があり、各々の州教育省管轄のもと、留学生受入れ可能な高校が存在します。

州によって、学校に支払う費用や滞在費(ホームステイ費用)は異なりますが、同じ州のなかにある高校であれば、学校が違っても原則同じ費用となります。(ときおり、ものすごい田舎の地域にある高校に通う場合、学費や滞在費用が都心近郊の高校と比較し少し安いケースもあります。)

一般的な項目は、入学金と授業料(学費)となりますが、州によって、「学習支援費用」という名目の費用や「入学金」とは別に「事務手数料」という費用が発生する場合もあります。逆に、「入学金」や「空港送迎費用」などはかかることが一般的ですが、州によっては無料で対応している州もあります。

また上記には記載していませんが、留学途中で転校する場合にはいずれの州も5万円から6万円程度の手数料が発生しますので注意しましょう。

留学会社

高校留学をする上で、希望校の選定や、出願手続き、学費などの海外送金、その他、航空券や保険、ビザ申請など、教育省や学校、州によってはホームステイ手配を民間企業に業務委託しているケースがあるため、その場合はホームステイ手配会社と連携を取りながら、留学に伴う手続きを進める必要があります。親御さんは仕事をしながら、お子さんは学校に行きながら並行して各種手続きをすべて英語で行うことになるわけですが、これらの手続きを代行、または手続きに伴うガイダンスなどを行うのが留学会社です。そして各項目の手続き費用を「サポート費用」と呼んでいます。

サポート費用には大きくわけて、留学するまでの手続きをサポートする「国内手続きサポート費用」と渡航後に継続して留学をバックアップする「渡航後サポート費用」とがあります。留学会社によってサポート費用の設定はさまざまですが、手間暇のかかる高校留学の場合、各サポートの相場は10万円から50万円程度です。

語学留学やワーキングホリデーなど、18歳以上が参加する留学と比較し、サポートの費用は高額になることが多いため、どこまで何が必要なのか?きちんと留学会社から話を聞き、ご自身にあった留学会社、そしてサポートを選んでいただくとよいと思います。

渡航費用

渡航費用に関しては、他の留学と大きな違いはありません。ビザ申請に伴う諸費用、航空券、そして海外留学生保険が中心です。あえて付け加えるとしたら、高校留学の場合、他の留学と比較して、日本で在籍する中学や高校からご提出いただく書類が多く、その発行手数料や翻訳手数料(在籍している日本の学校が英訳できないとなった場合に限る)などの諸費用が発生します。

渡航後費用

高校留学の場合、渡航期間中の滞在費用の支払いに関しては州によって、方法やタイミング、どのくらいの費用を支払わなければならないのか?が異なります。例えば、ターム1(1学期目)から入学し1年間在籍する場合で考えた際に、クイーンズランド州の場合は1年間のホームステイ費用を全額お支払いいただく必要があります。一方でビクトリア州や南オーストラリア州の場合、現地到着後、その都度(2週間に一度、または半年に1度など)、学校やホームステイ先が指定するタイミングと期間での支払いとなります。

ホームステイには原則1日3食分の食費と生活に伴い必要な光熱費などはすべて含まれているため、プラスでかかるのは、制服代、教材費(音楽の授業で楽器をレンタルする、など)、携帯代、交通費、そしてお小遣いなどが挙げられます。1人ひとり、お子様によってお小遣いの金額は異なるかと思いますが、一般的には月1万円から2万円程度が相場です。

上記の表に付け加えると、オーストラリアの高校では学年末にパーティーを開催します。
特に最終学年修了時のイベントは高校卒業と共に成人を祝うようなイベントとなるため非常に大きく誰もがドレスアップします。そうなるとドレスやシューズ、メイクや髪の毛のセットと、日本の成人式に発生するような費用がかかります。定期的に発生するものではありませんが、覚えておくとよいでしょう。

具体的なケース

具体的にどの州であればどのくらいの費用が発生するのか。例あげて留学費用を比べてみましょう。
いずれも1年間、各州公立高校で留学した場合、$=90円にて計算しています。

CASE 1 ニュー・サウス・ウェールズ州 高校留学(公立)

オーストラリア最大の都市であるシドニーを州都に持つニュー・サウス・ウェールズ州は、イギリス植民地時代の面影を残す建造物と近代的なビルディングとの調和のとれた街並み、そして景観が美しい港や自然がシティ近郊に溢れた場所です。都会も自然も楽しめる環境が中高生にも特徴的な州です。

年間を通じて気候がよく、時差も+1時間(サマータイムは+2時間)、さらに日本から直行便も多いなど、数多くの魅力を持つニュー・サウス・ウェールズ州 州立高校への留学は、オーストラリアのなかでも1番、2番と言われます。
具体的にどのくらいの費用がかかるのか、見てみましょう。

高校学費(公立)

州立校 費用 AU$ 日本円
入学金 $290 ¥26,100
授業料(Senior High School Year11) $16,600 ¥1,494,000
備考
オーストラリアの場合、「中学校」と呼ばれる期間が4年間、「高校」は2年間となります。
したがって、日本の高校1年生に該当する学年はYear10と呼ばれ、オーストラリアでは中学4年生の年次となります。
Year10(オーストラリアでの中学4年生、日本の高校1年生)までとYear11・12(オーストラリアでの高校、日本の高校2年・3年)とでは学費が異なります。ニュー・サウス・ウェールズ州の場合、Year10に入る場合は、$14,800、日本円で約126万円となります。
入学する学年によって、15万円から20万円程の差があると思っておきましょう。
また、ニュー・サウス・ウェールズ州の場合、Year10に入学するうえで英検2級レベル、Year11に入学するうえで英検2級-Aレベルが必要です。規定の英語力を満たせていない場合、本科のコース入学前に、現地渡航後、ニュー・サウス・ウェールズ州 州立校の英語コース、またはニュー・サウス・ウェールズ州教育省が指定する民間の語学学校で、約半年ほど(厳密には20週間)、英語の勉強をすることが条件づけられます。

ニュー・サウス・ウェールズ州 州立校附属英語コースでの履修した場合、20週間の学費は$8,900、日本円で約76万円と、本科の学費 後半2学期分(Year11・12の場合$8,300、日本円で約71万円)、合計 約147万円が年間の授業料となります。

留学会社

留学会社 費用 AU$ 日本円
国内手続きサポート費用 ¥319,000
渡航後 現地生活サポート費用 ¥110,000

渡航費用

渡航費用 AU$ 日本円
航空券代金(片道) ¥80,000
海外留学生保険 ¥180,000
学生ビザ申請費用 $710 ¥64,000
学生ビザ申請に伴う保険 $600 ¥54,000

渡航後費用

渡航後 費用 AU$ 日本円
ホームステイ手配 $350 ¥31,500
ホームステイ(1日3食込み) $14,000 ¥1,260,000
空港出迎え(片道) $180 ¥16,200
その他実費 (旅行費や交際費など) $2,000 ¥180,000

合計:3,807,500円

CASE 2 タスマニア州 高校留学(公立)

タスマニア州は、オーストラリア本当の右下あたりにある島全土を指します。サイズは日本の北海道より少し小さいくらいの州で、手つかずの自然が広がる美しい州です。他州と比較し、認知度の低さから留学生数がまだまだ少なく、日本人を含む留学生が少ない環境で留学できるという魅力があります。

また、オーストラリアの場合、通常いずれの州も各学年入学に伴い各々英語の規定を設けていますが、タスマニアは設けていません。したがって、語学だけにかける時間とお金を節約できます。

高校学費(公立)

州立校 費用 AU$ 日本円
入学金 $300 ¥27,000
授業料(Senior High School Year11) $14,000 ¥1,260,000
備考
ニュー・サウス・ウェールズ州同様、中学が4年間、高校が2年間となります。
日本の高校1年生に該当する年次に入学される場合は、年間の学費が$13,000と日本円にて約9万円安くなります。

留学会社費用

留学会社 費用 AU$ 日本円
国内手続きサポート費用 ¥319,000
渡航後 現地生活サポート費用 ¥110,000

渡航費用

AU$ 日本円
航空券代金(片道) ¥100,000
海外留学生保険 ¥180,000
学生ビザ申請費用 $710 ¥64,000
学生ビザ申請に伴う保険 $600 ¥54,000

渡航後費用

渡航後 費用 AU$ 日本円
ホームステイ手配 $200 ¥18,000
ホームステイ(1日3食込み) $15,000 ¥1,350,000
空港出迎え(片道) $0 ¥0
その他実費 (旅行費や交際費など) $1,500 ¥135,000

合計:3,609,700円

CASE 3 ビクトリア州 高校留学(公立)

イギリス・エコノミスト誌が調査する「世界で最も住みやすい都市ランキング」で過去7年連続1位に輝いたことのあるメルボルンを州都に構えるメルボルンは、高校留学先としても非常に人気の高い都市です。洗練された都市と大自然との融合した環境や、世界的にみても非常にレベルの高い大学が揃っているなど、環境面、教育水準においても魅力の多い州となります。

高校学費(公立)

州立校 費用 AU$ 日本円
入学金 $282 ¥25,380
授業料(Senior High School Year11) $18,163 ¥1,634,670
備考
日本の高校1年生に該当するYear10への入学の場合、学費は年間$16,195、日本円で約146万円となります。
他州同様、入学する学年によって学費に差が生じるため注意しましょう。

なお、ビクトリア州の場合、Year10入学に伴い英検2級、Year11入学に伴い英検2級(A)が費用となります。規定を満たせていない場合、先述したニュー・サウス・ウェールズ州同様、渡航後最初の2タームは英語学習に集中していただきます。ただし、学費は変わりません。

留学会社費用

留学会社 費用 AU$ 日本円
国内手続きサポート費用 ¥319,000
渡航後 現地生活サポート費用 ¥110,000

渡航費用

AU$ 日本円
航空券代金(片道) ¥100,000
海外留学生保険 ¥180,000
学生ビザ申請費用 $710 ¥64,000
学生ビザ申請に伴う保険 $600 ¥54,000

渡航後費用

渡航後 費用 AU$ 日本円
ホームステイ手配 $298.1 ¥26,829
ホームステイ(1日3食込み) $15,000 ¥1,350,000
到着時サポート $167.2 ¥15,048
その他実費 (旅行費や交際費など) $2,000 ¥180,000
備考
ビクトリア州の場合、入学する学校のエリアによってホームステイ費用が異なります。相場は週$300から$350程度ですが、田舎の地域になると、もう少し安くなることもあります。また、ホームステイ費用の支払い方法が各学校により異なりますので、注意しましょう。

合計:4,051,627円

まとめ

いかがでしたでしょうか。入学する学年によっても異なりますが、オーストラリアでの高校留学の相場は 初年度350万円から400万円程度となります。私立の場合はプラス年間で150万円から250万円程度と、選ぶ学校や滞在方法によって大きく異なります。詳細はお問合せください。

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