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日本からの海外送金 気を付けるべき3つのポイント【オーストラリア留学】

オーストラリアへ留学する際に、気になるお金のこと。
短期間の留学であれば多少の現金とクレジットカードまたはデビットカードさえあれば、基本的にお金のことで困ることはありません。しかし、長期間(3ヶ月以上)の留学となると、オーストラリアでの生活に伴い、ある程度まとまった金額を用意する必要があります。オーストラリアに入国する際、10,000ドル以上(約80~90万円)の持ち込みは制限されていますし、実際、10,000ドルもの現金を持ち歩くのも不安ですよね。

そんなとき、心強い手段が「海外送金」です。
ここでは、日本からまとまったお金を持って行く(送金する)手段、「海外送金」について、日本からの海外送金 気を付けるべき3つのポイントをご案内いたします。

さいしょに ▼ 
1. 利用する銀行はどこがおすすめ ▼ 
2.「マイナンバー」が必要!?用意するものが通常よりも多め ▼ 
3. 着金までの時間がかかる!余裕をもって手続きを。 ▼ 
さいごに▼ 

さいしょに

「海外送金」って何?
海外送金とは日本の銀行から海外の銀行にお金を送金することを言います。
留学以外でも海外で働くお父さんが日本の家族に仕送りをしたり、または海外にいる家族に仕送りをしたり、なんらかの竜で日本国内と海外との間でお金の移動が必要になるケースに利用します。

海外送金自体は各銀行、ゆうちょ銀行など、大手と呼ばれる銀行であれば原則可能です。銀行以外にもTransferWiseやWorldremitなど、海外送金できるサービスなどが数多くあります。

留学してすぐのタイミングで送金する際には、送金手続きを行うご家族も、海外送金手続きになれていらっしゃらないため、海外送金サービス機関を利用するのはややハードルが高め。銀行を利用する方が安心感は高いでしょう。ただ、高校留学や大学進学など、3年以上に渡り留学する場合は、最初は銀行から、慣れてきたら手数料や為替などがお得な海外送金サービスにシフトしていくとよいでしょう。

ただ、いざ海外送金するとなると、
「海外送金手数料って結構高いって聞くけど、いくらくらいかかるのかな…」
「海外送金って、どの銀行でもできるのだろうか……」
「日本で他銀行に振込みをするときと同じような感じで手続きできる?何か特別な手続きが必要?」 など不安なことがいくつか出てきます。

海外送金時の手数料種類

実は海外送金を行う際には日本国内で振込みを行う以上に、さまざまな手数料が発生します。
ここでは日本から海外に送金する際にかかる主な4つの手数料を紹介します。

送金手数料

送金元となる銀行(日本からの送金であれば日本の銀行)に対して支払う手数料です。
送金手数料は銀行によって異なります。日本国内で他銀行に振込みを行う際にも発生してくる手数料なので比較的なじみのある手数料ですね。しかし、海外送金の場合、その金額が700円、800円など数百円レベルから3,000円、5,000円と数千円レベルまで、銀行間で手数料の差はかなりあります。

為替手数料

送金元の銀行に預けているお金(日本円)をオーストラリアドル(外貨)にして送金する場合、円を豪ドルに換金したうえで、送金することになります。その際に発生するのが為替手数料です。

中継銀行手数料

送金側の銀行と受取側の現地銀行との間で業務提携がない場合、業務提携をしている他銀行を中継して受取銀行に送金されます。中継する際、中継する銀行に支払うのが中継銀行手数料(リフティングチャージ)です。
基本的には受取人負担(両親が本人に送金する場合、本人負担)となります。
残念ながら、利用する銀行が中継銀行を挟むかどうか、送金前にはわからないことが多く、手数料の額も送ってみないとわからない、という出たとこ勝負なところがあります。

受取銀行手数料

お金が送金されてきて着金したい際、送金の受取り側の銀行に支払う手数料です。
受取銀行手数料は原則として受取人負担となります。送金先が負担することもできます(できないこともあります)。特に、送金先の銀行先にぴったりの金額で送金したい場合、送金人負担とすると便利です。

これだけでも、「手数料」でどれだけお金を取られるのか、不安になってきてしまいますね。

1. 利用する銀行はどこがおすすめ

「銀行」といっても、メガバンク(三菱UFJ、みずほ銀行、三井住友銀行)から各地域にある信用金庫までさまざまです。「海外送金って、どの銀行でもできるのだろうか……」と不安を持たれる方もいらっしゃると思います。また、海外送金する際の手数料などで比較して「どこがよいのか……」と疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

まず、海外送金する場合、地元の小さな銀行よりも、大手銀行、ゆうちょ銀行の方がおすすめです。
理由はかかる時間とお金、手間暇にあります。

まずお金について、規模の小さな銀行や信用金庫は、残念ながらオーストラリアの銀行と業務提携しているところが少なく、海外送金した際に、他の大手銀行を中継し、海外の銀行に送金されるというケースがほとんどです。
そうなると、先述している中継銀行手数料がかかることが多く、大手の金融機関を介するよりも手数料が多くかかってしまう可能性があります。

次に、時間について、直接業務提携を結んでおらず、他銀行を中継するということはそれだけ時間がかかるということです。なるべく早く送金したいと考えるときにはとくに、お勧めできません。
「急がば周れ」家から車で10分の銀行だったとしても送金に1週間かかってしまっては受け取り先のお子さんも困るはず。大手の銀行が車で30分だったとしても、大手をご利用いただく方が安心でしょう。

最後に手間暇について、小さい銀行や信用金庫の場合、「海外送金」の取扱も決して多くありません。
したがって、銀行員も銀行自体も手続き方法が明確にわからないなんてことがあります。(本当にあります)
よって、事前に準備するものの案内が間違っていたり、送金先の口座詳細を伝えているのに、いらぬ確認が入ったり、無駄な手間暇を要してしまうことがあります。その点大手であれば経験を持つスタッフも在籍していたりマニュアルもきちんとしていたりするため、安心でしょう。

2.「マイナンバー」が必要!? 用意するものが通常よりも多め

海外送金は日常的に行われる手続きではありません。
海外へお金を送金するという行為自体、マネー・ローンダリングやテロなど犯罪行為に繋がる危険性もあるため、海外送金時の本人確認や資金の出所の確認などは、通常の日本国内での送金と比較にならないほど厳し目です。

例えば、三菱UFJのケースを見てみましょう。
窓口で海外送金を行う際には下記のご用意が必要です。

・『外国送金依頼書兼告知書』および関連資料
・送金代金・諸手数料のお支払いにかかわるもの
・個人番号(マイナンバー)または法人番号が確認できる書類
・ご本人確認書類およびお取引時確認に必要な書類

詳しくはご来店時にお持ちいただくものをご覧ください。

みずほ銀行やゆうちょ銀行、三井住友銀行などでもマイナンバー制度導入に伴い、マイナンバーの提示を求めれるケースが増えています。また、もちろん通常の通帳と印鑑、キャッシュカードなどは必要です。銀行に行く前に、海外送金時に何を準備しなければならないか、必ず確認するようにしましょう。

さらにご注意いただきたいのが、近年「現金」または出所が明確ではないお金の送金は難しくなっています。
たとえば、留学するご本人様がお金を貯め、そのお金をご両親様に預け、渡航。ご両親様がご本人様に代わって送金すべく「現金」をもって窓口を訪ねたとします。10万円以上の現金の場合、出所の証明(例えば、留学している本人の通帳と、本人とご両親様の関係を署名するための戸籍謄本など)を求められる、などです。
弊社における過去のケースだと、みずほ銀行では、用意する書類の如何に関わらず現金での海外送金は受け付けないと言われてしまったお客様のケースがあります。

現金ではなく、ご両親様の口座に、お金を振込み、そのお金を回外送金いただく場合もまたしかりです。
ある日突然口座に振り込みされた100万円を海外送金したいとした場合、急に増えた100万円の出所を証明するための書類を求められるケースがあります。十分に注意しましょう。

注意:これはあくまで弊社の経験上の話であり、必ずではありません。各銀行、支店での取扱に関しては必ず各銀行・支店にご確認をお願いいたします。

3. 着金までの時間がかかる!余裕をもって手続きを。

海外送金時、「受取先銀行に着金するまで1~2週間程度時間を要します」と窓口で案内されるかと思います。
実際には2~3日で着金確認とれることが多いものの、場合によっては1~2週間、本当にかかる場合もあります。

日本国内であれば「お母さん!今月金欠なんだ!ちょっと入用で明日までに3万円振り込んでほしいんだけど…」とお母さんに泣きつけば、当日振込み翌日着金確認取れる(土日祝日を挟まない限り)かと思います。しかし、海外ともなるとそうはいきません。必ず余裕をもって送金手続きを行っていただき、且つお金は計画的に利用するよう心がけましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
ちなみに弊社では、先述しているトラブル(ご両親様がいざ海外送金しようとしたら、できなかったなど)を避けるため、留学前に、ご本人様にご自身で現地銀行に海外送金することができるよう、渡航前の銀行口座開設手続きサポートを行っております。ご安心くださいね。

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