国に関係なく留学する際に絶対に必要な持ち物については、留学に必要な持ち物 まとめをご参照ください。
カナダに留学に持って行った方がよい持ち物
実際にカナダに留学していたスタッフやお客様に伺った情報をもとに、カナダの文化や習慣、気候などを踏まえ、カナダだからこそ、持って行った方がよい持ち物をご紹介します。
★エコバック
カナダでは環境意識が非常に高く、多くの店舗でレジ袋は有料、もしくは提供されていません。そのため、買い物のたびに使えるエコバッグを持参しておくととても便利かつ節約にもなります。折りたたんで小さく収納できるタイプであれば、カバンの中に入れておきやすいでしょう。
★魔法瓶
カナダでは日本のように街中に自動販売機が設置されていないため、外出中に飲み物を購入する機会は限られます。コーヒーショップやカフェ、紅茶専門店などは数多くあるカナダですが、毎回お店で買っていると費用がかさみます。魔法瓶や水筒を持っておくと、温かい飲み物を持ち歩いたり、外出先での水分補給に役立ち、節約にも繋がります。ただ、普通の水筒だと、寒いカナダでは、家からホットドリンクを持ち運ぶと冷えてしまいます。特に冬場の寒さが厳しい地域では、保温性の高い魔法瓶が重宝されます。
★日焼け対策グッズ(サングラス、帽子、日焼け止めなど)
意外に思われるかもしれませんが、カナダは夏になると紫外線が非常に強くなります。特にトロントの夏は冬の寒さからは想像もできないほど暑く、日差しも強めです。オーストラリアやアメリカのカリフォルニアなどと比べて照りつける太陽のイメージはないカナダだからこそ、油断大敵です。日焼け止め、サングラス、帽子などの紫外線対策グッズは忘れずに持参しましょう。
★薄手の電気毛布
主要都市であるトロントやバンクーバーは10月から3月ごろまでが冬となります。バンクーバーの気温は氷点下までは下がりませんが、トロントの場合、真冬は最高気温も氷点下になることもあります。カナダの住宅には暖房設備が整っていますが、家によっては暖房の調子が悪かったり個人の部屋には暖房がなかったり…などということもあります。カナダで購入することもできますが、荷物に余裕があれば、軽量タイプの電気毛布を持って行くことで、夜間の冷え込みにも快適に対応できるでしょう。
★ヒートテック
朝晩と日中の寒暖差が大きいカナダでは、体温調整がしやすい服装が求められます。朝に家を出る時に寒かったからといってあまり着こんでいくと日中「暑い…」ということになります。ヒートテックのような薄手で暖かいインナーは、重ね着に最適で、体温調節もしやすいです。カナダにもユニクロはありますが、日本の価格と比較するとやはり高めです。何枚かは日本から持って行くとよいでしょう。
カナダに留学に持って行かなくてもよい持ち物
カナダ留学経験のあるスタッフにもヒアリング。カナダ留学に持って行かなくてもよかったと思った持ち物をご紹介します。
★変圧器・変換プラグ
カナダのコンセントの形状(Aタイプ)は、日本のものと同じです。電圧はの110~120Vと日本と比べるとやや高いですが、スマートフォンやノートパソコンの充電プラグは240Vまで対応のものがほとんどで、そのまま使用できることが多いです。ドライヤーやヘアアイロンなども海外対応のものを持っていくか現地調達にすれば、重くてかさばる変圧器は基本的に不要です。
★日本食
「留学中は日本食が恋しくなるよ!」と聞き、スーツケースにサトウのごはんを山のように詰めこんでいったスタッフがいましたが、結局1パックも開けずに、帰国の日を迎えたそうです。カナダの食事が美味しかったこと、またカナダでは簡単に日本食にありつけることが大きな理由とのことでした。「日本の味が恋しくなるのでは…」と心配になる気持ちは理解できますが、特にトロントやバンクーバーなどの都市部にはアジア系スーパーや日本食レストランが多く、調味料やインスタント食品などの入手も意外と簡単です。お気に入りのものを少量持参するのは良いですが、大量に詰め込む必要はありません。
★長財布
カナダでは現金よりもカード決済が主流です。スーパーやカフェはもちろん、バスや自動販売機までもクレジットカードやデビットカードに対応しているところが多いため、現金を使う機会はほとんどありません。あまり多くの現金を持ち歩いていたり、現金が入っていそうな長財布をもっていると、盗難などのリスクが高くなります。大きな長財布よりも、小銭やカードが数枚入るコンパクトなミニ財布やカードケースの方が実用的です。
★大量の洋服
1週間ほど着回しできる程度の洋服は持って行くのがおすすめですが、洋服を大量に持って行く必要はありません。カナダは地域によって気候差が大きく、また室内外の温度差も激しいため、足りない分は現地の気候や流行に合わせて買い足す方が、機能性も見た目も満足できるでしょう。ちなみにカナダには、私たち日本人に馴染みのあるZARA、H&M、無印良品、ユニクロなどもあり、現地で最新の洋服を購入することができます。また、カナダでは洗濯物を外に干さず、乾燥機を使うことが一般的です。そのため、日本のかわいらしい飾りが施された洋服や繊細な生地の洋服は、すぐにボロボロになってしまうこともあります。洋服は最低限着回せる分だけ持って行き、あとはカナダで購入しましょう。
ちなみに!入国の際に注意が必要な持ち物は…
カナダ入国に際し、税関申告書をもとにカナダ国境業務庁係官へ持ち物の申告をしなければなりません。テロの未然防止や国際犯罪組織等による密輸阻止の観点から、輸入が禁止・規制されている物、または申告が必要な範囲の額の現金などを所持していないかどうかなど、確認をしています。
申告に虚偽が認められた場合、それらが没収されたり、罰金または刑事訴追されることがあるので注意が必要です。
税関申告書については、カナダ国境業務庁(CBSA)のページをご確認ください。
申請に該当するもの
持込が禁止・制限されているもの
1.外貨:合計CA$10,000相当以上の現金,小切手などを含む有価証券を持ち込む場合、申告が必要です。
2.主な輸入禁止品:麻薬、火器・武器、絶滅危惧種の動植物
3.輸入制限品(規制・制限がかかる場合があるもの):
肉類・肉製品・乳製品、青果・ナッツ類などの農水産物、昆虫・鳥類、花・樹木、種子などの動植物・同製品、並びにサンプル商品・器材など商業目的物品の一部
4.持込品:
・医薬品類(日本から説明書類を求められる場合があります)
詳しくは、Guidance Document on the Import Requirements for Health Products under the Food and Drugs Act and its Regulations (GUI-0084)の”6.0 Human Drugs”をご参照ください。
・高価なパソコンなどの電子機器、装飾品
・下記、免税範囲を超える贈答品/海外で購入または受領した製品/酒/タバコ
免税範囲CA$60以上の物品(入国先の州関係法令が適用となる)
短期観光・滞在者(カナダに観光・商用目的等で短期滞在する個人)の場合、
‐酒
・ワイン1.5リットル
・ビール355 ml缶なら24缶(8.5リットル)相当量
・上記以外のお酒1.14リットル
‐タバコ(「CANADA DUTY PAID/DROIT ACQUITTE」と表示されていないタバコ製品には,特別関税が課せられる。)
・紙巻きタバコ200本
・葉巻タバコ50本
・刻みタバコ200gまで
※州ごとの飲酒・喫煙が許される法定年齢に達していることを持ち込みの条件とします。
例:タバコ:全州で18歳以上。酒類:アルバータ、マニトバ、ケベック州は18歳。その他の州は19歳。
詳細は、カナダ国境業務庁(CBSA)のウェブサイトをご確認ください。
おわりに
カナダ留学に持っていく持ち物は、「全部持って行こう!」と考えるよりも、「必要なものを厳選する」ことが大切です。日本でしか手に入らない物や、自分に合ったものはしっかりと準備しつつ、現地で調達できる物はなるべく減らして荷物の軽量化を図りましょう。効率よく準備を進めることで、現地での生活に余裕と安心が生まれるのではないかと思います。
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