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留学マガジン

■書籍名:
グローバル社会で生き抜ける子どもに育てる方法
■著者:松久保朱美

  • 海外留学体験談
  • 2018.11.08

将来の夢 ‘ラジオDJ’ に1歩近づいた語学留学|体験談

将来の夢はラジオDJ!自らの見分や視野を広げるため、「留学」はずっと挑戦したいと考えていたという奈那さん。大学が外語大学で海外の大学付属語学学校での語学研修であれば単位認定してもらえるということもあり、オーストラリアの西シドニー大学付属語学学校に約8ヵ月間留学されました。気になる学校生活やオーストラリアでの生活などいろいろお話いただきました。

1.留学しよう!と考えたきっかけは、将来の夢にあった

留学しようと考えたきっかけは、将来の夢にありました。
私の夢は、ラジオDJとして活躍することです。ラジオDJ、ラジオパーソナリティは、ラジオ番組においてトークをしながら司会進行を行う仕事です。TV番組などと異なり絵がないため、本当に「トークのみ」でゲストの魅力を引き出したり、番組を盛り上げたりする特別なスキルが求められます。ときには、番組のプロデューサーたちと共に企画を立てたり、構成を考えたりすることもあります。どんなゲストとも、またどんな話題でもトークを展開できるよう、日々、芸能ネタから音楽や美術、日本国内外の時事問題や歴史、文化などさまざまなことに対して確かな知識やネタをもっておく必要があります。

ラジオDJという夢を実現すべく、学生時代に挑戦したかったことの一つが、「留学」です。
もちろん、日々の大学生活のなかでも、できる限りさまざまなことに挑戦したいと考えていた私は、部活や就活、アルバイトなど、大学生活プラスアルファ、さまざまなことに取り組んでいました。海外では、さらに広く、さまざまな文化、習慣、価値観、考え方などに触れ、見分を、視野を広げたい!と考えていました。

大学が外国語大学だったこともあり、海外の大学付属語学コースであれば、認定留学(留学期間中の語学研修を日本の大学の単位として認定し、帰国後学年を落とすことなく進級できるという制度)があったため、大学付属での語学留学を中心に留学プランを調べ始めました。

オーストラリアに決めた理由は、担当してくださった留学カウンセラーの方から、多様性あふれる国だと伺ったからです。特にシドニーは世界中から150ヵ国近くの人々が集い生活していると伺い、さまざまな人々と出会える機会がある国、また都市だと感じました。

大学は、Western Sydney University(西シドニー大学)に決めました。
西シドニー大学は、45,000人もの生徒数を誇る総合大学で、そのうち留学生は約10%、世界160ヵ国から学生が集まる大学です。私はシドニーの中心地から20~30分ほど電車で西(内陸)に入った西シドニーエリア、Parramatta(パラマッタ)の程近くにあるSydney Olympic ParkをキャンパスとするThe College、付属教育機関で開講される英語コースに30週間、約8ヵ月間、通いました。

奈那さんが通ったWestern Sydney University(西シドニー大学)についてはこちらから

奈那さんの留学生活

MATSURI3
WSU3
MATSURI4
うどん2
イースターに学校の友達と2
WSU6

2.滞在はずっとホームステイ


↑空港で働いているホストマザー、チェックインまで一緒についてきてくれてバイバイしました。

多忙な大学生活を送っていた(いる)せいもあってか、留学に対する不安を感じる暇はなく、あっというまに出発日を迎え、オーストラリアへ飛び立ちました。オーストラリアでの滞在はホームステイからのスタートでした。

留学前、ホームステイでの滞在は1ヵ月間だけで、2ヶ月目からは違う滞在先、例えばシェアハウスなどへ移ろうかと考えていました。しかし、ホストファミリーが本当に素敵な方々で、そのまま2ヵ月目以降も、ホームステイすることを決めたのです。

私がホームステイしたご家族は、ホストマザーがカンタス航空に勤める方で、ホストブラザーが下に1人、上に1人という家族構成でした。ホストブラザー(弟)は14歳、ホストブラザー(兄)は25歳でした。ホストマザーは航空会社に勤めているだけあって、さまざまな国への渡航経験があり、ホストブラザーは日本に5回も訪れたことがあるという日本好き。お家には、七味や抹茶など、日本のものがたくさんおかれていて、最初はとても驚きましたが、同時にとても親しみを覚えました。


↑バレンタインデーに、「日本では女の子からチョコをあげるんだよ」とキットカットを弟とお兄ちゃんにプレゼントしたら、お返しにキスをしてくれたときの写真

ホストファミリーとは一緒にうどんを粉から作ったり、お味噌汁を作ったり、夜遅くまで一緒にTVを観たり、マザーとマザーの友人と一泊二日の旅行に出かけたりと、本当の家族のように毎日を過ごしました。


↑ホストマザーとうどんを作った写真

↓完成したうどん!


↓↑一泊二日でホストマザー、マザーの友達、その友達の娘、私で旅行に行ったときの写真@Hyams beach(ハイアムスビーチ)ハイアムスビーチは、世界一真っ白な砂のビーチといわれています。本当に楽しい時間でした。

留学前から、視野や見分、世界観を広げたいと常に考えていたこともあり、積極的に日本を訪れる外国人の方々と交流は持つようにしていました。例えば、アルバイトしていた居酒屋で、その居酒屋を訪れた留学生に積極的に英語で話かけたり…… (その留学生に話しかけたことがきっかけで、「英語を話せる奴がいる!」と評判になったのか、アルバイトしていた居酒屋にはやたら留学生が訪れるようになりました(笑))。留学前、英検は準2級、TOEICは520点程度とそこまでスコアが高いというわけではありませんでしたが、コミュニケーションはとれるかな、という状況でした。日々の努力のかいあって英語で会話することに抵抗があまりなかったということも、ホストファミリーと良好な関係を築くことができた一つの理由だったかと思います。

3.異なる文化、多様性、こんな世界があったんだ!


↑卒業式時の写真

大学付属の語学学校に通う留学生たちは、基本的に大学進学に必要な英語力、また大学での勉強に伴い必要な英語スキルの習得を目的として英語を学んでいます。したがって、西シドニー大学の付属語学学校にはコミュニケーション力を伸ばすことに重点を置いたCommunicating In Englishと呼ばれるコースやIELTS(英語能力判断試験)対策コースなど、いくつかのコースがありますが、ほとんどの学生は、Academic English For Tertiary Studiesと呼ばれる進学準備英語コースに通います。Academic English For Tertiary Studiesは通称EAPと呼ばれ、レベルは5段階に分かれています。
私は、EAP2というレベル(IELTS4.5相当)からスタートしました。

1レベル10週間とコース期間が定められており、10週間毎に、EAP2→EAP3→EAP4とステップアップしていきました。クラスサイズは1クラス13人程度と少人数制で、学生の国籍比率はさまざまでした。大学付属なのでやはり中国からの留学生が多いのですが、それでも、タイ、サウジアラビア、シリア、ケニア、イラン、カンボジアなど、日本で普通に生活していたら、なかなか出会うことのない国の人々と出会うこともできました。

とくに仲良くなったのは、客室乗務員を目指しているという21歳のカンボジア人の女性と、26歳、タイ人の男性でした。授業でのやり取りはもちろんですが、ランチの時間や放課後なども一緒にご飯を食べたり、買い物にいったり、共に時間を過ごしました。

タイ人の友人は ‘ゲイ’ で一緒に買い物に行くと、「この服、僕の元カレが着てた服だー」なんて話をしたり、男性だけ(つまり皆さんゲイ)の合コン番組をYou tubeで一緒に観たりしました。番組では、「どの下着(ブーメランパンツ)が魅力的か」なんてことが話題に挙がっていたり、互いの好み(男性同士の)を話し合っていたりしました。(当然と言えば当然の話題ですが……)

近年、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーなど、LGBTの人々の権利を見直す活動など、日本でも活発化しています。ただ、私自身、セクシャルマイノリティの方に日本で出会ったことがなかった(または出会っていたとしても知らなかった)ため、彼の話や彼が私に共有してくれる世界はとても刺激的でした。


↑イースターの時期にクラスの友達と撮った写真

他にも、カンボジア人の友人には、二つ縛りの髪型を、「子供の髪型だ!!」と指摘され、トイレで一緒に直したり(直されたり?(笑))、サウジアラビア人の友人からはイスラム教のお祭りの話を教えてもらったりしました。

イスラム教にはラマダーンとイードと呼ばれる2つの大きなお祭りがあります。
ラマダーンはイスラム暦で9月を意味する時期、日の出から日没までの間、「断食(サウム)」するというもので、比較的有名な祭りごとです。イードはアブラハムが息子のイシュマエルを神への犠牲として捧げたことを世界的に記念する日で、日本では犠牲祭と意訳される祝祭です。サウジアラビア人の友人の話によると、イードではお世話になっている女性に対し、お金を渡すという習慣があるそうです。イスラム教では女性は新しい命を生み出す慈しむべき存在で、重労働は絶対にさせてはいけないといいます。ただきれいに、そして大切にされる存在だと教えてもらいました。

信仰を持つ人が少ない日本では、なかなか触れることのないさまざまなリアルな話に驚いたり、感心したり、うらやましく思ったり(笑)いろんなことを考えるきっかけになりました。正しく「知る」ことで、より興味をもったり、偏見がなくなったりするというのは本当だと思います。

日本でも今後外国人労働者が増えると言われています。今まさに国会でも外国人労働者を受け入れる政策について日々議論が交わされています。少子高齢化が深刻化するなか、労働者を海外から受け入れることは必須で、私たちが社会人として生きていく時代は、単一民族の集まりだった日本ではなくなっていくと思います。そうなったとき、オーストラリアでの留学で経験したさまざまなことが生きてくるように感じた一つの例です。


↑学校のアクティビティーでバーベキューした時に友達と撮った写真

もちろん、勉強面もとても充実していました。
最初に入ったEAP2はとても基礎的な内容でしたが、大学受験から数年が経っていたこともあり、忘れていた部分もあり、よい復習になりました。EAP3‐4ではライティングスキルに磨きがかかったように感じています。
例えば、ライティングの課題には、企業の基本データをみて、それらのデータを踏まえ、その企業の今後の事業展開や売上向上に伴う戦略について書くなど、日常生活のなかでは用いることのないボキャブラリーを用いることで単語力の向上、またIELTSなどの試験でも役立つであろうライティングスキルが身についたように感じています。

他にも、大学での勉強を意識して、プレゼンなども定期的に行いました。
1レベル10週間なのですが、そのなかで1回、トピックを決めプレゼン資料を作りプレゼンします。
EAP2では自分の好きなテーマとして、フルーツとベジタブルについて、EAP3では男性も女性も(父親も母親も)子育てに伴い同等の義務があるかどうか賛成と反対、それぞれにわかれ、それぞれのサイドでプレゼンを行ったり、EAP4ではインターネット依存についてのプレゼンを行ったりしました。

いずれのトピックに対しても、さまざまな価値観や考え方を持つ多国籍な生徒たちを目の前にプレゼンできるほど、考えつくしたことはなく、英語、日本語という以前に、普段の生活のなかではなかなか深く考えることのなかったトピックについて、また各々のトピックに付随するさまざまな事柄について、掘り下げて考える非常に貴重な機会になりました。また、考えや意見があっても、今まで日常のコミュニケーションのなかでは使ったことのない単語や表現も多く、それらを英語で表現することは決して容易なことではなく、言葉を学ぶうえでとても有意義な時間だったと感じています。


↑卒業式と、卒業式後の、タイレストランで開いてくれた私のお別れ会の写真

4.世界に出て日本人と交流してみるということ


↑シドニーで開催されたMatsuri Japan Festival 2018でイベントボランティアをした写真

留学期間中、一生懸命取り組んだことは、勉強だけではありません。
せっかく海外に飛び出したのだから、いろんなことに挑戦したいと考え、アルバイトや、それ以外にも現地で開催されるさまざまなイベントに参加しました。

例えば、ラーメン屋さんでのアルバイトであったり、シドニーで開催されたMatsuri Japan Festival 2018でのイベントボランティアや、サッカーW杯のパブリックビューイング受付ボランティアであったりしました。なかでも、Matsuri Japan Festivalでは、日本アンバサダーとして、イベントを周知する活動も行いました。


↑サッカーW杯 パブリックビューイングの受け付けのボランティアをした写真

留学前、私は、「日本人とはつるまない!」「日本語は極力喋らない!」と心に決めて留学しました。
しかし、実際に留学してみて出会った日本人たちは、私が想像していた日本人と少し違いました。

彼らは日本人でありながらオーストラリアに長く住んでいることから、互いの国の歴史や文化のことをとてもよく知っているし、オーストラリアで生活するために必要なさまざまな情報、手続き、仕事のことなど、多くの情報を持っていました。また、互いの国や人々がつながるためのイベントや活動にも積極的で、彼らと過ごす時間や彼らの話を聞く時間は私にとってもとても魅力的なものがたくさんありました。

これらの出会いや経験から、日本人だからといってかかわりを持つこと自体を拒絶してしまうのはあまりにももったいないように感じました。日本人を含め、〇〇人だから、■■だからと、食わず嫌いのように自分で制限を設けてしまうのは少しもったいないように思います。せっかく踏み出した大きな一歩です。得られるものはどんどん積極的にぐいぐい行った方がよいと思います!!

5.さいごに


本当に楽しかったこと、嬉しかったこと満載な留学でしたが、もちろん、大変だったこともありました。
例えば、オーストラリアで働く際に必要なタックスファイルナンバー(納税者番号)の取得が苦労したことの一つです。

タックスファイルナンバーの取得は、通常、30分程度のオンラインでの申請手続きで完了します。何も問題がなければ、早い方であれば1週間程度、長くても約1ヵ月で通知が届きます。しかし、私の場合は1ヵ月をすぎても通知が届きませんでした。そこで、税務署に電話し、確認しました。確認するためには、申請時の番号控えや名前や住所、パスポート番号、生年月日などの個人情報を伝える必要があります。しかも、タックスファイルナンバーを確認して終わりではなく、その他にもさまざまな手続きがありました。一つひとつの作業に時間がかかり、すべての手続きが完了するまでに3時間ほどはかかったように思います。
もちろん、留学してすぐの時期で、海外の税務署に英語で電話をかけ、納税者番号を確認するなんて、最初は自分にできるのか……と不安もありました。「なせばなる!!」とはいうものの、本当に大変でした。

ただ、こういった苦労も含め、自分の成長につながるよい経験です。

楽しいこと、うれしいこと、大変なこと、本当にさまざまな出会いとハプニングが溢れる留学。
皆さんもぜひ、一歩踏み出してみてくださいね!

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