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  • 海外留学体験談
  • 2023.10.07

【体験談】オーストラリア ワーキングホリデー – 就活で活きる経験を!あえて厳しい挑戦をし続けた結果

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オーストラリアでのワーキングホリデーから帰国して4年、大学を無事卒業し、社会人として3年目を迎えるTaiseiさんから体験談をいただきました。Taiseiさんはワーキングホリデーを通じて、TOEIC900点を取得、メルボルンの不動産会社での就労経験を得て、帰国後は見事第一希望だった大手食品メーカーで内定を獲得されました。現在は、カナダや北欧、韓国と世界を飛び回りながら、ワーホリで得た経験、英語力を最大限活用し、活躍されていらっしゃいます。体験談インタビューでは、ワーキングホリデー経験を帰国後の就活に活かすために心がけたこと、挑戦したことなどを伺いました。ぜひ読んでみてください。

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Taiseiさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー → メルボルン
留学プログラム:ワーキングホリデー(語学学校 2ヶ月間)
渡航期間:2019年3月 – 2019年11月

Taiseiさんのワーホリスケジュール

ワーキングホリデーを決断したきっかけ


ワーキングホリデーを決断したきっかけは1本の電話でした。

当時、大学3年生になったばかりの春、就職活動を意識し始めた私は、焦燥感や不安でいっぱいでした。大学は日本大学、学部は生物資源科学.. 決して”ダメ”な学歴ではないものの、大手企業を目指すうえで光る学歴や学部なのかと聞かれると、自信を持ってYESとは言えませんでした。大学時代、これといって誇れる経験があったわけでもなく、「このままだと周りに埋もれる..」と感じていました。

そんなとき、以前から興味はあったものの、きっかけを掴めずにいた海外留学を意識するようになりました。特に、海外で働きながら勉強もできるワーキングホリデー制度に魅力を感じました。まずは調べてみるか.. と気軽に資料請求した後、かかってきた電話が、運命の電話でした。

ちょうど、学校からの帰り道、原付に乗っているときでした。普段は知らない番号に出ることはないのですが、なんとなく気になってちょうど近くにあったコンビニに立ち寄り、電話に出ました。電話は資料請求した留学エージェント「ワールドアベニュー」からのものでした。「希望の留学内容について、教えてください」ということで、いくつか質問を受け、その質問に答えつつ、私自身も気になっていたことを聞いていると.. 気がつけば1時間近く話しこんでいました(笑)。

電話が終わる頃には、「ワーキングホリデーなら自分でも挑戦できるかもしれない」とワクワクしながら、オフィスでの留学相談を予約していたことを覚えています。

ワーホリを決意!約10ヶ月で100万円貯金!

留学カウンセリングを受け、ワーホリの目的や帰国後になりたい自分の姿などを明確化するなかで、担当コンサルタントの方から二つのプランをご提案いただきました。

一つは、目的を重視したビジネスインターンシップというプログラムで、もう一つは、予算を重視した語学研修(2ヶ月間)+アルバイト(インターンシップ先企業は自分で探す)というものです。

ワールドアベニューでは、ワーキングホリデー制度を利用したビジネスインターンシップというプログラムを独自に提供していました。ビジネス英語を含む密度の高い語学研修と企業でのインターンシップ(企業紹介)が含まれたプログラムでした。帰国後の就活にワーホリ経験を活かしたいと考えていた私にピッタリのプログラムでした。しかし、語学研修期間が長く、サポートも手厚いため、二つ目のプランよりも費用がかかりました。

ワーホリに伴う費用は自分で捻出するということで、両親からは留学の許可をもらっていました。残念ながら、希望の渡航時期までに自分で貯金できる費用ではビジネスインターンに参加することはできませんでした。

そこで、リスクは覚悟のうえで、後者のパターンで挑戦することを決めました。当時の貯金は「ゼロ」.. そこから毎日必死にアルバイトに勤しみ、なんとか100万円貯めることができました。ただ、現地に持参する費用として考えていた予算が、もう10万円足りず、最後の最後で泣く泣く大切にしていたギターを売ったのは、今でも忘れません(笑)。

ワーホリ経験を帰国後の就活に活かすために取り組んだこと


ワーキングホリデーは勉強も仕事も遊びも、何にでも挑戦できる制度です。自由度の高さが魅力の制度ですが、一方で何事も自分次第な制度でもあります。

何も考えずワーホリしただけでは、就活から逃げて遊んで帰ってきたともみられかねません。そこで、ワールドアベニューの留学コンサルタントの方に「帰国後にワーホリ経験を活かすためにはどうしたらいいか?」と相談しました。

いただいたアドバイスは「目標を明確にもち、それらを達成してくること」でした。シンプルですが、このアドバイスのおかげで、私のワーホリはとても有意義な時間になったと思います。

私が立てた目標は大きく二つです。
1.TOEICを900以上取得すること
2.オフィスワーク経験を積むこと

私がワーホリ中、学校に通えるのは予算の兼ね合いもあり2ヶ月間だけでした。また先述した通り、オフィスワークに挑戦する上で、企業は自分で見つけなければなりません。この目標を立てたタイミングで、「これは、オーストラリアに行ってから.. とか悠長なことを行っていてはダメだな..」と思い、さっそく英語の勉強を始めました。

渡航に向けて準備開始


2018年11月、大学4年を迎える春にはなんとかオーストラリアに行けそう!という貯金の目処がたったタイミングで、ワールドアベニューに申し込みし、ワーホリに向けて手続きを始めました。

この当時の私の日々のスケジュールは、「大学→マック(勉強)→バイト→マック(勉強)→帰宅」と、この繰り返しでした。大学4年を休学する予定だったため、3年生のうちになんとか単位も取り切らなければならず、大学での勉強も、TOEICの勉強も、アルバイトも全てにおいてかなり必死でした。

ただ、ワーホリ前から英語を学ぶ習慣を身につけることができたのはよかった点でした。また、努力の甲斐あって、大学2年生のときに500点程度だったTOEICのスコアはオーストラリア渡航直前で700まで伸ばすことができました。

なんとか準備を整え、2019年3月、勝負の年がスタートしました。

渡航3ヶ月でTOEIC900達成!


オーストラリア到着後、毎日とにかく必死に勉強しました。
当時のスケジュールは「語学学校→マック(勉強)→バイト→マック(勉強)→帰宅」です(笑) 渡航前、大学に通いながら貯金をし、TOEICの勉強をしていたときとほぼ同じサイクルです(マクドナルドには大変お世話になりました。笑) TOEIC対策本はもはやバイブルのような存在になっていました。

努力の甲斐あって、立てた目標のうち一つ目は、渡航して3ヶ月間で達成することができました。達成した瞬間は本当に嬉しかったことを今でも覚えています。

そして、スコアを取得できたこと以上に嬉しかったのは、周囲からの評価でした。私が通っていた語学学校には、日本人学生も在籍していたのですが、みんなかなり高学歴で.. 真剣に勉強に取り組む姿勢や将来に対する考え方にはとても刺激を受けた一方で、正直最初は圧倒されました。ただ、TOEIC900を取得したことで、周囲から「お前の勉強に対する姿勢は俺らのモチベーションになっているよ!」と、声をかけてもらうことができました。

それまでの人生において、勉強は可もなく不可もなく、ダメ出しはされないものの、極端に褒められることもありませんでした。今思えば、必死に取り組んだこともなかったのかもしれません。しかし、目標を達成したことで「やればできるんだ」と自分に自信がつき、自分自身を過小評価していたことに気がつきました。これらの経験をへて、全ては自分次第、やろうと思えば意外となんでもできるんだ..!そんなふうに考えられるようになっていきました。

海外の企業で働く厳しさ、その経験から得たもの


一つ目の目標を達成した3-4ヶ月の頃は、アルバイトや観光に明け暮れ目先の楽しいことばかり考えていました。しかし、緩んでいた気持ちはすぐに引き締められます。語学学校で出会った同世代の友人たちが、シドニーで開催される留学生向けの就活イベントに参加するというのです。せっかくなので私も同じイベントに参加してみることにしました。

すると.. 世界でも名門と呼ばれる大学(メルボルン大学やシドニー大学など)の学生が、バリバリにスーツを着込んで、必死に就活しているわけです。この姿を見たときに「あ、やばいな」と思いました。そこで、すぐさま気持ちを切り替え、二つ目の目標「オフィスワーク経験を積む」に挑戦し始めました。

渡航して比較的すぐのタイミングから、ひとまず生活費を稼ぐために、日本食レストラン(お寿司屋さん)でアルバイトをしていました。しかし、オフィスワークに就く難易度は日本食レストランのそれとは比べようにならないほど難しいものでした。最終的にはオーストラリアにあった日系の人材紹介エージェントを介して、なんとかメルボルンにある不動産会社での営業事務の仕事に就くことができました。

”オフィスワーク”の理想と現実のギャップ


エージェントからは何社か紹介いただいたのですが、最終的にネイティブ環境(日本人「ゼロ」)であることと、オーナーが親日家だったことから、その企業に決めました。日本人に対して好印象を持ってくれていることや、日本の文化や習慣に対する理解があったことは一つの安心感でした。

意気揚々と始めた仕事でしたが、待ち受けていたのは理想と現実のギャップでした。
今思い返しても、ポジティブな思い出はほとんどありません(苦笑)。営業事務というポジションでしたが、事務的な仕事はほぼなく、やっていたことと言えば、営業エリアでのビラ配りなどでした。あまりアジア人に対して友好的なエリアではなかったこともあり、ビラ配りの最中には「よそ者がこのエリアに入ってくるな!」「F**king Asian」などと罵られることもありました。

当時、まだ大学生だった私は、営業のイロハもわかっていなければ、事務作業をするにも、専門的な単語も知らず、各業務の処理能力もなく..TOEIC900なんて対ネイティブで見たら喋れるうちに入らず.. となると、任せられる仕事は、ビラ配り程度のものだったのだと思います。社会人になった今なら痛いほどわかりますが、当時は辛かったですね(苦笑)。

経験から得たもの


思い描いていた経験とは全く違ったわけですが、それでも学んだことや得たものはたくさんありました。それは、英語力が伸びたことや、海外で働くことの厳しさを学べたこと以外にも色々とあります。

例えば、
・異なる文化や習慣、言語のなかで働くということがどういうことなのか
・結果を出すことの重要性 
などです。

オーストラリアは、多民族国家です。多種多様なバックグラウンドを持つ人たちが共に生活し、働いています。故に、一人ひとり価値観や考え方、宗教など、「違う」ことが当たり前です。時間に対する細かさも違いますし、丁寧さや貴重目さ、ルールを守ることへの意識なども全く違います。そういった環境だからこそ、相手の価値観を尊重する意識はもちろんのこと、業務の標準化や定量的な評価基準、そして結果を出すことが重要であることを学びました。

加えて、いい自己分析の場になったように思います。
・辛い環境下でも、目標のためであれば乗り越えられる自分がいること(根性ある)
収入よりも、やりがいや自身の興味関心を重視する傾向にあること
人と話すことが好きなこと(黙々と作業をこなすような仕事は向いていない)
食品に興味があること(不動産事務の仕事には興味をもてなかった) などです。

経験しているその瞬間は言語化するに至りませんでしたが、ノートにまとめていた記録を就職活動に向けて整理するなかで気がつけたことがたくさんありました。

帰国後の就職活動


就職活動開始時期を意識して、ワーホリは少し早めに切り上げ、11月に帰国しました。オーストラリアでの経験をふまえ就職活動の軸(業界や職種)はかなり絞れていました。

・食品、特に水産系の仕事に携わりたいこと
・海外との接点を持てる仕事をしたいこと
・英語力を活かしたいこと
・人と話す仕事=営業職が向いていること

これらを本軸としつつ、大手からベンチャーなど幅広くエントリーしていきました。ワーホリを介して得た英語力や海外での就労体験は、就活において大きな武器になりました。英語力を磨くような学部でないにも関わらず、TOEICのスコアが高いことや海外の企業で働いた経験があることで、まず興味関心を持ってもらうことができました。結果、大学名や学部ではなく、私自身をしっかり見ていただけたように思います。

最終的に何社か内定をいただいたなかで、大手食品メーカー、特に水産系に強い今の会社に決めました。実は、内定をいただいたなかには、食品関連からは少し離れた業界の企業もありました。比較的大きな会社で収入もよく、一瞬惹かれましたが、「収入よりも、やりがいや自身の興味関心を重視する傾向にある」点を重視して、今の会社を選びました。

働いて早3年経ちますが、納得のいく就職先だったと感じています。

社会人3年目になって感じる留学の価値


まだ3年目ではあるのですが、現在は水産材料の調達から消費者の手元に届くまでを一気通貫で取り組ませていただいています。例えば、私は水産品の中でもカニを担当しており、つい先月はカナダに1ヶ月滞在しカニの生産現場に立ちあってきました。その後は、中国の協力工場で行われる加工におけるオペレーション管理、そして日本での大手回転寿司チェーンへの営業.. と、川上から川下まであらゆることに携わっています。海外出張の例でいうと、北欧や韓国の釜山などに出向くことがあります。

今につながるワーホリでの経験


オーストラリアでの経験の全てが今に活きているように思います。
それは、先述した海外企業での就労経験然り、オーストラリアという多文化・多国籍な国での生活経験然りです。

例えば、日本人は商品の仕様や企画が決まっていれば、それに沿って仕事をこなそうとする人がほとんどだと思います。しかし、国が変わればそれは”当たり前”ではなくなります。オーストラリアでさまざまな国の人たちとともに生活したり、働いたりしたことで、自分の常識が常識でないことに耐性が持てていたことは、活きている経験の一つだと思います。

余談ですが、大学時代、大手回転寿司チェーンでアルバイトをしていたことがあります。このとき、カニを扱う作業がとても面倒だったのですが(笑)、今では、そのカニを世界各地に買い付けにいく仕事をしていると思うと、なんとも感慨深いものがありますよね。

さいごに


体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Taiseiさんの体験談はいかがでしたでしょうか。

体験談インタビューの最後、これからワーホリや留学に挑戦される方へ、留学経験を就活に活かすためのアドバイスは?と伺うと「明確な目標を持つこと」そして「面接で語れる何かを持って帰ってくること!」といただきました。Taiseiさん自身、ワーホリ前に明確な目標を作ったことが、ワーホリの充実度や自身の成功体験、しいては就活の成功に繋がったといいます。帰国後のキャリアに留学経験を繋げたいと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ワールドアベニューでは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど主要英語圏でのワーキングホリデー、他にも語学留学や専門留学、大学進学などさまざまな留学をサポートしています。Taiseiさんの体験談を読んでいただき、留学してみたい!海外に挑戦してみたい!と思われた方は、お気軽にワールドアベニューの無料留学カウンセリングをご利用ください。

留学カウンセリングは、無料です。初回はオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。定休日の木曜をのぞき、土日祝日も営業いたしておりますので、お気軽にご活用ください。

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