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  • 海外留学体験談
  • 2023.10.02

【体験談】オーストラリア大学進学(TAFE経由) – 失敗も成功も全ての経験が自信に!

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オーストラリアンカソリック大学を卒業したNorikaさんから体験談をいただきました。Norikaさんは語学学校にて英語研修後、TAFEへ進学、その後、オーストラリアンカソリック大学の2年次に編入、卒業されました。TAFE経由で大学進学することのメリットやTAFEや大学での勉強の様子など具体的にお話いただきました。

Norikaさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:海外大学進学(TAFE経由)
TAFE:TAFE NSW / Certificate IV & Diploma in Business
大学:Australian Catholic University(ACU) / Bachelor of Business Administration(経営学部)
渡航期間:2018年9月 – 現在(大学は2022年12月に卒業)

留学スケジュール

*TAFE NSW Certificate IV & Diploma in Business
TAFE(テイフ)とは日本でいう専門学校と大学とが一緒になった教育機関のようなイメージで、大学よりも専門的な授業を少人数で受講することができ、より実践的な力を身につけることができる教育機関です。オーストラリア国内の職業の数だけ専門コースがあると言われるほど様々なコースが開講されており、Certificate(履修証明)からBachelor(学士)まで、幅広い学位を取得することができます。学生の約80%がネイティブという素晴らしい環境のため、留学生のみならずネイティブの友だちを作るチャンスもあります。TAFE NSWについて詳細はこちら →

**Australian Catholic University(ACU) Bachelor of Business Administration
ACUはニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・南オーストラリア州・クイーンズランド州とキャンベラに6つのキャンパスを持血、THE世界大学ランキングやQS世界大学ランキングなどの世界大学ランキングで上位2%にランクされる優秀な大学です。TAFEなどの公立専門学校から進学・編入する制度も整っており、日本人留学生の人気が高いオーストラリアの公立大学の一つです。

***Subclass 408 Temporary Activity visa、通称パンデミックビザと呼ばれるビザです。コロナ禍における限定的なビザで、2023年10月現在、すでに申請はできません。

海外大学進学しようと考えた理由


海外進学を意識しはじめたのは、高校3年生の冬、11月ころだったと思います。「大学に落ちたらどうしよう..」と卒業後の進路に不安を抱えながら、学校と塾とを往復していました。そんなある日、高校から「推薦」を提案されました。

当時、受験勉強から逃げたい一心だった私は、推薦を受けようか悩んでいると父に相談しました。当然答えはNO、「ダメに決まっているだろう」と父に一掃されました(笑)。ただ、大学に落ちたときのことを考えると、不安で不安で、正直全く勉強に身が入りません。そこで、もう一度父と相談し、落ちたら海外の大学に進学することへの了承を得ました。

もともと、将来はエアラインで働きたいという思いがあり、国際関係学など、英語や海外に関連する大学や学部に進みたいと考えていました。また、大学在学中には長期留学も視野に入れていたため、志望大学に受からなかった場合、直接海外の大学に進学させてほしいと頼んだのです。

反対されるかな.. とも思いましたが、海外大学進学をすべりどめ的な要素で使うことで、精神的な不安が軽減され、最初に立てた目標に全力で取り組めるのであれば、それでいいと言ってくれました。

そこからは第一志望の大学に合格するため、全力で勉強しました。残念ながら結果は不合格でした。いくつか併願もしていたため、合格した大学もありました。ただ、その頃となっては志望大学以外であれば、海外の大学に行こうと気持ちは固まっていました。

海外の大学は入学することよりも卒業することの方が大変だという話は聞いていました。だからこそ、日本で志望大学に入った人たちすらも追い抜く勢いで大学で必死に勉強してこよう、そんなふうに気持ちを切り替えました。

国・大学・学部・進学ルート選びについて


海外大学進学について、情報収集をはじめたのは、大学受験が終わった後からだったため、すでに卒業間近のタイミングでした。とはいえ、具体的に何をどうやって考えたらいいのか、情報を集めたらいいのかわかりません。そこで、ひとまず高校の先生に相談しました。幸い私が通っていた高校には海外進学する生徒も毎年何人かいたため、相談すれば、何かしら情報を得られるのでは?と思いました。

渡航先をアメリカとオーストラリアとで悩んでいることを伝えると、早速それぞれに強いエージェントに相談できる機会を作ってくれました。そのうちの一つがワールドアベニューでした。

最初は、映画やドラマなどの影響もありアメリカに行きたい気持ちの方が強かったのですが、話を聞くなかで、治安や費用、ビザの種類など条件的にオーストラリアの方がメリットが多いことを知りました。

特に魅力的だったのは、留学生(学生ビザ)でもアルバイトができるという点です。加えて時給がかなり高いため、慣れていけば、生活費は自分で賄えるようになると聞き、オーストラリアにしようと決めました。海外進学にはお金がかかります。高い学費に加えて生活費まで頼りっぱなし..というのは、甘えすぎな気もしましたし、自分で収入を得ることで、より自由に生活を楽しめるのではとも思いました。

TAFE経由での大学進学という提案


最終的な進路は、オーストラリア渡航後、語学研修中に決めました。
私が選んだ進学先は、オーストラリアンカソリック大学、通称ACUの経営学部でした。少しユニークなのは、ACUにTAFEから編入するという進学ルートを選んだことです。この進学ルートはワールドアベニューに提案してもらったものでした。

進路と進学ルートの決め方は、まず予算があり、その予算にマッチする進学ルートと教育機関を絞るところからはじめました。候補の一つとして提案してもらったのがTAFEからの大学編入でした。TAFEの学費は大学の約半分で、しかも入学規定が大学や大学附属カレッジと比較するとやや易しめです。大学の費用はもちろん、英語研修にかけるお金も、さらには時間も節約できると聞き「これだ!」と思いました。

オーストラリアの大学はほとんどが国公立で、世界的に高い評価を受けているところばかりだったため、大学の知名度やレベルにはそこまで拘りませんでした。希望の学部でTAFEから編入できる大学にしよう!という流れで、ACUに決まったという感じです。

学部はどの業界に進む場合でも活きる知識やスキルを得られるという観点で、ビジネス、日本でいうところの経営や経済を学ぶ学部にしました。キャビンアテンダントやグランドスタッフへの憧れはあったものの、進路は絞りきれていませんでした。大学でいろんな人と出会い、いろんな話を聞き、視野が広がれば、将来就きたい仕事も変わるかもしれません。そんな思いを相談した際に、「ビジネスがいいのでは」とこちらもワールドアベニューの担当コンサルタントの方に提案してもらいました。

ワールドアベニューを選んだ理由

留学会社にはワールドアベニューを含め、何社か相談しました。最終的には、私の目線の立ち親身になって対応してくれたワールドアベニューを選びました。長い期間の留学になるため、悩んだり迷ったりしたときに、相談できる会社がいいと思ったのが大きかったと思います。

語学学校・TAFE・大学での生活について


2018年9月1日、シドニーに到着、留学生活がスタートしました。受験勉強はしていたものの、英語は全く話せず、何をするにも緊張していたことを覚えています。

TAFEのCertificateに入学するにはIELTS5.5相当の英語力が必要でした。私の当初の英語力では、約10ヶ月間の語学研修が必要でした。そこで、まずはラングポーツという語学学校に通いました。IELTSやケンブリッジ英語検定など試験対策に定評があり、TAFEなど高等教育機関との提携も豊富な学校ということで、選びました。

よかったのはUFO Englishというラングポーツ独自の一般英語コースのカリキュラムです。UFO Englishでは、総合クラスと技能ごと(スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング)のクラスがあります。技能クラスは、それぞれにレベル分けしてくれるため、より自分の英語力にマッチしたレベルで英語を学ぶことができます。

例えば、私の場合、スピーキングやリスニング、ライティングが3、リーディングは4でした。リーディングを他の技能と同じ3のレベルで学ぶとなると、やや物足りなさを感じたと思いますが、UFO Englishのカリキュラムのおかげで、そういったこともなく、効率よく英語学習を進めることができたと思います。技能クラスごとに異なる友達ができたこともよかったです。

とはいえ、急に英語力が伸びる訳ではありません。最初の数ヶ月は、「本当にTAFEに進学できるかな」と不安になったこともありました。しかし、半年くらい経つと、クラスメイトに発音の良さや流暢さを褒められる機会が増え、成長を感じられるようになりました。

ラングポーツでは大学やTAFEなどが集って情報収集できる進学希望者向けのイベントが頻繁に開催されていました。私は先述した通り、ある程度、進学先や方向性を絞っていましたが、それらのイベントに参加することで、考えている進学ルートや教育機関が自分にあっているということを再認識できたのはよかった点です。

英語もなんとかTAFE入学の規定を満たせそうということで、語学学校の終わる数ヶ月前に進路を最終確定、ワールドアベニューからTAFEとACUに出願してもらいました。

TAFEへの進学

TAFEでCertificateのコースがスタート、衝撃だったことは英語の速さです(苦笑)。周囲はネイティブの学生ばかりで、先生も生徒も英語を話すスピードが語学学校のそれとは全く違いました。加えて、ディスカッションやグループワークが中心の授業形式で、さらに一クラス10-15人程度と少人数、つまり話さないで授業を乗り切ることは不可能でした。勉強は本当に大変で、予習と復習、プレゼン資料作成に追われる日々でした。大変でしたが、クラスメイトや先生方も距離が近く、全員で協力して課題に取り組んだり、一緒にランチをしたり、就学環境がよかったこともあり、なんとか乗り越えられたように思います。

TAFEでの勉強があったから大学も乗り切れた


TAFEでは、ビジネスの基礎を学びました。科目としては、マーケティング、リーダーシップ、リスクマネジメント、ヒューマンリソース、アカウンティングなどです。

TAFEの授業はとても実践的で、大変でしたが、興味深いものばかりでした。例えば、マーケティングの授業では、スターバックスに自動精算機を導入する提案を行うことを前提に、導入に伴うコストやメリットデメリットなど一から自分たちで考え、提案書を作成し、先生や生徒をスターバックスの社員に見立てて実際にプレゼンしました。リーダーシップやリスクマネジメントでは、異なる種類のトラブル事例をもとに対処法やそのプロセスについて話し合ったり、ヒューマンリソースでは、某企業の状況をふまえ、どのような人材を採用すれば組織が円滑に回るようになるのかを考えたりしました。

「正解」のない「問い」に対して「考える」のはとても大変で、数学は苦手科目だったにもかかわらず、明確な答えのあるアカウンティングの授業に若干癒されたときには、少し笑ってしまいました(笑)。

TAFEの少人数な環境下でビジネスを学んだことにより、知識はきちんと定着したように感じました。おかげで大学での勉強にもスムーズに慣れることができたように思います。
TAFEは語学学校より、そして大学はTAFEよりも勉強量が増えます。TAFEに入ったばかりのときは語学学校のときより勉強量が増え「大変だーーー」と思っていましたが、大学に入ってからはさらに大変になりました。ただ、語学学校と大学の間にTAFEを挟んだことにより、英語でビジネスを学ぶことに耐性ができていました。TAFEに通った時間は、本当に有益だったように思います。

AUCでの日々

残念ながら、大学生活2年半のうち、1年半はコロナの影響を受け、日本からオンラインで受講しました。先述したように大学での勉強は大変でした。入るのは簡単、出るのは難しいとはよくいったものだと思います。アカウンティングなど一部の授業はTAFEで学んだ成果か、比較的余裕を持って臨ことができました。しかし、新しい科目、例えば、宗教学やITなどには相当苦労しましたし、オンラインでの慣れない授業にはかなり手こずりました。

例えば、授業の予習復習には3時間程度かかりました。授業中、講師の質問に必ず答えられるように、授業のなかで想定される「問い」をたて、それらへの答えや意見を全て英語、一部日本語でも準備をしました。そのため、授業のある日は、移動したり、食事をしたりしている時間以外はほぼ予習と復習に充てていました。

週のスケジュールとしては、大学の授業のある日が3回、授業がなくアルバイトを入れている日が3回、お休みが1日というような感じです。ただ、ここにテストや課題提出の期日が絡んでくると、休みはカット、睡眠時間もマイナス2-3時間になります。この時期は本当に辛かった.. 自分でも本当によく乗り越えたと思います(笑)。

パンデミックビザでの滞在 – 将来の展望


単位の兼ね合いで卒業は半年伸びましたが、なんとか無事卒業することができました。今は、バランガルーのオフィス街にあるカジュアルダイニングのようなハンバーガー屋で働いています。バランガルーは、サーキュラー・キーとダーリング・ハーバーの間に位置し、シドニーの再開発によって生まれ変わったスポットで、ホテルやレストランが集まり、観光客にも人気のエリアです。

2022年1月、オーストラリアの入国制限が解除されすぐシドニーに戻ってきてから少しして働き始めたアルバイト先で、就労期間も長いことから、今ではいろんなことを任せてもらっています。自分が働く上ではもちろんですが、新人育成などを行っているとリスクマネジメントやリーダーシップなど大学で学んだことが今に生きていてとても嬉しく、そして楽しく日々を過ごせています。

オーストラリアでの進学を選んでよかった


高校時代の友人たちのSNSをみていて、日本での大学生活を羨ましく思ったこともありました。テスト期間や課題の提出が立て続いているときなんかは、なおさらです(笑)。ただ、やり切った今感じていることは、海外進学を選んでよかったということです。

オーストラリアに来て、本当にいろんな国の友達ができました。異なる価値観や考え方、人生観に触れ、私自身、とても大きく成長しました。得られたものの大きさをふまえ、この選択は間違ってなかったんだと実感しています。

パンデミックビザの後のことはまだ決めていません。日本に帰国して就活するかもしれませんし、ワーキングホリデービザを取得して、もうしばらくオーストラリアにいるかもしれません。友人・知人には起業している人も多く、私も私なりの道を模索中です。

海外進学をやりきれたことは私の大きな自信に繋がりました。今後、まだまだ辛いことも大変なこともあると思いますが、消極的にならず、前のめりで人生を楽しんでいこうと思います。

さいごに

体験談を最後まで読んでいただきありがとうございました。Norikaさんの体験談は、いかがでしたでしょうか。体験談インタビューの最後に、悩んでいる方へのメッセージは?と伺うと「全ては自分次第!挑戦したいなら挑戦すべき」と笑顔でお答えいただきました。

海外大学進学は、決して簡単な選択ではありません。お金も時間もかかります。その上で、「なんとしてもやり遂げてやる!」という本人の強い意思が必要です。ただ、乗り越えた先には、Norikaさんのように様々な人生の選択肢が広がります。海外進学に興味のある方は、まず無料留学カウンセリングから一歩踏み出してみてくださいね。

ワールドアベニューでは、定休日の木曜日を除き、土日祝日も留学説明会やカウンセリングを実施いたしております。近年注目を集める海外大学進学についても、ご相談いただける経験豊富な留学コンサルタントが複数在籍致しておりますので、ご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

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