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  • 海外留学体験談
  • 2024.07.15

30代後半からの挑戦!リメディアルマッサージを学びにオーストラリアへ!|TAFE留学体験談

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オーストラリアのTAFE(テイフ)でリメディアルマッサージを学ぶNatsumiさんから体験談をいただきました。Natsumiさんは30代後半、年齢的な観点から留学を迷いに迷ったものの、人生一度きり!と渡航を決断、挑戦されました。留学を決意した背景や、留学プログラムの決め手、TAFEでの学び、人生のパートナーとの出会い、海外経験を通じての変化や成長などお話いただいています。

Natsumiさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:専門留学(TAFE留学)
学校:TAFE NSW International
コース:EAP + Diploma of Remedial Massage(1.5年間)
渡航期間:2022年7月 – 2024年12月

留学相談から現在に至るまでのスケジュール

Natsumiさんの留学生活の様子

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30代後半からの挑戦!専門留学の決め手とは


学生時代に1年ほど中国に留学していた経験がありました。そのときの友人たちが日本に遊びに来てくれたときのことです。留学していた当時は中国語で会話していましたが、20年近くも経つとなかなか難しく.. かといって英語もできない私は、友人たちとまったくといっていいほど話すことができませんでした。

この経験をきっかけに考えるようになったのが語学留学でした。
しかし、「英語を勉強するために留学したい」..そう言うと周囲からは、「英語だけ勉強してどうするの?」「え..今から?年齢的にそろそろ結婚とか考えては?」など、ネガティブな反応ばかりでした。

人間誰しも近しい家族や友人からネガティブな反応ばかりされてしまうと、なかなか一歩踏み出す勇気は出ないものです。来年か再来年.. そのときになってもまだ「行きたい!」と思っていたら挑戦しよう.. そう考え、一旦留学したい気持ちは頭の片隅に追いやりました。

しばらくしてコロナが流行し、留学どころか海外旅行すらままならない日々が続きました。しかし.. 看護師だったこともあり、コロナ禍で多忙だったにも関わらず、留学への思いを忘れることはありませんでした。

年齢的に厳しい.. なんて意見もありましたが。「今」が一番若いわけで、結婚したり、出産したりすれば、留学へのハードルはより高いものになるでしょう。人生一度っきりです!「まずはちゃんと調べてみよう!」そう考え、コロナも少しずつ落ち着きを見せ始めたころ、改めて留学について調べ始めました。

円安が急速に進んでいった時期だったからか、当時の一番人気は”ワーキングホリデー”でした。ワーホリは海外で勉強も仕事も遊びも自由に挑戦できる魅力的な制度です。ただ、残念ながらこの制度には18歳から30歳までという年齢制限がありました。すでに30後半だった私は、ワーホリ制度を使うことはできませんでした。しかし、人気の高い制度.. ということもあり、留学エージェントのホームページにはワーホリの情報ばかり… どうしたものかと悩んでいたとき、職場の先輩で”ワールドアベニュー”という留学エージェントを利用して留学している人がいると知りました。「先輩が利用しているなら安心かな..」と思い、さっそく無料相談を受けてみることにしました。
ワーキングホリデーとは →

今後のキャリアにも活きそう!と選んだリメディアルマッサージのコース


担当してくださったワールドアベニューの留学コンサルタントの方は、「年齢なんて気にする必要ない!Natsumiさんよりも年上の方でも留学する人たちは全然いますよ!」と、私の背中を押してくれました。なんだか一気に気持ちが軽くなったことを覚えています。

そして、私が留学したいと考えるようになったきっかけや挑戦してみたいことなどを伝えると、「専門留学」というプログラムを提案してくれました。

専門留学とは、海外の専門学校やカレッジで、何かしらの専門的な知識や技術の習得を目指す留学です。学べる分野は幅広く、ビジネスやIT、WEBデザインやプログラミング、介護や看護、園芸や農業、マッサージやフィットネスなど様々なコースがあります。
専門留学とは →

実は、周囲のネガティブな声のなかに、一つだけ「確かにな」と思うものがありました。それが、「英語の勉強だけしてどうするの?」というものです。専門職のため、正直帰国後の再就職に関して、大きな不安はありませんでした。とはいえ、時間もお金も使うわけですから、今後の仕事や人生に活きる知識やスキル、経験を得られるのであればそれに越したことはありません。専門留学はそんな私の思いに答えてくれる留学プログラムでした。

多種多様なコースのなかで私が興味を持ったのが、”リメディアルマッサージ”のコースでした。リメディアルマッサージとは、イギリスで誕生したマッサージ手法の一つです。解剖学的知識をもとに、顧客の状態に応じてさまざまな手技療法をカスタマイズし治療を行う技術で、障害を持つ人や妊婦、緩和ケアを受けている人など幅広い層の悩みに対応することができます。看護師として働くなかで腰痛に悩まされ、マッサージを受けて体が楽になったとき、また理学療法士の方から治療や訓練を受けた患者さんと、その効果をみたとき、感動し、自分もいずれ学んでみたいと考えていた分野でした。

国は、アメリカやイギリス、カナダなどと迷いましたが、最終的にオーストラリアに決めました。決め手はいくつかありますが、家族が心配性だったため、日本との時差が少なく気軽に連絡を取り合えそうという点、また治安がよく安心して留学生活を送れそうという点が大きかったと思います。また、学生ビザでもアルバイトができ、留学費用を抑えられるというのも魅力的でした。

英語コースでの挫折と人生のパートナーとの出会い


コロナ禍での入国制限が解除されるのをまち、2022年7月、いよいよオーストラリア・シドニーに出発しました。念願の留学だったこともあり、到着当初はシドニーの街並みやオペラハウスなどの有名な観光地に浮き足だった瞬間もありました..が、そんな浮ついた気持ちは比較的すぐにへし折られることになります。

私がリメディアルマッサージを学んでいる学校は、TAFE(テイフ)と呼ばれるオーストラリア各州が運営する効率の専門学校です。私のような留学生も受け入れていますが、原則ネイティブの学生を対象とした教育機関です。リメディアルマッサージを学ぶコースに入るためには、まず授業を受けて理解できるだけの英語力を身につける必要があります。

ということで、TAFEで開講されている英語コースに通いました。
当初の私の留学スケジュールは、約半年間英語の勉強、その後、リメディアルマッサージのコース(本科)に進むというものでした。

最初に入ったクラスは、俗にいう「一般英語コース」と呼ばれるもので、基本的な文法や単語、そして4技能(読む書く聞く話す)を総合的に学ぶコースでした。周囲の学生のレベルはそこまで高くなく、ちょっと簡単すぎてつまらない.. と感じ、ちょっと調子に乗っていました(苦笑)

しかし、しばらくして上のクラスに移動した私は、大きなショックを受けます。最初に入ったクラスのレベルと、新しく入ったEAP(進学準備英語)コースとのレベルは雲泥の差だったからです。先生が話していることも、周囲の生徒が話していることも全くわからず、どんどん自信がなくなっていきました。テストを受けている最中も問題がわからなすぎて、若干パニックに.. 途中で泣き出してしまったこともありましたし、プレゼンの発表会では、文法や発音を間違えるたびに、クラスメイトにバカにされているような気持ちになり塞ぎ込んでしまったこともありました。

結果、進学する上で必要な英語力を判定する試験では、合格に1点足りませんでした。試験中に動揺してしまっていたこと、日々の授業はきちんと受けていたことなどを踏まえ、講師の方は私に合格点をつけてくれました。..が、そんな状態で本科に進んで、ネイティブだらけの環境で勉強についていける自信などまったくなく、その合格を辞退し、もう半年英語を学ぶことにしました。

最も大切なことは「伝える」こと


英語コースを延長した私は、さらに上のレベルのクラスに入ることになりました。当然それまでのコースよりも内容は難しく、課題も多くものすごく大変でした。そんななか、さらに自信をなくす私の姿をみて、担任の先生が「一番大切なことは伝えようとする気持ち。文法や発音の間違いなんて気にしなくていい!喋ることを怖がらず、どんどん喋ろう!」と言ってくれました。

ここでようやく私は顔をあげ、クラスを見渡すことができました。クラスにはベトナム、バングラデシュ、ロシア、スロバキア、中国、韓国、サウジアラビア、インドネシア、イラン、モンゴル、ポルトガルなど世界中から留学生が集まっていました。皆、母国のアクセントが強かったり、積極的に発言するけど文法がグチャグチャになったり、それぞれいろんな課題がありました。

この段になってようやく「そうだ、間違ってもいいから『伝える』ことに集中しよう」と思えるようになり、そこからは、少しずつですが前向きに勉強に取り組むことができるようになっていきました。

根気強く私の英語を聞いてくれた存在が支えに


英語に苦戦したのは、何も学校でのことだけではありませんでした。日々の生活のなかでも、友人たちや職場の人たちとのコミュニケーションには悪戦苦闘でした。わからない単語が多すぎて会話が続かないのです。仕事も食器洗い以外の仕事にはうまく馴染めず.. とにかくボコボコに凹んでばかりでした。そんななか、一人だけ、私の拙い英語を根気強く聞いてくれる人がいました。チリ出身のシェアメイトでした。彼は日本文化に強い興味を持っていたこともあり、気がつくと一緒に時間を過ごすことが増えていきました。

お国柄.. もあると思いますが、彼はことあるごとに私を勇気づけて応援してくれました。
ちょっと流暢に喋れれば、「英語、上達しているよ!」と褒めてくれて、勉強や仕事に終われ殺伐とした格好をしていれば「君は身長もあってスタイルもいいんだから、こういう服を着なくちゃ!」とドレッシーな洋服をプレゼントしてくれたり.. 私の英語はまだまだ下手くそだったにも関わらず、彼との会話は途切れることがありませんでした。文化や習慣が異なるが故に喧嘩することもありましたが、「違う」からこそ対話が大切だと、諦めることなく私と向き合ってくれました。

家庭的な背景や、金銭感覚、趣味やプライベートでの時間の使い方など、国籍も人種も違うのに、とても近しいものを感じ、しばらくしてお付き合いすることになりました。否定せず、常に前向きにありのままを受け止めてくれる彼のおかげで、最初の苦しい1年間を乗り切れたようにも思います。

英語コースを卒業し、無事本科へ進み落ち着いた2024年3月、彼とはオーストラリアで入籍しました。

TAFEでの学び


解剖学などコースの一部は、看護師だった私にとってすでに知っている知識でしたし、英語もこの頃にはだいぶ自信を持てるようになっていました。故に、「なんとかなるでしょ!」と、ちょっと調子に乗っていました。オーストラリアはそんな調子に乗った私の鼻っ柱を毎回綺麗にへし折ってくれます(笑) 1年間、英語を学んだとはいえ、リメディアルマッサージの勉強についていくのは本当に大変だったのです。

まず、先生が話す英語のスピードが英語コースのときとは明らかに違いました。とにかく早いのです。それもそのはず、クラスメイトはほぼネイティブだったのです。私以外にも留学生の枠組みに属している生徒は何人かいましたが、皆、ご家族の事情か何かで幼い頃から英語環境、またはオーストラリアにいる人ばかり.. これはもう留学生とは言いません。ネイティブです。

英語コースのときと違ったのは、鼻っ柱をへし折られたからと言ってネガティブにはならなかったことです。「なんとかしなきゃ!」と、早すぎてどうにもできなかった私は、まず授業を録音しました。家に帰ると録音を聞き直しながら復習と予習に終われました。課題も必死に取り組み、気がつけば、周囲の学生たちが私のノートを書き写すようになっていきました(衝撃的なことに、先生は私が彼らのノートを写したと思ったようで、「次からはちゃんとやってくるように」と言われました.. もう二度とノートは貸しません(笑))

授業では、解剖学、筋肉や関節の仕組み、栄養学、皮膚、脳、内臓などの病気について学びました。オーストラリアの授業は実践的な取り組みが多いことで有名で、ケーススタディ(患者の主訴を汲み取り、それらに対しどのようなトリートメントプランを立てるかを考えたり、手技を施したりする)や、課外授業(サイクリングのイベントに参加している人々に治療を提供するなど)も頻繁に行われました。実用性は高く、私が受講しているコースは、Diplomaと呼ばれるコースなのですが、この中にはCertificateという一定のコースを終えた証明が含まれており、このCertificate取得後、在学中から、ビジネスを始める人もいたほどです。オーストラリアではリメディアルマッサージを受ける際に保険も使うことができ、さらにはセラピストの資格が国家資格として確立しているという点も、実践的に学べる理由かもしれません。

なかでも特に印象に残っているのはチュートリアルの授業です。
通常のクラスは、15-20人程度ですが、チュートリアルは10人未満と少人数制で、今までの授業の総復習ができる内容になっていたり、特異なシチュエーションや体型を踏まえた技術や手法(例えば、腰に負担がかかりやすい高身長の人の場合、どのような点に注意して施術を行えばいいか?など)を学ぶことができました。チュートリアルは非常にためになるクラスだと感じています。
Natsumiさんが通ったTAFE NSW(テイフ ニュー・サウス・ウェールズ)について →

留学で得た成長と変化


一言でいうと「自信」をもてるようになったことだと思います。それは、飾りつけた自分に、ではなく”素の自分に”です。

例えば、日本にいたときは毎日バッチリお化粧をしていました。オーストラリアではTPOに合わせておしゃれをすることはあっても日々の生活のなかでコテコテに自分を飾りつけることはしなくなりました。

オーストラリアに来たばかりの頃は、英語ができない自分、仕事ができない自分.. そんなカッコのつかない自分に毎日毎日凹んで、メンタルがズタボロでした。しかし、英語の勉強で言えば「間違えてもいい!とにかく喋ってごらん!」と言ってもらい、アルバイトでも食器洗いしかできなかった私に「適材適所だ!」と食器洗い専門のポジションを作ってもらい.. プライベートでも常にありのままの自分を常に肯定してもらってきました。幸いにも努力がみのり、またたくさんの人々に支えられ、英語コースを無事修了し、リメディアルマッサージコースの本科に進学、ネイティブの学生たちが私のノートを書き写すまでになりました。

ここで得た自信は、今後の人生においてさらなる土台となってくれる本物の自信だと感じています。

残り半年、無事Diplomaを修了したのちには彼と日本に帰国します。今までの人生にはなかった新たな家族との新しい人生には、予想もつかないハプニングやトラブルが待ち受けていうかもしれません。それでも、「必ず楽しんでやる!」と思える、そんな前向きな自分と出会えたことが、この留学の何よりの成功であり、私の財産だと思います。

さいごに


最後まで体験談を読んでいただき、ありがとうございます。Natsumiさんの体験談はいかがでしたでしょうか。留学は学生や20代の方が行くもの.. 今更もう遅いのかな.. そんなふうに考えて諦めてしまっている方はいらっしゃいませんか?Natsumiさんの体験談は、そんなネガティブな考えを吹き飛ばしてくれるものだったと思います。

当社のお客様のなかには40代、50代で留学に挑戦された方もいらっしゃいます。変わろうと思えば人はいつからでも変われます。悩んでいる方はまず、留学カウンセリングから一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

ワールドアベニューでは、Natsumiさんが参加したオーストラリアでの専門留学に加え、留学検討段階で興味を持ったカナダのCOOP留学、他にも語学留学やワーキングホリデーなど、様々な留学プログラムを取り扱っています。留学先の国や都市、学校や制度など迷っている方は、ぜひ無料留学カウンセリングにて留学コンサルタントにご相談ください。

初回留学カウンセリングはオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。お気軽にご予約ください。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。

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