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  • 海外留学体験談
  • 2025.07.27

自分で動くから、世界が広がる─ニュージーランド高校留学で見つけた”本当の学び”-高校留学体験談

高校2年生からニュージーランドの首都ウェリントンの高校へ、卒業目的で留学中のAkiさんに卒業まで半年を切ったタイミングで体験談をいただきました。高校1年生の夏に、オーストラリアへ短期留学し、現地の生活を肌で感じる中で芽生えた「物足りなさ」「もっと深く学びたい」という想いが、Akiさんの進路と人生を大きく動かすことになりました。高校生活のリアルな日常から、進路選び、今後の目標など、高校留学に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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Akiさんの留学概要

渡航国:ニュージーランド
渡航都市:ウェリントン
留学プログラム:高校留学
語学学校:Wainuiomata High School
渡航期間:約2年間
渡航期間:2024年4月 – 2025年12月

Akiさんの留学スケジュール

高校留学のきっかけ

4歳くらいから兄の影響で英語塾に通っていました。高校1年生の夏に初めてオーストラリア・ブリスベンに短期留学したんですが、その時は日本の学校のプログラムだったので、現地校には少し顔を出すだけで、ほとんど日本人同士で授業を受けたり行動する形でした。もっとちゃんと現地の高校に通ってみたいなと思ったのが、高校留学に行きたいと思ったきっかけです。実はそのオーストラリアの短期留学中からインターネットで高校留学の情報収集を始めました。

留学先の国・エージェントの選び方

ニュージーランドを選んだ理由は、正直にいうと制服がある学校が良かったからです(笑)。調べたりいろんな話を聞くうちに、アメリカやカナダは私服の学校が多いと聞きました。また、8月に短期留学をして、そこからできるだけ早めに海外の高校へ入学することを考えた時に、ニュージーランドは1月・4月どちらも入学ができるとのことで、タイミング的にも自分の希望に合っていたと思います。

そこからニュージーランド高校留学について、インターネットで「ニュージーランド・高校留学」というキーワードで検索し、いろんなページを読んでみましたが、実際にLINE登録をして相談したのはワールドアベニューだけでした。ホームページに学校情報が一覧掲載されていて、学校の様子がわかりやすかったのと、日本・東京にオフィスがある安心感で決めました。

Wainuiomata High Schoolでの学校生活

日本人が少なめの学校を希望し、Wainuiomata High Schoolを選びましたが、実際入学すると日本人留学生は意外と多くて驚きました。でも先輩たちが学校を案内してくれたり、友達の輪に入れてくれるなどすごく親切にしてくれたおかげで学校生活に慣れるのが早かったです。今は1個上の先輩たちが卒業したので、私が後輩たちをサポートする側になっています。日本からの留学生の他には、タイ、カンボジア、ラオスなどのアジアからの留学生が多いです。

-海外と日本、異なる視点で学ぶ歴史-


Year12(高校3年)では英語、歴史、数学、クラシック、キャリアの授業を取っています。
キャリアの授業では、冊子のような教材が配られて、それを使って進めていきます。高校卒業後の進路や、自分が何歳までに何をしておくべきかなど、将来の計画を立てる内容です。社会に出てからのコミュニケーションの取り方や、仕事で困難に直面したときの考え方なども学びます。心理学的な要素も含まれていて、自分の人生をどう進めていくかを考える、キャリアプランニングのような授業です。先生が一方的に教えるというよりは、自分たちで課題をどんどん進めていくスタイルで、やればやるほどクレジット(単位)がもらえる仕組みです。

クラシックは、歴史の中でも古代ローマやギリシャなど、いわゆる「古代史」です。

去年は、英語、歴史、ESOL(留学生向けの英語)、日本語、ツーリズムを取っていましたが、いろいろな科目を経験してみて、一番好きなのは歴史です。去年は世界史がメインで、私が入学した時期はちょうど第二次世界大戦について学んでいました。日本では、日本の視点で歴史を学ぶことが多かったのですが、ニュージーランドでは今までと違う国の立場から同じ出来事を学ぶので、「こういう見方もあるんだ」と気づくことができて面白かったです。

今年はニュージーランドの歴史がメインです。日本ではあまり馴染みがない内容なので、すごく新鮮でした。日本語で検索しても情報が出てこないことが多くて、すべて英語で調べなければいけないのは大変でしたが、すごく勉強になりました。それに、ニュージーランドの歴史にはマオリ語がよく出てきます。先生も当たり前のようにマオリ語を使うので、最初は「え? これ何の言葉?」と驚きました。マオリの文化を尊重しているのは、ニュージーランドの特徴だと思います。

-日本の高校にはないイベント”私服デー”-

学校生活で特に思い出に残っていることは、私服で登校できる特別な週があったことです。最初は「私服で学校に行くってどういうこと?」と少し新鮮に感じました。私服のテーマは先生や生徒たち(生徒会)が決め、毎回そのテーマに沿った服装で登校するというものでした。

ちなみにこのイベントはチャリティーと結びついていて、私服を着て登校し、ゴールドコイン(1ドル)を寄付をする仕組みでした。私自身は、日本っぽい服を特に持ってきていなかったので、シンプルな服装で参加しました。そういった機会があるとは思っていなかったので、あらかじめ準備していなかったんです。周りには、双子コーデをしたり、自分の国の民族衣装っぽい服を着てくる生徒もいて、見ていて楽しかったです。

-お祭りのような運動会-

もうひとつ印象に残っているのは、運動会です。日本と違って、全体的に自由な雰囲気で、お祭りのようでした。ニュージーランドでは、学年もクラスもバラバラで、全校生徒をいくつかの「ハウス」にわけています。私の学校には5つのハウスがあり、その一つにはマオリの生徒で構成されるハウスがあります。毎年圧倒的に強くて、マオリ伝統のハカのパフォーマンスも本格的で感動しました。

私は今年「青」のハウスに所属していて、みんなで青い服を着たり、顔に青いペイントをしたりして盛り上がりました。

競技も、日本のようにみんなで同じ種目を一斉にするのではなく、たくさんの選択肢の中から自由に好きな競技に参加できるスタイルで、会場内を自由に回りながらスコアを集めていく形式でした。そのスコアがハウスごとの得点として集計され、最後に結果発表があります。まるでフェスティバルのような運動会で、日本の学校ではあまり体験できない自由な雰囲気がとても楽しかったです。

-放課後の過ごし方-

放課後、マナタンガタというクラブに参加することがありました。放課後から夕方6時くらいまで、みんなでひとつの場所に集まって宿題をする時間ですが、実際はおしゃべりしたり、のんびり過ごしたりしていました。時には、みんなでピザを食べてから帰ることもありました。アットホームな空間で楽しかったです。

ホームステイの思い出と家族との時間

最初のホームステイ先は、女の子2人とホストマザーの3人家族の家でした。小さいお子さんがいたので、パワフルでした。
今年は新しいホームステイ先に移って、ホストマザーと、同い年のホストブラザーと3人で暮らしています。今のホストマザーはすごくフレンドリーで、おしゃべりな明るい方です。とても居心地がよくて、毎日楽しく過ごしています。

思い出に残っている出来事のひとつに、昨年のホストファミリーの大学生のホストシスターの卒論発表を見に行ったことがあります。そのとき、家族全員で車に乗ってタウランガまで行きました。ロトルアで途中休憩をとりながらの長旅で、朝早く出発して夜に目的地に着いたので、ほぼ1日がかりの移動でした。タウランガに着いてからは、レンタルハウスを借りてみんなで泊まりました。プールに行ったり、一緒にご飯を食べたりして、楽しい時間を過ごしました。

ウェリントン以外に遠出したのはそのときくらいで、基本的には友達と遊ぶのもウェリントン市内が多いです。日本の家族がニュージーランドに遊びに来たときはオークランドに行ったこともあります。でも、南島にはまだ行ったことがないので、機会があれば南島にも行ってみたいです。

Akiさんの留学生活

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鳥海作業用スライド
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今後の目標

今は、卒業に向けて単位を取ることが目標です。アカデミッククラスで14単位取れれば、University Entrance(ニュージーランドの大学入学資格、以下UE)を取得できるため、そこを目指して頑張っているところです。

卒業後の進路は、ニュージーランド国内の大学よりもオーストラリアの専門学校に興味があります。カナダも候補に入っていましたが、日本との時差の問題で、家族と連絡を取り合うのが大変だと感じました。ニュージーランドには友達もいますし、自分自身もオーストラリアに行った経験があって、すごく好きな場所だったので、オーストラリアへの進学を検討中です。

特に観光業、航空系のグランドスタッフや旅行会社、そして自分が留学を経験したことで、留学業界にも興味を持っています。日本で働くのか、海外で働くのかも含めて模索している最中です。

ニュージーランドの高校卒業資格/全国統一模試NCEAについてはこちら→

留学して良かったと思うこと

積極性を伸ばしたいと思っている人や、自分をもっとアピールしたいという人には、留学はとても良い機会だと思います。

現地の人たちは私が留学生であることを理解してくれているので、少し間違えても、ちゃんと教えてくれます。先生もクレジットのことで悩んでいるときに相談すれば、ちゃんと対応してくれますし、英語の文法や授業の内容もサポートしてくれます。
自分から動くことで、得られるものが大きいと感じました。ただ海外に来ただけでは、自分自身も環境も何も変わらないです。何かを変えたいなら、自分から動かなきゃいけないんだっていうのを、本当に実感しました。

留学を考える人へのメッセージ

実際に、迷っている方には一言で「来たほうがいいよ」とは言い切れません。「もし自分が日本の高校にいたら、日本の友達とずっと一緒にいれた」とか、「家族が恋しいな」と思うことはあります。そういう思いが出てくるのも自然なことだと思います。

日本で過ごすことにも楽しさはありますし、逆に、留学したからこそ味わえる楽しさもあります。本当に自分の人生の中で大きな決断になるので、「自分がどうしたいのか」をしっかり考えたうえで、一歩を踏み出してほしいです。

私自身は、来てみてよかったと思っています。高校生活の3年間のうちの2年間を海外で過ごすというのは、本当に大きな決断でした。でも、それだけの価値があったと感じています。

さいごに

最後まで体験談を読んでいただきありがとうございました。Akiさんのニュージーランド高校留学体験談はいかがでしたでしょうか。

数週間の短期留学をきっかけに、「もっと学びたい」という気持ちに変わり、2年間の高校留学へ。言葉の壁に戸惑いながらも、少しずつ自信をつけ、多様な価値観や新たな目標に出会っていくAkiさんの姿から、「留学は語学だけではなく、自分自身と深く向き合える時間なのだ」と感じた方も多いのではないでしょうか。

これから留学を考えている方にとって、Akiさんのように“ひとつの経験が人生を動かすきっかけになる”こともあります。もし「挑戦してみたい」という気持ちがあるなら、ぜひその気持ちを大切にしてみてください。

ワールドアベニューでは、皆さまの不安や疑問に寄り添いながら、一人ひとりに合った留学プランをご提案しています。少しでも気になった方は、お気軽にご相談くださいね。

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