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カナダでもワーキングホリデービザでインターンシップはできるの?

アメリカやカナダは、海外インターンシップを検討する際に、オーストラリアに次いで問い合わせが多い国です。
アメリカで就労を伴うインターンシップをするには、主に*J-1ビザ(交流訪問者ビザ)か、F-1ビザ(学生ビザ)に付随する**OPT(Optional Practical Training)を利用することになります。しかし、これらのビザは個人で取得するのが難しく、審査基準も厳しいため、取得のハードルが非常に高いのが現状です。一方で、比較的治安も良く、移民や留学生の受け入れに寛容なカナダは、オーストラリアと同じく人気の留学先となっています。カナダでもインターンシップ・プログラムを提供している学校はいくつかあり、「できるならカナダでインターンシップを」と希望される方も少なくありません。今回は、カナダでのワーキングホリデービザを利用したインターンシッププログラムについて解説させていただきます。
*J-1ビザ(交流訪問者ビザ)…アメリカ国務省が管轄する「交流訪問者プログラム」の一環として発行される非移民ビザ
**OPT(Optional Practical Training)…アメリカの大学やカレッジで学んだ留学生が、専攻分野に関連する実務経験を積むための制度

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前提として

カナダやオーストラリアでのインターンシップを考える際、まず理解しておくべき重要なポイントがあります。それは、ワーキングホリデービザは、本来インターンシップを目的とした制度ではないということです。

インターンシップの本来の目的は、キャリア教育や専門教育であり、収入を得ること自体が目的ではありません。例えば、カナダのCo-opプログラムにおけるインターンシップは、学生が専門知識を学校で学んだ後、その知識を活かして企業で実務経験を積むことで、学んだ知識を深め、技術を定着させるという位置付けで実施されています。Co-op留学のインターンは原則「有給」のため、収入を得ることは可能ですが、あくまで学習の一環であり、その主な目的はキャリア形成となっています。

しかし、ワーキングホリデービザの場合、本来の目的は「国際交流」や「海外での生活体験」そして「異国での休暇を楽しむ」ことであり、就労はそのための資金を補うためのものです。そのため、ワーキングホリデーで「インターン」と呼ばれているものの多くは、あくまでマーケティングの手法としてその名称が利用されているにすぎません。実際に現地に行ってみると、その内容は単なるアルバイトとほとんど変わらないというケースが多く、本来のインターンシップの意味合いとはかけ離れていることも少なくありません。

では、ワールドアベニューのオーストラリア海外ビジネスインターンシップ・プログラムは、どうでしょうか。当プログラムは、当社が現地教育機関と密接に連携し、さらに現地企業にもプログラムの意義や目的などの趣旨を深く理解いただいた上で、ゼロから作り上げた特別かつ当社独自のプログラムです。単なるアルバイトで終わるのではなく、今後のキャリア形成に繋がる本来のインターンシップを経験いただくことを提供することを目標としており、他のワーキングホリデー制度を利用したインターンシップ・プログラムとは一線を画します。
参照:インターンシップの推進に当たっての基本的考え方

インターンとは名ばかりのプログラムがほとんど

一般的に、「インターン」と聞くと、一般企業に在籍し、社員と肩を並べて実務経験を積むというイメージをお持ちの方が多いと思います。近年、日本では採用において多くの企業がインターン制度を取り入れていることからも「就活に強い・有利」という印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ワーキングホリデーで「インターン」と称されるプログラムの多くは、そういったイメージを利用しているだけで、実際の業務は一般的なアルバイトと変わらない..というケースがほとんどです。例えば、ホテルでの有給インターンシップ・プログラムの業務内容はベッドメイキングや清掃などが中心で、ビジネスシーンにおける英語力の習得や将来のキャリアに直結するような経験を積む機会は限られているのが現状です。

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海外インターンシップのサポート体制が整っていない

カナダで海外インターンシップを紹介している留学エージェントのほとんどは、インターンシッププログラムを提供している語学学校のプログラムを代行して販売しているだけで、自社でインターンシップのサポートはしていません。その為、渡航後は語学学校でインターンシップのサポートを受ける形となります。語学学校ではインターンシップのサポートを積極的に行っているわけではないため、提携しているインターンシップ派遣会社や直接提携をしているインターンシップ先への面接設定はしてくれるかもしれませんが、インターンシップに向けた心構えや目標設定、帰国後の就職活動を見据えたサポートなどは行っておりません。海外という言葉や文化、就労環境や価値観も異なる場所で、自分自身の力でインターンシップの準備を行わなければならず、挫折される方が多いのが現状です。

極めて高い英語力と海外経験豊富な方が実現可能なカナダインターン

カナダにはCoop留学と呼ばれる制度があります。学生ビザをベースとした留学プログラムで、カレッジと呼ばれる専門学校でビジネスやホスピタリティなど専門知識や技術を身につけ、その後、座学で得た知識や技術を実務経験を通じてより深く理解するため、有給インターンに参加することのできる制度です。
Co-opプログラムを介してインターンに参加する学生は、高い英語力はもちろんのこと、関連分野の専門知識と技術を兼ね備えていることが一般的です。その上、現地の教育機関からの推薦を受けていることも多く、受け入れ企業側も、Co-op学生の受け入れに対して比較的柔軟な姿勢を持っています。
このような背景から、企業側がワーキングホリデービザ保有者をインターン生として受け入れるメリットは少ないのが現状です。専門知識も教育機関からの推薦もないワーキングホリデービザ保有者がカナダで好条件なインターンシップを見つけることは、比較的難易度が高いと言えます。もしカナダでの本格的なインターンシップを希望されている場合は、Co-opプログラムへの参加を検討することをお勧めします。

2回目のワーキングホリデービザ

ここまで読んでいただいていかがでしたでしょうか。ワーキングホリデービザを利用してのインターンシップ参加への難しさをご理解いただけたのではないでしょうか。とはいえ、2回目のワーキングホリデービザ申請が可能になったことで、状況は変わる可能性もあります。1回目のワーホリ経験で培った英語力や異文化適応能力、職務経験は、カナダでのインターンシップを探す上で大きな強みとなり得るからです。
カナダのワーキングホリデーについてより詳しく聞いてみたい!という方は定期開催しているオンライン説明会へ、オーストラリアでの海外ビジネスインターンにご興味をお持ちの方は動画セミナーをご視聴ください。それぞれのプログラムや制度について、「より詳しく質問・相談したい!」という方は、留学カウンセリングもおすすめです。いずれも無料ですので、お気軽にご活用ください。

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