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海外の大学に進学する
メリット・デメリットとその解決策とは

人生の大きな分岐点となる大学進学。最近では、日本の大学進学だけではなく、海外の大学進学も将来の選択肢の1つとなってきています。海外の大学に進学するのか?それとも日本の大学に進学するのか?迷う方は少なくありません。企業の海外進出の増加や外国人労働者の増加などを背景に、海外で働きたい、世界に通用する人材になりたい、という想いを持った学生も増えてきています。一方で、海外大学進学にかかる費用や、生活環境や治安などへの不安から、なかなか答えを出せないという方もいらっしゃいます。当然、物事にはメリット・デメリットがあります。それは大学進学においても同様です。
ここでは、海外の大学に進学するうえで知っておきたいメリットとデメリットをご紹介します。

海外の大学に進学するメリット5つ

メリット1.高い英語力の習得▼ 
メリット2.世界の教養を身につける機会を得られる▼ 
メリット3.世界で通用する知識・経験・学歴・ネットワークを得られる▼ 
メリット4.日本以外での就職機会を得られる▼ 
メリット5.人間力の向上▼ 

海外大学進学のデメリット5つと解決方法

デメリット1.お金がかかる▼ 
デメリット2.情報収集が大変▼ 
デメリット3.生活面での危険レベルが上がる▼ 
デメリット4.卒業までに時間がかかる▼ 
デメリット5.海外就職できるわけではない▼ 
まとめ▼ 

1.高い英語力の習得

↑英語ができれば、世界中のニュースや各業界の最新情報をその場で入手できるようになる

海外の大学に進学するメリットの1つ目は、高い英語力を習得できるという点です。
ここ数年、グローバル人材という言葉に注目が集まってきています。日本の大学のなかにも、国際化を徹底的に進め、世界レベルの教育研究を行うスーパーグローバルと呼ばれる大学が存在します。また、グローバル人材を育成を目指し、海外の大学と協定関係を結ぶ大学も増えてきました。その結果、多くの大学に4年間の大学生活の中で最長1年間、海外の協定校に留学できるという制度が整ってきています。こういった大学ではネイティブの教師を雇い、英語環境での授業が行われています。さらに、英語学習においても、読む・書くだけでなく、聞く・話すといった4技能を意識した授業内容に移行している大学も多く見られます。

しかし、やはり、海外の大学を卒業するのと日本の大学を卒業するのとでは、最終的に習得できる英語力に天と地ほどの差が生じます。

理由は、簡単です。
何をゴールとしているのか?が日本の大学に通う学生と、海外の大学に通う学生とでは大きく異なるためです。
日本の大学に通う学生は、英語を習得することがゴールです。一方で、海外の大学に通う学生にとって、英語の習得はスタートです。英語を習得してはじめて大学に入ることができ、はじめて希望する授業を受けることができます。海外の大学に通うが学生にとって、英語力があることはすごいことでもなんでもなく、英語力があることが当たり前であり、英語は目標や目的を達成するための一つのツールでしかないのです。

さらに、受け身の授業ばかりでなく、ワークショップやグループワーク、プレゼンテーションやインターンシップなど、実践的な授業も多く、大学生活を通じて、幅広い語彙力と表現力を身につけることができます。当然、日本の大学に通う学生と異なり、海外の大学に通う学生の場合、勉強中だけではなく、日常生活のなかでもひたすら英語漬けです。

1年程度交換留学した学生と、卒業をかけ、ネイティブ環境のなか必死で英語をツールとして勉強した学生とどちらの方が高い英語力を習得できるのか?は一目瞭然です。母国語と異なる言語を抵抗感なく使いこなせるようになり、ツールとして世界中の人々とつながることができるという点は、海外大学進学のメリットと言えるでしょう。

2.世界の教養を身につける機会を得られる


↑世界は広く日本以外の世界を見て体験することが重要

海外の大学に進学するメリット、2つ目は、世界の教養を身につける機会を得られるという点にあります。
少し前に、「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」という本がアメリカのNYタイムズベストセラーとして人気を博しました。この本が高い注目を集めていることからも世界の歴史、文学、芸術、科学、音楽、哲学、そして宗教のことについて、多くの人々が興味関心を持っていることがわかります。

世界の教養を身につけることは、グローバル社会を生き抜くうえで非常に重要です。

例えば、宗教についてです。
日本では仏教や神道を中心に国を治めた時代もあれば、それを否定した時代もありました。さらに、1980年代から90年代にかけ、新興宗教によるショッキングな事件やテロが起こるなど、さまざまな影響により、宗教と聞くと「危ないもの」「怖いもの」という印象を強く持っている方も少なくないと思います。世界中でいまだに続く、宗教を原因としたテロや戦争なども、宗教に対しネガティブな印象をもつ理由となっていると思います。

しかし、実際には、海外の人々の生活や文化を語るうえで、しいてはその人々を理解するうえで、宗教に対する知識・教養はなくてはならないものなのです。世界三大宗教といえば、キリスト教、イスラム教、仏教です。三大宗教は人種や民族、文化圏の枠を超えて広まっており、この三大宗教だけでも世界の約6割が信仰しているといわれています。各々の宗教には、ルールがあります。例えば、キリスト教であれば離婚や中絶を禁止し、イスラム教では豚肉やお酒を禁止しています。これらは人々の生活や食、文化に大きな影響を及ぼしています。そして、過去の歴史的な大きな争いや出来事も宗教に起因するものも少なくありません。

自分自身が信仰している宗教があるなしにかかわらず、宗教に関する基本的な知識・教養をもっておかないと、世界で人間関係を築いたり、ビジネスを成功させたりするのは難しいでしょう。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、主要英語圏と呼ばれる国にはさまざまな人々が移民し、生活しています。また、大学にも世界中からさまざまな学生が訪れます。多種多様な価値観や考え方、異なる宗教を信仰する人々と勉強する経験は、宗教だけでなく、異なる歴史や文化、哲学に触れることができる貴重な機会となることでしょう。こういった経験を得られる点は、海外大学進学のメリットのひとつでしょう。

3.世界で通用する知識・経験・学歴・ネットワークを得られる


↑シドニー工科大学 付属教育機関UTS College の国際色豊かな学生たち

海外の大学に進学するメリット3つ目は、世界で通用する知識・経験・学歴・ネットワークを得られるという点です。

世界の大学ランキングを覗いてみましょう。
世界大学ランキングにはさまざまなランキングがありますが、例えば、Times Higher Education(THE)2022の場合、上位50位にはオックスフォード大学やケンブリッジ大学、マサチューセッツ工科大学などアメリカ、イギリスの大学が占め、日本の大学はわずか1校、東京大学が35位でランクインしているのみです。
次に、QS World University Ranking 2022 ではどうでしょうか。上位にはマサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学などTHE同様、アメリカ、イギリスを中心にランクされ、上位50位以内に、ランクされている日本の大学は東京大学と京都大学の2校のみです。

いやいや、アメリカなんかと比べたら、そもそも大学の数が違うじゃないか……
そう思う方もいらっしゃるでしょう。では、大学数わずか40校というオーストラリアとの比較はどうでしょうか。QS World University Ranking 2022では、上位50位中、オーストラリアの大学は5校がランクイン、770校以上の大学があるといわれる日本は先述したようにわずか2校です。

世界的に見たとき、日本の大学の評価がいかに低いか?をおわかりいただけると思います。

参照
Times Higher Education(THE)
QS World University Ranking

実は日本を代表するさまざまな企業のトップが世界のMBAや大学を卒業しています。
例えば、日本を誇るトヨタ自動車の社長、豊田章男氏は、アメリカのマサチューセッツ州にあるバブソン大学でMBAを修了しています。また、そのトヨタ自動車と近年タッグを組んだソフトバンクの創業者である孫正義氏はカリフォルニア大学バークレー校で学士を修了しています。他にも、サントリーホールディングス株式会社の代表取締役社長 新浪 剛史氏はスタンフォード大学への留学経験を持ち、最終学歴はハーバード大学MBAだったり、株式会社ディー・エヌ・エー創業者 南場智子氏もハーバード大学MBAを修了していたり…… 日本をリードする企業の代表の多くが海外で勉強した経験を持っています。
これは、海外の大学・大学院で就学、生活、経験が、世界で通用する知識・経験・学歴・ネットワークを得られるということを証明しているのではないでしょうか。

4.日本以外での就職機会を得られる


↑オーストラリアの企業でインターンシップ

海外の大学に進学するメリット4つ目は、海外の企業で就職する機会を得られるという点です。
例えば、アメリカであればOPT、カナダであればCo-op、オーストラリアやニュージーランドであればPSWVなど、呼ばれ方はさまざまですが、大学卒業後、1年から最長4年間、その国に残り、働くことのできる制度が存在します。
その国の国民でない人間が、留学やワーキングホリデー以外の目的でその国に長期滞在するというのは、結婚など特別な事情でない限り、非常に難しいことです。さらにいうと、働くことの許されている留学制度でも、本格的に企業で、しかも給与をもらいながら働くというのは、至難の業です。しかし、その国の大学・大学院を卒業している場合、一定期間であれば、働きながら滞在できる権利を得ることができるため「就職」し、キャリアを積むことができるのです。

ここで少し、日本企業と海外企業との力の差を見てみたいと思います。
平成30年、世界時価総額ランキングで上位を占めるのはアップル、マイクロソフト、Amazonやアリババ・グループ・ホールディングスや、テンセント・ホールディングスなど、アメリカ、中国を中心とするIT企業であり、日本の企業はトヨタ自動車 35位のみです。
平成が始まった30数年前、高度経済成長期を経て、日本の企業は、世界のなかでも非常に高い評価を得ていました。
例えば、平成元年 企業の世界時価総額ランキングでは、上位50位中、30社以上が日本企業と世界の頂点にいたといっても過言ではありません。しかし、それはすでに過去の栄光となっているのです。
参照:DIAMOND Online「昭和という「レガシー」を引きずった平成30年間の経済停滞を振り返る

これらを踏まえたときに、海外の大学を経てグローバルな環境でキャリアを積む経験を得られることは、これからの社会を生きていくうえで、大きな糧、そして人脈形成につながることが予想されます。海外の大学に進学する大きなメリットといえるでしょう。

5.人間力の向上


↑オーストラリア 西シドニー大学 学生寮での生活の一コマ

海外の大学に進学するメリット、5つ目は、人間力の向上です。
人間力の定義はさまざまですが、人間力戦略研究会報告書によると、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」とされています。その構成要素として、基礎学力、専門的な知識・ノウハウ、論理的思考力、創造力、コミュニケーションスキル、リーダーシップ、意欲、忍耐力、自分らしい生き方や成功を追求する力などが挙げられています。

海外の大学に進学する学生たちは、自ら情報収集し、考え、正解のないなか答えを導き出し、周囲と異なる決断をします。そして、親元を離れ、異国の地に一人飛び込み、言葉や文化の壁を乗り越えながら、一つずつ目標をクリアし、最終的に大学を卒業します。自らの判断を「失敗」にしないためにも、協力してくれる親御さんのためにも、「絶対に成し遂げるぞ」という強い気持ちをもって、ときに苦しい思いをしながらも目標を達成していきます。このとき培われる決断力や行動力、主体性や目標達成意欲、異文化のなかで磨かれるコミュニケーションスキル、留学生活を通じて得る知識・教養や大学で得る専門的な知識・ノウハウなどを得ることができます。

これらは日本の大学生活を通じて得られるものもあるでしょう。しかし、海外の大学進学という選択をした学生たちは、その環境によって、よりいっそう高いレベルで、人間力を高めることができるでしょう。これは海外に挑戦する大きなメリットの一つです。

デメリット1.お金がかかる


例えば日本の大学に進学する場合の初年度学生納付金は以下の通りです。
国立大学:約82万円*
私立大学(文系):約117万円**
私立大学(理系):約154万円**
また、日本の大学に進学する場合の1年間の生活費は以下の通りです。
自宅からの通学:約167万円***
下宿・アパート等からの通学:約220万円***
したがって日本の大学に進学する場合、1年間で249万円~374万円ほどの費用がかかることが分かります。

一方、主要英語圏の大学に進学する場合の1年間の学費と生活費は以下の通りです****。
オーストラリア 学費:平均260万円/生活費:約120万円
カナダ 学費:平均260万円/生活費:約130万円
イギリス 学費:平均160万円/生活費:約200~250万円
アメリカ 学費:平均300~415万円/生活費:約130~145万円
つまり海外の大学に進学する場合、1年間で380万円~560万円ほどの費用がかかるということです。

以上より、日本の大学への進学と海外の大学への進学を比較すると、年間で最大310万円もの差があることが分かります。
学費は奨学金を利用しまかなうことができたとしても、生活費も工面しなければならないことはどうしても家計の負担になります。特にアメリカやイギリスは物価も高いうえに、アルバイトが制度的にも環境的にも難しい状況です。学費だけでなく生活費も含めて、留学費用を計算しておきましょう。
費用を抑えたい方はアルバイトができる国を選ぶことをおすすめします。例えばオーストラリアやニュージーランド、カナダの場合、大学に通いながらもアルバイトをすることができます。アルバイトができるかどうかも踏まえて国を選ぶという方法も一つです。

*文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(平成十六年文部科学省令第十六号)」に定める授業料標準額を参照
**文部科学省「平成29年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」を参照
***独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「平成28年度学生生活調査」の「住居形態別の学生生活費大学(昼間部)」を参照
****QS TOP Universities のサイトを参照

デメリット2.情報収集が大変


海外の大学に進学するデメリット2つ目は、大学の情報を集めるのが難しいという点です。
情報収集するうえで異なる言語が障壁となることはもちろんですが、そもそも志望校を選定するにも苦労が伴います。
一概には言えませんが、日本の場合、偏差値の高い大学=いい大学という価値観を多くの日本人がもっています。そのため大学の偏差値と自分の模試の結果を照らし合わせることで、志望校を決めることができます。よって日本には786校*もの大学がありますが、志望校選びはそこまで難航しません。一方海外の「いい大学」の定義は偏差値だけが物差しとなるわけではありません。卒業率や学生のサポート体制、国籍比率、研究結果がどのくらい国際社会に影響を与えたのかなどさまざまな基準で審査、ランクわけされています。結果、偏差値を中心に大学選定をしていた日本人にしてみると、何を基準に選べばいいのかわからないという事態に陥ってしまうのです。
また、海外には日本の何倍もの数の大学があるということも、情報収集を難しくしている理由のひとつです。例えばオーストラリアは43校、ニュージーランドは8校と比較的少なめですが、アメリカには約5,000校、イギリスには約130校、カナダには約90校もの大学があります。すべての大学の情報を集めることは不可能といえるでしょう。
もちろん志望校を決めたあとも、海外の大学は、出願時期や出願方法、必要な書類、受けなければいけない試験などさまざまな点で日本の大学と異なる点があります。これらの情報を自力で収集するのは至難の技でしょう。

大学を選ぶときは選択肢を狭めるためにも、自分が譲れない条件を考えましょう。例えば将来のキャリアに繋がる学部・コースを開講している、留学生に対するサポートが充実している、比較的学費が安いなどです。そのなかで条件に合う大学をピックアップしましょう。
探し方が分からない、おすすめの大学を教えてほしい、出願するうえで代理の手続きをお願いしたいという方は留学カウンセラーにご相談ください。

*文部科学省「学校基本調査-結果の概要 令和元年度」を参照

デメリット3.生活面での危険レベルが上がる


海外大学進学のデメリットとして、日本にいるときより注意して生活しなければならないことがあげられます。
日本では「普通に生活していたのに大きなトラブルに巻き込まれた…」ということはあまり起こりません。テーブルのうえに鞄を置いたままトイレに立っても、リュックを背負ったまま電車に乗っても何も取られないということは日本ならではといえるでしょう。事実、エコノミストが発表している世界安全度ランキング(2021年版)では、東京が1位、大阪が5位にランクインしています。
一方海外での生活はそうはいきません。スリや置き引きなどはどこの国でも起こるので、注意を払って生活するようにしましょう。
例えば、電車やバスに乗る時はリュックを前に抱える、お尻のポケットにスマホを入れて歩かない、夜中に人気のない場所に近づかないなど、取れる対策はたくさんあります。日本とは違うという意識をしっかり持ち生活しましょう。

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留学前に必ず確認したい海外の治安情報と留学中の安全対策 >>

デメリット4.卒業までに時間がかかる


同じ4年制大学を卒業する場合でも、日本より海外の方が卒業までに時間がかかる可能性が高いこともデメリットの一つといえるでしょう。それは海外の大学に入学するときに高い語学力が求められるからです。日本の大学の授業は基本的に日本語で行われるため、受験に合格すればすぐに授業に入ることが可能です。
一方海外の大学は受験がない分(大学や学部によって異なります)、高い英語力を求められます。入学に必要な英語力が満たない方は大学入学前に語学研修を行い、規定の英語力をクリアする必要があるのです。その語学研修期間は人によって異なりますが、一般的には半年から1年間ほどかかるケースがほとんどです。つまり大学卒業までに、語学研修の約1年間+大学の4年間、計5年間ほど要するということです。

例えばアメリカやカナダの大学は4年制のため、卒業までに5年以上かかることを視野に入れておきましょう。また、オーストラリアやニュージーランド、イギリスの大学は3年制ですが、事前にファンデーションコースという大学進学準備コースに8ヶ月~1年間ほど通う必要があります。よって、語学研修1年間+ファンデーションコース(大学進学準備コース)1年間+大学3年間と、北米の大学と同じく5年は卒業までにかかるでしょう。

卒業までの期間を短くしたいという方には、オーストラリアやニュージーランドの大学への進学がおすすめです。先述のとおりオセアニアの大学に進学する場合、ファンデーションコースを経由して大学1年次に入学する方法が一般的です。しかし、高校の成績を一定以上に保っている方は、ディプロマコース(専門課程)を経由し、大学2年次に編入することが可能なのです。ディプロマコース経由で大学に進むことで、約1年間卒業までの期間を短くすることができるのです。

現在高校生の方は少しでも高校の成績を上げられるように勉強に取り組みましょう。自分の成績でディプロマコース経由での進学が可能か知りたいという方は留学カウンセラーまでお問い合わせください。

デメリット5.海外就職できるわけではない


海外で就職することを夢みて、海外の大学を目指すという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし残念ながら、海外の大学を卒業したからといって、簡単に海外就職ができるわけではありません。それはビザの問題があるからです。
例えばイギリスのEU離脱やアメリカのトランプ政権が掲げる「アメリカ・ファースト」などを筆頭に、現在どの国も自国の社会・経済再建のため、移民の受け入れを削減する動きを強めています。数年前、数十年前と比較してビザが取りづらくなってきていることから、海外の大学を卒業しても自国に帰らざるを得ない留学生が増加しているのです。

しかし、あきらめることはありません。学部や就職する職業によっては就労ビザや永住権獲得につながる機会を得られることもあります。海外就職のために海外大学進学を目指している方は、将来の職業選択とそこに紐づく学部選択が非常に重要になります。将来の進路とあわせて大学や大学の学部選びを相談したいという方はお気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしょうたでしょうか。日本の大学と海外の大学、進学するべきはどちらなのか?という迷いに答えはでましたでしょうか。費用面や生活面への不安、治安などの環境面への心配など、デメリットと感じることもあるかとは思います。しかし、それらデメリットを明らかに覆す、メリットもあります。皆さんが進路を決定するうえで参考になれば幸いです。
進学する国や大学、進学までのルートなどはカウンセラーまでご相談ください。

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