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社会人の留学期間の決め方とは?
期間別のメリット・デメリットもご紹介

社会人は長期間の留学となると学生のときと異なり仕事を辞める必要があります。短期間の留学であっても夏休みや年末年始休暇など貴重な休日を利用することになります。費用も学生のときのように親御さんに負担いただくというわけにはいかないという方も多くいらっしゃいます。このように渡航できる時期やタイミング、そして費用などの面から留学する期間、また期間に不随して決まってくる留学プログラムについて悩む方は多くいらっしゃいます。

ここでは留学期間に悩む社会人の方にむけて、留学期間の決め方、期間ごとのメリット・デメリット、さらには、キャリアアップを目指す方におすすめの留学プログラムとその期間をご紹介します。

期間の決め方▼ 
留学期間ごとのメリット・デメリット▼ 
社会人におすすめの留学プログラムと期間▼ 
まとめ▼ 

期間の決め方


留学期間を決めるうえで最も重要なことは留学の目的です。
もちろん、渡航可能な期間に何かしら制限のある場合や費用の問題もあるかとは思います。しかし、お金や期間をもとに留学のプランニングを始めてしまうと、本来の目的に沿わない留学になってしまうこともあります。したがって、まずは目標目的にあったプランをみつけ、そのなかから、ご自身の状況にあった期間のプランを選ぶとよいでしょう。

例えば、短期間で英語力をブラッシュアップしたい!という方であれば観光ビザで渡航できる最短1週間〜3カ月間の留学。確実に語学力を身に付けたい!という方は半年間から1年間程度の語学留学。キャリアアップを見据え専門的なスキルを身に付けたい!という方であれば1年間から2年間、場合によっては3年間程度の専門留学や大学・大学院留学がおすすめです。他にもキャリアの幅を広げるため海外での就労経験を目的とするならば、1年間で参加できるワーキングホリデーや海外ビジネスインターンなどがあります。

どのプラン、また期間がご自身にあっているのかについて悩んでいる方は、まず留学したいと考えられたきっかけや理由からご自身の目的目標を明確にし、その目標を達成するには、どのようなプランでどれくらいの期間が必要なのかを、考えるとよいでしょう。

留学期間ごとのメリット・デメリット


ご自身にあった期間を選ぶうえで、それぞれの期間におけるメリット・デメリットをしっかり把握しておくことが重要です。せっかくお金と時間をかけていく留学なのですから、帰国して後悔しないためにも、こちらで紹介する期間別のメリット・デメリットを参考にしてみてください。

超短期(1ヶ月未満)

最短1週間から挑戦ができる超短期留学は、大型連休や、有給休暇中に挑戦することができるため、社会人でも気軽に挑戦できる留学スタイルです。観光ビザで渡航される方がほとんどです。

■メリット

・退職をせず、休暇を利用して留学ができる
・費用が安め
・観光を楽しめる

■デメリット

・大幅な英語力アップは難しい
・観光メインの留学になってしまう可能性有り
・現地に慣れた頃に帰国する

休暇を利用するため、退職して帰国後のキャリアを心配することなく留学できるため、最も挑戦しやすい留学といえるでしょう。また、数ヶ月かかる留学と比べて、費用も安く、さらには観光を十分に楽しめる期間、現地に滞在することができるため、長期休暇が取得できない方や、退職してまで留学はしたくない、と考える方に人気です。
しかし、期間が短い分、英語力向上を目的としているにも関わらず、英語力の向上があまり期待できない、という大きなデメリットがあるのは、事実です。また、語学の向上ではなく、観光メインの滞在となってしまう傾向があったり、現地に慣れてきたと思った矢先に帰国することとなります。
そのため、英語力が目的ではなく、海外旅行をかねて語学を学びたい、という方や、長期留学を決意する前に海外を一度見てみたい、という方におすすめの期間と言えるでしょう。

短期(1ヶ月〜3カ月)


短期留学は一般的に1ヶ月〜3カ月程度の期間のことを指します。また国によっても異なりますが、ほとんどの場合、3ヵ月以内の留学であれば観光ビザだけで渡航・滞在が可能です。

■メリット

・短期間でもしっかり英語を勉強することができる
・現地の生活を体験できる
・転職の合間などにちょうどよい期間

■デメリット

・英語力が向上してきた頃に帰国する
・生活に慣れた頃に帰国する
・海外で出会った人々と人間関係を深く構築するのはむずかしい
・働けない

1ヶ月以上もの間、毎日4〜6時間、英語を集中して勉強するため、少なからず英語の伸びを感じることができる期間でもあります。それだけでなく、1〜2週間の留学と異なり、より現地の生活を体験することができる期間です。
一方で、「英語が聞き取れるようになってきたな」と感じたり、「生活に慣れてきた」と感じ始めた頃、そして仲の良いお友達がやっとできはじめた頃に、帰国しなければなりません。また、働くのは期間的に難しいため、海外滞在中の生活の充実度を考えると費用には余裕を見ておいた方がよいでしょう。
大幅に英語力を伸ばしたい方には向いているとは言えませんが、転職する際に思いがけず時間があいたため、英語力のブラッシュアップのために留学したいという方や、長期留学を見据え、海外での生活を体験しておきたいという方にはおすすめの期間です。

中期(3ヶ月〜6ヶ月)

中期留学は3ヶ月から6ヶ月程度の期間を指します。観光ビザでは滞在ができない国がほとんどのため、学生ビザ、あるいはワーキングホリデービザを利用することが多いです。

■メリット

・一定の語学力の向上が見込める
・海外生活を楽しめる
・お友だちの輪を広げることができる

■デメリット

・海外で生活費を稼ぐのが難しい
・キャリアに空白期間ができる

3か月以上の留学の場合、渡航当初は全く英語ができない方でも、日常英会話ができるレベルまで英語力を向上させることができる期間です。日常生活で困らない英語力がつくからこそ、最初は大変だった現地での生活をより楽しむことができ、お友だちとのコミュニケーションもスムーズに取れ、ネットワークをさらに広げることができるでしょう。
しかし、滞在期間が半年以下ということもあり、ワーキングホリデーなど働くことができるビザで渡航したとしても、雇用期間が短いことから、実際に現地でアルバイトを見つけることが難しいというデメリットがあります。また、社会人の場合は、一度退職する必要がある方がほとんどであり、キャリアに空白期間ができてしまうという、大きなデメリットがあります。そのため、せっかくリスクを追って退職をするのではあれば、中期よりも、大幅に英語力を伸ばせるチャンスがある長期の方がおすすめかもしれません。もちろん、費用や学校、仕事の関係から1年間の渡航は難しい、という方は、中期に挑戦するとよいでしょう。

長期(6ヶ月以上)


長期留学は半年から1年程度の期間を指し、語学留学はもちろん、専門留学やワーキングホリデーなど、留学スタイルはさまざまです。長期間、海外に滞在できるからこそ、インターンシップやボランティアに挑戦することも可能です。

■メリット

・語学力が大幅に伸びる
・国によっては、現地で仕事をすることができる
・より現地の人と近い、暮らしを体験できる
・履歴書にかける学歴や資格の取得も可能

■デメリット

・費用が高い
・キャリアに空白期間ができる

長期留学は語学力を伸ばせる可能性が圧倒的に高いと言えます。一般的に、英語が聞き取れるようになるにはおよそ3ヵ月、また生活に支障がない英語力を習得するまでには6ヵ月〜1年と言われています。(参考:語学留学ってどのくらいの期間行くべき?)問題なく生活ができる英語力を習得できれば、渡航する国と取得するビザによっては、現地でアルバイトに挑戦することが可能です。勉強をしながら、アルバイトをすることで、現地の人により近い「暮らし」を体験することができるでしょう。
一方で、費用が高くなってしまうことは言うまでもありません。短期留学の費用が4週間で約40万円のところ、1年間の長期留学では約250万円の費用が必要です(参考:短期と長期留学の費用の違い)。また、中期同様、長期留学でも、退職をする必要があるため、しっかり結果を残せる留学にする必要があります。
一見デメリットも多いように思える長期留学ですが、努力次第では、英語力ゼロから、TOIEC900取得まで大幅に英語力を伸ばせるチャンスがある期間でもあるため、ワンランク上の英語力を目指す方におすすめの期間です。また、1年以上の長期で留学できる方の場合、語学以外にも大学や大学院、例えばMBA留学などにも挑戦いただけます。期間や費用は長く高くなりますが、帰国後、履歴書に書ける学歴や資格を取得できるという点は非常に魅力的です。

具体的なプランニングについて悩んでいる方はプロの留学カウンセラーにぜひご相談ください。

社会人におすすめの留学スタイル

社会人の方が留学をするうえで最も気になるのが、帰国後のキャリア。
長期留学の場合、日本ではできないような経験をしたり、英語力を伸ばすことできても、履歴書に書けるような経験ができず、帰国後の就職活動で苦労される方も多くいらっしゃるのが現状です。
そこで、社会人の留学であっても、確実に帰国後のキャリアに活かせる留学にすることができる、おすすめの留学プログラムを3つご紹介します。

海外ビジネスインターンシッププログラム


渡航目安期間:約9カ月〜1年間

海外ビジネスインターンシッププログラムは、語学学校で英語力を一定レベルまで伸ばした後、現地の企業でインターンシップに参加するプログラムです。学校で学んだビジネス英語を使って、本格的な就労経験を積むことができるため、履歴書にも記載できる経験を得ることが可能です。また、インターンシップでの努力が認められれば、就労先企業から推薦状をいただくこともあり、帰国後の就職活動時のアピールすることができるでしょう。語学を学ぶだけではなく、実際に学んだ英語をビジネスで活用したいと考える方、人とは違った留学にしたい方におすすめのプログラムです。

MBA留学プログラム


渡航目安期間:約2年間

次にご紹介するのが、MBA留学プログラムです。国内外の経営管理やコンサルティング、ファイナンス部門へ就活・転職する際に重視されるMBAを、海外で取得するプログラムです。
ビジネスシーンで必要な高い英語力はもちろん、専門的な知識や人脈づくりにも役立ち、キャリアチェンジにおすすめのプログラムです。また、万国共通で評価される資格であることからも、日本を飛び出し、世界で活躍するビジネスパーソンを目指す方にぴったりのプログラムです。

専門留学プログラム


渡航目安期間:約1年間

最後にご紹介するのが、専門留学プログラムです。ビジネスやマーケティング、アカウンティング、広告、看護、ファッション、デザインなど、興味のある分野での資格を取得、あるいは専門知識を習得できるプログラムです。一定の英語力が当たり前となってきている時代だからこそ、より高い専門知識を習得することで、帰国後の就職活動に活かすことができるでしょう。英語を学ぶだけでは物足りない、将来のキャリアに繋がることをもっと深く勉強したい、と考える方におすすめのプログラムです。

まとめ

期間別のメリット・デメリット、そして社会人におすすめのプログラムをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。現在の仕事や帰国後のキャリアが気になり、なかなか最後の一歩を踏み出せない方も多いかと思います。期間別のメリット・デメリットを把握したうえで、検討している期間が留学する目的を達成することができる期間なのかをしっかり吟味し、ご自身にあった期間を選んでいきましょう。とは言うものの、多額な費用をかけて、そして仕事を辞めてまで挑戦する留学を、1人で判断し、決断することはなかなか難しいかと思います。なかなか判断がつかない、という方は、一度留学カウンセラーに相談してみるとよいでしょう。

具体的なプランニングについて悩んでいる方はプロの留学カウンセラーにぜひご相談ください。

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