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長期留学と短期留学の
どちらに行くべき?

「長期留学と短期留学、どちらに行くべきか?」年齢や職業に関わらず、こういったご相談をよくいただきます。そこで、それぞれのプログラムを検討するうえで重要な「かかる費用」「得られる成果」そして、「準備の大変さ」という3つの観点を比べてみました。

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はじめに – 結論 ▼ 
長期留学 vs 短期留学
  1. かかる費用 ▼ 
  2. 得られる成果 ▼ 
  3. 準備の大変さ ▼ 
まとめ ▼ 

はじめに – 結論


「留学するなら長期間が良いけど、まずは短期間から試して見たほうがいいのかな?」
「本当は長期で行ってみたいけど、大学を休学してまで行くべき?とりあえず短期間の方がいいかな?」
「どこからが長期で、どこまで短期なんだろう?」

海外留学の期間を迷う理由は人によってさまざまです。しかし、ほとんどの方の場合、最初から長期間海外に挑戦するのは不安だから…… または大学を休学したり、仕事を退職したりする勇気が持てないなどの理由で、短期間の渡航を考えている方が多いように思います。もちろん費用においては、短い方が総額が安くなるのは間違いはありません。

しかし、留学コンサルタントとして意見を言わせていただくと、上記のような理由で迷っている場合は、ほとんどの方の場合が長期間の語学研修に挑戦すべきです。

その理由を、「費用」「成果」そして、「準備の大変さ」という3つの観点から説明していきたいと思います。

1. かかる費用の違い


長期留学か短期留学か、プランを立てる際に最も重要となるのが「必要な費用の総額」です。

留学に必要な費用は、期間の長さ、選ぶ語学学校、そして滞在する国や都市によって大きく異なります。滞在期間が長くなればなるほど、滞在費や食費といった生活費がかさみます。また、語学学校での学習期間に比例して、授業料も高くなるのは避けられません。つまり、留学期間が短いほど、日本で準備する費用を抑えることができます。

そこで、留学先として特に人気であるオーストラリアを例に挙げ、実際にどれくらいの費用が必要になるのか、ILSC Australiaの料金をもとに期間別で見ていきましょう。

短期留学(2週間から12週間) 費用例*

期間 費用(目安)
2週間 約45万円
4週間 約65万円
8週間 約104万円
10週間 約120万円
12週間 約137万円

長期留学(半年から1年間) 費用例*

期間 費用(目安)
6ヵ月間 約240万円
9ヵ月間 約350万円(アルバイトなど現地収入を踏まえると約300万円~)
1年間 約460万円(アルバイトなど現地収入を踏まえると約400万円~)

費用を見比べていただいた際、「やっぱり長期留学は高いな…」と感じる方が多いと思います。一方で、1年間に必要な費用=1ヵ月間に必要な費用×12ヵ月というわけではないんだな…… と気が付く方もいらっしゃると思います。

そう、実は留学は期間が短ければ短いほど「割高」になるものなのです。
なぜ、期間が短いと「割高」になってしまうのか? その理由は、1週間でも1年間でも、往復の航空券費用や語学学校の入学金など、同じだけかかる費用があるためです。さらに、一般的に語学学校の費用は長期割引なるものが存在し、今回例に挙げたILSC Australiaであれば、2週間から11週間の場合、語学学校の学費の週単価が450ドルなのに対し、1年間となると週単価が410ドルになります。長く通うことで、よりお得な学費で通えるような仕組みになっているのです。さらに、長期間の滞在ではビザ**の規定上、国によっては一定期間の就労が許可されている国があり、収入次第では滞在費をグッと抑えることもできます。

結果、短期留学1ヵ月間にかかる費用が約65万円なのに対し、長期留学1年間の場合、1ヵ月単位で費用を見てみると約40万円(アルバイトした場合は、約35万円)と、方法によって、35%以上もリーズナブルに滞在することができるということです。

同じ国に短期間の滞在を繰り返し、英語を学ぶ方がいらっしゃると思うのですが、残念ながら費用面では賢い選択とはいえないでしょう。

*費用例:あくまで目安となります。留学費用は留学される国、都市、語学学校、滞在方法などによって異なります。
**ビザ:短期滞在の場合、観光ビザ、長期滞在の場合、学生ビザを取得します。主要英語圏の場合、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスであれば一定条件を満たすことで、週10時間から20時間程度の就労が可能です。

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2. 得られる成果

皆さんは留学するうえで、何を期待しますか?
長期留学したいと考える多くの方が、飛躍的な英語力の向上を期待しています。しかし、コーススケジュールでもご紹介している通り、期間によって期待できる語学力向上の成果は異なります。

これは、英語力習得は一朝一夕にしてならず、つまり、英語力向上には一定の就学期間が必要であるということを意味します。例えば、高校卒業まで英語を学んだ方の英語力は、英検準2級から2級相当、IELTSだと3.5から4.5程度、TOEFLだと35から45程度が一般的なように思います。対して、文部科学省(平成30年3月) 各資格・検定試験とCEFRとの対照表を参考にすると、「熟練した言語使用者」レベルと言われるのは英検1級、IELTS7.0-8.0、TOEFL iBT95-120相当、少なくとも「自立した言語使用者」レベルが英検準1級、IELTS5.5-6.5、TOEFL iBT72-94と言われます。

つまり理想と現実の差は、最低でもIELTS1.0から2.0程度と言えます。一般的にIELTS0.5伸ばすのに約10から12週間かかるといわれており、ある程度納得のいく語学力向上の成果を得ようと思うと最短で約半年、できれば1年程度は必要ということがわかります。

そこで、短期留学に参加したAさんと長期留学に参加したBさんの英語力の伸びを見てみましょう。

渡航前英語力を英検準2級から2級相当、IELTS4.0と仮定、最終的な目標を海外の大学進学可能レベルIELTS6.0とした場合に、長期留学と短期留学との英語力の向上と、目標達成までにかかる時間を図にしてみました。(個々人によって英語力の向上には差があります。あくまで参考としてご覧ください。)

短期留学したAさんの場合、留学していない期間に、留学中で得た英語力をきちんと維持できたと仮定して、目標達成までにかかる時間は約2年間となります。対して、長期留学したBさんの場合、目標達成までにかかる時間は約1年間ですね。Bさんが目標を達成した1年間では、Aさんは目標の半分しか達成できていません。

さらに、先述しているようにIELTS0.5を伸ばすのにかかるといわれる期間を10週間とするとAさんの1回にかかる費用は120万円程度です。2年間のなかで4回渡航しているため、合計費用はおよそ480万円となります。長期留学1年間の費用(目安)が、460万円ですから、それと比べると少なくとも20万円も多く投資していることがわかります。

投資する時間と費用に対して、得られる成果は圧倒的に長期留学の方が高いといえるでしょう。

3. 準備の大変さ


準備の大変さに関しては、圧倒的に長期留学の方が大変です。

費用の準備やビザ申請手続きなどの大変さはもちろん、日本での生活を長期間離れるが故のという大変さもあります。

例えば、短期留学の場合は、仕事を辞めたり、大学を休学したりする必要がありませんし、1人暮らしの方でも、1~2ヶ月程度であれば、部屋をそのままにしても特に問題は生じません。一方で長期留学の場合は、日本での生活を一度リセットし離れる必要があります。1人暮らししている方の場合、家財の処理や実家への引っ越し、留学を終え帰国した際には、再度家を借り直すなどの手間も発生します。大学生であれば、休学・復学手続きのみですが、社会人の場合は、退職手続き、帰国後は転職活動が待っています。

悩んだ際に、「とりあえず短期からチャレンジしてみて…… 」と考える多くの方が、これらを乗り越えて長期間海外に挑戦するという覚悟が持てないという場合がほとんどだと思います。しかし、先に比較している項目のように目先のことだけではなく、先々のことを考えたときにコストパフォーマンスの高いのは長期留学です。

今の生活を離れるという大変さやリスクを恐れ、本来の目標を達成できないというのは非常にもったいないことです。
迷ったときは、もともと留学したいと考えたきっかけや目的をもう一度思い出し、得られる成果、合計でかかる費用などを踏まえ、勇気のある決断をできることを願っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「長期留学と短期留学、どちらに行くべきか?」 その答えは出てきましたか?

少子高齢化が深刻化する日本では外国人労働者の増加が本格的に始まり、企業も海外進出を積極的に推し進めています。今後は仕事のシチュエーションではもちろん、日常生活のなかでも高い英語力を求められるケースも増えてくるといわれています。短い期間の留学であっても、英語を学ぶことに対して抵抗感を下げたり、日本人以外の人々と英語をツールとしてコミュニケーションを取ることで、日本で生活しているだけでは気が付くことのなかった異文化に触れたりすることもできるでしょう。しかし、生活や仕事のなかで不自由なく使える英語力を身に付けたいと思えば、その英語力習得には一定の時間は必要です。

短期留学と長期留学、迷っていらっしゃる方はぜひ当記事を参考にしていただけたら幸いです。

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