【オーストラリア留学】コロナウイルス感染拡大防止に伴う措置と状況
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴うオーストラリアの措置について留学と関連する情報をご紹介しています。
最新情報まとめ
オーストラリア政府は2022年7月6日午前12時1分(東部標準時)以降にオーストラリアに到着する方は、DPDを提出する必要が不要になると発表しました。これによりワクチン接種証明書(もしくは医療免除の証明書)の提出が不要となります。
詳細はこちらをご覧ください。
日本からの渡航 | 入国前の陰性証明取得 | 入国後の行動制限 | ビザの発給 | ワクチン接種率 |
---|---|---|---|---|
〇(学生ビザ、ワーキングホリデービザ、観光ビザでの渡航が可能) | 不要 | 州によって異なる | 学生ビザ・ワーキングホリデービザ・観光ビザの取得可能 | 16歳以上の接種率95%以上 |
オーストラリアは2021年12月15日より、学生ビザ・ワーキングホリデービザ・観光ビザを保持しており、かつ、ワクチン接種が完了している方は入国が可能になりました。さらに2022年2月21日からは、すべての国のワクチン接種が完了している方が入国できるようになっています。
2022年4月18日以降、ワクチン接種完了者は入国前の新型コロナウイルスの検査を行う必要はありません。また2022年7月6日以降、入国前のDPD登録は不要となります。これによりワクチン接種証明書の提出義務がなくなります。
参照:Vaccinated international travellers
感染者数8,132,210人 死者数9,897人(2022年7月3日現在)参照:オーストラリア政府 保健省
入国条件
・自国から出発すること
・有効なオーストラリアのビザを持っていること
・入国後24時間以内のPCRまたは抗原検査を実施すること ※州によって異なる
2022年7月6日以降不要
・Therapeutic Goods Administration(保健省の薬品・医薬品行政局、以下TGA)が承認または認定したワクチンを完全に接種していること
・ワクチンの接種状況を証明する書類を提出すること 詳細はこちらから
・出発前72時間以内にデジタル渡航者申告書(Digital Passenger Declaration)の入力を行うこと
ワクチン接種・ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)について
TGAに承認された予防接種を接種している必要があります。受け入れられる現在のワクチンと用量は以下の通りです。
・アストラゼネカ(ヴァクセヴリアもしくはコビシールド)
・ファイザー/ビオンテック コミルナティ
・モデルナ(スパイクバックスもしくはタケダ)
・シノバック コロナバック
・ジョンソン&ジョンソン(1回の接種でOK) など
2回目のワクチン接種は1回目から14日以上間隔をあける必要があります。また、入国するには最終接種後7日間を経過している必要があります。ワクチンが混合している場合でも認可対象となります。
医療上の理由で予防接種を受けられないことを証明できる旅行者、および12歳未満のお子様は、予防接種を受けた旅行者と同様の旅行手配をご利用いただけます。
渡航に際して、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)を航空会社のスタッフに提示する必要があります。
2022年7月6日以降、DPDにワクチン接種証明書の提出をする必要がなくなります。ただし、オーストラリアは州によって入国前・入国後に求める対応が異なります。渡航する際は、各州の最新の規定をご確認ください。
参照:Fully vaccinated for international travel purposes
渡航後の検査・隔離について
到着した州または地域、および旅行を予定している他の州または地域の検疫要件を遵守する必要があります。制限事項は随時変更されますので最新情報をご確認ください。
オーストラリアの留学情報はこちらから
・ オーストラリア留学 国情報
・ ワーキングホリデー情報
・ 語学留学情報
・ 短期留学情報
・ 中学・高校留学情報
入国前の準備・入国後の流れ
オーストラリア政府は2021年12月15日より入国制限の解除しました。今回はニューサウスウェールズ州に渡航する際の流れについてご紹介します。
①入国前の準備
出発72時間以内にDPD(Digital Passenger Declaration)の登録 ※2022年7月6日以降不要
入国者はデジタル旅客宣言(DPD:Digital Passenger Declaration)の登録が必要です。
過去14日間の滞在歴、搭乗便の情報、ワクチン接種状況、新型コロナウイルス検査の陰性証明などの登録を行います。出発の7日前から登録が可能です。搭乗時と入国時、登録完了後に送信される確認画面の提示が求められるため、画面を保存もしくは書面へ印刷して携行しましょう。
参照:Australia Digital Passenger Declaration (DPD)
②入国後の流れ
制限なし
※2022年6月21日より、ニューサウスウェールズ州到着後のCOVID-19検査の受検が不要になりました。また、2022年6月17日より、ニューサウスウェールズ州内の空港でのマスク着用が義務付けられなくなっています(ただし、航空機内、クルーズターミナル、公共交通機関、リスクの高い環境では、マスクを着用する必要があります)。
参照:NSW Health guidelines for all international arrivals
コロナウイルス関連情報
オーストラリア各州・準州の状況は下記の通りです。
・ニューサウスウェールズ州
・クイーンズランド州
・ビクトリア州
・西オーストラリア州
・南オーストラリア州
・タスマニア州
・オーストラリアキャピタルテリトリー(ACT)
各州の規制状況参照:State and Territory Government information
ニュー・サウス・ウェールズ州
オーストラリア国内最大の都市シドニーを州都に構えるNSW州では現在、飲食店・商店でのQRコードによるチェックイン、室内でのマスク着用義務等の規制を緩和しています。
2022年4月22日(金)午後6時以降、NSW州保健省のガイドラインを遵守することを条件に、濃厚接触者の自己隔離義務が解除されます。
観光施設:ワクチン接種の有無を問わず、映画館、劇場、テーマパーク、水族館など娯楽施設の訪問を許可。屋内外を問わず利用が可能。入場人数に制限なし。屋外音楽イベントはワクチン接種の有無と人数を問わず開催を許可。
飲食店:屋内店舗・屋外店舗のいずれも、人数を問わず入店を許可。飲酒、立食、歌唱、ダンスを許可。
カジノ、パブ、ナイトクラブ:ナイトクラブなどの夜間遊興施設ではチェックインが必須。飲酒、立食、歌唱、ダンスを許可。
美容サロン、運動施設:ワクチン接種の有無を問わず利用可能。人数制限なし。
規制内容はコロナの感染状況などにより随時変更されます。最新情報の入手を心がけましょう。
参照:International air travel to and from NSW
クイーンズランド州
観光産業の盛んなクイーンズランド州でもNSW州と同様、各種規制の緩和が進んでいます。例えば、州内の商業施設等への入店・入場にあたって、ワクチン未接種の場合でも入店・入場が可能であった施設についてはアプリによるチェックインは不要です。
観光施設:ワクチン接種の有無を問わず入場を許可。人数制限なし。
飲食店(レストラン・カフェ・フードコートなど):ワクチン接種の有無を問わず入場を許可。人数制限なし。セルフサービス形式の食事提供、立食、ダンスを許可。
カジノなどギャンブル会場:ワクチン接種の有無を問わず入場を許可。人数制限なし。
美容サロンや屋内運動施設:ワクチン接種の有無を問わず入場を許可。人数制限なし。
参照:COVID-19 advice for international arrivals to Queensland
ビクトリア州
シドニー同様、留学先として人気の高いメルボルンを州都に構えるビクトリア州でも、ワクチン接種を完全に完了している方の場合、行動制限はほぼなく、自由に移動、生活することができます。
観光施設:人数を問わず、訪問と利用が許可。ワクチン接種証明書の提示とチェックイン(連絡先の提出)は不要。屋内外でのダンスを許可。
飲食店(レストラン・カフェ・フードコートなど):人数を問わず、入場と利用を許可。ワクチン接種証明書の提示とチェックイン(連絡先の提出)は不要。屋内外でのダンスを許可。
カジノなどギャンブル会場:人数を問わず、入場と利用を許可。ワクチン接種証明書の提示とチェックイン(連絡先の提出)が不要。
美容サロンや屋内運動施設:人数を問わずジムやプールなど運動施設への入場とスポーツイベントへの参加を許可。人数を問わず美容サロンなど顧客と距離が近いサービス業の店舗への入店と利用を許可。ワクチン接種証明書の提示とチェックイン(連絡先の提出)は不要。
参照:Information for overseas travellers
西オーストラリア州
世界で最も住みやすい都市とも言われるパースを州都に構える西オーストラリア州へは2022年3月3日以降、入州が可能になりました。入州には以下条件が必要です。
・最終接種日から3か月以内の方は、規定回数の新型コロナウイルスワクチン接種を完了していること
・最終接種日から3か月以上経過している方は、追加接種(ブースター接種)を完了していること
また、ワクチン接種証明書の提示が可能な方に限り入場が許可されます。
観光施設:以下の施設はワクチン接種証明書の提示が可能な方に限り入場を許可
・美術館、遊園地、動物園、劇場、映画館、コンサートホールなどの文化・娯楽施設
・スタジアム
・ナイトクラブなどの夜間遊興施設
・参加人数が500人以上の屋内イベント、屋外音楽コンサート会場
飲食店(レストラン・カフェ・フードコート等):ワクチン接種証明書の提示が可能な方に限り入場を許可。立食や飲酒を許可。
カジノなどギャンブル会場:ワクチン接種証明書の提示が可能な方に限り入場を許可。立食や飲酒を許可。
運動施設:ワクチン接種証明書の提示が可能な方に限り入場を許可。身体的接触のあるスポーツ、ダンスの実施を許可。スタジアムなど着席を伴うエリアは、座席数の75%まで入場を許可。座席を伴わないエリアは、2平方メートルあたり1人まで入場を許可。
他州と比較するとやや厳しい規制を実施していた西オーストラリアですが、入州再開をうけ、屋内外施設、イベント会場での人数規制は撤廃するなど徐々に規制緩和を進めています。
参照:COVID-19 coronavirus: Travel to WA
南オーストラリア州
日本人の少ない渡航先の都市として穴場的な注目を集めるアデレードを州都に構える南オーストラリア州でも、州到着後24時間以内にPCR検査を行い、ま性結果が出るまでは自宅または宿泊施設で隔離を行うことを条件に入州が可能になりました。ただし、引き続きCOVID SAfeアプリを用いた各会場や施設へのチェックイン証明は必要です。
ただし、他州から南オーストラリア州へ訪れる渡航者は出発州や目的を問わず入州が認められ、新型コロナウイルス検査や自己隔離は不要です。
南オーストラリア州での行動制限は以下の通りです。
・観光施設:屋内外や座席の有無を問わず、営業が可能。人数制限なし。屋内エリアではマスクの着用が必要。
・レストラン・カフェ・フードコート等の飲食店:屋内外や座席の有無を問わず、営業が可能。人数制限はなし。立食、ダンス、歌唱を許可。
・屋内運動施設、美容サロン:屋内外を問わず、営業が可能。人数制限はなし。ダンスを許可。運動時を除き、屋内エリアではマスクの着用が必要。
参照:International travel
タスマニア州
中学・高校留学先として人気の高い、ホバートを州都に構えるタスマニア州はオーストラリア国外・国内ともに厳しい条件は設けていません。旅行者(クルーズ船を除く)は、タスマニア本土、キング島、フリンダース島、フルノー諸島のどの空 港、海港にも到着することができます。
ただし日常生活において、専用アプリ「Check in TAS app」によるチェックイン(連絡先の提供)が必須、また公共の場でのマスク着用などは引き続き求められます。
行動制限は以下の通りです。
・観光施設:人数制限を設けた上で遊園地、動物園、映画館など屋内外の施設の営業を許可
・レストラン・カフェ・フードコート等の飲食店:2平方メートルあたり1人までとし、屋外は最大500人、屋内は1部屋につき最大250人まで入店を許可。バーやナイトクラブなど、ダンスや着席せずに飲酒を行う店舗ではワクチン接種証明書の提示が必須
・運動施設、美容サロン:屋内外を問わず、人数制限を設けた上で営業を許可
参照:
COVID-safe behaviours
Coming to Tasmania
オーストラリアキャピタルテリトリー(首都特別地域)
ACTでは国外から訪れる渡航者に対し自己隔離を義務付けています。隔離期間はワクチン接種の有無により異なります。
規定回数のワクチン接種完了者は、ACT準州到着後、24時間以内に迅速抗原検査(Rapid Antigen Test)を行うこと(PCR検査でも可)、また、陰性結果が出るまでは自宅で隔離を行うことが必要です。
オーストラリアキャピタルテリトリーでの行動制限は以下の通りです。
観光施設:レクリエーション施設、テーマパーク、動物園、水族館、美術館は、人数を問わず入場を許可。
映画館や劇場:屋内施設・屋外施設のいずれも人数を問わず入場を許可。立食やダンスを許可
飲食店(レストラン・カフェ・フードコートなど):屋内店舗・屋外店舗のいずれも人数を問わず入店を許可。立食やダンスを許可。
カジノなどギャンブル会場:屋内エリア・屋外エリアのいずれも人数を問わず入場を許可。立食やダンスを許可。
美容サロン:人数を問わず入店を許可。
参照:Entering and Leaving the ACT
ワクチン接種状況
参照:Australia’s COVID-19 vaccine rollout
オーストラリアに住む16歳以上の住民のうち、2回目のワクチン接種を終えた割合は95%以上となっています。
オーストラリア政府は、ワクチン接種を希望する全ての人に無料で安全なCOVID-19ワクチンを接種することを目指しています。そのためオーストラリア国民でない人も、永住権を持っていない人も、だれでも無料で接種することが可能です。
フライト情報
東京とオーストラリア間のフライトは通常より本数を制限しながら運行されています。最新の運行状況は以下の通りです。
航空会社 | 発着地 | 期間(便数) |
---|---|---|
カンタス航空 | シドニー・羽田線 メルボルン・羽田線 ブリスベン・羽田線 |
2022年9月13日以降:毎日 2022年10月29日まで:運休 2022年10月29日まで:運休 |
ジェットスター航空 | ケアンズ・成田線 ケアンズ・関西線 ゴールドコースト・成田線 |
2022年7月21日以降:週5便 2022年7月26日以降:週4便 2022年8月2日以降:週3便 |
日本航空 | シドニー・羽田線 メルボルン・成田線 |
2022年7月1日から9月30日まで:週5便 2022年7月31日まで:週2便 |
全日空 | シドニー・羽田線 パース・成田線 |
2022年7月2日から:週7便 2022年10月29日まで:運休 |
需要動向を踏まえ、路線の運休や減便が行われる可能性があります。より詳しい情報は、以下各航空会社のホームページをご確認ください。
・カンタス航空
・ジェットスター航空
・日本航空
・全日空
情報収集に役立つリンク・連絡先
・Australian Government Department of Health
・オーストラリア政府観光局
・ABC NEWS
・https://www.covid19data.com.au/