長期不在の心配事を減らそう!長期留学を決めたら準備すべきポイント
ワーキングホリデーや語学留学などの1年留学や高校・大学留学では3年から4年に渡って長期間留学することになります。長期留学に出発するにあたり是非やっておきたいポイントを整理してみました。日本に心配事を残さないように長期留学に出発する前にしっかりと準備しておきましょう。
一人暮らしなら引っ越しが必要となる
一人暮らしで住まれている方は、海外に長期留学で渡航する前に引っ越しの準備が必要です。半年から1年以上海外で生活するため一人暮らしの住まいを維持するのは現実的ではありません。長期留学への渡航が決まったら、実家や一時的に荷物を預かってもらえる親戚・友人先への引っ越しを検討しましょう。お住いの住居契約によっては早めに退去のタイミングを伝える必要がありますので、不動産業者や大家さんに退去時の条件を確認するところからスタートしましょう。特に気をつけたいのがマンションの契約更新タイミングです。更新費用の支払いタイミングが悪いと、余分な費用が発生する可能性もあります。引っ越し時期は半年前から2ヶ月前が一般的で、引っ越しと留学の荷造りが重複しないように準備しましょう。
引っ越しに伴う諸手続きも合わせて準備しよう
引っ越しにあたって住民票を移すことは勿論、郵便局に郵便物の転送届を出しておきましょう。その他、住居移転で報告義務がある銀行・クレジットカード会社などへの通知を忘れずに行いましょう。郵便局の転送届では転送できない書類がありますので注意しましょう。
長期留学期間中に日本で支払わなければいけない費用の計算
海外留学中は原則日本での収入がない状態になりますが、支払が必要なローンや奨学金、住民税などの税金が引き続き発生する可能性があります。支払を伸ばせるものや、延期できるものもありますので必ず対応しましょう。
日本学生支援機構の奨学金を返済
奨学金の返済が難しい場合は予め日本学生支援機構に連絡し返還期限猶予申請を行いましょう。ケースによって異なりますが、留学期間中の返済分は帰国後に繰り越してもらうことが可能です。それに伴い留学期間分の返済期間が延長されることになります。長期間の留学と並行して奨学金を返済することは負担が大きい方は必ず確認しましょう。
住民税
海外転出届を提出することによって次年度からの住民税支払が免除されることとなります。海外転出届を提出したからといって全ての期間の住民税が免除されるわけではありません。特に会社や病院などに勤務されていた場合には会社が皆さんの給与から天引する形で支払れていますが、退職後はご自身で支払い手続きを取る必要があります。渡航前に住民税を一括で支払または分割で家族に支払ってもらえるように準備しておきましょう。
自動車等のローン
基本的にショッピングローンやカーローンには返済免除がありませんので、長期留学中の返済に必要な資金を引き落とし指定口座に残すようにしましょう。
国民年金
国民年金の支払は、海外転出届を提出することによって支払う義務が免除されます。しかし、国民年金は支払った期間と総額によって将来の支給金額が変わるため、任意で長期留学中も引き続き支払を続けることも可能です。ご自身の将来設計と共に検討しましょう。
家族との連絡手段の確立
長期留学では渡航先で携帯電話契約を結び、日本と変わらず通話と通信が可能ですが、日本への電話は国際電話扱いとなり費用がかさみます。しかし、LINEなどインターネットを介して通話ができるサービスを利用することで、国際電話扱いにはならずデータ通信の制限のなかで日本の家族や友人と連絡をとることが可能です。ご両親等がLINEなどを利用されていない場合は、留学出発前にご両親のスマホを設定し、LINEなどのアカウントを開設してあげましょう。また、海外留学中はご両親もいつも以上に心配されますので、連絡頻度や時間帯など予め取り決めておくと安心です。