更新日:2025年12月7日
オーストラリアでの保育士留学(チャイルドケア・プログラム)まとめ
日本で保育士として働いている方の中には、他の国の保育現場を体験してみたいという方も多いのではないでしょうか。なかでもオーストラリアは多文化・多民族であること、治安もよく生活がしやすいこと、残業や持ち帰りの仕事がないにもかかわらず日本より給料がよいことなどから、保育士さんに人気があります。
オーストラリアでは数日間で参加できるボランティアから、半年間で取得できる資格、また、大学での学位取得まで、保育に関する幅広い学習・経験を積むことが可能です。また、人手不足であることからオーストラリアで一定の資格を取得することで、永住権の取得を目指すこともできるというメリットがあります。
ここではオーストラリアと日本の働き方・給与・就労環境などの違い、保育(チャイルドケア)にかかわる留学プラン、また保育士として永住権を取得する方法についてお伝えします。
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- オーストラリアの保育士と
日本の保育士の違い
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- オーストラリアの保育士と
日本の保育士の違い
日本の保育園では保育以外の時間、例えば、会議・記録・報告、保育の計画・準備・調整などの負担が大きいことから、残業したり家に持ち帰って行事の準備をしたりすることが当たり前という環境です。「もっと子どもにかかわりたいのに、一人ひとりに十分な時間をかけられない…」というジレンマを感じている方も多いと思います。労働時間が長いにもかかわらず給与が見合ってないと感じ、転職をする方が後を絶ちません。離職率が10.3%(民間保育所の場合12.0%)と高いことから慢性的な人手不足となり、さらに忙しくなり…という悪循環が起こってしまいます。
その反面、オーストラリアの保育士は基本的には残業がありません。仕事は仕事、プライベートはプライベートとはっきり分けられている風習や分業制も整っているのため、スタッフはもちろん園長先生も定時に退勤することが一般的です。記録や報告も業務時間内で行うことができるので、持ち帰って仕事をすることがない点はオーストラリアで保育士になるメリットの一つといえます。そのうえ、オーストラリアの保育士は日本より給料が高いという魅力もあります。ここでは日本とオーストラリアの違いについて3つ、紹介します。
オーストラリアと日本の保育士 給料の違い
厚生労働省の調査によると、日本の保育士(常勤)の平均給与は直近データで年収約397万円(※月給約27万円・賞与等含む)とされています。社会保険料や税金が差し引かれるため、実際の手取りは月およそ20万〜23万円前後となり、思ったほど収入が多くないと感じる保育士も少なくありません。処遇改善による賃上げの動きは進んでいるものの、離職理由では「給与が安い」が上位に挙げられ、依然として仕事内容と給与が見合っていないと考える人が多いのが現状です。また、以下の表からも分かる通り、幼稚園教諭や看護師、その他の職種と比較しても平均給与が低い傾向があり、日本で保育士として働くうえで大きなネックになっています。
| 職種別の平均給与(日本) | 保育士 | 幼稚園教諭 | 看護師 |
|---|---|---|---|
| きまって支給する現金給与額(男女計・月給) | 271,400円 | 287,600円 | 340,900円 |
| 短時間労働者の賃金(時給) | 1,370円 | 1,398円 | 1,956円 |
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」より作成
一方で、オーストラリアの保育士は「給与が高い」という特徴があります。オーストラリアでは、取得する資格レベルによって保育士として働ける仕事内容や給与が大きく変わります。
たとえば、半年で取得できる Certificate III を修了した場合の時給は約2,320円(AUD25.78)。さらに上位の Diploma を取得すると時給は約2,653円(AUD29.48)、大学で学位(Bachelor)を取得すると約3,347円(AUD37.19)まで上がります。また、オーストラリアでは週末や祝日に割増賃金が適用され、土日には通常時給の約1.5〜2倍、祝日には約2〜2.5倍の水準になるのが一般的です。
| オーストラリアの保育士 | 時給 | 週給 | 月給(目安) |
|---|---|---|---|
| Certificate III 修了レベル(Level 3A.1) | 約2,930円(AUD27.68) | 約111,856円(AUD1,052.00) | 約483,218円(AUD4,558.70) |
| Diploma 修了レベル(Level 3.4) | 約3,350円(AUD31.66) | 約127,110円(AUD1,203.10) | 約552,625円(AUD5,213.43) |
| Bachelor 修了レベル(Level 5A.1) | 約3,660円(AUD34.63) | 約139,180円(AUD1,316.10) | 約604,529円(AUD5,703.10) |
※ 1AUD = 106円で計算(掲載時点のレートを基準)
以上より、日本に比べてオーストラリアの保育士の給与は「約1.8倍」と高い水準であることがわかります。もちろん、保育士として働く理由が給料だけとは限りませんが、同じ保育の仕事をするのであれば、できるだけ良い待遇の環境で働きたいと考える方も多いのではないでしょうか。
多様な子供たちとの触れ合い
日本では近年、外国人労働者の増加に伴い、保育園にも多様な文化的背景を持つ子どもたちが増えています。言語や文化の違いから、入園当初は指示が理解しづらかったり、友だちとの関わりに戸惑ったりするケースも見られますが、保育士が個別に寄り添ったり、視覚的な支援を取り入れたりすることで、徐々に園生活に馴染んでいく子どもが多いとされています。ただし、幼児教育の仕組み自体は日本語を前提としているため、多文化・多言語環境への十分な対応が課題として挙げられています。
一方、オーストラリアは世界200か国以上から移民が暮らす多文化主義国家です。多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが当たり前に共に学ぶ環境であり、幼児教育カリキュラムである「Early Years Learning Framework(EYLF)」も、そうした多文化・多言語の前提を踏まえて設計されています。最新版の EYLF Version 2.0 では、文化や価値観の違いを尊重し、子どものアイデンティティや個性を大切にする姿勢がより明確に示されています。また、子ども一人ひとりの興味や能力に合わせた環境づくり、遊びを通した学びの促進など、多様性を前提とした教育が体系的に整えられています。多文化が共生する社会だからこそ、子どもの背景を尊重し、多様性を肯定する教育環境が整っているといえるでしょう。
参照:Australian Government / ACECQA「Early Years Learning Framework Version 2.0(2022)」
保育士の配置基準の比較
日本とオーストラリアでは、子どもの年齢に応じた保育士の配置基準が大きく異なります。以下は両国の配置基準を比較した表です。
※ 表の「◯人:◯人」は「子どもの人数:保育士の人数」を示しています。
| 子供の年齢 | 日本 | オーストラリア |
|---|---|---|
| 0歳(日本)/ 0〜1歳(豪州) | 3人:1人 | 4人:1人 |
| 1〜2歳(日本)/ 2歳(豪州) | 6人:1人 | 3人:1人(VIC州のみ 5人:1人) |
| 3歳(日本)/ 3〜5歳(豪州) | 20人:1人 | 11人:1人(NSW州・TAS州は 10人:1人) |
| 4〜5歳(日本) | 30人:1人 | 3〜5歳と同じ基準 11人:1人 |
このように、オーストラリアは日本よりも手厚い保育士配置が義務付けられており、子ども一人ひとりに掛けられる時間が多いことが大きな特徴です。より丁寧な関わりや個別対応がしやすく、質の高い保育を実現しやすい環境といえるでしょう。
参照:
厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
ACECQA「The National Quality Framework (NQF)」
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- オーストラリアでチャイルドケアに
携われる留学(条件・期間・費用)
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- オーストラリアでチャイルドケアに
携われる留学(条件・期間・費用)
オーストラリアで保育にかかわる方法はいくつかあります。
- 英語を学びながら保育ボランティアに参加する
- 児童英語教授法の資格を取る
- 私立もしくは州立の専門学校や大学で、Certificate(サーティフィケート)、Diploma(ディプロマ)、Bachelor(バチェラー)の資格を取得する
ここではそれぞれの詳細について紹介いたします。
1. 短期間でオーストラリアのチャイルドケアを体験したい人向け「語学留学/ワーホリ+ボランティア」
保育士資格の取得には長い期間と高い英語力が必要となるため、「オーストラリアで保育士になるかまだ決めきれていない方」や「まずは現地の保育を体験してみたい」という方には、保育ボランティアがおすすめです。ボランティアでは、アシスタントとして保育士のサポートを行いながら、子どものお世話をしたり、実際に働く保育士から現地の保育について学んだりと、オーストラリアのチャイルドケアを間近で体感できます。
保育ボランティアの探し方は、ご自身で保育園やチャイルドケアセンターを検索して応募する方法のほか、語学学校が提供しているボランティアプログラムを利用する方法があります。学校提供のプログラムは、語学留学やワーキングホリデーの方を対象に、1〜4週間の短期間から参加可能で、手続き関連もすべて学校がサポートしてくれるため安心です。また、参加には中級以上の英語力が求められるため、英語力が不足している場合は、事前に語学学校で英語力を伸ばしてから参加することもできます。
2. 子どもに英語を教えることに興味がある人向け「児童英語教授法の資格(TECSOL)取得」
「子どもに英語を教えたい!」という方に人気があるのが、TECSOL(Teaching English to Child Speakers of Other Languages/テクソル)と呼ばれる児童英語教授法の資格です。TECSOLは、第二言語として英語を学ぶ4〜12歳の子どもに英語を教えるための専門コースで、語学学校やその系列の専門学校などで開講されています。コース修了後は、児童英会話スクールの講師やインターナショナル幼稚園・プリスクールでの勤務など、日本で子ども向けの英語教育に携わる際に活かす方が多いです。
ただし、近年オーストラリアでは TECSOL コースを提供する学校がほとんどなくなっており、現地での取得は難しくなっています。カナダでは児童英語教授法のコースを提供している学校があるため、興味のある方はお気軽にご相談ください。
3. オーストラリアで保育士として働きたい人向け「チャイルドケアの資格取得」
オーストラリアで保育士として働きたい方に最も一般的なのが、私立の専門学校や州立の専門学校(TAFE)、大学などでチャイルドケアの資格を取得する方法です。
オーストラリアには、政府が定める高等教育の国家資格枠組み「AQF(Australian Qualifications Framework)」があり、10段階の資格が設定されています。チャイルドケア分野では、主に Certificate(サーティフィケート)→ Diploma(ディプロマ)→ Bachelor(バチェラー) の順に専門性が高まり、Diploma へ進むためには Certificate の修了が求められるケースが一般的です。
■ Certificate コース(約1年)
Certificate コースは、私立の専門学校や州立の専門学校 TAFE(テイフ)で開講されています。乳幼児と子どもの健康と安全、栄養のある食事の提供方法、緊急時の対応、子どもの安全確保など、チャイルドケアの基礎を幅広く学びます。修了すると、チャイルドケアワーカー(保育士)のアシスタントとして働くことが可能で、オーストラリアの幼児教育を基礎から学びたい方に適しています。
■ Diploma コース(約1年)
Diploma コースは、私立の専門学校や TAFE を中心に、一部の大学でも開講されています。教育指導力や子どもの創造性を育むプログラムの設計、家庭や地域との連携、チーム運営やマネジメントなど、より高度な内容を学びます。Diploma の入学には Certificate の修了が必要となるため、基礎からさらに専門性を高めたい方、オーストラリアで本格的に保育士として働きたい方に適しています。修了後は、チームリーダーやマネージャーとして、カリキュラム作成や教育プログラムの運営に携わることができます。
■ Bachelor コース(約3〜4年)
Bachelor は、オーストラリアで保育士(Early Childhood Teacher)として働くための学位課程です。主に、大学やTAFEの学位課程(州により開講状況が異なります)で提供されており、通常3〜4年かけて学びます。幼児教育の基礎理論からカリキュラム設計、教育心理、子どもの観察・評価方法、多文化教育など、専門性の高い内容を体系的に習得します。Bachelorを修了することで目指せる職業として「幼稚園教諭」があります。これは、CertificateやDiplomaの修了では目指せません。
なお、Certificate・Diploma・Bachelor のいずれのコースにも、一定時間の実習(Work Placement)が組み込まれており、学んだ知識を実際の現場で活かしながら実践力を身につけることができます。
■ 卒業ビザ(Temporary Graduate Visa)について
Certificate+Diploma の約2年間のコース、または Bachelor(学士課程)を修了した場合、卒業ビザ(Temporary Graduate Visa: Subclass 485)を申請できる可能性があります。ビザが認可されれば、コース修了後に一定期間オーストラリアで就労できるため、取得した資格を活かして保育士としてキャリアを積むことが可能です。なお、卒業ビザの申請条件は変更されることがあるため、必ず最新情報をご確認ください。
The Australian Qualifications Framework(AQF)とはどのような仕組みか?
| オーストラリアの保育系資格 | Certificate | Diploma | Bachelor |
|---|---|---|---|
| 概要 | ・0〜5歳の子どもの保育の基礎を学ぶ入門資格 ・健康、安全、応急処置、発達、栄養、観察など基礎スキルを習得 ・実習(Work Placement)を通して現場経験を積む |
・0〜5歳の保育をより専門的に学ぶ中級資格 ・教育プログラム計画、観察・評価、保護者連携、リーダーシップなどを習得 ・実習を通じ、リードエデュケーター補佐としての経験を積む |
・0〜8歳前後の幼児教育を専門的に学ぶ学位課程 ・教育心理、多文化教育、カリキュラム設計、観察・評価など高度な内容 ・実習を通じて Early Childhood Teacher(幼稚園教諭相当)を目指す |
| 教育機関 | 私立専門学校・TAFE | 私立専門学校・TAFE・一部の大学 | 大学(一部のTAFEに学士課程あり) |
| AQF | レベル3〜4 | レベル5 | レベル7 |
| 就学期間 | 約10ヶ月〜1年間 | 約1〜1.5年間 | 約3〜4年間 |
| 学費 | AUD9,500~12,500(約100~133万円)/年 | AUD9,500~17,000(約100~180万円)/年 | AUD62,080~142,496(約658~1,510万円)/3〜4年 |
| 入学に必要な英語力 | IELTS 4.5~6.0程度 | IELTS 5.0~6.0程度 | IELTS 6.0~7.0程度 |
| 目指せるキャリア | ・Assistant Educator(保育補助) ・Nursery Assistant(0〜2歳補助) ・ベビーケア補助 など |
・Lead Educator(クラス担任) ・Room Leader(部屋リーダー) ・Duty Supervisor(責任者補佐) ・教育プログラム計画・評価担当 など |
・Early Childhood Teacher(幼稚園教諭相当) ・Educational Leader(教育リーダー) ・Centre Director(園長・センター長) ・リードエデュケーター上位職 など |
| 得られる給与の目安(時給) | 約2,930円(AUD27.68) | 約3,350円(AUD31.66) | 約3,660円(AUD34.63) |
※ Bachelor(大学)の学費は、大学や州、専攻、コース年数(3年制/4年制)によって大きく異なります。
※ 賃金は 2025年7月時点の Children’s Services Award のベースレートを参考にしたおおよその目安です。
※ 1AUD=106円で計算しております。実際のレートにより変動します。
就学期間・学費・入学に必要な英語力などはコースを開講している教育機関によって異なります。詳細はワールドアベニューまでお問い合わせください。
次にチャイルドケア分野が学べる、おすすめの学校をご紹介します。
チャイルドケアが学べるおすすめ学校
学校名をクリックすると、各学校・コースの詳細を確認できます。
▼ Imagine Education Australia
Imagine Education Australia(イマジン)は、ゴールドコーストとブリスベンを中心にキャンパスを展開する、英語コースと専門コースを提供する教育機関です。チャイルドケア(Early Childhood Education and Care)のコースは、ゴールドコースト・ブリスベンのほか、タウンズビル・アデレード・メルボルンでも開講しており、留学生にとって学びやすい環境が整っています。
チャイルドケアコースは Certificate III と Diploma の両方を開講しており、英語力が規定に達していない場合は、「英語コース → チャイルドケアコース」という流れで無理なく学習を進められる点も大きな魅力です。
また、Imagine Education Group は2009年の設立以来、オーストラリア国内で80以上の幼児教育センターを展開する大規模グループへと成長してきました。クイーンズランド州を中心に、ニューサウスウェールズ、ビクトリア、タスマニア、南オーストラリアなど複数の州に施設を持ち、国内でも有数のチャイルドケアグループとして知られています。こうした大規模グループのネットワークがあることで、学生は質の高い実習環境や就労機会を確保しやすい点も大きな安心材料となっています。
特にゴールドコーストキャンパスの隣には自校運営のチャイルドケアセンターが併設されています。そのため、キャンパスのすぐ近くで実習ができる環境が整っています。ブリスベンやタウンズビルなどその他のキャンパスでも系列の保育園と連携しており、ボランティア、実習、就労に向けたプログラムが提供されています。こうしたネットワークを活かし、どのキャンパスでも質の高い実践経験をしっかり積むことができます。
中でも、タウンズビルやブリスベン周辺は保育士の需要が高く、就職のチャンスに恵まれた地域で学べる点も、チャイルドケアを目指す方にとって大きなメリットです。イマジンは入学日が年間23回ほど設けられており、渡航スケジュールや英語力に合わせて柔軟にスタートできる点も留学生から高く評価されています。
さらに、2024年12月には新しくJob Pathway Program(ジョブパスウェイ・プログラム)が開始されました。事前面接に合格した方は、コース開始後に週24時間の保育アシスタントとして有給で働けることが確約される特別プログラムです(学生ビザの就労条件内)。就学しながら早期に実務経験を積みたい方、卒業後の就労に向けて実績を作りたい方におすすめです。
| コース名 | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス | ゴールドコースト、ブリスベン |
| 期間 | 46週間 |
| 実習(Placement) | 160時間 |
| 入学日(2026年) | 毎月入学可能 |
| 費用(2025年) |
入学金 AUD250 授業料 AUD10,000 教材費 AUD300 |
| 入学条件 |
・15歳以上であること ・IELTS 5.5以上(すべての分野で5.0以上)相当の英語力 |
| 該当ページ | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Diploma of Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス | ゴールドコースト、ブリスベン |
| 期間 | 50週間 |
| 実習(Placement) | 280時間 |
| 入学日(2026年) | 毎月入学可能 |
| 費用(2025年) | 入学金 AUD250 授業料 AUD11,000 教材費 AUD300 ※Certificate III とセットで申し込む場合は、入学金不要 |
| 入学条件 |
・15歳以上であること ・Certificate III in Early Childhood Education and Care を修了していること ・IELTS 5.5以上(すべての分野で5.0以上)相当の英語力 |
| 該当ページ | Diploma of Early Childhood Education and Care |
| プログラム名 | Job Pathway Program |
|---|---|
| キャンパス | ゴールドコースト、ブリスベン、タウンズビル、メルボルン(2026年2月以降)、アデレード(近日公開) |
| 期間 | 約2年間(Certificate III + Diploma) |
| 概要 |
・チャイルドケアの学習を進めながら、保育アシスタントとして週24時間の有給勤務が保証されるプログラム ・複数のチャイルドケアセンターで、リリーフスタッフ(代替スタッフ)や休暇代替スタッフとして勤務 ・履歴書審査およびオンライン面接に合格した学生のみ参加可能 |
| プログラムに含まれるコース |
Certificate III in Early Childhood Education and Care Diploma of Early Childhood Education and Care ※カリキュラム内容や実習時間は通常コースと同一です。 |
| 入学日(2026年) | 毎月入学可能 |
| 費用(2025年) |
入学金 AUD250 プログラム費用(教材費含む)AUD20,600 |
| 参加条件 |
☑︎ チャイルドケア・幼児教育・初等教育などの学習または経験がある方 ☑︎ または、異業種からチャイルドケアへキャリアチェンジしたい方 ☑︎ コミュニケーションを大切にできる方 ☑︎ 子どもの成長をサポートしたいという責任感がある方 ☑︎ オーストラリアで就学・就労が可能なビザを保持している方 (※弊社サポート対象は学生ビザのみ) ☑︎ 履歴書審査通過後、オンライン面接に合格すること |
※2026年の最新料金は学校より発表され次第更新します。現在は2025年の料金を掲載しています。
▼ Cairns College of English & Business
Cairns College of English & Business(ケアンズ・カレッジ・オブ・イングリッシュ&ビジネス、以下 CCEB)は、オーストラリア・クイーンズランド州ケアンズにキャンパスを持つ教育機関で、英語コースのほか、チャイルドケア(Early Childhood Education and Care)の専門コースを開講しています。チャイルドケア分野では、Certificate III と Diploma の両資格を取得できるプログラムが提供されています。
CCEBの入学条件は、他の専門学校や州立TAFEと比較して比較的やさしく設定されており、Certificate III は IELTS 4.0〜4.5 程度、Diploma は IELTS 5.0 程度が目安です。また、CCEB の英語コース中級(Intermediate)を修了することで、英語スコアがなくても入学が可能です。
イマジンのように就労保証付きプログラムこそありませんが、CCEBのチャイルドケアコースの学生の多くが、コース開始から約2か月以内に有給で働き始めているという実績があります。さらに、Certificate III と Diploma を取得し、実際にチャイルドケアセンターで勤務経験のあるスタッフが在籍しているため、現場をよく知るスタッフから安心してサポートを受けられる点も魅力です。
また、Certificate III と Diploma をセットで申し込む場合は、通常よりAUD1,550(約15〜17万円)お得になります。オーストラリアで保育士として働きたい方は Diploma までの取得が推奨されるため、費用を抑えて資格取得を目指したい方に人気の申込方法です。
| コース名 | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス | ケアンズ |
| 期間 | 40週間 + term breaks |
| 実習(Placement) | 160時間 |
| 入学日(2026年) | 1月27日、4月20日、7月13日、10月6日 |
| 費用(2026年) | 入学金 AUD350 授業料 AUD9,500 教材費 AUD500 |
| 入学条件 |
・18歳以上であること ・以下に該当する英語力があること IELTS4.0-4.5以上 CCEBのインターメディエイト(中級)レベルの修了 CEFR B1レベル |
| 該当ページ | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Diploma of Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス | ケアンズ |
| 期間 | 40週間 + term breaks |
| 実習(Placement) | 280時間 |
| 入学日(2026年) | 1月27日、4月20日、7月13日、10月6日 |
| 費用(2026年) | 入学金 AUD350 授業料 AUD9,500 教材費 AUD250 |
| 入学条件 |
・18歳以上であること ・以下に該当する英語力があること IELTS5.0以上 CCEBのアッパーインターメディエイト(中上級)レベルの修了 CEFR B2レベル |
| 該当ページ | Diploma of Early Childhood Education and Care |
▼ TAFE Queensland
TAFE Queensland(テイフ・クイーンズランド)は、オーストラリアの州立教育機関であり、国内最大規模の職業訓練校(TAFE)として高い信頼を集めています。チャイルドケア分野では、Certificate III と Diploma 、両コースを開講しています。
ブリスベンやゴールドコーストなど、クイーンズランド州内の複数のキャンパスでコースが提供されており、自分の生活スタイルや希望の地域に合わせて通学先を選べます。また、TAFE Queensland の授業では、最先端の教育設備や、実際の保育園で使用されているものと同じ教材・ツールを使いながら学べるため、より実践的なスキルを身につけることができます。
私立の専門学校が主に留学生向けのコースを中心に展開しているのに対し、TAFE Queensland は州立の教育機関であるため、学校には多くのオーストラリア人や他国籍の学生が在籍しています。現地の学生と一緒に学ぶことで、英語環境でしっかり鍛えられること、現地の保育観や文化を深く理解できることが、TAFE Queensland に通う大きなメリットです。
また、州立ならではのカリキュラムの質や設備の充実度は非常に高く、将来オーストラリアで幼児教育の道を目指す方にとって、安心して学べる環境が整っています。
| コース名 | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス |
サウスバンク(ブリスベン) スプリングフィールド(ブリスベン郊外) トゥーンバ(ブリスベン郊外) サウスポート(ゴールドコースト) ロビーナ(ゴールドコースト郊外) |
| 期間 | 1年間 |
| 実習(Placement) | 160時間 |
| 入学日(2026年) | 1月27日、7月13日 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD9,200 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること |
| 該当ページ | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Diploma of Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス |
サウスバンク(ブリスベン) スプリングフィールド(ブリスベン郊外) トゥーンバ(ブリスベン郊外) ロビーナ(ゴールドコースト郊外) |
| 期間 | 1年間 |
| 実習(Placement) | 280時間 |
| 入学日(2026年) | 1月27日、7月13日 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD11,600 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること ・Certificate III in Early Childhood Education and Careのコースを修了していること |
| 該当ページ | Diploma of Early Childhood Education and Care |
▼ TAFE NSW
TAFE NSW(テイフ NSW)は、ニューサウスウェールズ州が運営する州立の職業教育機関で、オーストラリア最大級の教育ネットワークを持ち、TAFEの中でも特に歴史が長く、実践的な教育と高い就職実績で評判が高い進学先です。
チャイルドケア分野では、Certificate III と Diploma に加えて、学士号である Bachelor of Early Childhood Education and Care (Birth–5) も開講しています。TAFEで学士号(Bachelor)まで取得できるケースは珍しく、特に幼児教育分野で大学と同等の学位を提供している点は、TAFE NSWならではの大きな特徴です。 大学に比べて学費がリーズナブル(年間費用が大幅に抑えられる)で、クラス規模が小さく実践的な授業が多いため、英語に自信がない方や、実践スキルを重視したい方にとっても学びやすい環境となっています。
また、私立専門学校と異なり、公立である TAFE NSW にはオーストラリア人学生や多国籍の学生が多く在籍しています。そのため、英語環境で学びたい方や、現地の保育現場の考え方・文化をしっかり理解したい方にとって最適の学習環境といえます。
カリキュラムは州政府基準で構成されており、教育の質・設備の充実度ともに非常に高い水準を維持しています。将来オーストラリアで保育・幼児教育のキャリアを目指す方にとって、安心して学べる選択肢としておすすめの学校です。
| コース名 | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス |
ウルティモ(シドニー中心部) ピーターシャム(シドニー近郊) メドウバンク(シドニー近郊) セントレナーズ(シドニー近郊) ランドウィック(シドニー近郊) パッドストウ(シドニー近郊) ロフタス(シドニー南部) ニリンバ(シドニー西部) アワリンバ(セントラルコースト) ウーロンゴン(ウーロンゴン地域) グレンデール(ニューカッスル北西) |
| 期間 | 1年間 |
| 実習(Placement) | 160時間 |
| 入学日(2026年) | 2月、7月 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD12,500 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること |
| 該当ページ | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Diploma of Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス |
グレンデール(ニューカッスル北西) メドウバンク(シドニー北西) ニリンバ(シドニー西部) アワリンバ(セントラルコースト) パッドストウ(シドニー南西) ピーターシャム(シドニー内) ランドウィック(シドニー東部) セントレナーズ(シドニー北部) ウルティモ(シドニー中心部) ウーロンゴン(ウーロンゴン地域) |
| 期間 | 1年間 |
| 実習(Placement) | 280時間 |
| 入学日(2026年) | 2月、7月 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD17,000 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること ・Certificate III in Early Childhood Education and Careのコースを修了していること |
| 該当ページ | Diploma of Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Bachelor of Early Childhood Education and Care (Birth-5) |
|---|---|
| キャンパス |
アルティモ(シドニー中心部) セントレナーズ(シドニー近郊・北部) ランドウィック(シドニー近郊・東部) ニリンバ(シドニー近郊・西部) シェルハーバー(ウーロンゴン地域) グレンデール(ニューカッスル北西) |
| 期間 | 4年間 |
| 実習(Placement) | 合計805時間(115日) |
| 入学日(2026年) | 2月、7月 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD62,080/4年 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.5以上(すべての分野で6.0以上)相当の英語力があること |
| 補足 |
Bachelor of Early Childhood Education and Care (Birth–5) には、Certificate(1年)+ Diploma(1年)+ Bachelor(2.5年)をまとめて学べる、4.5年のパッケージコースも用意されています。 このパッケージは Certificateレベルから段階的に学べるため、直接 Bachelor に入学する場合と比べて英語条件が低く(IELTS6.0で入学可能)、基礎からしっかり準備しながら進学したい留学生にとって安心のルートです。 総授業料(2026年)は AUD68,300/4.5年と、Bachelor を含む進学ルートとしては比較的リーズナブルです。 該当コース:こちら |
| 該当ページ | Bachelor of Early Childhood Education and Care (Birth-5) |
▼ KCA Education
KCA Educationは、チャイルドケア、コミュニティサービス、インディビジュアルサポート(高齢者・障害者の個別支援)など、ケア分野に特化したシドニーの私立専門学校です。チャイルドケア分野では、Certificate III と Diploma を開講しており、基礎から上位資格まで段階的に学べるカリキュラムが整っています。
シドニーの専門学校は全体的に授業料が高い傾向にありますが、KCA Education はその中でも比較的リーズナブルな費用で受講できる点が大きな魅力です。また、多国籍で実践重視の環境が整っており、英語力に自信がない方でも学びやすい学校として評価されています。
| コース名 | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス | シドニー |
| 期間 | 52週間(うち12週間はターム休み) |
| 実習(Placement) | 160時間 |
| 入学日(2026年) | 1月、4月、7月、10月 |
| 費用(2025年) | 入学金 AUD250 授業料 AUD9,600 教材費 AUD500 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること |
| 該当ページ | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Diploma of Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス | シドニー |
| 期間 | 52週間(うち12週間はターム休み) |
| 実習(Placement) | 280時間 |
| 入学日(2026年) | 1月、4月、7月、10月 |
| 費用(2025年) | 入学金 AUD250 授業料 AUD9,600 教材費 AUD500 ※Certificate III と Diploma をパッケージで受講することも可能です。パッケージにすることで、トータルの学費が若干安くなります。 |
| 入学条件 | ・18歳以上であること ・高校卒業相当の資格を取得していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること ・Certificate III in Early Childhood Education and Careのコースを修了していること |
| 該当ページ | Diploma of Early Childhood Education and Care |
※2026年の最新料金は学校より発表され次第更新します。現在は2025年の料金を掲載しています。
▼ TAFE International Western Australia(TIWA)
TAFE International Western Australia(通称TIWA)は、西オーストラリア州が運営する公立の職業訓練機関で、パースを中心に複数のキャンパスを展開しています。チャイルドケア、コミュニティサービス、看護、調理、ビジネスなど幅広い分野のコースを提供しており、州立校ならではの安定した教育品質と充実した設備が魅力です。とくにチャイルドケア分野では、子どもの発達や健康・安全を支えるための基礎スキルを幅広く学ぶことができ、実習(Work Placement)を通して現場での判断力やコミュニケーション力を実践的に身につけられます。
卒業後は、チャイルドケアセンター、プリスクール、キンダーガーテン、ファミリーデイケアなど、さまざまな幼児教育の現場で働くことが可能です。パースはオーストラリア主要都市の中でも生活コストが比較的抑えられており、留学生にとって暮らしやすい環境が整っています。また、西オーストラリア州は一部のビザ制度において地方都市(regional)として扱われる場合もあり、将来的にビザの選択肢が広がる可能性がある点も特徴です。実践的なスキルを身につけながら、キャリア形成と生活を両立したい方にとって、TIWAは選びやすい学校のひとつと言えるでしょう。
| コース名 | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス |
リーダービル(パース都市圏) ソーンリー(パース都市圏) アルバニー(パース郊外) ブルーム(パース郊外) バンバリー(パース郊外) ジェラルトン(パース郊外) カルグーリー(パース郊外) |
| 期間 | 1年間 |
| 実習(Placement) | 160時間 |
| 入学日(2026年) | 2月2日、7月20日 | ※アルバニー、ブルーム、カルグーリーは、2月入学のみとなります。
| 費用(2026年) | 授業料AUS13,752 ※教材・設備利用費は、キャンパスによって異ります(AUD294〜930)。 |
| 入学条件 | ・オーストラリアの Year10(中学卒業〜高校1年生レベル)に相当する学歴を修了していること ・IELTS6.0以上(すべての分野で6.0以上)相当の英語力があること |
| 該当ページ | Certificate III in Early Childhood Education and Care |
| コース名 | Diploma of Early Childhood Education and Care |
|---|---|
| キャンパス |
リーダービル(パース都市圏) ソーンリー(パース都市圏) アルバニー(パース郊外) ブルーム(パース郊外) バンバリー(パース郊外) ジェラルトン(パース郊外) カルグーリー(パース郊外) |
| 期間 | 1年間 |
| 実習(Placement) | 280時間 |
| 入学日(2026年) | 2月2日、7月20日 | ※アルバニー、ブルーム、カルグーリーは、2月入学のみとなります。
| 費用(2026年) | 授業料AUS13,752 ※教材・設備利用費は、キャンパスによって異ります(AUD278〜902)。 |
| 入学条件 | ・IELTS6.0以上(すべての分野で6.0以上)相当の英語力があること ・Certificate III in Early Childhood Education and Careのコースを修了していること |
| 該当ページ | Diploma of Early Childhood Education and Care |
▼ オーストラリアン・カソリック大学
Australian Catholic University(オーストラリアン・カソリック大学、通称ACU)の幼児教育コースはシドニー(ストラスフィールド)とメルボルンのキャンパスで開講されています。生後から5歳までの子どもの教育に特化したカリキュラムで、幼児教育と保育の理論および実践的スキルをしっかり習得できます。理論だけでなく、実際の保育環境での実習(プラクティス)を含む教育体制が整っており、多様な教育現場への就職を目指せるコースです。
ACUのEarly Childhood(幼児教育)およびPrimary Teaching(小学校教育)専攻の学生の84%が、卒業後4ヶ月以内にフルタイムの仕事に就いてます。(出典:2019年 QILT〈Quality Indicators for Learning and Teaching〉Graduate Outcomes Survey)
| コース名 | Bachelor of Early Childhood Education (Birth to Five Years) |
|---|---|
| 期間 | 4年間 |
| 実習(Placement) | 合計80日間 ※2年次:20日間、3年次:20日間、4年次:20日間+20日間(合計40日間)) |
| キャンパス | ストラスフィールド(シドニー) メルボルン |
| 入学日(2026年) | 2月、7月 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD35,624/年 |
| 入学条件 | 高校を卒業していること 最終学年の成績が5段階評価で平均3.5以上(ATAR58.50相当)あること IELTS6.5(すべての分野で6.5以上)相当の英語力があること |
| 将来のキャリア | 幼児教育 幼稚園教諭 幼児教育のプログラムの立案 |
| 該当ページ | Bachelor of Early Childhood Education |
▼ サンシャインコースト大学
University of the Sunshine Coast(サンシャインコースト大学、通称 UniSC)は、オーストラリア・クイーンズランド州のサンシャインコーストに本校を構える公立大学です。自然豊かで安全な環境、学生サポートの手厚さが特徴で、留学生にも人気があります。
幼児教育コースである「Bachelor of Education (Early Childhood)」は、0歳から8歳までの子どもを対象とした教育者を育成するプログラムです。幼児の成長・発達を支えるための教育理論、カリキュラム作成、指導方法、家庭やコミュニティとの連携など、多方面から実践的なスキルを身につけることを目的としています。他大学に比べると学費がリーズナブルなため、費用を抑えて幼児教育の学士号を取得したい方にはおすすめです。
このコースでは、実習(Professional Experience)が非常に重視されています。幼稚園や学校、地域の教育施設など、さまざまな現場で100日以上の実習を経験することができ、現場で即戦力となる力を養うことができます。また、地域プロジェクトに参加し、子どもやその家族と直接関わる機会も多いため、理論と実践をバランスよく身につけられる点も魅力です。
| コース名 | Bachelor of Education (Early Childhood) |
|---|---|
| 期間 | 4年間 |
| キャンパス | サンシャインコースト |
| 入学日(2026年) | 2月、7月 |
| 費用(2026年) | 授業料 AUD28,500/年 |
| 入学条件 | 自己紹介文(600~1,000語)を提出すること 高校を卒業していること 高校成績が良好であること(目安:日本の評定平均3.5以上) IELTS7.5以上(スピーキングとリスニングが8.0、その他の分野が7.0以上)相当の英語力があること |
| 将来のキャリア | 子どもの権利擁護(Children’s Advocate) 幼児教育施設のリーダー・ディレクター 教育コンサルタント 幼児教育教師(Early Childhood Teacher / Kindy Teacher) 小学校低学年の教育補助・関連職(※Year 3 までを担当) 家庭教師(Tutor) ユースサポート職 |
| 所属可能な団体 | Early Childhood Australia Queensland College of Teachers(QCT) |
| 該当ページ | Bachelor of Education (Early Childhood) |
厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
ACECQA「The National Quality Framework (NQF) 」
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- 保育士はオーストラリアで
永住権を取れる!?
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- 保育士はオーストラリアで
永住権を取れる!?

永住権取得を目指す流れ
一般的には、下記のような流れで永住権を目指すケースが多いです(あくまで一例です)。
① 幼児教育・保育(Early Childhood Education and Care)分野の Diploma や Bachelor などを修了
② 卒業後、一時的な就労ビザ(Temporary Graduate visa など)で現地の保育園・幼稚園で勤務
③ 現地での就労経験や資格をもとに、雇用主スポンサー付きの就労ビザや州ノミネーションなどを検討
④ 条件を満たせば、ポイント制ビザなどを通じて永住権申請を目指す
永住権申請では、年齢・英語力・学歴・職務経験などに応じてポイントが加算され、現在は65点以上が最低ラインとなっていますが、実際にはより高いポイントが必要になることもあります。また、対象となる職種リストや必要ポイント数は政府の方針によって変更されるため、最新情報の確認や、移民コンサルタントなどの専門家への相談が重要です。
※当社では、卒業ビザや就労ビザ、永住権申請などのサポートを行なっておりません。保育士として永住権を目指すためのポイント
保育士として永住権取得を目指すためのポイントは大きく2つあります。
① Diploma以上のコースを修了し、卒業ビザを取得する
オーストラリアの専門学校や大学などの高等教育機関を卒業し、一定以上の条件を満たすことで、オーストラリアでは卒業ビザ(Temporary Graduate visa サブクラス485)を取得することができます。卒業ビザは卒業後、一定期間オーストラリアに滞在することが許可されるため、取得することでオーストラリアで保育士として働くチャンスを増やすことが可能になります。この卒業ビザ(Temporary Graduate visa サブクラス485)にはいくつか種類があります。
1つ目がPost-Vocational Education Work stream(ポストボケーショナルエデュケーションワークストリーム ※旧Graduate Work stream)です。このポストボケーショナルエデュケーションワークストリームは、人手が不足している職業(Skilled occupation list)に関連する資格やスキルを取得した留学生が取得できるビザです。チャイルドケアセンターマネージャー(Child Care Centre Manager)、つまり園長先生がオーストラリアの経済成長のためにも必要とされている中長戦略技術職業リスト(MLTSSL:The Medium and Long-term Strategic Skills List) に含まれていることから、チャイルドケアのコースを修了することでこの卒業ビザを申請することが可能です。Diploma以上のチャイルドケアコースを修了することで、最長18ヶ月間、オーストラリアで働くことができるようになります。
2つ目がPost-Higher Education Work stream(ポストハイヤーエデュケーションワークストリーム ※旧Post-Study Work stream)です。このポストハイヤーエデュケーションワークストリームは就学する分野に関係なく、2年間以上のBachelor以上(AQF7以上)のコースを卒業していることを条件に申請することが可能です。取得することで2年間から最長3年間、オーストラリアで働くことができるようになります。少なくとも3年以上の就労経験を積むことで永住権のポイントを得ることができるので、永住権を目指す方は必ずDiploma以上のコースを修了するようにしましょう。
| 卒業ビザ | Post-Vocational Education Work stream | Post-Higher Education Work stream |
|---|---|---|
| 期間 | 18ヶ月間 | 学士号(Bachelor degree)/学士号(Bachelor Degree with Honours)/修士号(Masters by Coursework Degree):2年間 修士号(Masters by research)/博士号(Doctoral degree):3年間 |
| 申請料金 | AUD1,945(配偶者・扶養家族は別途料金が必要) | AUD1,945(配偶者・扶養家族は別途料金が必要) |
| 申請条件 | ・ビザ申請時点で35歳未満であること ・有効なビザを保有していること ・過去6ヶ月以内に学生ビザを取得していること ・職業不足リスト(Skilled occupation list)に掲載されている職業に関連する資格を持っていること ・職業不足リスト(Skilled occupation list)に記載されている職業でスキル・アセスメントを申請していること ・(すべての申請者が)適切な健康保険に加入していることの証拠を提出すること ・無犯罪証明書を申請していることの証拠を提出すること ・必要な英語力を証明する書類を提出すること |
・ビザ申請時点で35歳未満であること ・2011年11月5日以降に最初の学生ビザを申請し、発給されたこと ・有効なビザを所持していること ・過去6ヶ月以内に学生ビザを取得していること ・CRICOSに登録されているコースの学位を取得していること ・(すべての申請者が)適切な健康保険に加入していることの証拠を提出すること ・無犯罪証明書を申請していることの証拠を提出すること ・必要な英語力を証明する書類を提出すること |
| 必要な英語力 | IELTS:6.5以上(すべての分野で5.5以上であること) TOEFL iBT:83以上(リスニング7、リーディング8、ライティング18、スピーキングが16以上であること) PTE(Academic):57以上(リスニング43、リーディング48、スピーキング42、ライティング51以上であること) OET:すべての分野でB以上 ケンブリッジC1 Advanced:176以上(すべての分野で152以上であること) |
IELTS:6.5以上(すべての分野で5.5以上であること) TOEFL iBT:83以上(リスニング7、リーディング8、ライティング18、スピーキングが16以上であること) PTE(Academic):57以上(リスニング43、リーディング48、スピーキング42、ライティング51以上であること) OET:すべての分野でB以上 ケンブリッジC1 Advanced:176以上(すべての分野で152以上であること) |
| 該当ページ | Graduate Work stream | Post-Study Work stream |
※申請条件、費用等は随時変更されますので、最新情報は移民局のサイトを必ずご確認ください。
Temporary Graduate visa (subclass 485) Graduate Work stream
Skilled occupation list
Temporary Graduate visa (subclass 485) Post-Study Work stream
② 地方(Regional)で学校に通い働く
地方(Regional)で学び・働くことで、制度上「地方向け職業ビザ (regional visa)」「地方向け永住権ルート (regional PR pathway)」の対象になりやすい、というメリットがあります。ただし「どの都市・地域が ‘地方’ と認められるか」は制度と時期によって異なり、公式の地域指定リスト (postcode list / designated regional area list) を必ず確認する必要があります。
また、地方ビザを利用するためには、ROL(Regional Occupation List)などの適正な職業リストに職種が含まれていること、スキル評価 (skills assessment)、雇用主スポンサー、地域での雇用・居住など多数の条件を満たす必要があります。したがって、「地方なら永住権が取りやすい/早い」というのは可能性がある一方で、“必ず” ではない点に注意が必要です。
地方(Regional)の定義はビザ制度や時期によって異なるため、最新の指定地域(Designated Regional Areas)は必ず移民局の 公式リスト(Regional migration – Designated regional areas) で確認してください。
永住権取得には大学卒業を目指そう
Diplomaを取得することで卒業ビザを得て、就労ビザ取得を目指すということも可能ですが、おすすめの方法は大学卒業(Bachelor)です。理由は、Bachelorを卒業することで2年間の卒業ビザを取得でき(Diploma卒業の場合は18ヶ月間)、チャイルドケアセンターマネージャーを目指しやすいためです。
Diplomaコースの方が就学期間が短い分、学費を抑えられるというメリットがあります。しかし永住権を目指すということであれば、できる限り永住権のポイントを取りやすい道を選択する方が後悔がありません。子どもが好きで、今後も保育士として働いていきたいという方にとって、オーストラリアは日本よりも活躍しやすい環境といえます。日本での保育士としての経験をもとに、オーストラリアで働いてみてはいかがでしょうか。またオーストラリアの大学を卒業、保育園で働いた後に帰国する場合でも、オーストラリアの大学で学位を取得したという結果が残ります。帰国後資格を活かして、インターナショナルスクールで働くこともできるでしょう。
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3
- オーストラリアでの保育士留学
まとめ
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3
- オーストラリアでの保育士留学
まとめ

また、将来オーストラリアで永住権を取りたいと考えている方にとっても、手に職がある保育士という道は比較的永住権を取りやすいというメリットがあります。オーストラリアのチャイルドケアについてもう少し詳細を知りたいという方はワールドアベニューまでお問い合わせください。



































