他国では経験できない最長2年間のワーキングホリデー

桜が咲いたと思ったら、暑い夏がきて、気が付くと木の葉が散り、クリスマスとお正月の到来……。「1年間ってあっという間だな…」と感じたことのある方は多いと思います。留学やワーキングホリデーも、たった1年では、できること、得られる経験や習得できる英語力も限られてきます。もし、最長2年間、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在できるとしたら? より多くの人との出会いや経験に恵まれると思いませんか。

勉強も仕事も旅行も、さまざまなことに広くチャレンジできるワーキングホリデー制度は原則1つの国で1度だけ、取得・利用できる制度で、ビザ取得の難易度がかなり高いと言われるイギリスのワーキングホリデー以外、滞在期間は最長1年間です。
参照:ワーキングホリデーに関する基本情報

しかし、オーストラリアには、他国と異なり、「セカンドワーキングホリデー」と呼ばれる制度があり、一定条件を満たすことで、最長2年間、ワーキングホリデービザで滞在することができます。
参照:オーストラリアのワーキングホリデー制度

ここではオーストラリア留学の大きなメリットであるセカンドワーキングホリデーについて、紹介します。

1.セカンドワーキングホリデーのメリット▼ 
2.セカンドワーキングホリデービザ取得を踏まえたワーホリ2年間の過ごし方▼ 
3.まとめ▼ 

1.セカンドワーキングホリデーのメリット

毎年、お正月や新年度を迎えたタイミング、誕生日などの時に、「今年1年は〇〇をするぞ!」と計画を立てる方は多いと思います。しかし、いかがでしょうか。1年という短い時間のなかでできることとなると、なかなか大きい目標は立てにくいものです。

それは留学においても同様です。
オーストラリアのワーキングホリデー制度では、最長4ヵ月間の就学と一雇用主のもとで最長6ヵ月間の就労が許されています。しかし、たった4ヵ月間で、はたして納得のいく英語力を身に付けることは可能でしょうか。仕事においてもしかりです。社会人の方なら特にお判りいただけるかと思いますが、6ヵ月間しか働かない人間に任せられる仕事など、たかがしれています。更に言うと、生活の場を整えたり(家を借りるなど)、希望する仕事を見つけたりするには、ある程度時間がかかります。英語の勉強をしながら生活基盤を整え、ようやく仕事が軌道に乗り始めるのは、1年間も3分の2くらいが過ぎたあたり。つまり、1年間のワーキングホリデーでは、英語力も人間関係も生活環境も、本当の意味で充実してくるときに、帰らないといけないということです。

その点、オーストラリアのセカンドワーキングホリデー制度を利用すれば、滞在は最長2年間、そのなかで就学期間は最長8ヵ月間、就労も最長1年間(1年間のなかで1雇用主のもと働けるのは最長6ヵ月間)可能なため、本格的に海外で生活できるようになってきたところからさらに1歩先の経験を積むことができます。

例えば、英語力に関して
2018年1月のTOEIC 平均スコア・スコア分布詳細(第227回)によると、平均スコアは589.3点。つまり英検2級程度です。

残念ながらTOEICはスピーキングとライティングの技能を除く試験のため、読む・書く・聞く・話すの4技能すべてが盛り込まれているIELTSに換算してお話したいと思います。

TOEIC589.3点は、IELTSでいうと4.5から5.0程度となります。(もちろんこれは、TOEICを受験した方の平均スコアのため、受験していない方を踏まえると、より低いスコアであることが想定されますが…)
ネイティブ環境で働いたり、何かを学んだりする上で最低限必要と言われているスコアは、IELTS5.5から6.0相当。より充実した海外生活を送ることを送ろうとすると、大学入学が可能なIELTS6.0 から6.5相当が目標と言えるでしょう。
ILETSは0.5を伸ばすのに約10週間の学習が必要と言われています。したがって、平均的な日本人の英語力IELTS4.5から、最低目標IELTS5.5までたどり着くのに、英語を学ぶ期間が8~9ヵ月間程度必要ということになります。

残念ながら、オーストラリアのワーホリで許されている就学期間4ヵ月はもちろん、就学可能期間が最長6ヵ月間のカナダやニュージーランドのワーホリでも、就学期間が足りません。

しかし、オーストラリアのセカンドワーキングホリデーを取得するために、政府が指定する地域で最低88日間、季節労働(ファーム)を行うと、語学研修4ヵ月間+ファーム期間最低3ヵ月、休暇などで働けない日を踏まえると約4~5ヵ月間、合計7~8ヵ月間、英語のインプットとアウトプットを繰り返し、学習する期間を持てることになります。

オーストラリア政府が指定する地域は、原則地方で、都心部と比較すると日本人が少ないことが多いです。労働者は、アジア系、ヨーロッパ系とさまざまですが、4ヵ月間の語学研修を終えた時点での英語力で挑むとすれば十分刺激のある学習環境と言えるでしょう。

合計約8ヵ月間の英語力向上期間を経て、IELTS5.5相当の英語力を得た上でアルバイトを始めることができれば、仕事の選択肢は広がり、より英語環境で且つよりお給料の高い仕事に就くことができるでしょう。

そして、英語環境で働くことができれば、英語力はさらに伸びていきます。1年半を過ぎるころには、大学入学可能なIELTS6.0相当の英語力を身に付けることも夢ではありません。

さらに、オーストラリアのセカンドワーキングホリデー制度では、2年目も1年目と同様に最長4ヵ月間就学することが許されています。したがって、2年目の後半には帰国後の転職や就職活動などに備え、ビジネス英語やTOEICなどの試験対策のため改めて学校に通うこともできます。

2.セカンドワーキングホリデービザ取得を踏まえたワーホリ2年間の過ごし方

ステージ1(IELTS4.5)
最低限の聞き取りや時間があれば伝えたいことも考えながら伝えられるが、日常生活に不便は多い状態です。
留学して間もないこともあり、友達も少なく人間関係も希薄。仕事(特に英語環境での)に就くのはまだ難しいでしょう。

ステージ2(IELTS5.0)
リスニングもスピーキングも最低限のコミュニケーションは可能です。同じレベルの留学生同士であれば、簡単な会話ができ生活も楽しくなってくるころです。ファーム生活が始まり、最初は、指示されたことをこなすことや、他国の留学生との共同作業に困惑することもありますが、徐々になれ不便がなくなっていきます。

ステージ3(IELTS5.5)
日常生活に支障はなくなるレベルです。仕事も日本語環境でないカフェやレストランでの接客・サービスができるでしょう。得なトピックであれば深い話もかなりできるようになってくるため、周囲の友人との人間関係も深くなっていきます。英語を喋れる!という感覚を覚える時期です。

ステージ4(IELTS6.0)
大学入学レベルです。基本的な生活のなかでわからないことはほとんどなくなり、日本で、日本語で生活しているのと同じように生活ができます。滞在している期間的にもかなり深い人間関係を築いている状態で、職場での信頼関係なども生まれるころでしょう。

セカンドワーキングホリデー制度を利用するためには、1年目のワーキングホリデー期間のなかで、規程日数の就労をこなし、セカンドワーキングホリデービザの申請を行う必要があります。英語が全くできない状態だと、日本人ばかりのファームに行く他、手段がなくなってしまいます。したがってお勧めは、まず英語をしっかりと学び、その間に就労環境(収入面や衛生面、英語環境かどうかなど)のよいファームを選定し、ある程度英語ができる状態で、ファームをこなすことです。ヨーロッパ諸国からのワーキングホリデーメーカーが多い農場などだと、リスニング力やスピーキング力はかなり鍛えることができると思います。

その後、シティに戻り、カフェやレストラン、機会があればよりネイティブ環境で働くことのできる仕事を見つけましょう。このようにステップバイステップで自分自身の英語力と、周囲の英語環境レベルを上げ、レベルアップしていきましょう。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
ワーキングホリデーは、遊び留学の代名詞とも言われ、1年間、海外滞在したはいいものの、楽しい経験だけで終わってしまい、想定していた以上に英語力は伸びなかった…という方が多いです。しかし、オーストラリアのセカンドワーキングホリデー制度を利用すれば、語学留学よりも時間はかかるものの、リーズナブルに実践的かつ実用的な英語コミュニケーション力を身に付けることができるかもしれませんね。

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