卒業ビザ制度

オーストラリアの高等教育機関を卒業し、一定の条件を満たしているとオーストラリア国内で更なる勉強や仕事の経験を積むことが許される卒業ビザの申請が可能になります。オーストラリアのビジネスビザや永住ビザにつなげたい、もう少しオーストラリアで過ごしたいという留学生が対象となるビザ制度を解説致します。

オーストラリアの卒業ビザ制度


大学学部卒業(学士)や大学院(修士・博士)をオーストラリアのCRICOS認定教育機関で修了(卒業)した留学生を対象に、卒業ビザ制度(GraduateVisaサブクラス485)がオーストラリアに導入されています。これはオーストラリアのビジネスビザ制度が厳格化されたことを受けた配慮とも言えるビザ制度で、留学生がオーストラリアの大学卒業後にオーストラリアで仕事につくチャンスを増やす主旨があります。オーストラリアの大学進学留学をする目的の1つに、オーストラリアでの就職や永住ビザを考えているのならば検討しておきたいビザとなります。日本から留学する前に、オーストラリアの卒業ビザは申請できません。高等教育機関に学生ビザ(サブクラス500)で渡航し、卒業した後に申請することになります。留学前に気をつけておきたいポイントは、対象となる学校なのか、自分が申請できる資格があるのかという点です。
卒業ビザ制度は、二つの申請制度が含まれており、それぞれポストスタディワークストリームとグラデュエートワークストリームと呼ばれています。日本人留学生の大多数が対象となるポストスタディワークストリームについて詳しく解説していきます。

オーストラリア留学で考えたい卒業ビザの申請条件:2019年4月1日時点

申請料金:1535ドル(配偶者・扶養家族は別途料金)
申請時に有効なビザを保有していること。
ビザ申請時点で50歳以下であること。
申請時に必要な最低限の英語力を満たしていること。*後述
申請対象となる教育を受け、過去六ヶ月以内に卒業していること。※後述
2011年11月4日以前にオーストラリアの学生ビザを申請していないこと。
その他、健康・キャラクターテスト(無犯罪証明)などの基準を満たしていること。

卒業ビザで留学期間を伸ばすなら英語力の証明が必要

GraduateVisa(卒業ビザ)を申請するためには、IELTSなどの英語テストを受け英語力の証明を行わなければいけません。オーストラリアの大学進学時に、多くの留学生は英語テストを提出するのではなく、パスウェイと呼ばれる大学認定語学コースを修了し、大学への英語入学基準を満たしているケースが多く、IELTSスコアを持っていない方がいらっしゃいます。しかし、卒業ビザで留学期間を伸ばすのであれば、英語力の証明が必要となります。また、英語力の証明にあたりスコアの有効期限が3年と設定されているため、3年以上前に受けたテストのスコアはビザ申請の証明として使用できませんので注意しましょう。

オーストラリアの卒業ビザで対象となるテストとスコア
・IELTSテスト オーバーオール 6.0(科目別足切り点5.0)
・OET 全科目「B」スコア
・TOEFL iBT 合計点64点以上 
・ピアソンテスト アカデミック 50点以上
・ケンブリッジ英検CAEテスト 169点以上

オーストラリアで大学入学に必要な英語力の基準がIELTS6.0程度(専攻によって異なる)であることを考えると、留学生にとってスコアの取得は難しくはないレベルです。しかし、ビザ申請時点で英語スコアの証明が必要となるので、テストを受ける時期を留学スケジュールに盛り込んで受け忘れを防ぎましょう。

卒業ビザ申請に必要な就学条件とは?

日本人がオーストラリアの大学を卒業して申請できる、卒業ビザの申請条件で大切な就学条件とは何でしょうか。ポイントは、2年以上の就学が必要なコースであること(2つ以上のコースをつなげてカウントすることは可能)、学士レベル以上(AQF7以上であること)のコースを卒業したこと、卒業から6ヶ月以内であることの3点あります。

学士や学位をとるために必要な期間が2年以上でなければならず、語学勉強期間や専門学校での学習期間は対象になりません。日本では一般的ではない学卒以上レベルの専門コース(Graduate CertificateやDraduate Diploma)はAQF7以上となるため対象となります。※AQFについて詳しくは、オーストラリアの教育制度AQFに合わせた留学プランを確認ください。ただし、Graduate CertificateやGraduate Diplomaは、それぞれ半年、1年のコースであることが多く、その後にMasterコース(修士)に就学していることが条件と考えるべきでしょう。ポストスタディワークストリームでは、大学の学科・専攻は指定がなく、学ぶ分野に問わず2年間以上のAQF7以上のコースで学ぶことが指定されています。コース就学に学生ビザが必要となるため、就学予定のコースがCRICOSに認定されている必要があります。
2019年4月1日に、GraduateVisa申請に必要な就学期間のカウント方法が大学・大学院の授業がある週数が少なくとも合計46週以上と明確化されました。大学・大学院ともに、学期休みが長期に渡るため卒業までに最低46週の授業があるか事前に確認しておくことが大切になるでしょう。

オーストラリア留学で挑戦する幅を広げたいなら卒業ビザを目指そう

オーストラリアで大学留学し、卒業したことのご褒美とも言える卒業ビザ。卒業ビザの期間は、卒業する学位によって2年から4年の範囲となります。(学部卒業は2年)卒業ビザが取得できれば、留学生でもフルタイムで働くことが可能です。オーストラリアで就職して海外でのキャリアを積みたい方にはオススメのビザ制度となります。また、独立技術移民ビザでのポイントを稼ぐ時期に当てたり、ビジネスビザのスポンサーを探す時期にあてたりと、オーストラリアへ永住する可能性を高められるメリットもあります。大学を卒業してからのビザ制度になるため、長期間の留学プランにはなりますが、海外で最大限頑張ってみたい方は考慮しておくべきビザでしょう。

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※2018年7月時点の情報を元に作成しており、移民法上のアドバイスを目的に作成されたものではありません。ビザの情報は必ずオーストラリア移民局のホームページより最新の情報をご確認ください。また、ビザ制度のみのご質問について弊社では承れませんのでご了承下さいませ。

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