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  • 海外留学体験談
  • 2019.08.17

自分の殻を破ることができたオーストラリアでの短期留学

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オーストラリアのシドニーで5週間の短期留学を終え、「視野が広がる、とても良い経験ができました!」と生き生きとした声で話してくれた美里さん。短い期間ではあったものの、とても多くの刺激を受け大きく成長できたようです。今回はそんな美里さんの体験談をご紹介いたします。

留学しようと思ったきっかけ


今回留学しようと思ったのは、高校生とき叔父が住むニューヨークに行ったことからはじまります。10日間も滞在していたのにもかかわらず、「トイレどこですか」「ありがとうございます」など簡単な会話しかができませんでした。世間話も聞き取ることができず、 ただあいまいに「イエス」としか答えられなかったことが本当に悔しかった ことを覚えています。海外旅行に行けるチャンスはそう多くありません。海外でしかできない経験をしたいと思っていたのにもかかわらず、全くできなかったことに「もったいないことをした……」と帰国後強く後悔しました。

中学生の頃から英語が好きで短期留学に行くチャンスもありました。しかし、なかなか勇気を出せず実現することができませんでした。そんな中学生・高校生時代の苦い経験から「大学生になったら絶対に留学しよう」 と心に決めていました。大学在学中に長期留学をしたいと思っていたため、最初のステップとして短期留学することを決めました

留学の具体的なプランを立てるにあたって、まず、大学にきている留学エージェント2~3社に相談しました。しかし、私の留学に対するイメージが漠然としていたからか、具体的な話を聞くことができず、資料をもらって終わってしまいました。対してワールドアベニューは私の話をしっかり聞いたうえで国や都市、学校を提案してくれました。留学を決断するにはかなりの勇気が必要でしたが、カウンセリングのなかで、具体的に語学学校での勉強のことや海外での生活について話を聞くことができ、念願だった留学を決断することができました。ワールドアベニューでは、出発前、渡航後、共にサポートが手厚く、安心できる環境があったということも決断できた大きな要因だったように思います。

留学エージェントや学校など、今回すべて自分一人で決めました。渡航するまで両親は心配していましたが、「自分の留学だから、やりたいようにやりなさい」と応援してくれました。

シドニーに到着して


当たり前ではあるのですが、シドニーについたときオーストラリア人しかいない「オールイングリッシュの環境」に圧倒されました(笑)。空気も日本とは全く違い、「ついに海外にきたんだ……!」と強く感じました。
シドニー空港では、日本人の現地スタッフが待ってくれていました。とても気さくな方で、シドニーでの生活についてアドバイスをしてくました。冗談を言って和ませてくれたので、緊張が徐々にほぐれてリラックスすることができました。現地ではオパールカードというPASMOのような交通系ICカードが使われています。使い方などを教えてもらったあと、「それじゃ1人で買ってみよう」と促されました。ニューヨークの旅行の時と違い、ちゃんと自分で行動しないといけないということを感じた瞬間でした。

精神的に成長できたホームステイ生活


私のホームステイ先はオーストラリア人の老夫婦のお宅でした。到着時ホストマザーはティムタムを手渡し「ゆっくり過ごしてね」と暖かく出迎えてくれました。英語が聞き取りづらいこともありましたが、わからない時は「もう一回言ってくれる?」と声をかけ、繰り返して話してもらいました。おじいちゃんはインド系の方だったこともあり、はじめは聞き取れないこともありましたが、だんだん慣れてきて、最後は聞き取れるようになりました。
 私のホストファミリーは「日本が大好き」だそうで日本について様々な質問をしてくれました。ホストファザーは毎日「おはよう」「こんばんは」など日本語で挨拶をしてくれていました。20年以上留学生の受け入れをしているということもあり、とても親切に対応してくれました。
ホームステイ先には、私の他に20歳くらいのベトナム人のホームメイトがいました。ベトナム人の子は、バスの乗り方など通学方法について教えてくれたり、おうちのルールを教えてくれたりするなど、とても親切に接してくれました。一度カップヌードルの作り方について喧嘩をしましたが(笑)、それ以外はお昼ご飯を一緒に作ったりアイスを食べながらガールズトークをしたり、とても楽しく過ごしました。彼女はオーストラリアの大学への進学のために渡豪しているということもあり、お金を貯めるため毎日アルバイトをしたり、夜遅くまで勉強したりしていました。とてもしっかりしており、日本の大学生とは全く姿勢が違うと感じました。彼女と一緒に生活したことで、私はとても刺激を受けました。実家暮らしで親に頼ってしまっていた自分を振り返り、「甘かったな…」と気づくことができました。身の回りのことを自分でするという当たり前のことができていなかったことを反省し、渡航中から「自分のことは自分でする」と決め、帰国後の今も実践しています。彼女に会ったことで、帰国時には両親からびっくりされるほど(笑)自立することができました。

語学学校に通って


私はシドニーのマンリーというところにある語学学校に通っていました。私のクラスはレベル的に日本人やブラジル人が比較的多めではありましたが、他にもスイスやチェコ、コロンビアや韓国からの留学生もいました。
語学学校では4技能まんべんなく学ぶことができます。テキストを使うだけではなく、文法を学んだ後はその問題を使ったゲームをするなど、生徒が飽きないようにするための工夫がほどこされていました。日本のように講義形式ではなく、クラス全員と話すことができる授業スタイルでした。校長先生の奥さんが定期的に授業の様子をチェックしに来ており、より良い授業を行うために日々取り組んでくれているんだなと感じました。学校では2人の先生がペアで授業を行ってくれます。どの先生もフレンドリーですが、それぞれの先生に個性がありました。例えばゲームを積極的に取り入れてくれる先生や質問にすぐ答えられるよう勉強に集中できる環境を整えてくれる先生などです。5週間ではありましたが、授業を通して話す力をのばすことができました。
S学校での良かったところは生徒と先生の距離が近い点です。授業中すぐに質問することができ、その場で解決しようという姿勢が身に付きました。日本にいるときは「授業が終わってから」と後回しにしていましたが、「今この問題を解決しないと、どんどんわからないことが積み重なってしまう」と思い、積極的に授業に参加しました。語学学校で勉強したことで、自分の意見を言うことに対する恥ずかしさはなくなりました。今ではむしろなぜ恥ずかしがっていたのか不思議に思うほどです(笑)。帰国後、大学の友達からも「生き生きしてるね」「すごく変わったね」と言われるようになりました。「いやなものはいや」とはっきり意思表示することができ、自分に正直になれるようになりました。「自分の殻を破る」とはこういうことか……と実感しています(笑)。

放課後の過ごし方


放課後はできるだけ英語で話をするようにしていました。週末はビーチに行ったり、シティに遊びに行ったり、芝生に寝転がって話をしたりしていました。いつも一緒にいたスイス人やブラジル人、ほかの日本人の友達とはダイソーや焼肉屋さんに行ったり、日本と他の国の文化をそれぞれ教え合ったりもしました。特にブラジル人は踊ったり飲んだりするのが好きで、ジャズバーに連れて行ってくれました。これも日本では味わえない経験 でした。
もちろん英語がうまく伝わらないこともあり悔しい思いを日々しました。仲良くなったからこそ、もっと伝えたいという気持ちが芽生え、毎日辞書を使いながらコミュニケーションを取っていました。はじめは会話の広げ方に苦労しましたが、ショッピングに行き一緒に服や雑貨を見ることで会話の糸口をつかむことができました。
渡航前「日本人が全くいない環境の方がいい」と思っていましたが、「一定数いることも悪くないな」と思うようになりました。心配なことやわからないことがあれば相談できるというメリットがあると気づいたからです。またワーキングホリデーで来ている方から、人生のことや将来のことについて話を聞くことができました。今までワーキングホリデーという選択肢は考えていませんでしたが、そういう方法もあるんだなと気づくことができました。

留学経験を通して


今回の留学を通して、行動力と積極性が身に付きました。たった5週間ではありましたが「海外でできたんだから、日本でもできるはず!」と自信がつき、興味があることにどんどんチャレンジできるようになりました。学ぶことがたくさんあり、ホームシックになるひまがないほど充実した時間でした。送りだしてくれた両親に本当に感謝しています。
1年生のタイミングで渡航したからこそ、これからの大学生活、まだまだ時間があります。将来も決まっていないからこそ、可能性が無限に広がっています。今回留学したことで、英語に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。どんな仕事に就くかは、これからの大学生活を通して決めていきたいと思います。

これから留学する方へのメッセージ


とにかく勇気を出してほしいです!やらない理由を探さず、やりたいと思うならすぐに行動してほしいと本当に思います。「あのとき挑戦しておけば…」と後悔するのはもったいないです。
学生の方なら私のように長期休暇を使って留学することもできます。ちょっとでも興味があるなら、やりたいと思う気持ちがあるなら、ぜひ行動に移してほしいです。
5週間でも変わることができることは私の体験談でわかっていただけると思います(笑)。ネガティブに考えすぎず、もっと気軽に楽しんできていただきたいです!

留学体験者:加藤美里様
留学期間:2019年2月から2019年3月
留学先:オーストラリア・シドニー
留学プログラム:短期留学

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