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  • 海外留学体験談
  • 2020.01.08

【体験談】オーストラリアの語学留学で得た出会いと経験

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オーストラリアのシドニーに2019年3月から約1年間、語学留学している恭慶さんから体験談をいただきました。
恭慶さんは、高校専門学校(通称、高専)の4年生が終わったタイミングで、学校を休学。あまり一般的とは言えないタイミングで留学に踏み出しました。なぜ、このタイミングで留学しようと思ったのか? また、オーストラリアを留学先として選んだ理由他にも海外での生活、出会った友だち、ハプニングなど、具体的にお話いただきました。
ぜひ読んでみてください。

1.周囲も賛同してくれた高専5年生を休学しての留学


留学したいと思ったきっかけは2つあります。
1つ目は、今後の人生に「英語」の必要性を感じていたこと、2つ目は、留学経験のある先輩から聞いた、海外という「環境」に自分も身を置いてみたいと思ったことです。

1つ目の今後の人生に「英語」の必要性を感じていたことについて

私は、高専を卒業した後、日本の大学に編入しようと考えていました。希望していた大学への編入には一定のTOEICの結果が必要でした。さらにいうと、エンジニアとして働くうえで、「英語」が今後必須の能力であると、高専を卒業した先輩方からは話を聞いていました。

理数系だったこともあり、中学・高校と英語の勉強はさぼりがちだった私にとって、編入試験勉強と並行してあらためて英語を勉強するのはややしんどいな…… と思う部分がありました。また、仕事や受験で求められる英語力は「読む」「書く」が中心でしたが、私的にはせっかく勉強するなら「英語でコミュニケーションとれるようになりたい」という思いが強くありました。

2つ目の留学経験のある先輩からの話について

同じ高専に、ニューヨークで語学留学していた1つ上の先輩がいました。先輩から聞く海外と日本との違いや、海外生活のなかで得た刺激などの話はとても魅力的で、留学経験は、「英語力」はもちろんのこと、それ以上に人として成長できる機会にあふれているように感じました。
さらに、その先輩は私と同じく4年生が修了したタイミング、つまり5年生を休学して留学していました。高専の5年生といえば、卒業後の就職や編入など進路を決める大事な時期です。この時期に休学して留学することがはたしてベストなタイミングなのか?と不安を感じていた私の背中を押してくれる存在でした。

確かに、高専の5年生はその後の進路を決めるうえで重要な時期です。
ただ、もし、大学に編入した場合、比較的早いタイミングで就活や卒研が待ち構えています。もし、就職した場合、留学する機会は、退職しない限り得ることはできないでしょう……。 そう考えると意外にも「今」がベストなタイミングなように思えたのです。実際、帰国後、大学編入するにしても、就職後のキャリアを考えても、今のタイミングで英語力というスキルを身に付けたことはよい選択肢だったと感じています。

幸いなことに、「今、留学したい」という私の思いに、両親や学校の先生方も賛同してくださいました。
とくに、「やりたいことならしっかりやってこい」と、私の思いを受けとめ、背中を押してくれた両親には感謝しかありません。

2.留学する前の不安とオーストラリアを選んだ理由


実は、同じ学校の同じ学年に、私と同じく留学を検討していた友人がいました。彼は、私より早く、留学先やプラン、留学するうえでサポートしてくれる会社などを決めていました。彼が決めた留学先は、オーストラリアのシドニーでした。先輩の話を聞いてアメリカにも興味はあったものの、治安面に不安が強く、安全性の高いオーストラリアやニュージーランドには魅力を感じていました。「友だちと一緒はちょっと甘えてしまいそうで嫌だな…… 」そう思ったこともあり、最初は「ニュージーランドがいいかな」と思っていました。ただ、今回の留学の目的として、「英語でのコミュニケーション力向上」を掲げていたこともあり、人との交流を多く持てる都会がいいという思いもありました。ニュージーランドは自然豊かで美しい国と聞くものの、やや田舎という印象もあったことから、ワールドアベニューの留学カウンセラーに相談したところ、目的にあった場所としてシドニーを紹介してもらいました。通う語学学校さえ変えれば、自分自身でコミュニティを作ることはできるだろうと考え、国際色豊かなシドニーに留学することを決めました。

「友だちと一緒は甘えてしまいそうでいやだ……」 と思っていた反面、英語力の低さから留学前は不安しかありませんでした。留学しようと決めた当初の英語力はTOEIC400以下。今思うと「よくも、まぁ、留学することを決断できたな」と思うレベルです(笑)。

実際、留学してすぐは、ホストファミリーとの会話や、語学学校での初日のオリエンテーションなど、正直何を話しているのか、ほとんどわからないという状態でした(苦笑) とは言え、到着してしまえば、目の前の「わからない」を一つひとつ解決して毎日をなんとか進んでいくしかありません。「このままでは応援してくれた両親に合わせる顔がない……」と焦った私は、学校で勉強することにプラスして自分にあった英語の勉強方法を模索、必死に勉強しました。

3.シェアメイトに財布を盗まれる!?ハプニングがあったからこそ得られたもの


到着してすぐの約1ヵ月間をホームステイで過ごし、その後、シェアハウスに移りました。一緒に生活していたのは、ブラジル人、韓国人で、人種は異なるものの、お互いに空いている時間にはプライベートな話もするような仲になっていきました。初めての1人暮らしは大変なこともありましたが、周囲に支えられながら、日々の生活が徐々に楽しくなっていきました。学校での勉強も、日々の生活も少しずつ落ち着いてきた、そんなとき、シェアハウスにフィリピン人が入居してきました。他の二人と異なり、ドラッグを常用、その結果、費用的にやや厳しい生活をしているような印象のある人でした。ある日(というか、その日は私の誕生日(苦笑))、財布がなくなっていることに気が付きました。そして、気が付くまでの数時間の間に、私のカードが、ケンタッキーで(1日に)4回も使用されていることがわかったのです。1日に4回って食べすぎですよね!?(笑) そのフィリピン人が犯人という証拠はなかったものの、他二人との信頼関係を考えると、彼以外を犯人とは考えられませんでした。(彼は最終的に、私の帽子を盗んでいたところを現行犯で捕まえ、オーナーに報告、シェアハウスからキックアウトしてもらいました)

カードの件は、ケンタッキーや、警察、銀行と各機関に足を運び、事情を説明し、適切な対応を依頼、必要な手続きをとるなど、日本語でもやったことのないことばかりに直面、最終的に旧カードは停止し、新しいカードを発行してもらい、ケンタッキー 4食分以上の被害はありませんでした。めちゃくちゃ大変でしたが、思いがけず英語での交渉を経験したり、自発性や行動力が身についたりと、この事件のおかげ、というと少し変ですが、成長があったように思います。

4.オーストラリアに留学してよかったと感じていること


オーストラリアに留学してよかったと感じていることはたくさんあります。
例えば、気候がいい、安全、多種多様な人々が共存しているなどです。

私はシティで暮らしていますが、金曜の夜もそこまでうるさくなることはなく、(私はたまたま財布を盗まれるという被害にあいましたが)悲劇的な事件などは見聞きしたことがありません。基本的にはとても平和です。気候もよく、嫌なことがあっても鬱々とした気持ちになることはあまりありません。友だちづくりにさまざまなコミュニティに参加すると、本当に多種多様な人々が共に暮らしているということがよくわかります。

私が今一番仲のいいのは日本の文化や日本語に興味のあったニュージーランド人の友だちです。
学校外でも友だちを作りたいとMeet up※というSNS アプリ(共通の地域や興味に関するコミュニティを簡単にスタートし運営することを可能にするプラットフォームサービス)を利用し、そこで出会った友人です。彼以外にもフィリピンやイタリアなどさまざまな国出身の友人ができました。

※外国の友だちづくりに便利!「Meet up」について合わせて読みたい記事
外国人とのパーティーを体感できる!人気のSNS「Meet up」を実際に使ってみた。

彼らと話をしていると、日本で生活しているだけでは絶対に知り得ることのなかった世界にふれることができました。
生き方の選び方や宗教というものに対する捉え方、人生の楽しみ方、勉強や仕事に対する考え方、自国や他国の政治や歴史に対する意見の有無など、本当に変わった(または生まれた)と感じることが多々あります。

月並みな言葉かもしれませんが、世界は広いと思ったし、日本のことも世界のことも、もっともっと知りたいと思うようになりました。

5.感じている「成長」、そしてこれから留学する方へのメッセージ


楽しいこと、辛いこと、むかつくこと、たった1年間(まだたっていませんが)のなかにさまざまな経験がありました。
どんなことに対しても言えることですが、楽しいときやうれしいとき、うまくいっているとき以上に、困難にぶつかったときや嫌なことがあったとき、面倒だったりしんどかったりするときの方が成長機会は多いということをあらためて経験しました。そしてすべての経験が、自信につながりました。今回のような嫌な事件に巻き込まれてしまったり、理不尽な思いをしたりしたとき、泣き寝入りして起きた出来事や環境のせいにして、愚痴だけいって結局行動を起こさない、そんな人もいるなか、自分はそうじゃない、ネガティブなことが起きても、それらをプラスの経験に変えることができるんだ、と感じることができました。

これから留学する皆さんには、留学に挑戦するなら、困難にぶつかったときに逃げずに、立ち向かってみてほしい!と伝えたいです。私は、逃げずに立ち向かったことで、成長できたし、多くのものをえることができたように思います。
違いやネガティブから目を背けず、ポジティブに楽しむ力こそ、留学を成功させるカギだと思います。

皆さんもBE POSITIVE に、勇気をもって一歩踏み出してみてください。

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