3年半ぶりに日本との直行便が復活したオーストラリア・パースに、早速留学されたKanaeさんから体験談をいただきました。西オーストラリア州政府が支援する留学生サポート体制やパース観光の魅力、語学学校での勉強やホストファミリーとの生活の様子、そして留学中に視察されたTAFE(テイフ)の魅力など、お話しいただいています。パース留学にご興味をお持ちの方はもちろん、オーストラリアの渡航先都市を迷っている方もぜひ読んでみてくださいね。
Kanaeさんの留学概要
渡航国:オーストラリア
渡航都市:パース
留学プログラム:語学留学
学校:PICE
渡航期間:2023年11月(2週間)
留学のきっかけ – パース短期留学費用キャッシュバックキャンペーンに応募
西オーストラリア州留学生サポート体制
語学学校PICEでの勉強の様子
ホームステイファミリーとの暮らし
TAFE視察の様子とその魅力
パースの魅力
さいごに
パース留学の様子
留学のきっかけ – パース短期留学費用キャッシュバックキャンペーンに応募
留学のきっかけは、留学エージェント「ワールドアベニュー」が西オーストラリア州政府駐日代表部後援のもと実施した「【直行便再運行記念】西オーストラリア州パースへの短期留学2週間の費用がキャッシュバックされるキャンペーン」の情報をインスタで目にしたことでした。
学生時代から英語が好きでした。特に、自然が豊かでのんびりとした雰囲気のオーストラリア、なかでもクォッカなど固有種(動物)の多いパースには「いつか行ってみたい」と考えていました。大学時代、留学をアメリカで経験したものの、大学のプログラムだったこともあり、国は選べませんでした。大学卒業後、お金を貯め自分で留学を… と考えたこともありました。しかし、それもコロナの影響で難しい状況が続いていました。
コロナも少しずつ落ち着きを見せるなか、目にしたのがパース留学費用キャッシュバックキャンペーンの情報でした。
「これだ!」
2週間であれば、仕事の休みを利用して渡航することができました。応募条件を満たしていることを確認し、思い切って応募することに決めました。
応募から渡航まではかなりタイトなスケジュールでしたが、各種手続きについてわからないことや困ったことは、その都度ワールドアベニューさんに相談することができました。特に、LINEを介してのコミュニケーションは気軽でスピード感もあり、安心して留学の準備を進めることができました。
西オーストラリア州留学生サポート体制
パース空港に降り立った瞬間は「やっとオーストラリアにこれた〜!!」と歓喜しました。今回パースへは、2023年10月29日に3年半ぶりに運航を再開したANAの成田-パース直行便を利用しました。ANAのスタッフの方々の対応はとても丁寧で、直行便のため、乗り換えの心配もなく、初留学の方でも安心して渡航できるなと感じました。
私が渡航したのは11月、オーストラリアは南半球にあり日本と季節は真逆です。常夏のイメージのあるオーストラリアですが、パースには四季があり初夏にあたる11月は、天候が良く、カラッとしていて、とても過ごしやすい気候でした。
到着した翌日、オーストラリア州政府が全面支援する国際教育団体「StudyPerth」が運営する”Student Hub”に向かいました。スタディパースのハブでは、パースでの生活に活用できるグッズが詰まったウェルカムパックを無料で受け取ることができます(要予約)。ウェルカムパックのなかには、プリペイドSIMカードやパソコンケース、トートバッグやウォーターボトル、街の地図など、留学生活に必要なものが揃っていました。個人的にはトートバッグが可愛くてお気に入りで、パース留学中はもちろん、帰国後もエコバッグとして使えそうだなと思いました。
↓Student Hubの様子
↓パースでの留学生活に活用できるグッズが詰まったウェルカムパック
Student Hubでは、ウェルカムパックの提供以外にも、無料のメンタルヘルスサポート、法律サポート、学習スペースやお洒落なカフェも利用でき、定期的に開催されるイベント(BBQやスポーツ観戦)などを通じて他の留学生と交流することもできるそうです。ハブにあるパソコンやコピー機も無料で使い放題、さらに、飲み物(ミルクやコーヒー、紅茶など)も無料で提供していました。実際に私がハブを訪れた際にも、大きなモニターを前に、スイッチでゲームを楽しむ学生たちの姿が見受けられました。
留学してすぐは、言葉はもちろん、文化や習慣の異なるなか、頼れる人もいない状態で生活をスタートします。友達を作ろうにも、どこで人と出会えばいいのかわかりませんし、仕事探しのための履歴書をどこで印刷したりコピーしたりすればいいのか困ってしまう.. ということもあると思います。しかし、これらの問題や不安は、パースのStudent Hubに行けば、一挙に解決してくれます。長期の留学、例えばワーキングホリデーや語学留学、大学進学などに挑戦される方にとって、非常に便利かつ心強いサポートだと感じました。
語学学校PICEでの勉強の様子
私が通ったのはパース市内中心地に位置するPICEという語学学校です。PICEは駅から歩いてわずか10分程度、キャンパスの周りにはおしゃれなカフェやレストラン、香ばしい香りを放つパン屋さん、そのほかにも薬局やスーパー、図書館など、なんでも揃っています。
クラスメイトはコロンビア、中国、フランス、イタリア、エクアドル、インド、タイ、アメリカなど、とても多国籍でした。クラスサイズは10人程度と少人数で発言しやすく、国によって異なるアクセントや文化を学ぶのは非常に興味深い経験でした。また、学校の教師やスタッフ、クラスメイトも驚くほどフレンドリーで、教室に入ると、いつも誰かしらが笑顔で挨拶してくれます。おかげで2週間という短い期間の留学でしたが、とても楽しく過ごすことができました。
今回は費用や時間の兼ね合いで参加できませんでしたが、学校主催で開催しているエクスカーション(サーフィンレッスンなど)も楽しそうだなと感じました。
ホームステイファミリーとの暮らし
実は今回の留学で一番不安だったのがホームステイでした。ホームステイは大学時代の留学でも経験したことがなく、人間関係や食事など、大丈夫かな.. と不安だったことを覚えています。しかし、実際に暮らし始めてみると、そんな不安は不要でした(笑) 私のホストファミリーはホストマザーと猫が1匹、マザーはとても優しく、食事も美味しく、リラックスして過ごすことができました。家のすぐ近くには大きな公園があり、マザーと一緒に散歩をしたりもしました。見たことも聞いたこともないカラフルな鳥やその声、不思議な形をした植物などパースならではのお散歩を堪能しました。想像以上に公園が広く、5-10分程度の散歩かな.. と思っていたところ、実際は30分-1時間ほどかかり、色々と日本とオーストラリアの規格の違いに驚いたのも今となってはいい思い出です(笑)
TAFE視察の様子とその魅力
留学中、ワールドアベニューとオーストラリア州政府の計らいで、TAFEと呼ばれるオーストラリア独自の教育機関の視察をさせてもらいました。
TAFEは日本でいう専門学校と短大、大学が混ざったような高等教育機関で、ビジネスやホスピタリティなど汎用性の高い科目から、映像制作やビューティセラピーなど、専門性の高い技術職育成コースまで、多種多様なコースが開講されています。今回は、映像制作のコースとビューティセラピーのコースを視察しました。
映像制作コース(フィルム&TV)では、実際に映画のワンシーンを撮影しているところを見させていただきました。カメラ・メイク・照明・音響、そしてそれらのメンバーをまとめ、撮影の指揮を取るディレクターなど、学生が役割分担をしながら、本格的に映像制作に取り組んでいました。撮影現場には緊張感があり、私まで緊張してしまったほどです。ここで作られた作品は、定期的に街の映画館を借りて上映されるそうで、とにかく実践的な授業が印象的でした。
ビューティセラピーコースもかなり本格的でした。キャンパス内にはビューティクリニックが併設されており、学生たちは、実際にお客さんの対応をしているそうです。
映像制作コースとビューティセラピーコース、そして建築関係のコースで就学中の学生から直接お話を聞く機会もありました。TAFEで取得した技術やスキル、資格を活かして、オーストラリア国内、またはパースでの就職や永住を目指されていました。パースはオーストラリア国内でも優先的に永住権申請権利を得られる地域に指定されており、該当地域の該当コースを修了した場合、通常のPSWV(Post Study Work Visa)にプラス1年間滞在の権利を得られるなど、オーストラリアでの就職や永住を目指す方にとって魅力的な都市なのだそうです。
TAFEでは、オーストラリア国内で不足している職業に就くためのコースが数多く開講されており、また学費も大学と比較しリーズナブルなため、就職や永住を考える方にはおすすめなのだと思います。
パースの魅力
念願のオーストラリア留学ということもあり、観光も存分に楽しみました。
例えば、小高い丘にある広大な公園で地元の人たちの憩いの場「キングスパーク」や、にぎやかな船積み港と活気のある漁港の間にある「フリーマントル」、世界一幸せな動物と呼ばれるクォッカに出会うことのできる「ロットネスト島」、市内から30分程度、パースならではの動物との交流を楽しむことのできる「カバシャムワイルドライフパーク」、モダンな高層ビルやお洒落な飲食店が連なる「エリザベスキー」、サーフィンスポットとしても有名な「スカボロー・ビーチ」などなど、観光名所を巡り尽くしました。
例えば、フリーマントルでは金土日にマーケットが開かれ、野菜や果物などの他に、いろんな国の食べ物を楽しめる屋台や、お土産購入にもってこいの雑貨屋、もちろんおしゃれなカフェやレストランなども軒を連ねています。近くの海沿いにはフィッシュアンドチップスの有名店やユネスコの世界遺産に登録されているフリーマントル刑務所などもあり、丸一日楽しむことができます。
パースならではの動物たちも多く見ることのできるカバシャムワイルドライフパークは、カンガルーに餌をあげられたり、ウォンバットを抱っこしている飼育員さんとともに写真を撮れたり、動物好きにはたまらないアクティビティが満載でした。
他にも、エリザベスキーやベルタワー、キングスパーク・ボタニカルガーデンから眺めたパース市街はとても素敵でしたし、ヒラリーズ・ボートハーバー近くにあるAQWA(西オーストラリア水族館)でのサメやヒトデを触る体験も貴重でした。
観光だけでなく、日々の生活のなかで何気なく見るもの触れるものもとても新鮮で、ビーチやヨーロッパ調の街並みはどれも美しく、ホームステイ先の家から市内にある学校までは公共交通機関を利用して1時間ほどかかったのですが、それらを眺めながらの通学は正直全く苦になりませんでした。
また、パースにはスマートライダーと呼ばれる交通系ICカードがあるのですが、これを利用すると現金での支払いよりも10-20%もリーズナブルに公共交通機関を利用することができます。お財布に優しいのもパース留学の魅力だと思います。
さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Kanaeさんのパース留学体験談はいかがでしたでしょうか?
オーストラリアには、大都市のシドニーやメルボルン、観光地としても認知度の高いゴールドコーストやケアンズ、手付かずの自然が魅力的なタスマニアのホバートや、コンパクトで暮らしやすいアデレードなど、特徴の異なる魅力的な都市が複数存在します。なかでもパースは、気候も良く、人々も明るく、何よりも留学生サポート体制が充実しているなど、数多くの魅力を持ちます。日本人留学生の少ない環境でワーホリや語学留学に挑戦したいという方から、永住権取得などを目指し、専門留学(TAFE留学)や大学進学を考える方からの問い合わせも多い都市の一つです。
パース留学にご興味をお持ちの方はもちろん、オーストラリアでの渡航先に悩んでいるという方はぜひ、ワールドアベニューの無料留学カウンセリングをご利用ください。初回留学カウンセリングは原則オンライン(Zoom)を利用し、所要時間30分程度からご利用いただけます。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。