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  • 海外留学体験談
  • 2024.06.09

ネイティブ9割!TAFE留学で感じた今後の人生の広がり|体験談

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オーストラリアのブリスベンにあるTAFE Queenslandでフィットネスを学ぶHirokaさんから体験談をいただきました。Hirokaさんは社会人4年目のタイミングで転職か留学か悩み、専門留学+ワーキングホリデーというプランで渡航を決意、アカデミック英語の習得には苦労したものの、現在はネイティブ9割という環境でのびのびと勉強されていらっしゃいます。専門留学終了後には、ワーキングホリデー制度を利用してインストラクターとして就労経験を積むことも検討されていらっしゃるとのこと。どのような留学体験をされたのか、気になる方はぜひ体験談をご覧ください。

Hirokaさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:ブリスベン
留学プログラム:専門留学(TAFE留学)
学校:TAFE Queensland
コース:EAP + Certificate III in Fitness
渡航期間:2023年9月 – 2024年7月

留学相談から現在に至るまでのスケジュール

転職か留学か、悩んだ末に留学を選んだ理由

留学には学生時代から興味がありました。大学時代には「学生のうちに何かしら言語を習得したい」と、栄養士の勉強の傍ら韓国語の勉強にも取り組みましたし、短期間ですが海外で栄養学研修に参加したこともありました。ただ、大学在学中や卒業後すぐの留学.. となると、目的や目標が曖昧で、海外への思いは漠然としたままでした。

留学を現実的に考えるようになったのは就職して4年目に入った頃です。20代も半ば、30代に入る前に今後のキャリアをきちんと見定めていきたいという思いもあり、転職にせよ、留学にせよ、動くなら今しかないと考えたのです。特に留学は、ワーキングホリデーの年齢制限のように時間的な制約が設けられているものもあり、「今」きちんと考えないと後悔するなと思いました。

留学か.. 転職か..

栄養士の資格や経験を活かせる場所は多岐にわたります。だからこそ、20代のうちに、その後のキャリアの選択肢を広げるべく、様々な経験ができたら.. と考えていました。転職もその一環と思ってはいましたが、だからと言って、そう何度も転職するわけにもいきません。

次のキャリアがスタートすれば留学やワーホリに挑戦できるタイミングは20代のうちには巡ってこないかもしれません。

そこで、まずは留学し、世界を一度ぐーーーーっと広げた上で、再度自分のキャリアを絞っていこうと考えました。

大学院か専門留学かワーホリか..留学プランの決め手

私は大きく3つの方向性で留学プランをリサーチしました。

1. 栄養士資格取得を目的とした大学院進学
2. 栄養士以外の専門性を身につけるための専門留学
3. 海外で仕事も勉強も比較的自由に挑戦できるワーキングホリデー
 です。

1つ目の大学院進学について
学生時代に参加した海外研修の際、日本と海外とでの栄養士の給与や待遇、立場(地位)の違いを目の当たりにしました。同じ仕事をするなら、海外の方がやりがいがありそう.. と感じていた私は、留学を検討し始めた際、まず海外で栄養士として働くためにはどうしたらいいのかを調べました。その際に行き着いたのが大学院進学です。急速に進んだ円安や世界的な物価高など、日々日本の未来を憂うようなニュースを見聞きするなかで「海外移住」や「永住」というキーワードに惹かれたというのも背景にありました。

2つ目の専門留学について
留学と並行して転職を考えていたことにはすでに言及しましたが、その転職希望先の業界がスポーツ関連の業界でした。そこで留学中に、転職時に役立つ経験や資格を取得できないかと考えたのがこの専門留学を検討した理由にあります。

3つ目のワーキングホリデーについて
すでに社会人だったこともあり、「働く」ことや「生活」することに重きを置ける自由度の高いワーキングホリデーは魅力的に写りました。もし、日本の資格をそのまま海外で使えるとしたら、ワーホリを選んでいたかもしれません。

しっくりきた!専門留学からのワーホリというプラン

ワールドアベニュー以外にもいくつか留学会社で相談をしましたが、最終的にはワールドアベニューの担当コンサルタントの方にご提案いただいた2つ目の専門留学と3つ目のワーキングホリデーを組み合わせたプランで挑戦することに決めました。

理由は、1つ目の大学院進学は最初に挑戦するにはあまりにも金銭的にも時間的にもハードルが高かったこと、3つ目のワーホリだけでは帰国後にキャリアアップにつながる経験が積めているイメージを持てなかったことにあります。

専門留学で、スポーツ業界でも役立つ資格を取得*、その後ワーホリ制度を利用して、専門留学で取得した資格を活用して就労経験を積む.. これであれば資格・経験ともに得ることができ、帰国後のキャリアにもつながるのではないかと考えたのです。

TAFE(テイフ)とは
Technical and Further Educationの略で、オーストラリア州政府が直接運営する高等専門教育機関です。最近では、職業訓練校やキャリアカレッジなどとも呼ばれています。TAFEは、就職時に即戦力として働ける人材を育成することを目的とし、英語力向上だけでなく、特定の分野における専門的な知識や技術の習得を目指します。TAFEで提供されるコースには、経営、小売業、観光とホスピタリティ、建築、公益事業、コミュニティーサービスと保健、交通輸送、製造業、技術など、さまざまな分野が含まれています。大学よりも入学規程が簡便で、学費も50-70%ほど安く、少人数制で留学生サポートも充実しており、魅力的な教育機関です。

Sports and Fitness Certificate III in Fitnessのコース詳細についてはTAFE Queenslandのホームページをご覧ください。

国は大学時代の海外研修先で、馴染みのあったオーストラリアにしました。イギリスやアメリカ、カナダなど他国と比較し天候がよく、安全性が高い国だったことに加え、学生ビザでも働けるため金銭面でも魅力的でした。

TAFEでの学び


留学プランを決め、申し込み手続きを終えてから出発まではあっという間でした。TAFEの英語レベルチェックテストを受け、Certificateと呼ばれる専門コース入学前の英語研修期間を算定、その後の出願や学費の海外送金、ビザ申請などはワールドアベニューがサポートしてくれました。そして9月、オーストラリアのブリスベンに出発しました。

「ついていけない..!!」衝撃を受けたEAP

留学生活がスタートし、ワクワクした気持ちはTAFEのEAP開始後1週間で崩れ去っていきました(苦笑) 日本にいた頃は英会話レッスンを月に2-3回、2年間くらいは続けていたこともあり、TOEICも800ありました。しかし、アカデミックイングリッシュには全くと言っていいほどついていくことができませんでした。

例えば、ぎっしりと文章が詰まったA4一枚を数分で読み、その内容を要約、ディベートしてー.. と言われたとします。もちろん、その文章は日常生活における日記のような軽い内容ではありません。

「え.. 待ってまって、無理無理.. そんなスピードで読めないよ!」と心の中で呟いていると隣に座る留学生は、どんどん読み進め、要約し、ディベートの準備を進めています。

「これはやばい!!」と思った私はLINEでワールドアベニューの担当コンサルタントの方に連絡し、Zoomで面談自分は一般英語コースから始めた方がいいのではないか.. と相談しました。担当コンサルタントの方からのアドバイスやTAFEのサポーターの方からのアドバイスもあり、ひとまずEAPで継続して頑張ることを決めたものの、この時期は不安の方が大きかったことをよく覚えています。

サポートフルな学習環境が成長を後押ししてくれた


しかし、1ヶ月もたつとそんな不安も少しずつ緩和されていきました。理由は大きく二つ、1つ目は先生方の学習支援が手厚かったこと、2つ目はともに頑張る仲間がいたことにあります。

私が通っていた頃、TAFEのEAPにはタイとコロンビアの学生を中心にいろんな国の留学生が在籍していました。国が違えば英語技能の得て増えても異なります。先生方は生徒一人ひとりが各々の苦手を克服できるよう、通常の課題に加え適切な課題を出してくれたり、相談や質問に対応してくれたりしました。TAFEのEAPは原則TAFE進学を目指す学生が一つのグループとして授業を受けているため、全員でEAPをパスして、本科に進むんだ!!という一体感のようなものがありました。クラスメイトたちは皆、学習意欲が高く、私も彼らの意欲に背中を押され、気がつけば成長していた.. というような感じでした。

TAFEが開講するEAPに通ってよかったこと

英語力が伸びたことやアカデミック英語を身につけられたことはもちろんですが、実はもう一つ、TAFEで開講されるEAPに通ってよかったと感じていることがあります。それは、TAFEのコネクトと呼ばれるイーラーニングシステムの使い方をEAP在籍中に把握することができた点です。

オーストラリアはオンライン化が加速度的に進む国で、課題の提出なども積極的にコネクトのようなオンラインシステムを活用しています。これは割と多くの方に共感いただけると思うのですが、今まで利用したことのないシステムを利用するって、慣れるまで結構大変ですよね..?(しかもインターフェイスが英語なのでなおさらです..)

実際、本科進学後、他の語学学校からTAFEの本科に入学してきた留学生はコネクトに慣れることに必死で大変そうでした。ですが、私はTAFEのEAPからの進学だったこともあり、コネクトの利用には慣れており、本科の勉強に集中することができました。

Hirokaさんの留学生活の様子

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本科スタート!9割がネイティブ&みんなゴリマッチョ!!(笑)


無事EAPをパスし、2024年1月末にCertificate III in Fitnessに入学しました。入学しての感想は、9割がネイティブ!!ということに加え、クラスメイトはゴリゴリのマッチョが多かったということです。EAPでの勉強を始めた時とはまた違う衝撃がありました(笑)

とはいえ、EAPで鍛えられていたおかげで、授業の受け方、ノートの取り方、エッセーの書き方などにはつまづくことはありませんでした。先生やネイティブのクラスメイトが話している内容を100%理解できたかというとそうではありませんでしたが、大枠の内容を理解し、わからないことがあれば質問・確認することもできました。

具体的に学んだことは次の通りです。

解剖学
人体の構造や生物のありさまを「形」という側面から研究する学問です。肉眼で見える大きな構造から、電子顕微鏡でないと見えない細胞核やミトコンドリアまで、観察対象はさまざまです。最後のテストでは体の動かし方を解剖学的な用語で説明するなどがありました。

栄養学
栄養学は本来であれば、食物の摂取と健康との関係を栄養素の体内における代謝を通して明らかにする学問です.. が、ここではオーストラリアのガイドラインへの理解を深めるという内容でした。実はこの授業、私にとっては結構興味深く、例えば、日本との比較ができたこと、また、インストラクターとしてクライアントにコンサルティングする上で「できること」を学ぶことができたのは、とても勉強になりました。管理栄養士、栄養士、インストラクター、それぞれの免許・資格でできることの違いなどを聞かされた時は、違いを授業で取り扱うのかと、驚きつつも意外な気付きでした。

その他にも、自分でビジネスを起こす際に必要なマーケティングや集客について、顧客情報や目標を踏まえたプロモーションやキャンペーンの活用方法、エクササイズプログラミングなども学びました。もちろん、エクササイズの準備や適切なウォーミングアップ方法、顧客の目的別(見せる筋肉作りを希望か、持久力向上かなど)のカリキュラムの作り方、グループマネジメントなどを、座学とロールプレイ、実習を介して実践的に学びました。

体もものすごく動かしますし、フィットネスの生徒はTAFEのジムを無料で使いたい放題ということもあり、高校生の時よりも体を動かせていたように思います(学生時代、シャトルランで70回超えることなんてありませんでしたが、今は余裕で超えます(笑))

オーストラリア留学で得た成長と変化


学校での勉強以外にアルバイトしたり、ゴールドコースト周辺の島に旅行に行ったりと充実した日々を過ごしていました。アルバイトは、チェーンの回転すしでした。仕事を初めてすぐの時給は28ドル程度、今は少し上がって29ドル、週末は34-35ドルで働いています。台湾やベトナム、マレーシアなどからの留学生や現地の高校生というバイトのメンツに加え、お客様がほとんどネイティブということもあり、収入を得るという観点に加え、英語力向上の面でも役立っています。(実は、昔取った杵柄で、日本語以外に韓国語も活用し、求人を探したところ、到着して比較的すぐに仕事につくことができました。努力したことって裏切らないな..と改めて感じた瞬間でした)

3月にはノースストラドブロークアイランドを旅行。渓谷ウォーキングやマリンスポーツを楽しみました。世界で2番目の面積をもつと言われる砂の島なのですが、見る景色全てに感動したことを覚えています。

オーストラリアに来てからは、勉強が中心のため、キラキラした留学ではないかもしれません(苦笑) ですが、日々変化と成長があり本当に充実した時間を過ごしています。

これからの目標

TAFE留学も残りわずかですが、ここでの経験を踏まえ、次はワーキングホリデー制度を利用し、実際にグループインストラクターとして働く経験に挑戦したいと考えています。今回の留学で数多くの人との出会いがあり、多種多様なキャリア、人生観に触れることができたことで、自分の人生も既成概念を取っ払って向き合うことができたように思います。

次の一年ではさらに深く、いろんな人との出会いを楽しみながら、今後の人生設計を組んでいきたいと考えています。

さいごに

最後まで体験談を読んでいただき、ありがとうございます。Hirokaさんの体験談はいかがでしたでしょうか。仕事をやめての留学には躊躇する方も多いと思います。しかし、一歩踏み出した結果、Hirokaさんのようにその後の人生の選択肢を広げる方が多くいらっしゃいます。外の世界を見てみたい!という方は、転職前に、ぜひ挑戦してみることをお勧めします。

ワールドアベニューでは、Hirokaさんが参加したオーストラリアでの専門留学に加え、留学を検討し始めた際に考えていたカナダのCOOP留学など、様々な留学プログラムを取り扱っています。留学先の国や都市、学校や制度など迷っている方は、ぜひ無料留学カウンセリングにて留学コンサルタントにご相談ください。

初回留学カウンセリングはオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。お気軽にご予約ください。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。

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