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  • 海外留学体験談
  • 2023.04.18

【体験談】オーストラリアワーキングホリデー – なりたかった自分を見つけた

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オーストラリアでワーキングホリデー中のMarikoさんから体験談をいただきました。社会人8年目だったMarikoさんが、仕事を辞めワーホリに挑戦しようと決めたきっかけや、通った語学学校の授業の様子、オーストラリアでの生活について、お話しいただいています。自由度の高いワーホリだからこそ、何をしたらいいのか?と迷い、ニート生活を体験したこともあったとか..!興味ある方はぜひ体験談を読んでみてくださいね。

Marikoさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:ワーキングホリデー
語学学校:ILSC
渡航期間:2022年8月 – 2023年8月(予定)

 

ワーキングホリデーのスケジュール

時期 内容
2022年8月 オーストラリア・シドニーへ出発
2022年8月-11月 語学学校(ILSC)で約4ヶ月間で英語学習
2022年12月-23年1月 特に何もせずオーストラリア生活を楽しむ
2023年2月-現在 日本食レストラン(お寿司屋さん)でアルバイト

ワーホリのきっかけ


「ワーホリするぞ!」と踏み出せたきっかけは、ワーキングホリデーで海外に挑戦できる年齢ギリギリになったこと.. でしょうか(笑)

昔から洋楽が好きで、英語が好きで.. 海外にはずっと興味を持っていました。大学も英文科に進み、第二言語には中国語を専攻、就職も「外国語を使う機会があるかもしれない」と輸入品の海外ブランドを扱う会社に入社しました。

ただ、英語も中国語も流暢に喋れたかというと、決してそうではありませんでした。「もっと上手になりたい」と、学生時代には留学を考えたこともありました。しかし「喋れるようになれなかったら時間もお金も無駄になる」と考えてしまい、踏み出せず.. 就職してからも、最初は英語や中国語を活かせる機会や海外と繋がれる機会を模索していたのに、5年、6年と時間が経つうちに、そんな想いすら忘れかけていました。

そうして日々忙しく過ごすうちに、気がつけば29歳になっていました。そんなとき、「年収90万円でハッピーライフ」という本を解説しているYouTubeを見たんです。

「年収90万円でハッピーライフ」の著者である大原 扁理さんは、25歳から東京で週休5日の隠居生活を始め、年収百万円以下で6年間暮らし、現在は台湾に移住し、海外でも隠居生活ができるのか実験中と言っていました。常識に囚われず、人と比べず.. 不真面目な印象を抱くくらい自由に、自分の幸せに正直に生きている著者の姿に衝撃を覚えました。若干、苛立ちと嫉妬を感じつつも、私も挑戦していないだけで、やってみたらできるのではないかという勇気(?)が湧いてきました。

フッと自分を見つめ直すと、いろんなことが頭を巡りました。

今の仕事は本当にやりたかったことができてるのか?
英語も中国語ももっと話せるようになりたいんじゃないのか?
なりたい自分になるために、何か挑戦したことがあったのか?

違うよね。なかったよね。それで?私は今いくつになった?29歳だ。

ここまで考えて..

「仕事やめて、海外に行こう」

と決めました。

ワーキングホリデー制度を利用できるのは30歳までという年齢制限があります。学生時代に感じた「挑戦して得るものがなかったら.. 」という不安がなかったかというと嘘になります。ただ31歳になった瞬間に、今できることができなくなってしまうという恐怖の方が勝りました。

ワーキングホリデー制度を選んだ理由

私が挑戦してみたかったのは、「海外で勉強する」ことではなく「海外で生活する」ことでした。学生時代であれば、語学留学など勉強する方法を選んでいたかもしれません。ただ社会人歴も長かった私は、勉強も仕事も全部含め、より自由に「生活」してみたいと感じていたんです。それらの希望にワーキングホリデーはぴったりの制度でした。職場の同様に中国人の子達が多く、彼ら彼女らを見ていて「海外で暮らすってどんな感じなのかな」と気になっていたことも理由の一つかもしれません。

オーストラリアを渡航先に選んだ理由


ワーキングホリデーを調べ始めたときに、渡航先の候補として挙がったのがオーストラリアとカナダです。調べるとどちらも魅力的な国だったのですが、結果、私はオーストラリアを選びました。理由は気候が温暖だったこと、そして時差が少なかったことです。カナダはちょっと寒すぎるかな.. と(笑)

ワールドアベニューを選んだ理由

ワーホリを調べ始めた当初、ワーホリ制度自体のことはもちろん、渡航先の国や都市のこと、生活のこと、後述する学校のことなど、わからないことが山のようにありました。ワールドアベニューのホームページは、私のわからないこと=知りたいことがモリモリと掲載されているホームページでした。

ホームページを見ていて、「この留学会社なら、私の希望や要望にもきちんと答えてくれそう」。そう感じ、個別留学カウンセリングを予約しました。その後も、具体的にプランニングしてもらい、内容にも費用にも納得感があったため、他の会社との比較はほぼせず、ワールドアベニューに決め、申し込みました。

決断から渡航まではあっという間でした。

Marikoさんの渡航までのスケジュール
2022年3月 ワーホリすることを決断
2022年4月 ワールドアベニューに相談、申込み
2022年5月 ワールドアベニューにサポートしてもらいながら、必要書類を準備
      準備ができると、ビザ申請や学校への出願、学費などの支払いなど各種手続き
2022年6月 仕事を退職。
      航空券や海外旅行保険の手続き
2022年7月 渡航直前 少しのんびりする
2022年8月 出発

ILSCを選んだ理由と通ってみての感想


学生時代、学んでいたとはいうものの、もはや英語は忘れさっていました。会社に中国出身の同僚が多かったこともあり、大学時代に第二言語で選択していた中国語の方が話せたかもしれないです(苦笑) そのため、語学学校にはできる限り長く通おうと決めていました。

ILSCを選んだ理由は、厳しいイングリッシュオンリーポリシー(母国語禁止規定)があったからです。イングリッシュオンリーポリシーは、学校内で英語以外喋っちゃだめだよという規定です。このポリシーを設けている語学学校は少なくありませんが、ILSCの場合、1回目は厳重注意、2回目の注意を受けると1日出席停止、3回目の注意を受けると3日出席停止… と、その罰則がかなり厳しい印象でした。※

あえて厳しい環境に身を置こうとする生徒は、学習意欲の高い生徒に違いありません。「せっかくお金を出して通うなら共に学ぶ学生のモチベーションの高い学校がいいな..」と考えていた私にとって、ILSCは魅力的でした。ロケーションもシドニーの中心地とよく、ここにしようと決めました。
※現在はイングリッシュオンリーポリシーのペナルティー制度は廃止されています。ただし、スタッフや講師は引き続きキャンパス内で英語以外の言語を聞いた際はその学生に英語を話すよう注意を促しています。また、あまりにも改善されない場合は講師やスタッフよりその学生を呼び出し、厳重な注意も行われています。

国際色豊かな学習環境

到着したのが8月。夏休みで短期留学していた学生が多かったからか、到着してすぐのタイミングは日本人学生の多い環境でした。しかし、1ヶ月もすると、クラスに日本人はほとんどいなくなりました。クラスには、タイ、コロンビア、スペイン、トルコといろんな国の学生がいて、英語を学ぶ環境としてはいい環境だったと思います。また、私自身はintrovert(内向的)な性格なのですが、最初に仲良くなったタイ人の友達をきっかけに友人の輪も広がり、楽しい時間を過ごすことができました。

「たまには喋らない授業を受けたい」と思うほど、喋る機会が多かった

ILSCの授業は、日本で受けてきた英語の授業とは全く異なりました。最も大きな違いとして感じたのは、とにかく喋る機会が多いという点です。しかも、決められたことを喋る訳ではありません。ロールプレイやディスカッション、グループワークなど、自分の意見や考えを話さないといけないことがほとんどでした。日本人あるあるだと思うのですが、私は自分のことを深掘りされたり、自分の意見を求められたりというのは、あまり得意ではありません。自分のなかで言語化できていないものは日本語だろうが、英語だろうが話せません(苦笑) 毎授業喋ってばかりで、「たまには喋らない授業を受けたい」と思ったほどです(笑)

楽しかった選択クラス

楽しかったのは、English through Musicという選択クラスです。「音楽を通して英語を学ぶ」という内容そのままで、音楽の歌詞を介して単語や表現、イディオムを学んだり、実際の歌を介して、発音やリンキング(英語における連音現象)、リダクション(英語の発音における音声の脱落現象)を学んだりしました。同じパートを繰り返し練習するため、客観的に授業を眺めるとやや異様な光景でしたが(笑)、個人的には大好きな洋楽を上手に歌えるようになるという特典付きのこのクラスは、とても楽しく印象的でした。

オーストラリアでの生活の様子


私は到着してから今までシドニーで生活しています。
渡航先(シドニー)は、担当してくれた留学カウンセラーさんからの話を踏まえ決めました。当初の私のなかでシドニーの印象は「大都会」でした。都会的な生活をしたいという思いがある一方、都会すぎるのは疲れてしまいそうで心配でした。そこで担当カウンセラーさんに相談してみると、「シドニーは確かに都会だけど、街中には緑あふれる公園があったり、公共交通機関で20-30分離れると綺麗なビーチが見れたり、ほどよく自然も感じられる街だよ」と教えてくれました。「だったらいいかな」と決めました。実際教えてもらったときのイメージ通りで「選んでよかったな」と感じています。

今はバーウッドというシドニー中心地から15〜20分程度西に進んだ場所にある地域に住んでいます。中国・香港・台湾系のお店が多く、シドニーのなかでアジアを感じる不思議な雰囲気の街です。日本を含むアジア系の食材も簡単に手に入り、住み心地もいいです。

2月頃からお寿司屋さんでアルバイトを始めました。職場の同僚もいい人ばかりで、賄いにお寿司ももらえます。久しぶりの仕事ということもあり働くことが楽しく、最近は仕事にどっぷりと浸かっています(笑) 同僚に台湾出身の人がいたり、お客様にも華人系の方がいたりするため、少しですが中国語に触れる機会もあります。時給はそんなに高くなく21ドル程度ですが、仕事ばかりしているため溜まる一方です(笑)

実はニート生活を送っていた時期も..


語学学校が終わり、今の仕事を始めるまでの2ヶ月間程度、実はニートでした(笑)

ワーキングホリデーは自由です。勉強しないといけないわけでもなく、働かないといけないわけでもなく.. 何をしていてもいい、逆に何もしていなくてもいいんです。

学校に通っていた時期は当然規則正しく生活し、学校に通っていました。ただ、学校が終わった瞬間しないといけないことがなくなり、何をしたらいいのかわからなくなってしまったんです。ワーホリの自由度の高さがネガティブに働いた瞬間でした。仕事探しもせず普段は家で過ごし、友達に誘われたときだけ遊びにいく..というまさにニート生活を送っていました。

貯金が減っていくことに漠然と不安を覚えながらも、やりたいことも夢もなく、目的もなんだったのか忘れかけている.. そんな状況でした。

そんなとき滞在先のオーナーに、オーナーの子供が「Marikoは何をしている人なの」と尋ねたそうです。もはや若干不審者ですよね(笑) そんな私の姿を心配したのか、オーナーは自分の家族やシェアメイトと話すことを促してくれました。シェアメイトは2人、ブラジル人の男性がいました。語学学校に4ヶ月間通ったとはいえ、まだまだペラペラとは言えない私の英語力で、きちんとコミュニケーションが取れるのか不安でした。ただオーナーの一言もあり、なんだかかんだシェアメイトと話すようになりました。

シェアメイトのうちの一人は工事現場で働いていました。英語力もあり、彼との話はとても刺激的でした。彼は25歳でしたが、夢や目標があり、そのために今は必死で働いて貯金していると言っていました。工事現場での仕事は決してやりたいことではないけれど、将来やりたいことのためなら、やりたくない仕事だって頑張れる…と言っていました。またいろんな世界を見て、いろんな人と出会って、いろんな経験をしたいとも言っていました。そして30歳になったら貯めたお金や経験を持って国に帰り、起業したいと夢を語ります。

とにかくいろんなことを吸収したいという思いや姿勢、行動は、やりたいことも夢もない..と毎日ニート生活を送っている私にとって大きな刺激になりました。

もう一人も、同じように毎日働いていました。彼はそこまで英語が上手ではありませんでした。でも、それで諦めるのではなく、英語力を伸ばすため毎日働きながら語学学校に通い始めました。「そんなに働いて、働くことが好きなの?」と聞くと「好きだ」といいます。

私にとって、日本で働いていたとき、仕事は日々の生活のために仕方なくするもので、自ら主体的に取り組みたいことではありませんでした。なので、働くことが好きという彼の価値観は衝撃でした。

彼らと話をしているなかで、「あー.. 私はやりたいことがないのではなく、やりたいことに挑戦することにビビっていただけだな」ということに気がつきました。ワーホリを決断するとき、挑戦することにビビってきた自分に気がつきそれではダメだと踏み出したにも関わらず、その感覚を忘れかけていたんです。。

シェアメイトと話し、彼らの考えや価値観に触れることで、初心を思い出し、私は少しずつ変わっていきました。そんなとき、シェアメイトの一人がメルボルンに引っ越すことになりました。話し相手がいなくなる.. とはいえ、彼を引き止めるすべもありません。

ここでようやく、「よし!とりあえず仕事探しから始めよう」と動き始めました。ワーホリを決めたときもそうだったのですが気持ちが動くと行動も早いもので(苦笑)、シェアメイトの送別会翌日にはバイトの面接にいき、すぐに働き始めました。

仕事初日、同僚が他の同僚とシェアハウスの内見の話をしていました。話し相手がいなくなり引っ越しを考え始めていた私は、初対面にも関わらず、「その内見、私も一緒に行っていい?」と聞き、OKが出たので内見に同行することにしました。そしてそれまでは一人部屋以外では絶対に生活できないと思っていたにも関わらず、3人部屋のシェアハウスに引っ越すことを即決しました(笑)

今は毎日が楽しいです。

ワーホリを迷っている方へのメッセージ


挑戦してみたいと思っているなら、絶対に挑戦した方がいいと思います。オーストラリアで過ごす一日いちにちが、日本では経験できない貴重な時間で溢れています。

私は自分で自分を諦めがちな考え方や、ついつい保守的になってしまいがちな性格を、なんとかしたいとずっと思ってきました。例えば、ブラジル人のシェアメイトの送別会でビーチに行ったときのことです。訪れた先のビーチで、彼の友達(大きなグループ)のパーティーに加わることになりました。彼らの明るさやコミュニケーション力の高さ、そもそも英語力の高さに圧倒され、大切な友達の送別会にも関わらず、私はグループの端っこで静かに過ごしました。話しかければ、返してくれたであろう人たちばかりだったと思います。それにも関わらず、自分に自信がなさすぎて、英語が下手な自分をバカにされたらどうしよう、笑われたらどうしよう.. そんな気持ちが先行し、話しかけることすらできませんでした。

でも、今は違います。今の私なら、あのパーティーでもっと話しかけられたと思います。彼の友人ともより楽しい時間を過ごせたと思います。そんなふうに自分の成長を感じられている今、ワーホリにきてよかった以外の感情が見つかりません。

皆さんもワーホリを考えているということは、何かを変えたかったり、変わりたかったりするのではないでしょうか。そんな思いを叶えるうえで、ワーホリや留学はとてもいい選択だと思います。

さいごに

体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Marikoさんの体験談はいかがでしたでしょうか。

お寿司屋さんでの仕事が楽しくて仕方ないというMarikoさんは朝11時から夜9時まで毎日働いているそうです。少し前までニート生活していたなんて信じられないですよね。そして貯まる一方の貯金を使って、帰国前はオーストラリア国内旅行に、そして、実はもう一各国ワーホリで行ってみようと考えているそうです。ぜひ、新たな出会いと経験にあふれる時間を過ごしていただきたいものです。

留学はワーキングホリデー以外にも様々なものがあります。例えば、英語学習に集中することのできる語学留学や永住や移住を目指すことのできる専門留学、他にも大学・大学院留学など、皆さんの目標目的、状況や条件(英語力や学歴、予算など)によって、どんな留学がいいのかは異なります。

留学のプランニングにはぜひワールドアベニューの個別留学カウンセリングをご活用ください。留学カウンセリングは、無料です。初回はオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。定休日の木曜をのぞき、土日祝日も営業いたしております。

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