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  • 海外留学体験談
  • 2023.05.19

【体験談】オーストラリア大学進学 – ウーロンゴン大学心理学部を卒業

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日本の高校卒業後、オーストラリアのウーロンゴン大学(心理学部)を卒業した葵さんから留学体験談をいただきました。海外の大学に進学しようと考えたきっかけや進学先の大学や学部を選んだ理由、具体的な大学生活や就活事情などお話いただきました。

葵さんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー(ウーロンゴン)
留学プログラム:海外大学進学
学校:ウーロンゴン大学附属カレッジ(UOW College)→ウーロンゴン大学(UOW)
渡航期間:2018年4月 – 2022年7月

留学スケジュール

時期 期間 教育機関 内容
2018年4月 10週間 ELC(語学学校) 一般英語
2018年7月 1年間 UOW College(大学附属カレッジ)* ファウンデーションコース*
2019年7月 1年間 UOW(大学)** 心理学部 1年生**
2020年7月 1年間 UOW(大学) 心理学部 2年生
2021年7月 1年間 UOW(大学) 心理学部 3年生

*UOW College Foundation Studies – Extended
UOW Collegeとはウーロンゴン大学の附属カレッジです。葵さんの希望するBachelor of Arts (Psychology)に進学するためには、ファウンデーションコースを修了する必要がありました。

ウーロンゴン大学の「ファンデーションスタディ・エクステンデッドプログラム」は、ウーロンゴン大学の多様な学位1年目への入学を保証されたプログラムです。このコースは、オーストラリアで学ぶ留学生を対象にデザインされています。学生は時間管理の方法、エッセイの書き方、グループワークやプレゼンテーションスキルなどを含む学習スキルや学習習慣を身につけ、大学での学習スタイルになれることができます。

**University of Wollongong Bachelor of Arts (Psychology)
ウーロンゴン大学で開講される学士取得を目的とした3年間のコースです。心理学部では心理学の基本原理、理論、方法論に関する知識を深めることができます。また、このコースでは、コミュニケーションスキル、問題解決スキル、分析スキルなどの職業に必要なスキルを磨くことも可能です。当学部では心理学の歴史や現代のトピック、人間行動、感覚と知覚、認知、発達、個性差、社会心理学、および臨床心理学について学ぶことができます。

海外大学進学しようと考えた理由


実は、私が大学進学しようと思ったのは、ワールドアベニューとの出会いがきっかけです。「海外に行きたい」と思い、そこから留学会社を調べ始める..と言う流れが一般的だと思うのですが、私の場合、少し特殊で、「海外大学進学しよう」と思う前にワールドアベニューとの出会いがありました。

「どういうこと??」と思われた方も多いと思います(笑)順を追って説明しますね。

中学生時代からハマった「英語」

母が教育熱心だったこともあり、小学生の頃から英会話習わせてもらっていました。とはいえ、小学生の私にとって英語はまだ難しく、お世辞にも「好き」「楽しい」とは言えませんでした。しかし、中学生になると英語への感覚は一変しました。早くから勉強させてもらっていたおかげで、英語は「得意」な科目の一つになりました。授業への理解もスムーズで、勉強すればするだけテストや課題の結果もよくなります。その頃から、英語にハマっていきました。

大学は交換留学生があるところに進学したい

高校受験も無事志望校に受かり、高校1年次ですでに大学は英語に強いところにいきたいと考えるようになっていました。「できれば交換留学制度が整っているところがいい..」そんな思いを抱き、大学の情報収集を行っていました。

ある日、大学進学イベントに参加しました。もちろん目当ては交換留学制度のある大学の情報です。混み合うイベント会場で、いくつかの大学の話を聞き、パンフレットをもらい情報収集していると、会場の少し奥まったところに、「海外大学進学」を謳うブースを見つけました。

そのブースを出展していた会社こそがワールドアベニューでした。

もともと、海外の大学に直で進学するという選択肢自体がなかった私にとって、ワールドアベニューの留学コンサルタントからの話は目から鱗でした。日本の大学で1年間だけ留学するよりも、4年間丸々留学してしまった方が、英語力は伸びますし、経験できることの幅も広い.. 話を聞いて「これだ!!」と思いました。

つまり、ワールドアベニューとの出会いが、海外大学進学という進路(選択肢)を知るきっかけになったのです。

国・大学・学部・エージェント選びについて


進学イベントでは、ゆっくり話を聞く時間はなかったため、後日、ワールドアベニューの無料個別相談に申込み、母にも同席してもらい、より詳しく海外進学について相談しました。不安だった大学への出願や学費などの海外送金、ビザの申請など、渡航に伴う手続きは総合的にサポートしてくれるという点や、渡航後も相談できる環境があるという点を踏まえ、「海外進学しよう!」という気持ちはもちろん、「留学エージェントはワールドアベニューにしよう!」ということも、この時点で固まりました(笑)。

ただ、まだ高校1年生だったので、留学プログラムの申込み自体は高校2年の終わりころに..ということで、そのときは次回まで、また高校卒業までに進路の方向性を絞ること、そして英語力を伸ばすことなど、いつくか目標やタスクを定め、相談を終えました。

高校時代に体験した海外 – 進学先にオーストラリアを選んだ理由

高校時代には、短期留学でカナダ、オーストラリア、そしてイギリスへ、修学旅行などで韓国と台湾を訪れました。留学はできる限りお金をかけたくなかったので、府が提供している奨学金プログラムのようなものに応募したり、高校の姉妹校プログラムに参加したりしました。

なかでも刺激的だったのは、オーストラリアでの経験でした。オーストラリアでの留学は姉妹校プログラムを利用しました。最初はオーストラリアの学生が私の家にホームステイで滞在し、その翌年、その学生の家に私がホームステイするというものでした。そのとき出会った子が、ものすごい才女で、同い年とは思えない知識量や物事に対する考え方などに衝撃を受けました。彼女と英語でもっと深い話をできるようになたい.. そんな風に感じたことも海外進学への決断を後押ししてくれました。

滞在した先は、リートンという場所でニュー・サウス・ウェールズ州の内陸部にある田舎町でした。隣の家まで10キロ.. ホームステイしたお家も庭がとても広く、馬を10頭ほど飼っている、そんな環境でした。オーストラリアの穏やかな気候や雰囲気、フレンドリーな人々、少ない時差、治安のよさ、日本からのアクセスの良さなどさまざまな魅力を感じた瞬間でした。

カナダと少し迷いましたが、先述しているような魅力から進学先の国はオーストラリアに決めました。

大学・学部選び


私は心理学部への進学を希望していました。
心理学を専攻するというと、臨床心理士や心理カウンセラーを目指すのか?と考える方もいるかと思います。もちろん、そういった心理学のスペシャリストになることも一つの選択肢だと思います。ただ、私は心理学「普遍性」に注目しました。世界にはさまざまな職業があります。しかし、どんな仕事に就くにしても、人の心や気持ちへの理解なくして成り立つものではありません。

心理学を学ぶことで、臨床心理士や心理カウンセラーという道を目指せる可能性はもちろん、教育業界や人材業界、医療や福祉関連の業界、他の業界でもマーケティング職や営業職、人事職などでの就職にも役立つ知識や経験を得ることができるだとうと考えていました。

よって、大学を選ぶ際には、心理学部があることが大前提となりました。
加えて大学選定の際に私がこだわったポイントは次の通りです。

アクセスのよいロケーション(日本から直行便のある都市またはその都市から近い場所)
学習環境のよさ(勉強に集中できる落ち着きのある雰囲気、図書室など設備の充実度)
留学生サポート体制のよさ(学習面、生活面、進路相談などサポートの充実度)

大学キャンパスの様子

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これらを踏まえて、私が考えていた大学はグリフィス大学とウーロンゴン大学でした。
グリフィス大学もとても魅力的でしたが、先述した点を比較した際、私的にポイントの高かったウーロンゴン大学に進学することを決めました。

ウーロンゴン大学は日本から直行便もあるオーストラリア最大の都市シドニーから1時間半程度、南にくだった海沿いにある公立の総合大学です。私が専攻した心理学以外にもIT、ビジネス、法律、工学、看護学、他にも海洋学などユニークな学部を持っています。

世界大学ランキング(QS)でも200位以内と日本の慶應大学や早稲田大学のランクを上回る優秀な大学で、オーストラリアの大学ガイド誌「The Good Universities Guide」では講師の質や学生サポートなど5つのカテゴリーで最高レベル5つ星を獲得するなど国内外で高い評価を得ています。

大学生活について


私は大学附属カレッジで開講するファウンデーションコースを経由して、大学に進学しました。オーストラリアでの大学進学ルートはいくつかありますが、進学する大学や学部、また日本の高校の成績や履修していた科目などによって異なります。進学ルートについて詳しくは「オーストラリアでの大学進学」をご参照ください。

ファウンデーションコースから大学へ進学

私は、Foundation Studies – Extendedという約1年間のコースを受講しました。ファウンデーションコースでは、大学で勉強する上で必要なエッセイの書き方、グループワークやプレゼンテーションスキルなどを含む学習スキルや学習習慣を身につけ、大学での学習スタイルに慣れることができます。もちろん全て英語ですが、「方法」を学ぶことが中心だったこともあり、内容的にそこまで難しいと感じることはありませんでした。

しかし、順風満帆だったのは、ここまでで.. 大学1年生に進学して、勉強の大変さが一変します。特に私が進学した学部が「心理学部」だったからというのが大きな要因ではあるのですが.. とにかく、出てくる言葉が全て難しすぎました(苦笑)

私が1年目に履修したのは、統計学(入門編)、哲学(論理の組み立て方法)、心理学(基礎編)などでした。心理学は一言に言っても「発達心理学」や「教育心理学」、「認知心理学」など実にさまざまな種類の研究分野があります。基礎編ではこれら代表的な心理学の概要を学ぶようなイメージです。心理学やカウンセリング業務などを学んだことのある方なら誰もが知っているアドラーやユング、フロイトなどの話もあり、さわりとしては面白いものもありました。しかし、脳科学の話などになると、もはや何を行っているのかが全くわかりませんでした.. 。

これが大学に進学して2週間目の話です。その後は毎日、必死で勉強しました。2年目、3年目は最も難しいと感じていた脳科学の話をより突き詰めていきます。もう、「頭が爆発するんじゃないか?」と思うような日々でした(笑)

実際、難しいと感じるのは私が留学生だったからではなかったようで、私の学部はほぼネイティブで構成されていましたが、年次が上がるごとに同級生が減っていきました。授業の内容がわからなくて、悔しくて泣いた日もありましたし、とにかく必死な毎日でした。入学当初300名いた同級生が、卒業時120名程度になったことを知り、自分でも「よくやり切ったなーー」と思いました(笑)

ギャップを感じた日本の大学とオーストラリアの大学


日本の大学生の子達の話を聞いていると、いくつか違和感がありました。

例えば、
・履修する科目を友達と相談して決める
・授業に出席するだけで取得できる単位がある
・単位を落とすことに対してあまり危機感がない などです。

もちろん全ての人が当てはまるとは思っていません。「いい」「悪い」という話をしたいわけでもなく、単純にオーストラリアとは違うな..と思いました。

1つ目の「履修する科目を友達と相談して決める」について
オーストラリアでは、基本、自分のことは自分で決めます。相談したり、友人がどの科目をとるかなんて気にも止めません。

そもそも、オーストラリアで大学はあくまで「勉強しにいく場所」であり、授業の合間に友達同士でチャッティングするなんてことすら、あまりありません。授業が終われば各々、次のレクチャーやチュートリアルに行ったり、図書館で勉強したりと、解散します。かなりドライな人間関係です(笑)

もちろん、一緒にグループワークをしたり、リサーチをしたりと、何かしら大きな課題を乗り越えたあと、その仲間内で大学内のバーで打ち上げをする.. なんてことはちょこちょこありました。苦難を乗り越え、お互いの苦労を労ったり、他チームのプレゼンテーションを評価したり、楽しい瞬間はたくさんありました。ただ、クラスで一緒になったメンバーは「友達」とはまた違う人間関係だったように思います。

2つ目の「授業に出席するだけで取得できる単位がある」について
日本の大学で勉強したことがないのでわかりませんが、オーストラリアの授業はどんどん進んでいきます。課題も多く、プレゼン機会も頻繁です。ついていけない人は辞めていくのみ.. だから毎日、振り落とされないよう、とにかく必死でした。また、高い学費を払っているにも関わらず、得るもののない授業なんて意味がありません。なので、出席しているだけで単位が取れる授業というのは、リアルにどんなものなのかが疑問でした(笑)

最後の「単位を落とすことに対してあまり危機感がない」について
オーストラリアの大学の学費は決して安くありません。とは言っても、アメリカやイギリスの一流大学と比べればかなりリーズナブルですが… それでも、年間250万円程度はかかります。一単位何万、何十万というお金がかかっているので、絶対に単位を落とすわけにはいきませんでした。日本の大学は海外と比べると学費はリーズナブルだと思います。ただ、無料ではありません。お金がかかっているのに、「なぜ危機感がない?!」と不思議だったことを覚えています。他にも、単位のために全く興味のない分野の勉強をするという人もいて、これもまた謎でした(というか、興味のある分野でも死ぬほど大変なのに、興味のないことなんて絶対勉強できない!!と感じたという方が正しいかもしれません)。

オーストラリアの大学は「受験」がありません。日本の高校時代の成績と一定の英語力があれば、比較的誰にでも入学できるチャンスがあります。ただ、卒業するまでの道のりは決して平坦なものではありません。個人的に本気で勉強できる、頑張る気合いのある方に海外大学進学はおすすめしたいです(笑)

オフの日の過ごし方 – 自然豊かなウーロンゴンでの生活


オーストラリアでの留学生活4年間、毎日勉強しかしていなかったのか?というともちろんそんなことはありません。オーストラリアの大学は比較的休みが多く、休日には、大学のすぐ近くにあるボタニカルガーデンを見に行ったり、近隣の公園でピクニックしたりしました。他にも友達とビーチバレー観戦を楽しんだり、カフェをめぐったり、映画をみたり.. 休み明けには鬼のように課題が待っているので、あまり遠出するようなことはありませんでしたが、このように日々の勉強の疲れを癒せる時間はきちんとありました。こういったONとOFFがしっかりしているところも海外の魅力だなと思います。

就職活動


就職活動を始めたのは大学2年生の後半でした。オーストラリアの大学は3年制なので、タイミングは日本の大学生と同じようなイメージです。

私が就活を始めたタイミングはちょうどコロナ真っ盛りでした。世界中が経済的に不安定だったので、現地企業での就職は難しくなってしまった時期だったと思います。私は幸い日本での就職を希望しており、大きなダメージはありませんでしたが、卒業ビザを取得し、現地就職を希望していた留学生はやや大変だったのではないかと思います。

「海外大卒」というバリュー

就職活動は、業界を絞りきらず割と幅広く行いました。大学で学んだ知識を活かせるという点ではHR業界(人材派遣、人材紹介、人材広告、人材コンサルティングなど)や副専攻でITも学んでいたのでIT業界を受けたり、その他にも海運業界にインターン参加したりしました。

就活を進めるなかで衝撃だったのは、「海外大卒」のバリューの高さです。高校生のとき、就活を有利に..という目論見があって海外進学を選んだわけではなかったため、実際に就職活動を始めるまで気が付きませんでした。ただ、いざ就活を初めてみると、書類選考がほぼなく、日本の一流大学と言われる大学の学生と肩を並べて面接を受けていました。確かに、世界的評価の高い学歴、見知らぬ土地で生き抜いたバイタリティ、異文化理解能力、専門性のある英語力など、必死に大学生活を送るなかで身につけた力は、特にグローバル展開する企業にとっては魅力的な要素が多いのかもしれないと実感した瞬間でした。

いろんな人に支えてもらい、自分でも精一杯努力して勝ち取った「海外大卒」というカードを、最大限活用しつつ、今後とも、より豊かな人生を歩んでいけるよう精進していきたいと思います。

さいごに

体験談を最後まで読んでいただきありがとうございました。オーストラリアの大学を卒業された葵さんの体験談はいかがでしたでしょうか。さまざまな苦難を乗り越え海外大学を卒業した葵さん。今後の活躍が楽しみですね。

ワールドアベニューでは海外大学進学に関する基本情報をお届けするオンライン説明会を定期開催しています。まず、情報収集から始めたいという方は、説明会にお気軽にご参加ください。進学する国や大学、学部などについてより具体的に相談したいという方は無料留学カウンセリングをご利用ください。初回カウンセリングはオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。皆様からのお問い合わせ、ご相談を心よりお待ちしています。

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