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  • 海外留学体験談
  • 2018.04.12

「みんな違ってみんないい」を教えてくれるオーストラリアでの留学|体験談‐秋元 彩花さん

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2017年9月に出発。「将来は海外で挑戦、活躍できる自分になりたい!」そんな思いからオーストラリアに留学中の秋元 彩花さん。約4ヵ月間の語学研修を経て、セカンドワーキングホリデービザ取得のため、ファームで働くタイミングに体験談インタビューをさせていただきました。

1.有言実行!海外に飛び出したい。


「ヘタリア」という国を擬人化したキャラクターたちが織り成すコメディ漫画をご存知ですか。もともとこの漫画が大好きで、以前から「海外生活」には憧れがありました。海外旅行も好きで、英語を使いこなせたら…という思いも以前から抱いていました。

大学では日本史や文化遺産学を学んでいたことから、日本文化を海外の人々に発信できるのではないかという思いもあり、海外にも店舗を構えるお寿司屋さんに就職。すると、お店を訪れるお客様のなかには、外国人観光客の方も多く、接客サービスを介して英語の必要性を感じる機会も増えていき、学生時代から思っていた海外や英語に対する思いが強くなっていきました。

そこで、すし職人として技術を持てば、海外の店舗でも働けるようになるのでは?と考え、会社に相談しました。しかし、残念ながら、会社から返ってきた回答は、寿司職人として見習いを始めることすら「今すぐは無理。半年は待ってほしい。」というものでした。そもそも、女性は寿司職人に向いていないとされ、且つ、お客様のなかには「女をカウンターに立たせるな」とクレームをつける方もいます。半年待ってほしいと言われたものの、半年後に寿司職人見習いをスタートできる確約もありません。それなら、「自分で行動した方が早い」と考え、留学について調べ始めました。

もう学生ではなかったので、働くことのできる留学プログラムがいいなと思っていたところ、最初に見つけたのはワーキングホリデーでした。しかし、ワーキングホリデーは、自由度の高い分、「留学期間中何をしていたのか?」が明確でないため、「遊んでいた」と見られる可能性も高く、転職や海外に挑戦したいという私の目的にそわないように思いました。そんなとき見つけたのが、海外ビジネスインターン留学です。現地企業で本格的な就労経験を積むことのできる海外ビジネスインターン留学であれば、転職時にアピールに繋がる英語力や経験を得ることができるのではないかと考え、「これにしよう」と決断しました。

石の上にも三年などと言われる日本で、就職後すぐの退職、留学でした。
周囲の目や帰国後の転職などにまったく不安がなかったかというと、ウソになります。しかし、周囲の目を気にして2年も3年も無駄な時間を過ごす気にはなれず留学への一歩を踏み出しました。

2.1年じゃ短い!語学研修からファームへ


2017年9月出発。英語は全くできなかったものの、ヨーロッパ諸国やモンゴルを旅行、台湾には1人旅の経験もあったため、海外に行くこと自体に、大きな不安はありませんでした。

もちろん、英語ができなければ海外の企業で働くなんてことはできません。
まずは、語学研修からスタートしました。

海外ビジネスインターン留学は、オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用したプログラムです。
オーストラリアのワーキングホリデーでは1年間のなかで最長4ヵ月間就学することが許されています。海外ビジネスインターン留学では、この就学期間を最大活用すべく2つの語学学校に並行して4ヵ月間通います。実質8ヵ月間分の就学時間数を折りたたみ4ヵ月間で密度濃くこなそうというものです。

1つ目の語学学校はMIT Instituteという読む・書く・聞く・話す・文法・発音などをバランスよく総合的に学ぶことのできる語学学校です。2つ目の語学学校はJET English Collegeといって、スピーキング力・リスニング力の向上、発音矯正などに特化した英語学習方法(カランメソッド)を導入する語学学校です。

1つ目の語学学校にはブラジルやタイなど日本人以外のさまざまな国籍の留学生が在籍し、共に英語を学ぶスタイルをとっているのですが、圧倒的な積極性と勢いを持つ他の国からの留学生たちとのロールプレイなどが苦手で、うまくなじむことができませんでした(苦笑)。

対してJET English Collegeは、生徒同士ではなく、ネイティブの教師と生徒が話すというスタイルをとっており、常に正しい英語を教えてもらえる環境が非常に心地よく、楽しみながら英語を学ぶことができました。先生方はとてもユニークで、留学してすぐのタイミングではなかなかネイティブとの交流を持てない私たちにとって貴重な時間だったと思います。

本来のダブルスクールとは異なる形ではありますが、教え方や環境の異なる2つの語学学校に通うことができたため、一方のタイプに苦手意識を感じても、大きなビハインドにはならず、よかったなと感じています。

一般英語を2ヶ月程度学んだところから、JET English Collegeでビジネス英語コースが始まりました。
就職活動時、またはフォーマルな場所、ビジネスシーンなどで使われる丁寧な英語表現を学んだり、会社の組織図を勉強したりしました。一般英語では学ばなかった単語や表現も多く、難しい授業でした。しかし、学んだ単語や表現はもちろん、自らの答えに「理由」や「根拠」を添えた会話練習などはとてもためになった勉強だったと感じています。

オーストラリアのワーキングホリデー制度は原則1年、一定条件を満たすことで最長2年間滞在することができます。セカンドワーキングホリデーの条件とは、オーストラリア政府が定める地域で最低88日間働くというもので、この条件を満たすため、今私はミルドゥラというメルボルンとアデレードのちょうど真ん中あたりにあるファームに来ています。

英語研修を終える頃、1年間という時間の短さを痛感していた私は、帰国後の就職活動時、第二新卒枠で就職活動ができるところギリギリまでオーストラリアにいようと決めました。せっかく踏み出した一歩だったので、1ミリでも可能性を広げたいと考えたのが理由でした。ファーム仕事は大変ですが、1度きりの人生、できる限りの選択肢を広げるためにも、頑張りたいと思います。

3.オーストラリア留学の魅力とは…


オーストラリアに来て約半年がたちますが、私はオーストラリアでの生活がとても好きです。
オーストラリア留学にはさまざまな魅力がありますが、特に私が感じている魅力は、大きく3つあります。

オーストラリア留学の魅力
1.多文化主義を採用している
2.女性でも安心して生活できる治安のよさ
3.豊かな自然とのんびりとした生活環境

1つ目の多文化主義を採用していることについて

私は、オーストラリアに到着して2ヶ月目くらいからシドニーのバーでアルバイトをしていました。そこで働いていたスタッフは韓国、香港、台湾、中国、インドネシアやベトナムなどアジア系を中心にさまざまなバックグランドを持ち、みんなそれぞれの母語のアクセントがある英語を使いコミュニケーションをとっていました。オーストラリアには世界200ヵ国以上の人々が共存していると言われ、それぞれの言語や文化、習慣、宗教などを尊重し合いながら生活しています。だから、オーストラリアで暮らす人々は「なんで英語できないの!?(怒)」という感覚があまりありません。

「みんな違ってみんないい」

そんな感覚、考え方が当たり前なのです。
この考え方は日本人にはない考え方だと思います。同じであることがよいことのような印象が強く、人と違うことをしようものなら批判されます。「自分らしく」ありたいと思ったときに、周囲の目を気にしなくていいオーストラリアは、誰にとっても暮らしやすい国だと思います。

2つ目の女性でも安心して生活できる治安のよさについて

アルバイト終わり、夜中の12時頃、帰宅した際のことです。シェアハウスの鍵を忘れてしまったことに気が付きました。シェアメイトにもちょうど入れ替わりがあった時期で、そんな夜中に連絡を入れられるほど近しいルームメイトはいない、そんなタイミングでした。

「どうしよう…」と思ったものの、気候が良かったため、なんとなくフラフラと歩き夜中散歩に繰り出しました。
クージービーチやボタニカルガーデンなどをフラっと散歩。空を見上げるとそこには南十字星。「こんな経験、日本じゃできないなーーーー」なんて思いながら、真夜中のシドニーを楽しみました。
夜中でもこんな感じなので、昼間は当然、治安がよく、女性でも日々の生活に不安を感じることはほとんどありません。のびのびと生活できるというのは、平和な日本で生まれ育った日本人にとってありがたい環境だと思います。
※マネしないでください。ワールドアベニューさんに怒られます(笑)。

3つ目の豊かな自然とのんびりとした生活環境について

ボタニカルガーデンをはじめとする緑あふれる広々とした公園や、シドニーを一望できるハーバーブリッジ、70ヶ所以上あると言われる美しいビーチなど、オーストラリアで一番大きい都市と言われるシドニーでも豊かな自然を堪能することができます。

ワールドアベニューを利用して留学する人たちで集まり、クージービーチというビーチでバーベキューパーティを開催したことがあるのですが、その時は、海辺で遊んだり、少し先にインターンを開始した先輩たちから体験談を聞いたり、本当に刺激的な時間を過ごしました。

▼海外ビジネスインターン留学で渡航する仲間たちは向上心が高く熱量半端ない人たちばかり。「自分も負けていられない!」と感じました。

他にも、何もない日中は、公園やビーチでゴロゴロしながら過ごすのがお気にいりなのですが、こんな生活ができるのも豊かな自然溢れるオーストラリアだからだと思います。

新しい国や都市での生活や勉強はポジティブにもネガティブにもストレスがかかります。
しかし、オーストラリアであれば、そんなストレスを感じさせないのどかな生活環境があり、これはオーストラリア留学の大きな魅力だと感じています。

4.これから留学する方へメッセージ


昔に比べると留学することが「特別」ではなくなってきているとはいうものの、私のようなタイミングでの留学は、まだまだ異色だと思います。大きなお金を使うこと、他人と違う道を歩むことに対して、日本人の私たちは大きな抵抗を感じると思います。

でも、大丈夫です。
オーストラリアに来たら楽しいし、日本で気にしていたことは、気が付けばきにならなくなります。なんとなく見てみぬふりをしていた「自分らしさ」にも気が付けると思うし、留学して損も後悔もありません。
「挑戦してみたい!」と感じているのであれば、狭い日本に留まらず、勇気を出して一歩踏み出してみてください。

留学体験者:秋元 彩花様
留学期間:2017年9月から2019年9月(予定)
留学プログラム:海外ビジネスインターン留学(ワーキングホリデー)
留学先:オーストラリア シドニー(オーストラリアでの留学について詳しくは「オーストラリア留学情報」をご覧ください)

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