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【徹底解説】海外インターンをするメリット・デメリットと就活での活かし方

海外インターンとは文字通り「海外の企業で働く経験を積む」ことができる留学のことをさします。ここ5年、大学生のインターンシップ参加率は右肩上がりとなっており、今年2020年3月に卒業した大学生の86%はインターンシップに参加しています*。そんななか、就職活動において、他の学生との差別化を図るため、海外インターンへの参加に興味を持っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、一口に海外インターンといっても内容は多岐に渡ります。例えば長期休暇を利用し参加する数日から数週間のものから、大学を休学して参加する3ヵ月以上のインターンシップまで、また日系企業の海外支店でお仕事のサポートをするものから、ネイティブの企業で働くことができるものまでさまざまなプランがあります。

大学を休学して海外インターンに参加する場合、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。またインターン経験を就職活動やその後のキャリアに活かすためにはどうしたらよいのでしょうか。今回は、海外インターンにご興味をお持ちの多くの方が気になるこれらの点に答えていきたいと思います。
*キャリタス就活 2020 学生モニター調査結果(2019年4月発行)参照

1.海外インターン5つのメリット▼ 
2.海外インターン3つのデメリット▼ 
3.海外インターン経験を就職活動で活かすために重要なこと▼ 
4.まとめ▼ 

1.海外インターン5つのメリット


留学にはさまざまな制度、プログラムがあります。英語の勉強に集中することのできる語学留学や働きながら海外生活を経験できるワーキングホリデー、海外の大学に一時的に在籍し単位取得できるスタディアブロードなど、さまざまです。
各々の留学プログラムにメリット・デメリットがあります。海外インターンはこれら他の留学プランと比較した際、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、日本でも近年注目を集めるインターンと海外でのインターンと比較した際、どのようなメリットがあるのでしょうか。いかでは大きく5つの点でご紹介したいと思います。

メリット1.英語力 – ビジネスシーンで生きる英語力を身に付けられる

1つ目は、英語力についてです。
皆さんがイメージされている通り、海外の企業で働くことは決して簡単なことではありません。なかでも英語力は高いレベルを求められます。インターン中はもちろんのこと、ホストカンパニーから内定を獲得するまでの選考シーンでも日常生活のなかでは頻繁に使用しない単語、表現、言い回し(ビジネス英語)を積極的に使用することになるでしょう。

日本でも新入社員が電話応対や社内で上司との会話に苦労しているなんて話を聞いたことはありませんか?例えば、友だちとの電話であれば「もしもーし、あぁ俺だけどー」と始められる会話が職場では「お電話ありがとうございます。株式会社〇〇〇のXXでございます。」となります。これは海外でも同様で友だちとであれば“Hi, it’s me speaking.”でよかったのが“Thank you for your calling. This is 〇〇, speaking please.”となります。また、「決済」「売上」「在庫」、他にも近年日本でもビジネスシーンで頻繁に耳にする「KPI」「KGI」などの用語も、特に大学生の場合は普通に大学に通いバイトしているだけでは使用する機会は少ないと思います。

つまり、海外ビジネスインターンを利用し海外の企業で働く経験を積むことで、ワーキングホリデー制度を利用し飲食店でアルバイトをしたり、語学学校で英語を学んだりするだけでは習得することが難しい「ビジネスシーンで生きる英語力」を身につけることができるのです。

メリット2.1歩上の「社会人基礎力」を身につけることができる

2つ目は「能力」「資質」についてです。
本格的に社会人のなかで働く経験をすることによって「社会人基礎力」を身につけることができます。なかでも主体性や発信力、課題発見力の向上には期待ができます。少子高齢化に伴い、女性の社会進出促進、高齢者や外国人労働者の雇用促進など、多彩なバックグラウンドをもつ人々とともに働く必要性高まる日本において、発信力や主体性の欠如は大きな課題になる部分です。

もちろん、普通の語学留学やワーキングホリデーで、海外でアルバイトしてみたり多国籍な環境で勉強してみたりするなかで培える能力もあります。しかし、勉強するのと働くのとではそもそも求められる積極性や主体性、発信力のレベルが異なります。またアルバイトとインターンとでは得られる経験が異なります。(アルバイトとインターンの違いについては「ワーキングホリデーやアルバイトとの違いとは?」でも説明しています。あわせて読んでみてくださいね)

本格的な就労経験のない大学生にとって社会人基礎力を身につける貴重な機会になることはもちろん、すでに社会人経験をお持ちの方にとっても主体性や発信力、課題発見力など各能力をグローバルな環境で磨くよい機会となります。

「社会人基礎力」とは「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力のことを指します**。具体的な要素としては、主体性・働きかけ力・実行力・発信力・傾聴力・柔軟性・情報把握力・規律性・ストレスコントロール力・課題発見力・計画力・想像力の12つの能力要素が挙げられます。 抜粋: 経済産業省のホームページ参照

メリット3.ビジネスシーンで活きる異文化理解力を身につけられる

海外ビジネスインターンのメリット3つ目は「ビジネスシーンで活きる異文化理解力を身につけられる」ことです。

インターン期間は3~6ヵ月程度ではあるものの、多彩な文化・習慣のなか本格的に働くことができます。そんななか「違い」に対してどう向き合うのか?を学ぶことができるのです。
例えば、日本と海外とでは女性の社会進出率が大きく異なります。
Women in business」女性管理職比率ランキング(国際会計事務所グラントソントン)によると2017年時点で最下位です。女性が多く活躍する職場では就業時間や就労環境に対する柔軟性が高かいことが多いです。管理職なのにもかかわらずパートタイムだったり、お子さんを会社に連れてきていたり、日本の職場ではなかなかイメージのわかない状況があるのです。他にも、宗教に対する配慮やLGBTQ(性的少数者)に対する理解など、日本ではなかなか話題にもあがらないような「違い」に遭遇することがあります。
アルバイトや学校であれば「よくわからない」「苦手だな」という意識で避けて通れてしまうことでも、仕事となるとそうはいきません。向き合うことで、異文化理解力を身につけることができます。

「違い」を理解することがなぜ今重要視されるのか?
それは、日本を取り巻く状況の変化にあります。例えばひと昔前は良い品を作って販売すれば売れるという時代がありました。しかし、外国人労働者の雇用、海外マーケットへの参入などに伴い、良し悪しの基準も多様化、日本人だけが良いと感じる品を作っても販売の仕方をしてもモノは売れない時代になりました。
実際、外国人労働者は年々増加しており、2018年10月時点で約146万人と過去最高を更新***しています。ともに働く人、生活する人が各々まったく異なる文化や習慣、信仰や価値観のなか、効率よく成果を出すためにも、異文化理解力が非常に重要とされているのです。

***厚生労働省発表「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成30年10月末現在)参照

メリット4.将来のキャリアを考えるきっかけになる

日本で行われているインターンはサマーインターンと呼ばれる超短期(半日から数日間程度)のものが一般的です。このサマーインターンは企業が採用活動の一環で夏頃に行う、学生に職場体験をさせてくれる催しのことです。基本的には企業が学生に自社のことを知ってもらう場として実施します。近年「インターン」に注目が集まっているからか、よくインターンを「業界研究」「自己分析」する場として推奨している記事などを見かけます。しかし、日本のインターンは先述しているように採用活動の一環としてサマーインターンを実施しているため、そもそも自己分析もできていない、業界のこともわかっていないような学生はインターンの選考にすら受かりません。日本の短期インターンは体験の場というより選考の場に近いとお考えいただいた方がよいでしょう。

対して海外では平均3ヵ月間にわたる長期のインターンシップが一般的です。また受け入れる企業側の目的も採用活動というより社会貢献としていることがほとんどです。
長期間就労することによって、ホストカンパニーの業務について実践的に学び、人間関係も構築することができるます。業務に関する研修を終えた後にはお客様扱いではなく、社員の一員としてさまざまな業務に携わることになります。目的は採用ではなく、その学生に対し社会にでて活躍するうえで必要な経験を与えることにあるため、より実践的かつ本格的な就業経験を積むことができるのです。さらにそこは日本ではなく海外です。多文化な社会で働くことにより日本では得られないマルチカルチャーの経験を積むことができます。

メリット5.就活が有利になる

海外インターンに参加する大きなメリットは就活が有利になるということです。ご紹介してきたメリット1~4にもあるように、海外インターンに参加することで日本ではできない経験を数多くすることができるでしょう。たとえ失敗したことやうまくいかなかったことがあっても、どうにか工夫して乗り越えたという経験が就職活動の際には企業からの一つの評価になることでしょう。また、英語力はもちろん異文化理解力や発信力など様々な力を得てくることで、今まさに日本の企業が求めるグローバル人材により近づくことができるというメリットもあります。
併せて読みたい記事「大学生だからこそ挑戦すべき海外インターンシップとは

2.海外インターン3つのデメリット


では、海外インターンに参加することのデメリットはどのような点でしょうか。ここでは3つお伝えします。

デメリット1.語学留学や学部留学と比べて勉強できる時間が短い

語学留学や海外の大学で授業を受ける学部留学の場合、すべての時間を勉強に充てることができます。しっかり勉強したいという方におすすめのプログラムといえるでしょう。一方で海外インターンの場合、目的は「英語を勉強すること」ではなく「学んだ英語を使って海外の企業で働くこと」にあります。結果、語学研修に充てる時間は短くなります。
短い期間でビジネスシーンで通用する英語力を身につけるのはそれ相応の努力が必要です。また、インターンの選考を通過し、無事仕事を始められたとしても、ネイティブとの英語力の差に苦労することは多いことから、忍耐力やストレス耐性も重要となります。勉強だけが目的ではない留学プログラムがゆえに、とにかく勉強に集中したいと考えている方に海外ビジネスインターンはむきません。ただ、英語を勉強する明確な目標・目的を常にもち続けることができるという点やインターン開始後はネイティブ環境に身を置くことができるという点などから、英語力の向上機会は多いとも言えます。
学校で勉強できる時間が短いというデメリットを踏まえてでも挑戦しようという覚悟をもって挑戦しましょう。

デメリット2.大学を休学しなければならない

留学プログラムや制度のなかには「交換留学」や「認定留学」と呼ばれ、生徒が留学中に海外の大学で取得した単位を認定し、帰国後の進級を認めるものがあります。しかし、海外インターンは海外の大学でなにかしら単位を取得することを目的とした留学ではありません。よって、ほぼ100%の確率で「休学」する必要が出てきます。
休学しなければならないことによるデメリットは休学費用が発生するという点と卒業を1年送らせなければならないという点です。グローバル人材育成を働きかける国の方針にならい、留学による1年間の遅れをマイナス評価する企業はほぼなくなりました。また休学費用を下げる大学も増えてきてきています。とはいえ、私立大学ではまだまだ休学費用をとる大学も多くあります。
留学プランを決めるうえで最も重要なことはお金や時間ではないと思います。しかし、これらのデメリットも踏まえ納得のいくプラン選びをしましょう。

プランを選ぶ際には「海外インターンシップvs認定留学とどちらが良い?」も参考にしてみてくださいね。

デメリット3.経験値に個人差がでる

経験値に差が出るのは、どんな留学をしても言えることです。同じ語学学校で同じレベルで勉強をスタートしたとしても英語力の伸びには個人差があるでしょう。また同じ大学で同じ授業を履修していたとしてもそこで得られる知識や人脈などには、「差」が生じることでしょう。
ただ、語学学校や大学での勉強がお金を払い「与えられるもの」である以上、それをきちんと消化すれば最低限得るものは等しくあると言えます。一方、インターンの場合、受け入れ先の企業も違えば、業種、職種、期間などさまざまな条件・環境が異なります。当然社会情勢などの影響もあるでしょう。また、任される仕事の量も質などはインターンに参加する個々人の能力や経験、資質に依存するところが大きく、与えられるものに最低保証はありません。つまり数ある留学プログラムのなかでもかなり挑戦的なプログラムだということがわかります。

大学を卒業し社会の荒波のなか謙虚に忍耐強く継続して努力する姿勢や能動的に働きかける姿勢など社会にでて働く準備を整えるには非常に魅力的なプログラムです。一方、上記のようなデメリットを含んでいる点を考慮し、プログラム参加を決断するようにしましょう。

3.海外インターン経験を就職活動で活かすために重要なこと


企業の選考において重要な点は
・社会で活躍する準備ができているか
・募集する人の中で相対的に魅力があるか
・職種に合わせた適性を満たしているか
大きくわけてこの3点です。

海外の企業で働くという経験は特別なものですが、参加しさえすれば就活がうまくいくわけではありません。海外インターンで得た経験をこれら3つのポイントそれぞれにきちんと訴求できるようになるために以下の点をぜひ踏まえて挑戦いただけるとよいと思います。

留学中の日記をつける

日記をつけるといっても日常をつづるのではありません。留学中は、言葉や文化、習慣など普通に暮らしていてもぶつかることが多々あります。苦労したことぶつかったことなどに対しそのとき自分がどのように感じ、何をもって乗り越えたのか、またそれらの出来事から何を学んだのかなどをきちんと書き留めておくようにしましょう。自己分析や企業研究するうえで重要な材料となるこでしょう。

TOEICは900以上を目指す

日常会話とビジネスシーンにおける会話に焦点をあてたTOEICは、海外ビジネスインターンに参加する方にとって最もスコアを取得しやすい試験の一つと言えます。英語の必要性を感じることも多くなった昨今、日本人であっても700点台は珍しくなくなってきました。留学経験があるとなればなおさらです。900点以上を取得することで留学経験にさらなる自信をもつことができるようになります。また英語人材を求めるグローバル企業での選考も通る可能性を高めてくれることでしょう。

めざす業界が決まれば必要なスキルや知識を身につけておこう

社会人の方の場合、留学から帰国後、転職活動をするまでの間に時間を設けるのはむずかしいかもしれません。しかしあなたがまだ大学生であれば、目指す職種や業種を絞った後、その分野で求めれる知識やスキルを身につけるのはおすすめです。
例えば、IT系の企業に興味をもったのであればプログラミングなどを短期集中で学んでみるのも一つです。旅行業界等に興味をもったのであれば旅行業務取扱管理者の資格に挑戦してみるのもよいでしょう。

4.まとめ


いかがでしたでしょうか。
今回は海外インターンのメリットとデメリット、そして就職活動で活かすために重要なことについてご紹介しました。海外インターンに参加することで、英語力のみならず社会人基礎力と異文化理解力を高め、将来のキャリアにつながる経験が詰めるということがお分かりになったかと思います。海外インターンシップについてより詳しい費用やスケジュール、学校のことなどを知りたいという方は留学カウンセラーへご相談ください。

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