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【留学カウンセリング事例】英語が全くできない私。留学しても意味がない?

成人の日を迎える1月9日を過ぎた1月中旬、学生の方は最終学期がスタート、社会時の方は年度末に向けての通常業務のリズムが戻ってくるころではないでしょうか。この時期は新しい年を迎えると共に、進級、卒業、年度の終わりなど来る「節目」に向けて何かと新しい「目標」と立てた目標の振り返りを行う時期ですよね。

英語力の必要性を感じる機会が増えてきている昨今、
「今年こそは本気で英語に取り組むぞ」
「TOEIC900取るぞ」など、英語や留学に関する目標を立てる方も多いと思います。

今回は、今まで苦手だったけど、今年こそは苦手意識を克服して「英語力の習得を目指すぞ」と考えたA香さんの留学カウンセリング事例をご紹介します。

悩める大学生
相談者:A香さん
年齢:19歳 現在大学2年生(新3年生)
大学:某私立大学 英文科
渡航時期:大学3年生の春または夏の時期の渡航を検討中

相談内容:
遊び感覚だけど、小学校のころから英会話レッスンに通わせてもらっていて、英語はずっと好きでした。他に勉強したい教科も、将来絶対にやりたいこともなかったので、とりあえず自分の成績で入れる英文科に進学しました。ただ、高校の途中までは楽しかった英語も、大学受験時期に入ったら、試験対策の英語ばかりになってしまって、だんだん面白くなくなってしまっていて…。
大学に入ったら変わるかな?って思っていたのですが、うちの大学では、英語でコミュニケーションを取るような授業ってほとんどなくて、シェイクスピアとか、古い英語の詩とか、ヨーロッパとかアメリカの文学のような世界史のようなことを永遠学んでいます。まったく興味が持てない授業も多くって、ただ単位を取るためにとりあえず出て、レポート出して……。面白くないから昨日の飲み会どうだったとか、帰りに新しくできたカフェによろうとか、〇〇先輩かっこいいとか、授業中、そんな話ばかりしています。人生の無駄遣いをしている気がしてしまって、最近ではこのまま大学もう2年も終わっちゃうのかなと思ったら相当焦ってきてしまって…。

そんな時、小学校のころからずっと通っていた英会話の先生から「留学してみたら?」って言われたんです。実は高校生のときにも「留学してみたいな」っていう思いがあって先生には相談に乗ってもらったことがあったんです。ただ、まだ高校生だったし、英語力はもちろんなんですが、一人で飛行機に乗れるのかどうかすらも不安で、具体的に行動に移さず終わっていました。

大学には帰国子女の子もいて、授業では英語でのコミュニケーションの授業はないものの、ネイティブの先生は数人いるので、その先生たちと流ちょうな英語喋っているのを聞く機会もあって、すごくうらやましいんです。その子たちを見るたびに、「あぁ、高校時代に留学しておけばよかったな」って思っていたんです。

今も不安はあるものの、このまま留学せずに社会人になったら、また「あぁ、何で大学生の時に留学しなかったんだろう。留学してたら何か変わっていたかもしれないのに…」って思っているんだろうなって思うんです。だから、一度ちゃんと留学の話は聞いてみようと思いました。

ただ、どの国に行きたいとか、どんなこと勉強したいとかそういうのは全く決まっていないんです。それに、両親に少しだけ留学のこと話してみたら「全然喋れない状態で留学して何になるんだ?」「目的や目標は?」と言われてしまって……。たしかに、ずっと英会話に通ってきたくせに英検も3級レベルで全然喋れないから、こんな状態で留学しても無駄になっちゃうのかなって思ったり、将来、英語を使う仕事に就きたい!とか目標があるわけでもないから、それじゃ留学行く意味ないのかなって考えたりして迷っています。

留学カウンセラー:
英語が好きで、英会話レッスンに通ってみたり、大学でも英語の勉強をしてみたりするものの、なかなか喋れるようになれなくて、本気で英語を取得するなら留学した方がいいということも早い時期から感じている。ただ、長年勉強しているにも関わらず喋れないことから自分の気持ちや決断に自信が持てない…。そんなご相談はよくいただきます。

留学カウンセラー:寺田
留学&キャリアカウンセラー 寺田
米国Center for Credentialing & Education, Inc.
認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー(GCDF6644-JP)

学生時代よりカウンセラー業務に興味を持ち、大学にて日本の国家資格である社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得。来るグローバル社会に備え、よりグローバルな視点でカウンセリングを実施できるようになるため、大学卒業後、渡英。イギリスのイギリスのコベントリー大学にて身体障害を持つ学生向けの支援を行うインターンシップに参加。帰国後は、海外留学支援を総合的に行うワールドアベニューにて、留学カウンセラーとして、中高生から社会人向けの留学まで幅広い留学プログラムを提供。現在は、留学カウンセラー兼GCDF-Japanキャリアカウンセラーとして、活躍。

A香さんのご相談を整理してみましょう。

相談内容を整理する
■留学したいと思ったきっかけ
もともと好きな英語をとことん勉強したいと考え入学した大学だったが、想像していた勉強内容と異なり、今一つ勉強に身の入らない状態で大学生活2年間が過ぎようとしている。危機感を感じ始めていたところ、英会話の先生から留学の提案を受ける。高校時代にも留学したいと考えたものの具体的に行動に移さず後悔したことを思い出し、今回は真剣に考えてみようと留学カウンセリングに訪れる。

■留学に興味はあるものの不安に感じていること
・長年英会話レッスンに通っているものの、英語力は低く、留学して本当に喋れるようになるかどうか自信が持てない
・留学するうえでの明確な目標や目的がなく、そんな状態で留学していいのかわからない
・現在の英語力で留学して生活や就学についていけるかどうかわからない

さて、上記を踏まえ、留学カウンセリングを進めていきましょう。

まず、「好きなこと」があるのはとても素晴らしいことだと思います。
よく、「好き」と「得意」は違うなんて言いますが、それでも、素晴らしいことだと思います。

日々留学カウンセリングをしていると、「やりたいことがない」「好きなことも特にない」という方も多くいらっしゃいます。対して、テストの点数が人に誇れる点数出なかったとしても、「チャレンジしたい」と思えることや「好き」だと思えることがあるのはとてもいいことです。

ところで、A香さんはなぜ英語が好きなんですか?

A香さん:
単純なのですが、英会話が楽しかったんです。
私の英会話の先生はイギリスの方で、英会話レッスンに通い始めたときはまだ小学校1年生でした。
英会話レッスンに行くと、両親や友達と日々使う言葉とは全く違う言葉を使って、外国人の先生と会話して、通じた瞬間とかすごくうれしくて、ハロウィンパーティーとかクリスマス会とか、異文化に触れるのもとても楽しかったんです。
まぁ当時は、‘My name is’を「マヨネーズ」って言っていたくらい何もわかっていなかったのですが…(笑)「こんな世界があるんだ」「もっと英語喋れるようになりたい」って思いました。それが英語を好きになったきっかけです。

小学校4年生くらいになるとローマ字を習うと思うんですけど、その時はすでにローマ字も筆記体も書けたので、周りの子たちに「すごーい」って言われて、そういうのもあります(笑)。
得意じゃないとは言ってもさすがに小学校から英会話に通っているので、中学校1、2年生時代の文法に対して理解は比較的早かったと思います。でも、高校に入ってからは文法とか長文読解とかばかりで、だんだん楽しくなくなってしまいました…。

思えば、「楽しい」って単純に感じていた中学、高校時代とかに留学しておけばよかったですよねー。
あの時が一番英語に対する「自信」がありました。今はもう全然…。こんなんで留学して、本当に意味あるのかなって思っちゃいます。

留学カウンセラー:
そうだったんですね。正直私は英語がとても苦手だったので、A香さんのような友達には憧れましたよ!

A香さん:
え?そうなんですか?

留学カウンセラー:
はい。中学1年生の後半あたりで躓き、どんどんわからなくなってしまって、長い英単語は覚えられないし、もう高校に入るころには「英語の授業は寝る時間」くらいに思っていました(笑)。

苦手だった英語。留学経験がキャリアの大きな転機に。

留学が転機に。

A香さん:
うそだー。だって、留学カウンセラーって英語めちゃめちゃ使いますよね?

留学カウンセラー:
はい、使います(笑)

留学カウンセラーは、海外留学に関するさまざまな知識、情報はもちろん、帰国後の就職、転職市場などに関して、最新の情報をもとに留学を希望するお客様に対し、その方、一人ひとりにあった留学制度や学校情報などご提案、留学実現に向けて各種手続きのサポートを行うのが仕事です。

海外留学に関する最新情報を入手するためには、各国の移民局のビザに関する最新情報、語学学校や大学など各教育機関のコース詳細や奨学金情報などを当然「英語」で確認したり、教育機関のマーケタースタッフ(営業担当のようなスタッフ)と必要情報の確認を行ったりする必要があります。
留学カウンセラーの求人情報を見ていると、「英語力不問」の会社も多々ありますが、正直、一定の英語力なくしてできる仕事ではありません。

ということで、現在は留学経験で培った英語力を有し留学カウンセラーとして働いています。
しかし!!!
留学前の英語力は超が付く初級レベルでした。その初級レベルっぷりたるや半端なく、中学校1年生の学期末試験で30点取れたらいいなぁというレベルでした……。

語学学校に入学した初日、英語レベルチェックテストを7割白紙で提出。結果、当然一番低いレベルのクラスに振り分けられました。隣に座る金髪のロシア人の男の子はアルファベットが書けないし、斜め横にすわる美人姉妹のフランス人は‘Where are you from?’の‘Where’がわからない。そんなクラスでした。

つまり、そんな私でも英語力を必要とする環境で働けるようになったのだから、現時点で英語力が低いからという理由で「『留学が無駄なのでは?』なんて考える必要はない!」ということです。

確かに、留学に行く時点で、すでに高い英語力を有していることによって生まれるメリットはたくさんあります。現時点で高い英語力があれば、チャレンジできる留学の幅が広がる、より有意義な留学ができる……でも、そんなこと、皆さんご存知ですよね?でも、日々の勉強に、仕事に忙しい現代人は、わかっていてもなかなかできない。だからこそ、大切なお金と時間を投資し「英語力を伸ばさざるを得ない環境」を買うんです。

留学を決意したら、渡航までの準備期間、できる限り勉強することはとても大切です。
ただ、いつか英語力がTOEIC700点取れたら留学を考えよう、は、一生留学もしないし、正直TOEIC700点も取れない方の思考パターンです。

A香さん:
なるほど…。そう言われてみると確かにそうです。
留学に限らず、今まで、「不安だから」と高い壁は避けて通ってきたところがあります。結果、だんだん自信がなくなっていってしまっているようにも思います。

留学カウンセラー:
そういうことってありますよね。
でも、A香さんが本当に英語を好きで本当にとことん勉強したい、喋れるようになりたいと思うのであれば、これを機に留学にチャレンジするべきだと思います。

ただ、「とりあえず」の留学ではだめです。
帰国後には就職活動も控えていますし、自分自身の成功体験につなげられるような留学になるよう、きちんと目標を定め、それを達成してくる留学にしましょう。

お勧めはどんな留学だろう

留学カウンセラー
A香さん:はい!
でも、目標って何をどう目標にしたらいいんでしょうか。

留学カウンセラー:
今回、A香さんは、とにかく英語を勉強してきたいんですよね?そして、ネイティブと会話をしていて楽しいと感じられるくらいになりたい。あっていますか?

A香さん:はい。あってます。

留学カウンセラー:であれば、TOEIC 850点、TOEFL 75-91、IELTS 6.5くらいを目標に英語をとことん学ぶ語学留学がお勧めです。

語学留学について詳しくはこちら

TOEIC 850点、TOEFL 75-91、IELTS 6.5のレベルとは、海外の大学に入学できるレベル、つまりネイティブの人たちと大きな違和感なくコミュニケーションをとることができ、自分の意見をある程度流ちょうな英語で効果的に表現することができるレベルです。専門性の高い分野の会話になると語彙力にやや不安は感じますが、日常的な会話には困りません。A香さんは「英語を使って働きたいわけではない」と言っていましたが、留学して苦労して習得した英語力は、帰国後何もしなければ、または週に1度レベルの英会話では落ちていってしまいます。身に付けた英語を維持する方法は日常的に「使う」ことです。外国人の彼氏を作るのは一つの方法ですが、やや運に頼る方法なので(笑)、日常的に英語を必要とする仕事であれば、英語力を維持することもできますし、海外の方とのネットワークを広げる機会も豊富に持てるのではないでしょうか。

A香さん:なるほど…。でも、留学できる時間って最長で1年間くらいしかないんです。1年間でも、そこまでの英語力って身に付きますか?

留学カウンセラー:
きちんと目標を持って英語学習に取り組めば、英語力もきちんと身に付きます。

まず、一般的に、英語習得までに要する時間は2,000時間から2,500時間と言われます。
公教育のなかで高校までに英語の勉強は最大1,000時間程度しています。残りの1,000時間から1,500時間程度の英語学習時間を持てるプランを立てましょう。

例えば、1年間の語学留学をした場合、語学学校での就学時間:週25時間×48週間=1,200時間が取れます。

また、留学した場合、日本と異なり学校以外の生活も英語環境となるため、例えば、ネイティブの友達やホストファミリーと、週に2回2時間程度、英文法や単語など不自然なところなど指摘を受けながら、会話する時間を設けたとします。すると、ネイティブとの会話時間:2時間×2回×48週間=192時間
語学学校との就学時間と合わせると約1,400時間。当然それ以外にも日常生活が「英語」環境となりますので、1,500時間程度の英語学習は可能です。

留学にはさまざまな留学プランや制度があり、近年、帰国後の就活に生かしたい!という大学生の方なんかは、英語の勉強だけではなく、現地企業でインターンシップを経験する留学プランや、興味のある特定の分野(例えばビジネスやIT、会計など)があれば、そういった分野の勉強を行う専門留学にチャレンジする方もいらっしゃいます。A香さんはいかがでしょうか?

A香さん:ん~……。確かに帰国後の就職活動は心配ですし、インターンなんかもかっこいいなと思います。ただ、性格的に高いハードルを見ると尻込みしてしまって、だめなんです。そんなこと言ってたらダメなのかもしれないけど、「チャレンジしてもできなかったらどうしよう」という不安の方が大きいし…。

留学カウンセラー:
わかりました。では、今回はとことん英語を勉強して、着実に英語力を伸ばして、A香さん自身に「自信」をつけましょう。インターンシップは、留学から帰国後、大学3年をやり直すときに日本でチャレンジもできますしね!

A香さん:はい!そうします。今回は英語をとことん勉強します。語学留学して「英語だけしか勉強してないのに英語力が伸びない」なんて恥ずかしすぎます。逆に頑張れるかもしれません(笑)

国や都市はどうやって決めるの

留学の国選び
留学カウンセラー:
あはは。前向きですね!では語学留学にしましょう。

語学留学は、唯一イギリスだけは、11ヵ月以上の語学留学をしようと思うと、一定レベルの英語力が必要ですが、それ以外の国であれば主要英語圏どの国でも可能です。

A香さん:語学留学って、アルバイトはできるんですか?

留学カウンセラー:語学留学では学生ビザと呼ばれるビザを取得します。学生ビザの目的は「学業」なので、「就労」はできる国とできない国があります。
例えば、アメリカ、カナダは大学やカレッジでの留学でない限り、アルバイトはできません。
ニュージーランドは通う語学学校や専攻するコースによって、就労の可否は異なります。
オーストラリアは特に通うコースや教育機関に縛りなく、2週間で最大40時間まで就労が可能です。

学生ビザについての関連ページ
【オーストラリア 学生ビザ】2016年7月より適応された新しい制度について知ろう。

【所要時間5分】カナダ 学生ビザの概要を知ろう!|2016年11月現在

アメリカ学生ビザ申請するにはどうすればいいの?【2016年版】

A香さん:そうなんですね。
インターンシップまではちょっとハードル高いな……って思うけど、アルバイトはチャレンジしてみたくて。日本でもアルバイトしたことによって人脈が広がったのもあるし、海外のカフェで働くってなんだか憧れます。

留学カウンセラー:そうですよね。確かに、カフェで働く上で、履歴書を書いてバイト探しして面接して、それもとてもよい英語の勉強になりますよね。面接で落とされまくって、へこんだり、仕事でお客さんの注文間違えて怒られてへこんだり、とってもいい刺激になりますよね。「なにくそ!」と思って勉強して、面接に受かったときはうれしいでしょうし、お客さんとのコミュニケーションが上手に取れたときも嬉しいと思います。そういった成功体験一つひとつがA香さんの自信にもつながっていきますよね。

語学研修と並行してアルバイトしたい!となると、特に制限なくバイトができるオーストラリアで、且つ比較的求人数の多い都会、例えば、ブリスベンやシドニー、メルボルンなどがおすすめです。カフェが多い街となるとシドニー、メルボルンなどが有名です。そこまで都市にこだわりがなければ、A香さんにあった語学学校のある都市で決めていくのも一つです。

A香さん:今回、旅行に行くわけではないので、あまりこだわりはありません。目標である、英語の勉強と、アルバイトができたらどこでもいいです。ある程度都会の方がうれしい…くらいです(笑)

英語ですが、できれば「読む」「書く」「話す」「聞く」をできるだけバランスよく伸ばしたいんです。ただ、特にライティングとスピーキングに自信がなくって……。なので、この二つに注力できる学校がいいです。
あと、友達でフィリピンに留学していた子が言っていたのですが、クラスに日本人だらけだったらしくて……。できればいろんな国から学生が集う学校がいいです。
あと、さっき、目安にするといいって言ってくださった、TOEICとかTOEFLとかの勉強もして、高得点を取ってきたいです。

学校選び

語学学校紹介
留学カウンセラー:モチベーションが高くて素敵ですね!!
語学学校は、以下のような希望を叶える語学学校ですね。
・国籍比率が豊か
・ライティングとスピーキングに注力しつつ、英語4技能をバランスよく伸ばしたい
・TOEICとかTOEFLなどの英語のスコア(高得点)を取得したい
・ロケーションは都会希望

語学学校には大きくわけて2つのタイプがあります。
1つ目は、私立の語学学校。
2つ目は、大学や専門学校附属の語学学校。

2つ目の附属語学学校の最大のメリットは大学などのキャンパス内に教室を構えており、大規模な大学の設備をネイティブの学生と共に利用できるという点です。ただ、進学を目指す学生の割合は、日本人はそこまで多くないまでも、中国人系の学生が多く、国籍は偏りが大きいです。また、英語学習の目的が「進学」なため、レポートの書き方やエッセーの読み方など大学での勉強についていくためのアカデミックな英語力を習得することを中心に授業がデザインされており、英語の学習方法や提供しているコースについては残念ながら柔軟性がありません。

これらのことから、今回A香さんの希望に即しているのは、1つ目の私立の語学学校となるかと思います。
且つ一般英語だけのコースを開講しているのではなく、各種試験(IELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定、TOEICなど)対策コースや、その他、長期で英語を勉強する方向けに、おすすめのビジネス英語やホスピタリティ英語コースなどを開講している学校がよいでしょう。

先述したように、英語を習得するためには、一定の時間が必要です。
コツコツと英語の勉強に取り組まなければなりません。しかし、やはり目標や目的なく英語の勉強を行うのには限界があります。

考えてもみてください。
英・国・数・理・社とさまざまな科目を勉強していた中学、高校時代……。
あんなにもさまざまなことを学んでいたにも関わらず、高校での学習が日々エキサイティングで刺激に溢れていて…なんて感じたことありますか?(こんなことをいうと、高校の先生に怒られそうですが…)
語学留学も一緒で、最初は海外にきてネイティブの先生やさまざまな国からの集う留学生の間で、英語で英語を勉強することにとても新鮮な感動を覚えます。友達もいない、コーヒー一つ買うのにも四苦八苦する自分に情けなさも感じ、英語の勉強に必死になります。ただ、同じ英語レベルの学生と肩を並べて勉強するため、いつしかクラスメイトとは徐々にコミュニケーション取れるようになり、日常生活の中の簡単なコミュニケーションでは困ることも、悔しいと感じることも減っていきます。
A香さんの場合はアルバイトにもチャレンジしたいと思っているので、その点では多少、この刺激が長続きするかもしれません。しかし、半年もするとさすがに飽きてきてしまいます。
そうなると人間楽しいことに流れるもので、バイト仲間との飲み会が続き、1時限目をさぼってしまったり、宿題を忘れてしまったり…。会社ではないので、注意はされども、授業を受けられなくなることもないし、なんとなくマンネリとした日々を過ごし成長の機会を損失します。

これってとてももったいないですよね?
そこで、TOEIC700点、IELTS5.5、TOEFL71くらいのレベルに達したら、「コース変更」をお勧めしています。どのようなコースに変更するのか、というと、ビジネスシーンで使う英語を想定し、学ぶ「ビジネス英語コース」や、英語力に偏りをなくすために英語4技能のテストを設けている英語能力判断試験(IELTSやケンブリッジ英語検定など)の「試験対策コース」などです。他にも学校によっては、法律やIT、医療、看護などさまざまな専門的な分野における英語(単語や表現)を学ぶ「専門英語コース」などを用意している学校もあります。

今回、A香さんには「TOEICとかTOEFLなどの英語のスコア(高得点)を取得したい」という目標があったので、試験対策コースを持っている学校をお勧めしたいと思います。

お勧め語学学校3選
1、ケンブリッジ英語検定対策コースに定評があり、ヨーロッパ圏の学生が多いELC(ENGLISH LANGUAGE COMPANY:イングリッシュランゲージカンパニー)

2、金・土・日が3連休!勉強とバイトとON/OFFわけられる!MACQUARIE EDUCATION GROUP AUSTRALIA(MEGA:マッコーリーエデュケーショングループオーストラリア)

3、一味違う一般英語コースが魅力!LANGPORTS ENGLISH LANGUAGE COLLEGE(ラングポーツ イングリッシュ ランゲージ カレッジ)

A香さん:ありがとうございます!とても参考になりました。
ご紹介いただいた中だと、ケンブリッジ英語検定対策コースに定評があり、ヨーロッパ系の学生も多い、ELCがいいなと思います。

留学カウンセラー:はい!私も、そこが一番A香さんにあっているなと感じていました。
具体的な費用や渡航までのスケジュールをご説明しますので、ご両親様にも相談してみましょう。

A香さん:はい!わかりました。

まとめ

留学生
留学費用は学費や生活費、航空券、保険、ビザの申請諸費用などを含め合計で280万円~330万円程度(アルバイト収入により変動する)となりました。ご両親様からは、「大人になってからでもいいのではないか」「もう少し英語を伸ばしてからの方が有意義なのではないか」といろいろ心配もされたとのことでしたが、最終的にはA香さんの強い気持ちが押し切ったそうです。

オーストラリアは、治安もよく人々もフレンドリーなうえ、シドニーにはワールドアベニューの現地オフィスがあり、ワールドアベニューの日本人スタッフが、空港出迎えから日々の生活相談、24時間の緊急時のサポートまできちんと対応してくれるという点も安心感の一つだったようです。

いかがでしたでしょうか。
留学は、英語力の向上が最も大きな目的となることが多いですが、決してそれだけではありません。
異国の地で、親元を離れ、努力し、頑張り、挑戦したことにより、成功体験を増やし、それらによって得た「自信」からその後の人生を変える大きな人生のステップアップのチャンスでもあります。

A香さんの留学カウンセリング事例を参考に、ぜひ皆さんも留学について真剣に考えてみてくださいね。

留学カウンセリング予約

オーストラリア 学生ビザの2016年7月改訂の背景|2016年12月現在

2016年7月より新制度が導入されてより、さまざまな影響が出ていたオーストラリアの学生ビザについて、オーストラリア大使館でセミナーが開催「国際教育政策と学生ビザに関して」に参加してきました。

目次
―――――――――――――――――――
1、オーストラリアと日本の関係性
2、学生ビザ制度の変更に関して(変更理由・審査期間・主な変更点・変更後の状況)
3、補足情報
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1、オーストラリアと日本の関係性

オーストラリアセミナー 国際教育政策と学生ビザ
オーストラリアと日本には深い友好関係の歴史があります。
日本からのオーストラリアへの修学旅行や研修旅行はもちろん、日本・オーストラリア間の交換留学も非常に盛んで、日本からオーストラリアへ渡航する留学生数の増加と同様に、オーストラリアから日本へ渡航する総数も増加傾向にあります。

数字で見ると、
・100以上の姉妹都市
・中学高校 約650の姉妹校提携
・大学 約560との提携
・日本語教育の開講割合は世界で第3位
・オーストラリアにて、英語コース(ELICOSコース)を受講する生徒は中国に次いで日本人が第2位
など、より、オーストラリアと日本との関係性の深さを感じます。

2016年度ノーベル医学・生理学賞を受賞した東京大学の大隅教授が行った研究のもとにもオーストラリアの留学生が参加していたそうです。
このノーベル賞授業の知らせの電話を受けたのがオーストラリアからの留学生だったとか、そうではなかったとか…。

オーストラリアでは、高品質の教育を提供しています。
例えば、
・Education Council
・Australia International Education 2025
・Australian Global Alumni, National innovation and science Agenda
が協力し、留学生を守るためNational CodeやESOS法などの見直しも常に行い、質の高いオーストラリア教育を提供しています。

【参照記事】
オーストラリアには「ESOS法」という留学生を保護する法律があるのを知っていますか?

もとより友好の深いオーストラリアと日本ではありますが、近年の留学人気を受けて、2015年度は600,000件以上の入学数(※)に達するなど、オーストラリアへ学生ビザでの渡航者数も増加しています。
※入学数とは渡航期間は問わずオーストラリアの教育機関で就学した件数です。

しかし、オーストラリアへの留学が人気だからこそ、2016年7月からの学生ビザ制度変更に関しては多くの人々が懸念を示していました。

【参照記事】
【オーストラリア 学生ビザ】新しいシステムの導入による影響

今回のオーストラリア大使館セミナーでは、学生ビザ新制度導入後、改めて、変更点と、制度導入後の動向をお話いただきました。

2、学生ビザ制度の変更に関して

学生ビザの枠組みの簡素化

そもそも、なぜ、学生ビザ制度は変更にいたったのでしょう。

学生ビザ制度の変更理由は、移民局側にとって複雑だったった学生ビザ申請手続の「簡素化を図る」ことにありました。簡素化を図るために、これまでは国によって異なっていたビザ申請方法を統一しました。

学生ビザの枠組みの簡素化 概要
先述の通り、オーストラリアにとって対日本を始めとする国際教育は非常に重要な役割を担っており、オーストラリアが今後発展していく上で、なくてはならないものです。増加する留学生に対し、学生ビザ申請手続きの簡素化を図り、移民局の負担を軽減することは重要な対策といえるでしょう。

しかし、実は今回の変更は、移民局側の負担を減らすだけが目的ではありませんでした。

簡素化以外にも大きく2つの目的があります。
1つ目、学生ビザの本来の目的である「就学」を目的とした留学生の確保
2つ目、教育機関の品質向上

1つ目、学生ビザの本来の目的である「就学」を目的とした留学生の確保について
実は、学生ビザ制度を悪用し、不法滞在したり不法就労したりする人々がいます。
または悪用とまでは言わずとも、学生ビザのルールを順守しない留学生が存在します。今回の制度変更では、ビザ申請に伴う必要書類にGenuine Temporary Entrant (GTE)と呼ばれる留学目的などを明記する書類が義務付けられ、申請者の目的が、「就学」という本来の学生ビザ取得の目的に沿っているどうかを、より的確に見極める仕組みへ変更されました。
2024年3月18日更新:2024年3月23日以降、学生ビザを申請する場合、GTE(Genuine Temporary Entrant)はGS(Genuine Student)へ変更となりました。なお学生ガーディアンビザ(subclass590)申請については、GTE要件が維持されます。

2つ目、教育機関の品質向上について
1つ目の学生ビザで不法就労や不法滞在する留学生が存在するということは、それをアシストする教育機関があるということです。例えば、オーストラリアの学生ビザでは出席率を80%以上に守る必要があり、これを守らない生徒は、不法滞在の可能性があるとして、教育機関は移民局へ届け出るなり、なんらかの対応していかなければなりません。しかし、俗に「ビザ取り学校」と呼ばれる学校では、不法滞在を黙認する代わりに、学費を支払っているにも関わらず、まともな教育を提供しないという学校も存在します。

審査の過程において、制度変更前は留学生の国籍をもとにリスクレベルを設定し、この設定に基づいて学生ビザ取得の難易度が異なっていまいました。新しい制度では、「国籍をもとにしたリスクレベル」に、「教育機関のリスクレベル」を加え、審査を行う仕組みへ変更されました。
これに伴い、リスクレベルを抑えるため、教育機関自体が学生や教師の管理を含む学校運営の見直しを行い、よりよい教育機関を目指すようになります。

では具体的に何が変更になったのか?を見ていきましょう。

主な変更点は、大きく2つです。
1、学生ビザ サブクラス種類変更
2、審査方法(国籍と教育機関のリスクレベルの組み合わせにより査定へと変更)

【参照記事】
【オーストラリア 学生ビザ】2016年7月より適応された新しい制度について知ろう。

今回の変更で、日本国籍の申請者にとってはビザ申請時に提供が必要な情報や書類が増加となりました。
例えば、上記でも少し触れたGenuine Temporary Entrant (GTE)に関して、日本国籍の申請者は必須提出書類ではありませんでした。しかし、今回の変更を受け、全申請者がGTEの提出を義務付けられました。

GTEは留学したい理由や、その教育機関やコースを選んだ理由などを英語のエッセイやレター形式で作成します。
特に記載事項のチェックリストやテンプレートはなく内容は自由に作成できます。
将来的にオーストラリアでの進学を検討している場合は、進学希望の旨を、正直に記載しても大きな影響は特にありません。日本国籍の申請者の場合、内容よりも、申請者が個々に作成していることが重要です。

併せて、健康面の問題や過去の犯罪歴もなく、学生ビザ取得者としてふさわしいかどうかを注視されるようになりました。

日本人にとっては、「難しく」なった今回の制度変更ですが、ビザ取得までに要する時間などに大きな影響が出るのではないかと懸念されていました。

実際のところ今回の制度変更が与えた影響はどうだったのでしょうか?

結論、日本国籍の申請者にとっては大きな影響は出ていない様子です。
2016年7月1日(制度変更日)から10月31日までの3ヵ月間の申請数及び申請結果受領者数(発給、拒否、取消などいずれかの結果受領)は、ほぼ同数と、審査に対して大幅な遅れや影響が出ている様子は見受けられないとのことでした。

3、補足情報

補足説明
今回の変更で8種類あったサブクラス(学生ビザの種類)は2種類へと変更されました。
1つ目は、サブクラス500=通常の学生ビザです。中学・高校、専門、大学、英語コースなどばらばらだったサブクラスが統一されました。
2つ目は、サブクラス590=学生ガーディアンビザです。

学生ガーディアンビザとは、原則6歳以(※)上18歳未満の学生ビザ申請者に対し、21歳以上の親・法的後見人・親族が、オーストラリアで保護者として学生ビザ申請者と共に滞在するためのビザです。
※学生ビザの対象は6歳以上となります。
参照:http://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/studentguardianvisa_jp.html

学生ガーディアンビザでは、対象となる学生ビザ保持者のビザ有効期限まで、もしくは学生ビザ保持者が18歳になるまでの、いずれか短い期間までオーストラリアへの滞在が可能です。
ガーディアンビザでの就労は不可です。そのため、学生ビザ申請者の就学期間が12ヵ月未満だったとしても、必ず、申請時に健康面の保証として最低12カ月の医療保険(OSHC)への加入が必要となります。
なお、学生ガーディアンビザ保持者は、英語コース(ELICOS)であれば週20時間までであれば、就学可能です。ただし、英語コース以外のコース受講の場合は最大12週間までとなります。

【参照サイト】
オーストラリア移民局サイト http://www.border.gov.au/Trav/Stud
オーストラリア大使館サイト http://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/studyinaust_jp.html

アメリカの学生ビザ申請するにはどうすればいいの?【2016年版】

2016年11月8日にかなりの盛り上がりを見せたアメリカの大統領選。見事周囲の期待を裏切りドナルド・トランプ氏が当選しましたね。2016年7月に国民投票で大方の予想を裏切りEU離脱の結果を出したイギリス同様、アメリカも移民に対して、より閉鎖的になる傾向が予測され、語学留学にも少なからず影響がでるのではないかと心配している筆者です。

そもそも2008年のリーマンショックから始まり、景気後退、失業率の増加など深刻な経済的な問題を抱えるアメリカでは、移民の受け入れはもちろんのこと、長期滞在を目的とする学生ビザの取得、入国共に審査が非常に厳しくなっています。
学生ビザの申請は、観光を目的とした観光ビザと異なり、必要書類も増えてくるので、英語力やビザ申請経験のない方にとってかなり複雑になってきます。
しかし、ファッションやビジネス、エンターテイメントなど各業界で世界の中心を走るアメリカは、留学先として、未だに根強い人気を誇ります。そこで今回はアメリカの学生ビザについてまとめてみました。(アメリカへの留学についてはこちら

目次
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1:どういう時に学生ビザの申請が必要になるのか?
2:アメリカ学生ビザを申請する前に必要なもの
3:アメリカ学生ビザ申請手順
4: アメリカ大使館でのビザ面接での留意すべき3つのポイント
まとめ
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1:どういう時に学生ビザの申請が必要になるのか?

パスポートとアメリカドル
そもそもビザ(査証)とは何か?
ビザ(査証)とは、入国先の国からその人物が入国しても差し支えないと示す入国許可証です。自国民以外は、その国に入国、滞在するうえで、入国・滞在目的にそった許可証=ビザを取得する必要があります。

アメリカにはさまざまなビザの種類がありますが、アメリカに留学する方の多くが大きく2種類のビザで渡航します。1つ目がESTAと呼ばれる(観光を目的とした観光ビザ)、2つ目がF1と呼ばれる就学を目的とした(学生ビザ)です。
この2つのビザは一体何が違うのでしょうか?
観光ビザは、文字通り観光を目的として入国・滞在するときに取得が必要となるビザです。ただ実はカナダなどに渡航する際、乗り継ぎでアメリカに一時的に入国する際も必要になります。
観光ビザでは最長90日間渡航できます。観光目的ではあるものの、1週間に最長18.5時間未満までであれば勉強もできます。ただし、週のカリキュラムが18.5時間を超える場合は、たとえ1~2週間の就学であったとしても学生ビザを申請しなければいけません。

語学留学についてはこちらから

2:アメリカ学生ビザを申請する前に必要なもの

学生ビザ申請書類
さて、アメリカの学生ビザの概要がつかめたところで、具体的に申請に伴い必要なものについてふれていきましょう。

【アメリカ学生ビザ申請をするために必要なもの】

① パスポート(渡航期間+6ヶ月間以上の有効期限)
② 過去10年間に発行されている古いパスポート
③ ビザ申請諸費用支払いのためクレジットカード(VISA、Master)
④ 証明写真1枚
⑤ オンライン申請書DS-160フォーム
⑥ 大使館への提出書類として英文アメリカドル建て残高証明書(1年間で200~250万円)
⑦ I-20 (学校の入学許可証)
⑧ SEVIS(※)支払い証明
⑨ 日本との結びつきを証明できる書類・エッセイ

①~④、の説明は割愛します。
⑤は後述します。

⑥ 英文アメリカドル建て残高証明書(1年間で200~250万円)

アメリカでの語学留学の場合、原則的には「働く」ことができないため、渡航している間、生活するうえで十分な資金があることを証明する必要があります。残高証明は、留学するご本人様名義で、「アメリカドル建て」で「英文」である必要があるため、その旨を踏まえ、利用している銀行に作成依頼を出しましょう。留学渡航者が学生さんで、銀行残高が少ない場合などは、一時的にご両親様の口座よりご本人様の口座へ資金を移動させ、残高証明を取得するようにしましょう。

残高の額が少なすぎても、極端に多すぎても、ビザ棄却の原因となることがあります。
適切な費用での証明を提出するようにしましょう。

⑦ I-20 (学校の入学許可証)

I-20とは、米国政府から留学生の受け入れの認可を受けた学校が発行する入学許可証のことです。希望の学校へ必要入学手続きを行い、入学許可書を発行してもらいます。

入学許可書では、申し出出ている渡航期間、きちんと就学する予定か?ということはもちろん、通う学校がしっかりとした学校か?という点を見られます。

しっかりとした学校に通う=本当に就学を目的とした留学(不法就労などが目的ではない)だということを確認したいのです。
アメリカの学校は質も費用もピンキリです。
学費が月40万円以上する有名大学の附属英語学校から、月5万円の俗にいうビザ取り学校(超格安の学校で、学生ビザのステータスを得るためだけにある学校)まで存在します。

当然、ビザ取り学校と呼ばれる安い学校は、不法就労者を生むリスクや、そもそもお金がない人は犯罪に走る傾向が高く、犯罪率を上げるリスクがあるとみられています。

ワールドアベニューでは、実績と信頼ある語学学校の選定やご紹介から、出願手続き、学費の海外送金など、代行で行っておりますのでご安心ください。

⑧ SEVIS支払い証明

SEVISとは、Student and Exchange Visitors Information Systemの略。
2001年9月11日の同時多発テロ事件後に、移民局が留学生などの管理強化のため、国土安全保障省によって作られたシステムです。
SEVISには種類があり、種類によって費用も異なります。今回は一般留学生(F-1)=200ドルとなります。支払いはオンライン上でクレジットカード(VISA、Master、AMEX)で行うことができます。支払った際のレシートのコピーを用意する必要があります。

注意事項
・留学生の住所変更などがあった場合、変更手続きを行う義務があります。更新を行わなかった場合、不法滞在とみられる原因となりかねません。
・学生としてアメリカに行く場合、入学許可書(I-20)のみをもって入国しようとすると、強制送還の対象となります。

⑨ 日本との結びつきを証明できる書類・エッセイ

「留学後、日本へ戻ってくる」「アメリカへそのまま移住しない」ということを証明することは、アメリカの学生ビザ申請において重要なポイントの一つです。
「大使館面接で帰国の意思を示す」のは当然ですが、現在の仕事を休職しての留学であれば、在職証明書、大学を休学しての留学であれば、在学証明書、帰国後に仕事が決まっているようであれば内定証明書、それらが内容であれば日本に家族がいることの証明として戸籍謄本などを踏まえることで、より強く意思を示すことができるかと思います。また、帰国後の計画を示す「エッセイ」の作成も有効でしょう。

3:アメリカ学生ビザ申請手順

ビザ申請成功の道
必要書類が揃ったら、いよいよ学生ビザの申請を始めていきます。

【学生ビザ申請のプロセス】

1、2:アメリカ学生ビザを申請する前に必要な書類で記載した、必要なものを準備します。
2、オンライン申請書(DS-160)を作成
3、ビザ申請諸費用支払い (面接費用US$160 オンライン上でクレジット決済)
4、アメリカ大使館でのビザ面接を予約
5、大使館で面接を受ける
6、学生ビザ付のパスポートを受け取る

【アメリカ大使館公式ビデオ】で、オンライン申請書(DS-160)と面接時の手順をチェックしてみましょう。

4:アメリカ大使館でのビザ面接での留意すべき3つのポイント

面接
2001年9月11日の同時多発テロ事件以降、テロへの懸念はもちろんですが、国内の失業率や犯罪率の増加を懸念し、ビザ取得や入国に伴う審査は非常に厳しくなってきています。

ワールドアベニューでは、各種必要書類のお手続きをお手伝いすることは可能です。
しかし、大使館面接を代わりに受けることはできません。
よって、大使館面接の際、ご留意いただきたい点を、大きく3つのポイントにわけてお伝えしようと思います。

注意① 絶対に言ってはいけないことがある!

学生ビザ面接では、「なぜ留学に行きたいのか」「留学の経験を活かし、自分が将来どうなっていたいのか」などをしっかりと自分の言葉で伝えられる必要があります。
注意すべきは「ずっとアメリカに住みたい」「いずれはアメリカで働きたい」などは言ってはいけない!ということです。理由は、就職や永住が目的だと思われてしまい、学生ビザを棄却される可能性があるからです。
棄却された場合、棄却理由を記載された書面を受け取ります。そこに再申請してもよいという一文があれば、再申請も可能ですが、もし、一文がなければ、再度の申請もできなくなります。
もちろん、再申請できるとしても、面接を通過できる可能性は1回目より低くなることが予想されます。
また、「2:アメリカ学生ビザを申請する前に必要なもの」でも記載していますが、アメリカでの留学経験を経て、日本に戻ることをきちんと伝える必要があります。
アメリカ渡航理由の不明確さ、帰国後のプランの曖昧さ、アメリカ滞在歴の長さなどが、棄却の原因となってしまうことが多いといいます。
アメリカに留学に行く理由が「アメリカが好きだから」「憧れがあるから」などの不明確な理由でなく、アメリカで英語を勉強することで、あなたにとってどのような利益があるのか、なぜアメリカで英語を勉強したいのかなど、しっかりと考えてみましょう。

注意② 質問の意味が分からない…とりあえず‘YES’!!はNG。

面接は基本英語で行われます。
あまりにも英語が分からない、また自信がない場合は、日本語でも大丈夫です。英語が話せる場合は、自信をもって英語で話してみましょう。ただし、わからないのに無理をして英語で話さなければならないわけではありませんので、質問の意図がわからないにも関わらず、‘YES’‘NO’など答えないように注意しましょう。
また、英語でも日本語でも、留学の目的が不明確、将来の計画が曖昧なまま面接に臨むと本番でボロが出てしまいます。しつこいようですが、なぜ自分がなぜアメリカで英語を勉強したいのか、留学の経験を生かして、将来どうなっていたいのかといったなどをしっかり考え、学生ビザ面接に挑んで下さい。

注意③ 面接を受ける場所によって手続き方法が違う?!

アメリカの大使館・領事館は、東京だけではなく、大阪、福岡、沖縄、札幌にあります。
大使館と各領事館、どこへ手続きを行うのかによって面接までの手続きが微妙に異なります。
主には、東京・大阪・那覇と、札幌・福岡とで異なります。
東京・大阪・那覇の場合、必要書類を面接当日に持参しますが、札幌・福岡の場合、面接日の1週間前までに領事館ビザサービス宛まで郵送する必要があります。注意しましょう。

注意すべき点をきちんと確認し、面接をクリア!アメリカの学生ビザをGETしましょう!

まとめ

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アメリカでの学生ビザの概要、申請手続きの全容をご理解いただけましたでしょうか。
学生ビザ取得には、たくさんの必要書類があり、多くのステップがありますね。「自分でもできる!」と謳っている留学エージェントもありますが、概要を見ていると、なんだかとても大変そうだし、且つ、間違えたり、途中でわからないことが出てきたりしたときには途方にくれてしまいそうですよね。

2001年の同時多発テロ事件、2008年のリーマンショックなどを受け、アメリカは移民に対する政策が厳しくなっており、学生ビザ取得も昔より厳しくなってきています。また、今回のアメリカの大統領選でドナルド・トランプ氏が当選しましたが、彼は「メキシコ国境に壁を作る」「イスラム教徒の入国を排除する」など差別主義者として話題になっています。ドナルド・トランプ氏が大統領に選ばれたことで、学生ビザの取得、アメリカに入国する際の入国審査が、より一層厳しくなると筆者は予想しています。

ワールドアベニューでは、長年の留学サポート実績を基に、お客様一人ひとり丁寧にサポートを致しております。学生ビザを含む、アメリカへの留学各種手続きに不安を感じられる方は、お気軽にご相談くださいね。

本記事は、2016年11月現在の情報を基に編集されています。ビザ申請に関する要綱や条件は予告なく変更となる可能性があります。最新情報に関しては、必ずご確認ください。

ニュージーランド 学生ビザの概要と申請方法をまとめてみました。|2016年11月現在

ニュージーランドってどんなとことなんでしょう?
ちょっと動画でのぞいてみましょう!

ご覧いただきいかがでしたでしょうか?
すてきですよね。

治安も良く、自然豊かで、日本からの時差も少ないことから、近年中学生、高校生を対象とした留学で高い人気を誇るニュージーランド。
都会的誘惑も少なく、ワーキングホリデーや語学留学をしたい方にとっても、英語学習に集中できる環境が整っています。ただ、ニュージーランドの場合、3ヵ月間以上の渡航となると「ビザ」と呼ばれる入国に伴う許可証が必要となります。

留学に挑戦しようと決めたものの、誰もが不安に感じるのがビザの申請。「ビザ自体なんだかよくわからないし、手続きも難しそう」というのが皆さん共通のイメージだと思います。そこで、今回は長期の留学に伴い必ず取得が必要な「学生ビザ」の概要と申請方法をまとめてみました。

目次
1:そもそもビザって何?2つのビザの違いと留学目的に適したビザの種類とは
2:知らないとビザ申請に大きな影響が!?NZQAとEERカテゴリー
3:学生ビザ申請の準備と申請方法
4:ニュージーランドに学生ビザで行くワールドアベニューの留学プログラム
さいごに。

1:そもそもビザって何?2つのビザの違いと留学目的に適したビザの種類とは

ビザの意味が分からない
初めに、意外と知らない、「そもそもビザって何だろう?」という疑問を解消していきましょう。
ビザとは、簡単に言ってしまうと、「渡航先の国から、入国しても差し支えないという許可証」です。
ニュージーランドに入国するにはさまざまなビザがあります。今回は、2種類のビザ、「観光ビザ」と「学生ビザ」の違いと、留学目的に適したビザの選び方を説明していきます。

まず、観光ビザとは、その名の通り観光を主な目的としたビザで、最長3カ月間滞在ができるビザです。
対して学生ビザとは、学校に通い就学すること主な目的としたビザです。学校に通う期間に制限はないので、学校のコース期間に応じてビザの有効期間を調整することができます。

ちなみに、ニュージーランドの場合、観光ビザで滞在が可能な3カ月以内であれば、就学中心の滞在であったとしても、学生ビザを取得する必要はありません。加えて、日本人は観光ビザの取得免除対象になりますので、3カ月以内の留学の場合は、学生ビザはもちろん観光ビザも取得する必要はありません。

ただし、3ヵ月以上、就学を中心に滞在したいとなると学生ビザが必要です。尚、学生ビザの目的は先述した通り、就学を目的に入国を許可されているビザのため、1週間の就学時間がフルタイム(20時間以上)のコースに通うことが条件となります。
3カ月以内の海外体験的な留学をする場合は観光ビザ、長期でしっかりと勉強したい、英語力を本格的に身に付けたいという方の場合は学生ビザを申請するのが良いでしょう。

補足にはなりますが、ニュージーランドにもワーキングホリデービザがあります。最長1年間、滞在することができ、学校にも通えて、なおかつ、フルタイムで働くことができるのが大きな特長です。ただしワーキングホリデービザで渡航する場合、学校に通えるのは最長6カ月間なので注意が必要です。
それぞれの渡航目的、希望渡航期間に応じて申請するビザが変わってきますので気を付けましょう。

2:知らないとビザ申請に大きな影響が!?NZQAとEERカテゴリー

学生ビザ申請において留意すべき点
学生ビザとは何か?がわかったところで、学生ビザ申請に大きな影響を与える語学学校選定に関する留意事項をお伝えしたいと思います。

この留意事項をお伝えするに伴い、知っておいていただきたい用語が2つあります。
1つ目が、NZQA(New Zealand Qualifications Authority)
2つ目が、EER(External Evaluation and Review reports) です。

NZQA(New Zealand Qualifications Authority)とは、
ニュージーランド政府機関のひとつで、各語学学校や専門学校のコース認定や、学生の授業料の補償などをしています。他国と大きく違う点として、ニュージーランドはNZQAが留学生に対しても授業料を補償しています。万が一、学校が倒産してしまっても、NZQAに認定されている学校であれば、授業料は学生に返金されます。
また、学生ビザを申請する際は入学許可証が必要になりますが、このNZQAが認定している学校の入学許可証でなければ、ビザが発給されない場合があります。

EER(External Evaluation and Review reports)とは、
各学校の授業内容や質の高さを調査する基準として使用している外部の査定と調査報告の事です。

ニュージーランドでは、NZQAによって、専門学校や語学学校等が4つのカテゴリーに分けられています。NZQAでは、EERの評価及び査定報告の結果により、それぞれの学校を4つのカテゴリーにそれぞれ認定し、通知します。
4つのカテゴリーは下記の通りです。

カテゴリー1:授業内容や質が大変優れている学校
カテゴリー2:授業内容や質が優れている学校
カテゴリー3:今までEERから優れているとの認定をもらっていない学校
カテゴリー4:EERから優れていないとの判定された学校

EERの査定は定期的に行われており、授業内容や質に応じて上がることも下がることもあります。
そしてニュージーランドでは、学生ビザを保持し、なおかつカテゴリー1の学校に通う場合(14週間以上のコースに申し込んでフルタイム就学する場合)のみ、アルバイトが認められています。
最大週20時間の就労が認められているため、どうしてもお金が掛かってしまう留学生にとってはとてもうれしいですよね!

3:ビザ申請の準備と申請方法

学生ビザビザ申請準備
どのプログラムで留学するか、どのビザで渡航するか決定したら、いよいよビザ申請の準備と申請です。
学生ビザを申請するには用意しなければならない物がたくさんあります。

【ニュージーランドの学生ビザを申請するために用意するもの】
・学生ビザ申請用紙
・パスポート(有効期限:滞在予定期間+3ヶ月以上)
・申請用の顔写真
・学費を支払った旨の証明書
・滞在分の費用が賄えるか確認するための残高証明書
・ニュージーランドで何がしたいか等をまとめたエッセイ
・NZQA認定学校の入学許可証
・18歳未満の場合、滞在証明

さらに、6ヵ月以上、滞在する場合、ニュージーランド大使館指定の病院で健康診断を受診する必要もありますので、お忘れなく。
※上記はあくまで、最低限必要なものであり、2年以上の長期滞在の場合は13歳未満の方の渡航の場合を除きます。

さて、必要なものを揃えたら、いざビザ申請です。
日本でニュージーランドの学生ビザを申請する場合、ニュージーランドビザ申請センター(VFS Global 以下VFS)を通して申し込むのが一般的です。
申請方法には窓口受付と郵送があります。

1、窓口で申請する場合
① 東京 新橋にあるVFSに直接出向き、用意した物全てを提出
② 申請費の支払い
③ VFSが書類を確認後ニュージーランド移民局へ転送

2、郵送で申請する場合
① VFS指定の銀行に申請費 並びにパスポートを返送してもらうための返送郵送料800円を振り込む
※振り込む際、明細書を必ず受け取ってください。
② 申請のために用意した物、振込明細書をVFSに送付
③ 振込明細書と発送伝票のスキャン、申請者の詳細をメールでVFSに送信
④ VFSが受領当日か翌日に、ニュージーランド移民局へ転送

以上が大まかなビザ申請の流れです。
気になる申請費ですが、ニュージーランドの学生ビザ申請費自体は無料です。しかしVFSが代行してニュージーランド移民局へ申請を行ってくれるため、取扱手数料として5400円がかかります。

4:ニュージーランドに学生ビザで行くワールドアベニューの留学プログラム

学生ビザ申請のサポート
近年 修学旅行先にもよく選定されており、高校留学先としても 大変人気を誇るニュージーランド。
留学するにあたって多くの人が気にするのが現地の治安です。
ニュージーランドは国全体の治安が比較的よく、幅広い層の留学生に支持されています。
また、自然が大変豊かで、都市部でも豊富な自然に恵まれています。それぞれの都市に個性がありますが、娯楽施設は少なめで、都会的誘惑が少ないのも特徴です。そのため、物価が多少高いと言われるニュージーランドですが、遊び代にお金を使ってしまい、留学費用が膨れ上がる心配は少ないでしょう。
しかし、近年ニュージーランドでは地震が頻発しているため、ワールドアベニューでは北島のオークランドを中心にご案内しています。
ワールドアベニューでは語学留学や大学留学、専門留学などおひとりおひとりのやりたい事、目標に合わせてニュージーランド留学を選択して頂けます。
特に最近は高校留学でニュージーランドを選ばれる方が増えています。
高校生という多感な時期だからこそ、現地学生に混ざって学生生活を送れる、大変貴重な経験が待っています。

【ワールドアベニューニュージーランド留学についてはこちら

【ワールドアベニュー 中学・高校留学についてはこちら

さいごに。

ワールドアベニューへお任せ
さいごに、この記事を読んでくださった方へ、ニュージーランドへの学生ビザでの留学に伴う注意事項をお伝えします。

注意事項は大きく2つあります。
1つ目は、留学準備のタイミングです。
学生ビザ申請に必要な期間は、オンラインの場合、約20日、郵送の場合、25日が目安としてニュージーランド移民局に記載されています。
参照:https://www.immigration.govt.nz/about-us/policy-and-law/how-the-immigration-system-operates/visa-application-process/how-long-it-takes-to-process-your-visa-application

しかし、学生ビザを申請する前には、学生ビザ申請必要書類の準備や、そもそもどの都市の、どの語学学校で、どの英語コースに通うのかなど、決めなければならないこと、考えなければならないことが山積みです。
当然、ビザ申請と並行して航空券や海外留学生保険の手続きも行わなければなりません。
お金の準備も必要です。
従って、学生ビザ自体の申請期間は20日間でも、ニュージーランド留学への準備は半年~1年前くらいをめどに開始しましょう。

2つ目は、学生ビザに関わらず、ビザの申請要綱は随時変更するという点です。
今回の記事はあくまで2016年11月現在の情報であり、学生ビザに関する要綱は予告なく変更となる可能性がありますので、十分に注意しましょう。
これらを踏まえ、留学の準備に関して、「やっぱり難しそう」「一人では不安だな」と思われた方も多いかもしれません。
ワールドアベニューではそれぞれのプログラムに合った準備を進め、おひとりおひとりのビザ申請のお手伝いをさせていただいています。「一人では不安…」と思われた方、ぜひ、ワールドアベニューまでお問合せください。
「はじめて海外留学をお考えの方へ はじめての海外留学 5つのステップ

カナダの学生ビザの概要を知ろう!|2016年11月現在

海外に行ったことはありますか。
近年、海外旅行はもちろん、夏休みや春休みを利用した短期留学などで、海外渡航経験を持っている方も増えてきていると思います。

初めての海外渡航には言葉の壁を中心に多くの不安が付きまといます。しかし、一度飛び出してしまうと、海外へ踏み出すことへの不安が軽減され、「海外に住みたい!」、「海外で英語を勉強したい!」など、長期的な海外留学に憧れる方も多くいらっしゃいます。
今回は、長期の留学先として人気国の一つ、カナダのお話です。
カナダは、公用語に英語とフランス語を掲げる国で、アメリカの隣国なのにも関わらず、治安がいいこともあり人気です。

さて、例えば1年間、カナダに滞在しようと思うとどのような方法があるでしょうか。
カナダでの長期(1年間)滞在する方法は大きく2つあります。
1つ目は、ワーキングホリデービザを利用した渡航。
2つ目は、学生ビザを利用した渡航 です。

今回は、長期留学に踏み出すうえで必要な「ビザ」の取得方法を、学生ビザのことを中心にお話しようと思います。
カナダへの留学情報はこちらから

目次
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1、カナダで学生ビザを取ると、何ができるの?
2、カナダの学生ビザ取得の際、必要なものと手順
3、カナダの学生ビザ取得に必要な期間
まとめ
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1:カナダで学生ビザを取ると、何ができるの?

カナダでの留学
カナダの学生ビザを取得すると、「6ヵ月間以上」「フルタイム」で就学することができます。
※語学留学の情報はこちらから

余談ですが、語学を習得するために必要な時間は、一般的に2,000~2,500時間必要と言われています。1日6時間、週5日勉強したと仮定します。もちろんカナダで生活しているので、学校に通っている時間以外にもホームステイファミリーなどとの会話があるので、週10時間くらいはプラスで英語の勉強ができているとします。

すると……英語習得に必要な2,000時間÷(6時間/日×5日/週+10時間/週)=50週間

つまり、現時点での英語力にもよりますが、一般的には英語習得に伴って、約1年間は集中して勉強する必要があるということです。

実はカナダでは、最長6ヵ月間までであれば学生ビザを取得しなくても、ワーキングホリデービザや観光ビザで英語の勉強をすることができます。しかし、上述しているように、6ヵ月間という時間は、語学を習得するための就学期間として決して十分な時間ではありません。
「1年間は集中して英語の勉強をしたい!」という方の場合、学生ビザでの渡航が最適です。

ここで、学生ビザの概要を説明しましょう。
まずは正式名称です。
カナダの学生ビザの正式名称は、“Study Permit”といいます。
“Study”は「学業」、“Permit”は「許可」という意味で、“Study Permit”で「就学許可証」という意味になります。

学生ビザを取ると何が出来るようになるのでしょうか。
学生ビザを取得することで、できることは大きく2つです。

1つ目は、6ヵ月間以上のカナダでの滞在です。
学生ビザの渡航可能期間(カナダで滞在できる期間)は希望の就学期間にプラス2カ月となります。

2つ目は、一定の条件下で働くことができます。
条件として、専門学校や短大、大学などの高等教育機関に通っていることが挙げられるため、残念ながら、英語の勉強を行う語学学校は対象外となります。また、あくまで、就学が滞在の主目的となるため、20時間/週が最大の就労可能時間となります。

2:カナダの学生ビザ取得の際、必要なものと手順

学生ビザ申請に必要なもの

学生ビザの申請を始める前に確認しなければならないことがあります。
カナダの学生ビザを申請する前に確認すべきことはなにか? それは、行きたい学校が、カナダの移民局から認可を受けた学校かどうかの確認です。希望の学校がカナダの移民局から認定を受けているかどうかは、Designated Learning Institution(DLI) Listをチェックすることで確認できます。DLI リストにある学校には、DLI numberが発行されており、該当校は学生ビザ申請時に必要な入学許可書を発行することができます。
学校選びの際は、ワールドアベニューのようなプロの留学会社に相談するなどし、適切な学校を選びましょう。

では、カナダの学生ビザの申請方法を説明します。

カナダの学生ビザの申請方法には、下記の2つの方法があります。
① オンライン申請
② 郵送申請
学生ビザ申請は、基本的にオンラインで行いますが、申請者が16歳未満の場合は、②の郵送申請を行う必要がありますので、中高生の学生ビザ申請時などは留意しておきましょう。

学生ビザを申請する際に必要なものがあります。
カナダの学生ビザ申請は、原則オンライン申請のため、申請に伴い必要な証明写真やパスポートデータはPDFやJPEG形式で用意する必要があります。ワールドアベニューの留学プログラムにお申込みいただいているお客様は、各書類を紙面にてご用意いただけましたら弊社でデータ化し、申請準備を行います。ご安心ください。

【学生ビザ申請に伴い準備するもの】
1)学校からの入学許可証
3)クレジットカード(Visa、Master、AMEX推奨)
4)パスポート(有効期限が、希望渡航期間すべてをカバーしていること)
5)英文カナダドル建て残高証明書(目安として、1年の滞在に対し100万円程度)
6)証明写真(指定サイズあり)

次に、学生ビザの申請手順をご説明します。

【オンライン申請(英語) 所要時間1時間程度】
1)上述した必要書類の準備ができたら、カナダ移民局のウェブサイトにて「my CIC(Citizenship and Immigration Canada)アカウント」を作成します。
・学生ビザ申請の規約を確認し同意する。
・ユーザー名やパスワードを設定する。
・セキュリティのため、提示される質問に回答する。

2)アカウントができたら、アカウントページにて学生ビザ申請を行います。
・提示されている質問事項に答える。
・学生ビザ申請書を作成し、準備していた必要書類と併せて提出する(指定の場所からアップロードする)
・添付したデータ一覧を確認し、その際、提示される同意書を確認、同意する。
・クレジットカードで申請費150ドルを支払いする。

3)申請状況を確認する
・すべての申請手続き完了後、移民局より学生ビザ申請に伴う審査が開始の連絡がメールで届く。その後も申請状況に更新があるタイミングでメールが届くため、メールと、作成したアカウントは細目に確認するようにしましょう。

4)ビザ発給許可書が届く
・発給許可書はPDFデータで発行されるため、ダウンロードし、印刷。渡航時に持参しましょう。

注意:この時点で発給されるものはあくまで「学生ビザの発給許可」であり、まだ「ビザ」ではありません。カナダの場合、最終的なビザの発給は入国審査時になりますので、十分に注意しましょう。

3:カナダの学生ビザ取得に必要な期間

留学カウンセラー

結論からいうと、学生ビザの申請準備は、ご渡航の3~4カ月前から始めましょう。
学生ビザの申請手続きから発給許可を受け取るまで、2週間~4週間程度が平均です。ただし、実際に発給許可を受け取るまでに要する時間は、カナダ移民局の判断に基づくものとなるため、余裕をもって手続きを行うことを推奨しています。
また、留学に必要なものは学生ビザだけではありません。
航空券や海外留学生保険などの手続きも必要です。当然のことながら、航空券は、あまりにも出発日に近い日程で購入すると高額になってしまいます。しかし、学生ビザの発給許可前に購入してしまうと、万が一何かあって、渡航日時までに発給許可書が届かなかった!なんてことがあると、航空券をキャンセルしなければならないというリスクを背負うことになります。
ちなみに、年をまたいで渡航される場合、学校への出願や学費の支払い時期によって、料金の変動(往々にして年をまたぐと学費は上がります)することもあります。

さらに言うと、学生ビザの申請は「留学する」ためのプロセスの中の1つにすぎません。
留学の目的や将来の目標にそって、どの国のどの都市でどのような留学をするべきなのか。
そのためにはどの語学学校のどのコースがあっているのか。渡航期間は適切か。滞在はどうしたらいいのか。など、きちんと考えたうえでの、実務的なプロセスです。

充実した留学にしていただくために、ワールドアベニューでは、次のような段取りを推奨いたしております。
1)渡航1年前~6カ月前:留学カウンセリングや留学セミナーに参加し、留学プランを決めていきましょう。
2)渡航1年前~3カ月前:具体的な手続きを開始する手続きを開始する(学生ビザの申請は渡航2~3ヵ月前となります)
3)渡航2~1週間前:出発オリエンテーション
※渡航前サポートの内容はこちらから

まとめ

留学コーディネーター

今回は簡単にカナダの学生ビザについて紹介しました。
カナダのビザ事情や学生ビザの概要を簡単にですが、知ることができたと思います。
ただし、学生ビザの申請は原則英語で行います。学生ビザの申請手続きを紹介しているサイトは数多くりますが、常に変更の生じるビザ申請要綱や申請方法に関して、すべてを信用するのは難しいかと思います。

「書類の準備に不安がある」「難しい英語は理解できない」など感じたら、ワールドアベニューがサポートさせていただきます。(留学を考え始めたばかりの方へ ワールドアベニューのサポート内容のご紹介)「カナダでしっかりと英語の勉強をしたい!」とお考えの方は、お気軽にワールドアベニューのカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。ご相談、お待ちしております。

ワールドアベニューがフィリピン留学を勧めない4つの理由

新宿や銀座など都内を歩いていると、日本語ではなく、外国語を耳にすることも増えてきたように思います。そんななか、「留学の必要性」をひしひしと感じる方は多いのではないでしょうか。

海外留学を真剣に考えだすと気になるのは、先立つ「留学費用」のことですよね。
「留学したい」「英語を話せるようになりたい」とは思うものの、費用面が不安という方は多く、「安さ」からフィリピンなどの発展途上国で第二言語として英語を使う国への留学を検討しているという声も耳にします。

真剣に語学を学ぶ語学留学は、原則的に、収入がなくなります。したがって、留学期間中の学費はもちろん、生活費も渡航前に準備していかなければならず、その費用負担は小さなものではありません。

アメリカでの生活は月々13万円~かかります。対してフィリピンでの生活は月々7万円~です。
そう考えると、1年間の留学費用の差は生活費だけで70万円以上と歴然です。

安く、英語力を身に付けられるなんて、最高!と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、ワールドアベニューではフィリピンへの留学はお勧めしていません。

その理由はなぜか?説明させていただきます。
無駄な留学生活を送りたくない方、必見です。

目次
オススメできない理由1:邦人殺人被害ダントツ1位・フィリピンの現状
オススメできない理由2:学校から外出禁止命令?!フィリピンでの生活
オススメできない理由3: マンツーマンレッスンの落とし穴に注意
オススメできない理由4:安物買いの銭失いに注意!
まとめ

オススメできない理由1:邦人殺人被害ダントツ1位・フィリピンの現状

邦人殺人被害ダントツ1位・フィリピンの現状

親日国と言われているフィリピンですが、その殺人発生率をご存知でしょうか。
フィリピンの殺人発生率は、日本の10万人当たり0.3人を大きく上回り、8.8人とされています。これは、オーストラリアの8倍、イギリスの約9倍、カナダの5.5倍の殺人率です。(2012年現在)
銃社会で危険が大きいという理由で、長期滞在を避ける人が多いアメリカの約2倍というから驚きです。

首都のマニラではなく、観光地として有名なセブであれば危険が少ないと検討する方もいらっしゃいます。しかし、他の英語圏と比べ、圧倒的に危険が大きいということは絶対に忘れてはいけません。

また、外務省海外邦人援護統計の「海外で邦人が被害者となった主な殺人事件」を見ると、フィリピンが邦人殺人事件発生地のトップとなっていることがわかります。2014年だけで5件は日本人が被害者となる殺人事件が起きており、2003年から2008年にかけては6年連続で邦人殺人発生率が1位です。

さらに、現在ドゥテルテ大統領が強硬に麻薬撲滅運動を推し進めています。ダバオ市の市長を務めていた時から、犯罪者や薬物使用者は、「裁判なしに殺す」などの過激な発言が注目されることが多く、犯罪者に対する取り締まり強化や死刑制度を復活させると公約していました。

「犯罪者に対する取り締まり強化」や「麻薬撲滅」とだけ聞くと、「なんだ、犯罪も減りそうだし、いいことなのでは?」と思われる方もいらっしゃると思います。ただ、実情はそんなに甘い話ではありません。実は、ドゥテルテ大統領就任からわずか3ヶ月間で麻薬組織に関わった疑惑をもたれた人が3000人以上死亡しています。
注目していただきたいのは、3,000人の死亡者が、「容疑者」の段階で殺されているという事実です。

日本人は、安全な国民として世界中の国に特別なビザを取得せず入国することができ、入国審査も比較的容易にパスできる国民として知られています。この事実を利用して、運んできたドラッグを日本人のバッグに忍ばせ、入国をパスした後、忍ばせていたドラッグを回収するという密輸するという手口があります。当の日本人は、犯罪とは皆無な状態なわけですが、ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅推進法に乗っ取ると、上記の手口にはまってしまった日本人は、問答無用で射殺されることになります。

ちなみに、ドゥテルテ大統領が公共のメディアで「麻薬のビジネスをやめなければ殺す」と発言した麻薬王と呼ばれる人物は、セブで生活し多角的なビジネス展開を行っています。

さらに!!2016年11月4日外務省からイスラム過激派組織「ISIL(イラクとレバントのイスラム国)」指導者の声明発出に伴う注意喚起が発表されています。
参照:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C295.html
これらの状況を踏まえると、やはり自分の大切なお客様をフィリピンに送り出すことはできませんし、「大丈夫だよ!」という留学エージェントや留学カウンセラーの気がしれません。

オススメできない理由2:学校から外出禁止命令?!フィリピンでの生活

学校から外出禁止命令?!フィリピンでの生活

必死の引き留めにもめげず、ワールドアベニューの留学プログラム参加前に他の留学エージェントを介し、フィリピン留学へ行かれたお客様がいらっしゃいます。

フィリピンから無事ご帰国されたお客様が一言。

「おっしゃられていた意味がわかりました(苦笑)」と。

お話を伺うと、わずか1ヵ月間の渡航期間中に、語学学校の近くでテロがあったそうです。

日本人ってある意味平和ボケしているので、本当の意味で「治安が悪い」っていう意味が分かっていないんだなと感じたとのこと。

テロ後、語学学校から、学区外へは出ないようにと厳重に注意されたうえ、どうしても外出したいのであれば命の保証はできないので、学校側に責任はないという書面にサインをするように言われたとのことです。
普通に外出するうえで「死んでも知らない」と言われているようなものです。

そんな環境で伸び伸び勉強できるわけがありません。
また、厳重な囲いがある学校の中で勉強するため、ネイティブとかかわることは皆無と言えるでしょう。フィリピン留学のメリットとしてあげられる学生寮での生活がゆえに通学の必要がないという点も、全寮制の生活で食事が含まれているのも、裏を返せば現地の生活が危険すぎてホームステイしたり外食を楽しんだりできる環境ではないということです。

やはり、フィリピンへの留学なんて、送り出せません。

オススメできない理由3:マンツーマンレッスンの落とし穴に注意

マンツーマンレッスンの落とし穴に注意
スピーキングが苦手な日本人にとって、マンツーマンレッスンは魅力的ですよね。
他の人に自分の話す英語を聞かれたくないという気持ちは、シャイな日本人は誰しもが持っているでしょう。

しかし、マンツーマンレッスンには落とし穴があります。
確かに自分のレベルに合わせて話してくれることに安心感はあります。この「安心感」こそが、最大の落とし穴です。
「安心」という言葉は、裏を返すと、「恥ずかしい」「悔しい」などの気持ちを持つ機会が少なく、英語力の伸びは飛躍的ではありません。同じタイミングで入学したにも関わらず、自分よりも喋れるようになっているクラスメートがいる…。同じ発音を何度も指摘されて恥ずかしい…。そんな思いがあるからこそ、人は努力し成長するのではないでしょうか。

また、先生もネイティブではないため、実用的な英語ではなく、教科書通りの英語を話しているだけです。さらに、生徒の理解力に合わせて話すため、簡単な単語や分かりやすいフレーズを使いがちです。マンツーマンの良さである先生との距離の近さが逆にあだとなり、なあなあの授業になりがちというフィリピン留学経験者の意見もあります。レッスンというよりもただの「おしゃべり」の場となり、長期の滞在になればなるほど、授業らしい授業でなくなったというから考えものですね。

さらに!!フィリピンの語学学校は日系か韓国資本の語学学校が大半のため、学生のほとんどを日本人と韓国人が占めます。マンツーマンレッスンが8時間あったとしても、それ以外の時間を日本人と過ごしていては意味がありません。

そもそも、8時間も1人の人と話しをするなんて、飽きてしまいますよね……。

オススメできない理由4:安物買いの銭失いに注意!

安物買いの銭失いに注意!

「でも、安いし…」と思われる方、本当に、フィリピン留学は安いのでしょうか。

上述したように、ネイティブと話す機会もほとんどなく、先生のクオリティもまちまちです。
レッスンも、「おしゃべり」のようになってしまって… そんな環境で本当に英語力が上がると思いますか?
そのうえで、「実はそこまで安くなかった」となると、もう、目も当てられません。

一般的にフィリピンへ留学する場合、学費だけでなく生活費なども含めると半年で150万円以上、1年で200~250万円ほどかかります。確かに、年間350万円程度かかるアメリカのニューヨークやイギリスのロンドンへの留学と比べると、50~100万円の差が生じるため、「安い」と感じるかもしれません。しかし、学生ビザでもアルバイトができるオーストラリアの場合、半年で150~200万円程度、1年で250~300万円程度なので、大きな差はありません。

フィリピン留学の場合、1日の就学時間が長いため、「1レッスンあたりの単価が安い」と言われます。しかし、英語圏へ留学した場合、語学学校以外の生活もすべて英語環境となることを考えると、24時間英語の勉強ができることになります。そう考えると、フィリピン留学の「安さ」とは本当に「安いのか?」という疑問がわいてきます。

▼目標の英語力に達するまでまでに、オーストラリアで半年、フィリピンで1年間。かかった費用は下手をするとフィリピンの方が高いかも!?
英語力の向上

さらに言えば、フィリピン留学の場合、「安いからクオリティが低くても仕方がない」「それなりの英語力しかつかなくても仕方がない」と思ってしまう方もいらっしゃいます。
先述した通り、アメリカにせよ、オーストラリアにせよ、主要英語圏に留学すると、フィリピン留学よりも費用はかかります。しかし、だからこそ、かかった費用分、「絶対に良い留学にしよう!」「投資した分は学んで帰ってこよう!」と思いませんか?
「絶対に英語力をつけないと!」と思うからこそ、投資した以上の英語力や経験を得ようと周りとコミュニケーションを取ろうとするはずです。

まとめ

フィリピン留学を勧めない理由 まとめ

留学は一生のうちで何度もできるものではありません。
「納得のいく結果を得られなかった」「期待していたほど(英語を)しゃべれるようになっていない…」ということになっては大変です。ましてや、麻薬の密売人と間違われて射殺されてしまったなんて、もってのほかです。

ワールドアベニューでは、オーストラリアやニュージーランド、カナダなどの主要英語圏のご留学をお勧めしています。特にオセアニア圏は治安がよいことはもちろんですが、国を上げて留学生の受け入れ態勢を築いており、語学学校のクオリティ維持や留学生の学費保護制度などが充実していることもあり、おすすめです。
主要英語圏では、ネイティブの先生の授業をさまざまな国の生徒たちの間で聞いて話し、またホームステイをすることで日本以外の現地の生活を体験しながら、ネイティブと食事をすることができます。
またホームステイだけでなく、電車やバスなどの移動中やショッピング中、カフェでもネイティブスピーカーと話すチャンスがあります。24時間、実用的な英語を学ぶことができるのです。

「とりあえず安いからフィリピン留学!」とお考えの方。
もう一度、きちんと留学プランを見つめなおしてみてください。

オーストラリア英語は訛ってる?語学留学で綺麗な英語を学ぶならカナダ?アメリカ?

オーストラリアを語学留学先として考えたとき、「オーストラリアの英語の訛り」を知り躊躇された経験はありませんか?

「グッダイマイッ!(Good day, mate!)」は有名なオーストラリア英語ですが、「オーストラリアに留学をしたら自分もこんな英語になってしまうのかな・・・」と心配される方も実際いると思います。私たちもカウンセリングをしていると、「綺麗な英語を学べる国はどこですか?」と、ご質問を頂くことも多いのは事実です。

まず、英語力をしっかり身に付けたいならば英語圏への留学をおすすめします。
最近は費用が安く済むという理由で、フィリピンやフィジーへ留学をされる方もいらっしゃいますが、母語が英語でない主要英語圏となると、日本で英語を学ぶのと同じです。

授業以外では英語を使わなかったり、フィリピンでいえば生活の中でタガログ語ばかりを耳にしてしまったりということがあります。さらには、生徒も日本人や韓国人がメインとなり、各々の母国語が飛び交うことも多いです。そうなると、本来の目的「英語の習得」がブレてしまいます。

ワールドアベニューでは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアなど、各国に留学経験があるスタッフが在籍しており、且つ、日々仕事でも英語を使う機会が多いです。そんなスタッフたちが口を揃えて言うことは、「ちゃんと英語圏で英語を学ぶならば、訛りは気にしすぎる必要はない」というものです。

なぜ、留学経験者はそう思うのか、理由をまとめてみました。

目次
1、英語力は学校よりもプライベートタイムに伸びる!英語圏をおすすめする理由はそこにあり。

2、日本人は所詮日本語訛りのジャパニーズイングリッシュ。ただ、問題はそこではない。

3、語学学校の先生のバックグラウンドは様々!オーストラリアだからこそ身に付けられる英語力

4、アメリカ英語だけ聴き取れるなんて意味がない。真の英語力とは?

まとめ

1、英語力は学校よりもプライベートタイムに伸びる!英語圏をおすすめする理由はそこにあり。

英語圏をおすすめする理由

なぜ、語学留学をすると英語が話せるようになると思いますか?

それは、「正しい英語」よりも、「伝える英語」を意識するようになるからです。

日本の文法中心の英語教育は「間違えたら恥ずかしい」という考えを作り出してしまいます。
例えば、三人称のSが抜けてたらアウト、過去形になっていなかったらアウト!!
少しでも間違えると「合ってるのかな?間違えたら恥ずかしいな」の気持ちから話すことを躊躇してしまいます。しかし、正直‘She play piano.’でも‘She plays piano. ’でも伝わります。文法は大切ですが、最優先ではありません。そもそも英語が伝わらないのは文法ではなく日本語英語の発音が原因のことの方が多いのです。

留学をすると、最初は文法を意識してしまいがちですが、そのうち文法よりも「まずは伝える」事の大切さに気付きます。そして、この「伝える」という力を伸ばすのはフリートークをしている時です。自分の考えや思いを英語にしなければいけないフリートークは、学校の中ではもちろん、放課後、週末の友達との会話、バイト中、買い物中、旅行中など、プライベートタイムが重要になります。したがって、このプライベートタイムをいかに英語環境にするかが、英語習得の近道と言えるでしょう。

英語圏に留学をする事は、学校の中だけではなく、日々の生活全てが「英語勉強」に繋がるのです。
例えばショッピング中に店員さんに声を掛けられた時の「あ、ただ見ているだけなので大丈夫です」というフレーズを、私は実際に買い物中にネイティブが横で使っているのを聞いて盗み学びました。

しかし、母語が英語ではない国に行ってしまうと、周りで飛び交う言葉は英語ではなくなってしまいます。フィリピンでもこちらが英語で話しかければ対応はしてくれますが、現地の人達同士はもちろんタガログ語で話します。学校以外で英語を使わないという事は、結局のところ、日本で英語を勉強するのと一緒ですよね?

2、日本人は所詮日本語訛りのジャパニーズイングリッシュ。ただ、問題はそこではない。

ジャパニーズイングリッシュ

皆さんのなかにも、海外旅行の際、レストランで「お水ください」の水(ウォーター)が伝わらず、苦労したという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

有名な例でいうと、マクドナルドはマクダーナ、ダイヤモンドはダイモン、ウォーターはワーラなど、私たちが普段発音している「カタカナ」と、「英語」の発音は全く異なります。

そもそも日本語は、アルファベットを使う英語とはかけ離れた言語です。言葉を発するときの筋肉の使い方がそもそも異なるため、幼少期に英語圏に住んでいた帰国子女ならばネイティブ並みの発音で話すことができますが、成人してから行く1年程度の留学では、残念ながらネイティブ並みの発音を身に付ける事は非常に困難です。ネイティブ並みの発音を身に付けたい方は、遅くとも高校生までに留学に行く必要があります。

日本人が「きれいな英語を学びたい」と思う背景には、ある種の「憧れ」と「コンプレックス」があるのでしょう。

しかし、先述したように、極端なカタカナ英語ではない限り、日本語を含む多言語のアクセントがあったとしても、他国の人々と英語でコミュニケーションを取ることはできます。
オーストラリアの訛りを気にする方は多いですが、事実上、公用語が英語とされているオーストラリアで身に付ける英語は、当然のことながらアメリカやイギリスなどの他の国の人々とコミュニケーションを取る上でなんら遜色なく、ビジネスシーンにおいても、支障はありません。

しかも、オーストラリアをはじめとする、カナダやアメリカ、イギリスは世界中の人々が移り住む、ダイバーな国がほとんどで、日本語英語を含むさまざまな母語のアクセントのある英語が飛び交っています。
つまり、大切なことは「正しい英語」「きれいな英語」を意識するのではなく「伝わる英語」を身に付け、且つ、世界の人々が使う多種多様なアクセントのある英語を聞き取る力なのです。

こうやって考えていくと、「アメリカ英語は聞き取れるけどイギリス英語は何を言っているのかわからない」や「オーストラリア英語って訛っていて何を言っているのかわからない」などと言っている方が、「おかしい」のだと思いませんか?

3、語学学校の先生のバックグラウンドは様々!オーストラリアだからこそ身に付けられる英語力

オーストラリアだからこそ身に付けられる英語力

では、どうしたら、またどの国であれば「伝わる英語」と、「世界の人々が使う多種多様なアクセントのある英語を聞き取る力」を身に付けることができるのでしょうか。

実は、「英語に訛りがあるから…」と懸念されがちなオーストラリアは、上記の条件を満たす国の一つです。
例えば、オーストラリアの多くの語学学校では、イギリス、アメリカ、カナダ、南アフリカ、スコットランド、ニュージーランドなど、さまざまな国出身の教師が働いています。

先述したようにオーストラリアは移民大国で、なんと人口の4分の1が移民で成り立っています。必然的に語学学校の先生たちも多国籍になります。語学学校によっては、選択クラスで、その国のスラングや文化を学ぶ授業があります。例えば、オーストラリアであれば、オーストラリア特有の英語表現を教わる事もできますが、基本的に学ぶ英語は、グローバルスタンダードな英語です。

したがって、オーストラリアでは語学学校での英語研修でも、日常生活でも「伝わる英語」と、「世界の人々が使う多種多様なアクセントのある英語を聞き取る力」を身に付けることができます。

ところで、「きれいな英語」とは、どんな英語のことでしょうか。

日本語に例えて考えてみると、アナウンサーが話す日本語でしょうか。ただ、日常生活の中で私たちはアナウンサーが話すような日本語で話しませんよね?
日本は小さな国のわりに多くの方言が存在します。ただ、関西弁を使う関西地方でも、使わない関東でも文法は同じ文法を学びます。そして、関東出身でも関東出身でも私たちはコミュニケーションを支障なくコミュニケーションとることができます。

もはや何をもって「きれいな英語」と呼ぶべきなのか?がわからないと思いませんか?

4、アメリカ英語だけ聴き取れるなんて意味がない。真の英語力とは

真の英語力とは

今の世界人口は約70億人と言われていますが、そのうち約25%の17.5億人、大体4人に1人が実用レベルで英語を使っている「英語人口」だといいます。そして、英語人口のうち第二言語として英語を使う非ネイティブはなんと約78%の13.6億人。つまり、大半は母国語の訛りが入っている人たちなのです。

つまり、アメリカ英語だけ、イギリス英語だけ聞き取れたとしても将来役に立たないないということです。オーストラリアの移民大国というメリットを存分に活かし、様々な国の人達とコミュニケーションが取れる英語力を身に付けることこそが「真の英語力」なのではないでしょうか。

そして、私たち日本人も第二言語として英語を学んでいるのだから、訛りやアクセントなどを過度に心配しすぎることはないでしょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?

確かにオーストラリアにはオーストラリアでしか使わない単語や発音があります。しかし、それはどの主要英語圏に行ったとしても、その国や地域特有の英語が存在します。

オーストラリアは、世界的に見ても教育水準が高かったり、学生ビザでもアルバイトが出来たりなど留学先として選ぶメリットがたくさんあります。それを「訛り」だけで除外してしまって本当にいいのでしょうか?

余談ですが、海外では日本語が話せる事をやたら褒められます。「僕たちは英語しか話せないけど、あなたは日本語も英語も話せるからすごい!」と言われ経験もあり、すごく嬉しい気持ちになりました。

英語を学ぶ上で「ちゃんとした英語を話したい」というのは大切ですが、そこだけに捕らわれず、もっと視野を広くして留学を考えてみてはいかがでしょうか。

オーストラリア留学の魅力をもっと知りたい!という方はワールドアベニューまでご相談ください。

【オーストラリア 学生ビザ】2016年7月より適応された新しい制度について知ろう。

近年、遊学と呼ばれるワーキングホリデーではなく、きちんと明確な目標目的を持った学生ビザを対象とした留学の人気が高まっています。中でもオーストラリアの学生ビザは、一定時間の就労が許可されており、主要英語圏の留学の中でも全体的な留学費用を抑えられる国として人気です。

この高い人気を誇るオーストラリアの学生ビザ申請要綱が2016年7月、大きな変更がありました。オーストラリアの学生ビザは今まで、早い方の場合だと学生ビザ申請後「わずか1日で審査が下りた!」などということもありました。しかし、今後は、申請準備にも審査時間にも時間を要することが増えそうです。

新しいオーストラリア 学生ビザ審査基準 The simplified student visa framework(The SSVF)

新しい基準

The SSVFとは、移民局側にとって複雑だった学生ビザ申請プロセスの簡素化を図ることを目的として導入された新しい仕組みです。

具体的な変更点は大きく2点です。
1、学生ビザサブクラス数(8個→2個)
2、移民リスク審査方法(Immigration Risk Framework)

1、学生ビザ サブクラス数の簡略化(8個→2個)

簡略化

サブクラスとは:オーストラリアでは、ビザの種類により細かく区分分けがされており、これを「Subclass(サブクラス)」と呼びます。

学生ビザは、サブクラス500に分類されます。

サブクラス数の簡略化前は、留学先の教育機関によってサブクラスが分けられていました。
※下記参照

サブクラス

2、移民リスク審査方法(Immigration Risk Framework)

リスク

以前はアセスメントレベルと呼ばれる留学生の国籍を元にリスクレベルを設定し、学生ビザ申請方法及び、学生ビザ取得の難易度が設定されていました。しかし、今回、新しく留学生の国籍に準じてリスクレベルを設定する「国籍リスク」に、「教育機関のリスク」を加え、総合的にビザの審査を行う仕組み(SSVF)に変更されました。

アセスメントレベルとは、学生ビザを取得した学生が、オーストラリア入国後に、「どれだけ、学生ビザのルールを守っているのか?」によって判断されていました。つまり、学生ビザのルールを守らない人が多い国は、危険度が高い国と判断されています。レベルは、1~3のレベルに分けられ、レベル1は危険度が最も低く、3は危険度が最も高いと判断されます。このアサイメントレベルが「国籍リスク」へと呼ばれるようになりました。

日本はもともとアセスメントレベルが1に指定されていたため、レベル2、3の国籍より比較的学生ビザの取得がしやすい国だったといえます。これに伴いSSVF導入前は、学生ビザ申請に必要な書類も最低限のものでした。
しかし、SSVF導入に伴い、日本国籍の方にも影響が出つつあります。。

理由は、Genuine Temporary Entrant(GTE)Requirementの継続にあります。

リスクレベル

The Genuine Temporary Entrant (GTE Assessment)は継続

The Genuine Temporary Entrant (GTE Assessment)

以前から行われているGTE(Genuine Temporary Entrant:純粋に一時入国者であるかどうかを審査する制度)は、引き続き行われます。
よって、学生ビザ申請時、GTE レターの提出と併せて、ビザ審査機関中に、GTEの補足書類(戸籍謄本や、学歴証明、成績証明など)が、求められるケースがあり、求められた場合、速やかに提出する必要があります。

The Genuine Temporary Entrant (GTE Assessment)レターとして提出する内容としては、以下の通りです。

・留学したい理由
・その学校およびコースを選んだ理由
・日本でも英語を勉強しているにも関わらず、あらためてオーストラリアで英語を学びたい理由
・日本で勉強するのではなくオーストラリアで勉強する理由
・就学内容が過去の自分の勉強や就労とどのように関係するのか
・就学内容が自分の将来やキャリアにどのように影響を与えるのか
・コースが終了したら日本に帰る理由(なぜ学生終了後に日本に帰るのか正当な理由)

GTEは、これらの内容を踏まえて、「すべて英文」でレター(文章)を作成し提出しなければなりません。大学の論文のように長文を作成する必要はありませんが、注意と十分な時間をかけ、適切な準備を行う必要があることを理解しておきましょう。

尚、GTEの補足書類には下記のような書類が挙げられます。

例えば、
・学歴証明
・成績証明
・履歴書
・勤務証明
・給与明細
・残高証明
・日本との結びつきを証明する書類(例:戸籍謄本) など

しかも!!日本語で書かれている書類については当然英文翻訳が求められ、オーストラリア政府認定翻訳機関であるNAATI認定の翻訳士が翻訳した書類を提出する必要があります。

もはや、上記の情報を見ていて、だんだん嫌になってきてしまった方も多いのではないでしょうか?

一部の無料留学エージェントでは、「さすがにこれだけの内容を無料でサポートするのは難しい…」(厳密には、学生ビザ申請に伴う手続きにはかなりの労力を要するので、「学校からの紹介料のみでこんな大変なサポートをしたくない」という意味)と嘆いている会社も見受けられました。苦笑

ちなみに、学生ビザ申請マニュアル、申請ガイドなどインターネット上で見つけた情報は2016年6月以前の古い情報の可能性も高く、情報の精査には十分に注意が必要です。

ワールドアベニューでは、学生ビザを含む、ビザの申請に関してお手伝いをいたしております。お気軽にご相談ください。

※上記の情報は2016年7月現在の情報となり、ビザに関する要綱は随時予告なく変更が生じる可能性があることをご理解ください。また、最新の情報は各国大使館・移民局にてご確認ください。
2024年3月18日更新:2024年3月23日以降、学生ビザを申請する場合、GTE(Genuine Temporary Entrant)はGS(Genuine Student)へ変更となりました。なお学生ガーディアンビザ(subclass590)申請については、GTE要件が維持されます。オーストラリアの学生ビザ情報についてはこちらをご確認ください。

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