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オーストラリアでの保育士留学 (チャイルドケア・プログラム) 【2026年最新版】

更新日:2025年3月11日

オーストラリアでの保育士留学(チャイルドケア・プログラム)まとめ

  1. オーストラリアの保育士と日本の保育士の違い ▼ 
  2. オーストラリアでチャイルドケアに携われる留学(条件・期間・費用) ▼ 
  3. 保育士はオーストラリアで永住権を取れる!? ▼ 
  4. まとめ ▼ 

日本で保育士として働いている方の中には、他の国の保育現場を体験してみたいという方も多いのではないでしょうか。なかでもオーストラリアは多文化・多民族であること、治安もよく生活がしやすいこと、残業や持ち帰りの仕事がないにもかかわらず日本より給料がよいことなどから、保育士さんに人気があります。
オーストラリアでは数日間で参加できるボランティアから、半年間で取得できる資格、また、大学での学位取得まで、保育に関する幅広い学習・経験を積むことが可能です。また、人手不足であることからオーストラリアで一定の資格を取得することで、永住権の取得を目指すこともできるというメリットがあります。
ここではオーストラリアと日本の働き方・給与・就労環境などの違い、保育(チャイルドケア)にかかわる留学プラン、また保育士として永住権を取得する方法についてお伝えします。

  • 1
  • オーストラリアの保育士と
    日本の保育士の違い

日本で保育士として働いている方のなかには、「海外で保育を経験してみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。日本と海外、特にオーストラリアでは大きく労働環境が異なります。

日本の保育園では保育以外の時間、例えば、会議・記録・報告、保育の計画・準備・調整などの負担が大きいことから、残業したり家に持ち帰って行事の準備をしたりすることが当たり前という環境です。「もっと子どもにかかわりたいのに、一人ひとりに十分な時間をかけられない…」というジレンマを感じている方も多いと思います。労働時間が長いにもかかわらず給与が見合ってないと感じ、転職をする方が後を絶ちません。離職率が10.3%(民間保育所の場合12.0%)と高いことから慢性的な人手不足となり、さらに忙しくなり…という悪循環が起こってしまいます。

その反面、オーストラリアの保育士は基本的には残業がありません。仕事は仕事、プライベートはプライベートとはっきり分けられている風習や分業制も整っているのため、スタッフはもちろん園長先生も定時に退勤することが一般的です。記録や報告も業務時間内で行うことができるので、持ち帰って仕事をすることがない点はオーストラリアで保育士になるメリットの一つといえます。そのうえ、オーストラリアの保育士は日本より給料が高いという魅力もあります。ここでは日本とオーストラリアの違いについて3つ、紹介します。

オーストラリアと日本の保育士 給料の違い

厚生労働省の調査によると、日本の保育士(常勤)の平均給与は直近データで年収約397万円(※月給約27万円・賞与等含む)とされています。社会保険料や税金が差し引かれるため、実際の手取りは月およそ20万〜23万円前後となり、思ったほど収入が多くないと感じる保育士も少なくありません。処遇改善による賃上げの動きは進んでいるものの、離職理由では「給与が安い」が上位に挙げられ、依然として仕事内容と給与が見合っていないと考える人が多いのが現状です。また、以下の表からも分かる通り、幼稚園教諭や看護師、その他の職種と比較しても平均給与が低い傾向があり、日本で保育士として働くうえで大きなネックになっています。

職種別の平均給与(日本) 保育士 幼稚園教諭 看護師
きまって支給する現金給与額(男女計・月給) 271,400円 287,600円 340,900円
短時間労働者の賃金(時給) 1,370円 1,398円 1,956円

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」より作成

一方で、オーストラリアの保育士は「給与が高い」という特徴があります。オーストラリアでは、取得する資格レベルによって保育士として働ける仕事内容や給与が大きく変わります。

たとえば、半年で取得できる Certificate III を修了した場合の時給は約2,320円(AUD25.78)。さらに上位の Diploma を取得すると時給は約2,653円(AUD29.48)、大学で学位(Bachelor)を取得すると約3,347円(AUD37.19)まで上がります。また、オーストラリアでは週末や祝日に割増賃金が適用され、土日には通常時給の約1.5〜2倍、祝日には約2〜2.5倍の水準になるのが一般的です。

オーストラリアの保育士 時給 週給 月給(目安)
Certificate III 修了レベル(Level 3A.1) 約2,930円(AUD27.68) 約111,856円(AUD1,052.00) 約483,218円(AUD4,558.70)
Diploma 修了レベル(Level 3.4) 約3,350円(AUD31.66) 約127,110円(AUD1,203.10) 約552,625円(AUD5,213.43)
Bachelor 修了レベル(Level 5A.1) 約3,660円(AUD34.63) 約139,180円(AUD1,316.10) 約604,529円(AUD5,703.10)

※ 1AUD = 106円で計算(掲載時点のレートを基準)

参照: Australia Government Fair Work Ombudsman “Children’s Services Award [MA000120] Pay Guide(25 June 2025)”

以上より、日本に比べてオーストラリアの保育士の給与は「約1.8倍」と高い水準であることがわかります。もちろん、保育士として働く理由が給料だけとは限りませんが、同じ保育の仕事をするのであれば、できるだけ良い待遇の環境で働きたいと考える方も多いのではないでしょうか。

多様な子供たちとの触れ合い

日本では近年、外国人労働者の増加に伴い、保育園にも多様な文化的背景を持つ子どもたちが増えています。言語や文化の違いから、入園当初は指示が理解しづらかったり、友だちとの関わりに戸惑ったりするケースも見られますが、保育士が個別に寄り添ったり、視覚的な支援を取り入れたりすることで、徐々に園生活に馴染んでいく子どもが多いとされています。ただし、幼児教育の仕組み自体は日本語を前提としているため、多文化・多言語環境への十分な対応が課題として挙げられています。

一方、オーストラリアは世界200か国以上から移民が暮らす多文化主義国家です。多様なバックグラウンドを持つ子どもたちが当たり前に共に学ぶ環境であり、幼児教育カリキュラムである「Early Years Learning Framework(EYLF)」も、そうした多文化・多言語の前提を踏まえて設計されています。最新版の EYLF Version 2.0 では、文化や価値観の違いを尊重し、子どものアイデンティティや個性を大切にする姿勢がより明確に示されています。また、子ども一人ひとりの興味や能力に合わせた環境づくり、遊びを通した学びの促進など、多様性を前提とした教育が体系的に整えられています。多文化が共生する社会だからこそ、子どもの背景を尊重し、多様性を肯定する教育環境が整っているといえるでしょう。

参照:Australian Government / ACECQA「Early Years Learning Framework Version 2.0(2022)」

保育士の配置基準の比較

日本とオーストラリアでは、子どもの年齢に応じた保育士の配置基準が大きく異なります。以下は両国の配置基準を比較した表です。
※ 表の「◯人:◯人」は「子どもの人数:保育士の人数」を示しています。

子どもの年齢 日本 オーストラリア
0歳(日本)/ 0〜1歳(豪州) 3人:1人 4人:1人
1〜2歳(日本)/ 2歳(豪州) 6人:1人 4人:1人
※VICのみ 5人:1人
3歳(日本)/ 3〜5歳(豪州) 20人:1人 11人:1人
※NSW・TASは 10人:1人
4〜5歳(日本) 30人:1人 3〜5歳と同じ基準:11人:1人
※ オーストラリアでは 3〜5歳が同一カテゴリーのため、日本の「4〜5歳」に相当する配置基準も同じになります。

このように、オーストラリアは日本よりも手厚い保育士配置が義務付けられており、子ども一人ひとりに掛けられる時間が多いことが大きな特徴です。より丁寧な関わりや個別対応がしやすく、質の高い保育を実現しやすい環境といえるでしょう。

参照:
厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
ACECQA「The National Quality Framework (NQF)」

  • 2
  • オーストラリアでチャイルドケアに
    携われる留学(条件・期間・費用)

オーストラリアで保育にかかわる方法はいくつかあります。

  1. 英語を学びながら保育ボランティアに参加する
  2. 児童英語教授法の資格を取る
  3. 私立もしくは州立の専門学校や大学で、Certificate(サーティフィケート)、Diploma(ディプロマ)、Bachelor(バチェラー)の資格を取得する

ここではそれぞれの詳細について紹介いたします。

1. 短期間でオーストラリアのチャイルドケアを体験したい人向け「語学留学/ワーホリ+ボランティア」

保育士資格の取得には長い期間と高い英語力が必要となるため、「オーストラリアで保育士になるかまだ決めきれていない方」や「まずは現地の保育を体験してみたい」という方には、保育ボランティアがおすすめです。ボランティアでは、アシスタントとして保育士のサポートを行いながら、子どものお世話をしたり、実際に働く保育士から現地の保育について学んだりと、オーストラリアのチャイルドケアを間近で体感できます。

保育ボランティアの探し方は、ご自身で保育園やチャイルドケアセンターを検索して応募する方法のほか、語学学校が提供しているボランティアプログラムを利用する方法があります。学校提供のプログラムは、語学留学やワーキングホリデーの方を対象に、1〜4週間の短期間から参加可能で、手続き関連もすべて学校がサポートしてくれるため安心です。また、参加には中級以上の英語力が求められるため、英語力が不足している場合は、事前に語学学校で英語力を伸ばしてから参加することもできます。

保育ボランティアの詳細はこちら →

2. 子どもに英語を教えることに興味がある人向け「児童英語教授法の資格(TECSOL)取得」

「子どもに英語を教えたい!」という方に人気があるのが、TECSOL(Teaching English to Child Speakers of Other Languages/テクソル)と呼ばれる児童英語教授法の資格です。TECSOLは、第二言語として英語を学ぶ4〜12歳の子どもに英語を教えるための専門コースで、語学学校やその系列の専門学校などで開講されています。コース修了後は、児童英会話スクールの講師やインターナショナル幼稚園・プリスクールでの勤務など、日本で子ども向けの英語教育に携わる際に活かす方が多いです。

ただし、近年オーストラリアでは TECSOL コースを提供する学校がほとんどなくなっており、現地での取得は難しくなっています。カナダでは児童英語教授法のコースを提供している学校があるため、興味のある方はお気軽にご相談ください。

LINEで詳しく聞いてみる →

3. オーストラリアで保育士として働きたい人向け「チャイルドケアの資格取得」

オーストラリアで保育士として働きたい方に最も一般的なのが、私立の専門学校や州立の専門学校(TAFE)、大学などでチャイルドケアの資格を取得する方法です。

オーストラリアには、政府が定める高等教育の国家資格枠組み「AQF(Australian Qualifications Framework)」があり、10段階の資格が設定されています。チャイルドケア分野では、主に Certificate(サーティフィケート)→ Diploma(ディプロマ)→ Bachelor(バチェラー) の順に専門性が高まり、Diploma へ進むためには Certificate の修了が求められるケースが一般的です。

■ Certificate コース(約1年)
Certificate コースは、私立の専門学校や州立の専門学校 TAFE(テイフ)で開講されています。乳幼児と子どもの健康と安全、栄養のある食事の提供方法、緊急時の対応、子どもの安全確保など、チャイルドケアの基礎を幅広く学びます。修了すると、チャイルドケアワーカー(保育士)のアシスタントとして働くことが可能で、オーストラリアの幼児教育を基礎から学びたい方に適しています。

■ Diploma コース(約1年)
Diploma コースは、私立の専門学校や TAFE を中心に、一部の大学でも開講されています。教育指導力や子どもの創造性を育むプログラムの設計、家庭や地域との連携、チーム運営やマネジメントなど、より高度な内容を学びます。Diploma の入学には Certificate の修了が必要となるため、基礎からさらに専門性を高めたい方、オーストラリアで本格的に保育士として働きたい方に適しています。修了後は、チームリーダーやマネージャーとして、カリキュラム作成や教育プログラムの運営に携わることができます。

■ Bachelor コース(約3〜4年)
Bachelor は、オーストラリアで保育士(Early Childhood Teacher)として働くための学位課程です。主に、大学やTAFEの学位課程(州により開講状況が異なります)で提供されており、通常3〜4年かけて学びます。幼児教育の基礎理論からカリキュラム設計、教育心理、子どもの観察・評価方法、多文化教育など、専門性の高い内容を体系的に習得します。Bachelorを修了することで目指せる職業として「幼稚園教諭」があります。これは、CertificateやDiplomaの修了では目指せません。

なお、Certificate・Diploma・Bachelor のいずれのコースにも、一定時間の実習(Work Placement)が組み込まれており、学んだ知識を実際の現場で活かしながら実践力を身につけることができます。

■ 卒業ビザ(Temporary Graduate Visa)について
Certificate+Diploma の約2年間のコース、または Bachelor(学士課程)を修了した場合、卒業ビザ(Temporary Graduate Visa: Subclass 485)を申請できる可能性があります。ビザが認可されれば、コース修了後に一定期間オーストラリアで就労できるため、取得した資格を活かして保育士としてキャリアを積むことが可能です。なお、卒業ビザの申請条件は変更されることがあるため、必ず最新情報をご確認ください。

The Australian Qualifications Framework(AQF)とはどのような仕組みか?

卒業ビザ制度【オーストラリア留学情報】について

オーストラリアの保育系資格 Certificate Diploma Bachelor
概要 ・0〜5歳の子どもの保育の基礎を学ぶ入門資格
・健康、安全、応急処置、発達、栄養、観察など基礎スキルを習得
・実習(Work Placement)を通して現場経験を積む
・0〜5歳の保育をより専門的に学ぶ中級資格
・教育プログラム計画、観察・評価、保護者連携、リーダーシップなどを習得
・実習を通じ、リードエデュケーター補佐としての経験を積む
・0〜8歳前後の幼児教育を専門的に学ぶ学位課程
・教育心理、多文化教育、カリキュラム設計、観察・評価など高度な内容
・実習を通じて Early Childhood Teacher(幼稚園教諭相当)を目指す
教育機関 私立専門学校・TAFE 私立専門学校・TAFE・一部の大学 大学(一部のTAFEに学士課程あり)
AQF レベル3〜4 レベル5 レベル7
就学期間 約10ヶ月〜1年間 約1〜1.5年間 約3〜4年間
学費 AUD9,500~12,500(約100~133万円)/年 AUD9,500~17,000(約100~180万円)/年 AUD62,080~142,496(約658~1,510万円)/3〜4年
入学に必要な英語力 IELTS 4.5~6.0程度 IELTS 5.0~6.0程度 IELTS 6.0~7.0程度
目指せるキャリア ・Assistant Educator(保育補助)
・Nursery Assistant(0〜2歳補助)
・ベビーケア補助 など
・Lead Educator(クラス担任)
・Room Leader(部屋リーダー)
・Duty Supervisor(責任者補佐)
・教育プログラム計画・評価担当 など
・Early Childhood Teacher(幼稚園教諭相当)
・Educational Leader(教育リーダー)
・Centre Director(園長・センター長)
・リードエデュケーター上位職 など
得られる給与の目安(時給) 約2,930円(AUD27.68) 約3,350円(AUD31.66) 約3,660円(AUD34.63)

※ Bachelor(大学)の学費は、大学や州、専攻、コース年数(3年制/4年制)によって大きく異なります。
※ 賃金は 2025年7月時点の Children’s Services Award のベースレートを参考にしたおおよその目安です。
※ 1AUD=106円で計算しております。実際のレートにより変動します。

就学期間・学費・入学に必要な英語力などはコースを開講している教育機関によって異なります。詳細はワールドアベニューまでお問い合わせください。

次にチャイルドケア分野が学べる、おすすめの学校をご紹介します。

おすすめ学校

Imagine Education Australia

Imagine Education Australia(イマジン)は、ゴールドコーストとブリスベンを中心にキャンパスを展開する、英語コースと専門コースを提供する教育機関です。チャイルドケア(Early Childhood Education and Care)のコースは、ゴールドコースト・ブリスベンのほか、タウンズビル・アデレード・メルボルンでも開講しており、留学生にとって学びやすい環境が整っています。

チャイルドケアコースは Certificate IIIDiploma の両方を開講しており、英語力が規定に達していない場合は、「英語コース → チャイルドケアコース」という流れで無理なく学習を進められる点も大きな魅力です。

また、Imagine Education Group は2009年の設立以来、オーストラリア国内で80以上の幼児教育センターを展開する大規模グループへと成長してきました。クイーンズランド州を中心に、ニューサウスウェールズ、ビクトリア、タスマニア、南オーストラリアなど複数の州に施設を持ち、国内でも有数のチャイルドケアグループとして知られています。こうした大規模グループのネットワークがあることで、学生は質の高い実習環境や就労機会を確保しやすい点も大きな安心材料となっています。

特にゴールドコーストキャンパスの隣には自校運営のチャイルドケアセンターが併設されています。そのため、キャンパスのすぐ近くで実習ができる環境が整っています。ブリスベンやタウンズビルなどその他のキャンパスでも系列の保育園と連携しており、ボランティア、実習、就労に向けたプログラムが提供されています。こうしたネットワークを活かし、どのキャンパスでも質の高い実践経験をしっかり積むことができます。

中でも、タウンズビルやブリスベン周辺は保育士の需要が高く、就職のチャンスに恵まれた地域で学べる点も、チャイルドケアを目指す方にとって大きなメリットです。イマジンは入学日が年間23回ほど設けられており、渡航スケジュールや英語力に合わせて柔軟にスタートできる点も留学生から高く評価されています。

さらに、2024年12月には新しくJob Pathway Program(ジョブパスウェイ・プログラム)が開始されました。事前面接に合格した方は、コース開始後に週24時間の保育アシスタントとして有給で働けることが確約される特別プログラムです(学生ビザの就労条件内)。就学しながら早期に実務経験を積みたい方、卒業後の就労に向けて実績を作りたい方におすすめです。

コース名 Certificate III in Early Childhood Education and Care
キャンパス ゴールドコースト、ブリスベン
期間 46週間
実習(Placement) 160時間
入学日(2026年) 毎月入学可能
費用(2025年) 入学金 AUD250
授業料 AUD10,000
教材費 AUD300
入学条件 ・15歳以上であること
・IELTS 5.5以上(すべての分野で5.0以上)相当の英語力
該当ページ Certificate III in Early Childhood Education and Care
コース名 Diploma of Early Childhood Education and Care
キャンパス ゴールドコースト、ブリスベン
期間 50週間
実習(Placement) 280時間
入学日(2026年) 毎月入学可能
費用(2025年) 入学金 AUD250
授業料 AUD11,000
教材費 AUD300
※Certificate III とセットで申し込む場合は、入学金不要
入学条件 ・15歳以上であること
・Certificate III in Early Childhood Education and Care を修了していること
・IELTS 5.5以上(すべての分野で5.0以上)相当の英語力
該当ページ Diploma of Early Childhood Education and Care
プログラム名 Job Pathway Program
キャンパス ゴールドコースト、ブリスベン、タウンズビル、メルボルン(2026年2月以降)、アデレード(近日公開)
期間 約2年間(Certificate III + Diploma)
概要 ・チャイルドケアの学習を進めながら、保育アシスタントとして週24時間の有給勤務が保証されるプログラム
・複数のチャイルドケアセンターで、リリーフスタッフ(代替スタッフ)や休暇代替スタッフとして勤務
・履歴書審査およびオンライン面接に合格した学生のみ参加可能
プログラムに含まれるコース Certificate III in Early Childhood Education and Care
Diploma of Early Childhood Education and Care
※カリキュラム内容や実習時間は通常コースと同一です。
入学日(2026年) 毎月入学可能
費用(2025年) 入学金 AUD250
プログラム費用(教材費含む)AUD20,600
参加条件 ☑︎ チャイルドケア・幼児教育・初等教育などの学習または経験がある方
☑︎ または、異業種からチャイルドケアへキャリアチェンジしたい方
☑︎ コミュニケーションを大切にできる方
☑︎ 子どもの成長をサポートしたいという責任感がある方
☑︎ オーストラリアで就学・就労が可能なビザを保持している方
(※弊社サポート対象は学生ビザのみ)
☑︎ 履歴書審査通過後、オンライン面接に合格すること

※2026年の最新料金は学校より発表され次第更新します。現在は2025年の料金を掲載しています。

Imagine Education Australiaについてもっと詳しく見る

Cairns College of English & Business


Cairns College of English & Business(ケアンズ・カレッジ・オブ・イングリッシュ&ビジネス、以下 CCEB)は、オーストラリア・クイーンズランド州ケアンズにキャンパスを持つ教育機関で、英語コースのほか、チャイルドケア(Early Childhood Education and Care)の専門コースを開講しています。チャイルドケア分野では、Certificate III と Diploma の両資格を取得できるプログラムが提供されています。

CCEBの入学条件は、他の専門学校や州立TAFEと比較して比較的やさしく設定されており、Certificate III は IELTS 4.0〜4.5 程度、Diploma は IELTS 5.0 程度が目安です。また、CCEB の英語コース中級(Intermediate)を修了することで、英語スコアがなくても入学が可能です。

イマジンのように就労保証付きプログラムこそありませんが、CCEBのチャイルドケアコースの学生の多くが、コース開始から約2か月以内に有給で働き始めているという実績があります。さらに、Certificate III と Diploma を取得し、実際にチャイルドケアセンターで勤務経験のあるスタッフが在籍しているため、現場をよく知るスタッフから安心してサポートを受けられる点も魅力です。

また、Certificate III と Diploma をセットで申し込む場合は、通常よりAUD1,550(約15〜17万円)お得になります。オーストラリアで保育士として働きたい方は Diploma までの取得が推奨されるため、費用を抑えて資格取得を目指したい方に人気の申込方法です。

コース名 Certificate III in Early Childhood Education and Care
キャンパス ケアンズ
期間 40週間 + term breaks
実習(Placement) 160時間
入学日(2026年) 1月27日、4月20日、7月13日、10月6日
費用(2026年) 入学金 AUD350
授業料 AUD9,500
教材費 AUD500
入学条件 ・18歳以上であること
・以下に該当する英語力があること
IELTS4.0-4.5以上
CCEBのインターメディエイト(中級)レベルの修了
CEFR B1レベル
該当ページ Certificate III in Early Childhood Education and Care
コース名 Diploma of Early Childhood Education and Care
キャンパス ケアンズ
期間 40週間 + term breaks
実習(Placement) 280時間
入学日(2026年) 1月27日、4月20日、7月13日、10月6日
費用(2026年) 入学金 AUD350
授業料 AUD9,500
教材費 AUD250
入学条件 ・18歳以上であること
・以下に該当する英語力があること
IELTS5.0以上
CCEBのアッパーインターメディエイト(中上級)レベルの修了
CEFR B2レベル
該当ページ Diploma of Early Childhood Education and Care

CCEBについてもっと詳しく見る

TAFE Queensland

TAFE Queensland(テイフ・クイーンズランド)は、オーストラリアの州立教育機関であり、国内最大規模の職業訓練校(TAFE)として高い信頼を集めています。チャイルドケア分野では、Certificate III と Diploma 、両コースを開講しています。
ブリスベンやゴールドコーストなど、クイーンズランド州内の複数のキャンパスでコースが提供されており、自分の生活スタイルや希望の地域に合わせて通学先を選べます。また、TAFE Queensland の授業では、最先端の教育設備や、実際の保育園で使用されているものと同じ教材・ツールを使いながら学べるため、より実践的なスキルを身につけることができます。

私立の専門学校が主に留学生向けのコースを中心に展開しているのに対し、TAFE Queensland は州立の教育機関であるため、学校には多くのオーストラリア人や他国籍の学生が在籍しています。現地の学生と一緒に学ぶことで、英語環境でしっかり鍛えられること、現地の保育観や文化を深く理解できることが、TAFE Queensland に通う大きなメリットです。

また、州立ならではのカリキュラムの質や設備の充実度は非常に高く、将来オーストラリアで幼児教育の道を目指す方にとって、安心して学べる環境が整っています。

コース名 Certificate III in Early Childhood Education and Care
キャンパス サウスバンク(ブリスベン)
スプリングフィールド(ブリスベン郊外)
トゥーンバ(ブリスベン郊外)
サウスポート(ゴールドコースト)
ロビーナ(ゴールドコースト郊外)
期間 1年間
実習(Placement) 160時間
入学日(2026年) 1月27日、7月13日
費用(2026年) 授業料 AUD9,200
入学条件 ・18歳以上であること
・高校卒業相当の資格を取得していること
・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること
該当ページ Certificate III in Early Childhood Education and Care
コース名 Diploma of Early Childhood Education and Care
キャンパス サウスバンク(ブリスベン)
スプリングフィールド(ブリスベン郊外)
トゥーンバ(ブリスベン郊外)
ロビーナ(ゴールドコースト郊外)
期間 1年間
実習(Placement) 280時間
入学日(2026年) 1月27日、7月13日
費用(2026年) 授業料 AUD11,600
入学条件 ・18歳以上であること
・高校卒業相当の資格を取得していること
・IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること
・Certificate III in Early Childhood Education and Careのコースを修了していること
該当ページ Diploma of Early Childhood Education and Care

TAFE Queenslandについてもっと詳しく見る

TasTAFE


2つ目はTasTAFE(タステイフ)のCertificate III in Early Childhood Education and Careです。オーストラリアのタスマニア州にキャンパスを構えているTasTAFEには、日本人留学生がほとんどいないという特長があります。オーストラリア人の学生と肩を並べて集中して保育について学びたいという方にTasTAFEはおすすめです。また、TasTAFEはコース終了時に即戦力として働くことができる人材の育成を目指しています。業界出身者、もしくは、現役で働きながらTasTAFEで授業を行っている講師から最新の保育事情を聞いたり、保育現場やセンターでの実習をしたりすることで、卒業後のキャリアの可能性を広げることができるでしょう。

コース名 Certificate III in Early Childhood Education and Care
期間 43週間
キャンパス ロンセストン(タスマニア)
入学日(2025年) 2月
費用 授業料 AUD12,000(教材費含む)
入学条件 IELTS5.5以上(すべての分野で5.0以上)相当の英語力があること
将来のキャリア 幼児教育者
プレイグループスーパーバイザー
ファミリーデイケアワーカー
児童教育者
児童教育士アシスタント
レクリエーションアシスタント
ナニー(ベビーシッター)
該当ページ Certificate III in Early Childhood Education and Care

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4Life College(Australian Learning Group)

3つ目はAustralian Learning Group(オーストラリアラーニンググループ)、通称ALGという大きな教育機関に属する教育機関、4Life College(フォーライフカレッジ)のDiploma of Early Childhood Education and Careです。

4Life Collegeは幼児教育(チャイルドケア)や福祉(コミュニティサービスやカウンセリング)、健康(フィットネスやヨガ)、および関連分野のサーティフィケートからディプロマまでのコースを、シドニー、メルボルン、ブリスベンと複数のキャンパスにて提供しています。実践的な授業に加え、実習を通じて実務経験を積むことができるため、卒業後、オーストラリアでの就職を考える方に人気の学校です。

コース名 Diploma of Early Childhood Education and Care
期間 1年間
キャンパス シドニー
ブリスベン
メルボルン
アデレード
入学日(2025年) 1月、4月、6月、10月
費用 授業料 AUD11,100
入学条件 18歳以上であること
高校卒業相当の資格を取得していること
IELTS6.0以上(すべての分野で5.5以上)相当の英語力があること
Certificate III in Early Childhood Education and Careのコースを修了していること
将来のキャリア ・チャイルドケアエデュケーター
・ファミリー・デイケアエデュケーター
・オケージョナルケアエデュケーター
・センターディレクター
・エデュケーションリーダー
・ルームリーダー
・スーパーバイザー
・セコンド・イン・チャージ/公認スーパーバイザー
該当ページ Diploma of Early Childhood Education and Care

4Life Collegeについてもっと詳しく見る

Bachelor – おすすめ校

Australian Catholic University

1つ目はAustralian Catholic University(オーストラリアンカソリック大学、以下ACU)のBachelor of Early Childhood Education (Birth to Five Years)です。

ACUの幼児教育コースはシドニー(ストラスフィールド)、ブリスベン、メルボルンのキャンパスで開講されています。0歳から5歳までの教育に焦点を当てているこのコースでは、幼児期のカリキュラムと教育学についてのしっかりとした基礎知識を習得することを目標にしています。理論的な知識を基にした実習が行われるので、実践的なスキルを身につけることが可能です。このコースを修了した卒業生の84%が4ヶ月以内にフルタイムで就職することができています。

コース名 Bachelor of Early Childhood Education (Birth to Five Years)
期間 4年間
キャンパス ストラスフィールド(シドニー)
ブリスベン
メルボルン
入学日(〜2026年) 2月
費用 授業料 AUD28,728/年
入学条件 高校を卒業していること
ATAR58.50相当の高校の成績を取得していること
IELTS6.5以上(すべての分野で6.5以上)相当の英語力があること
将来のキャリア 幼児教育
幼稚園教諭
幼児教育のプログラムの立案
該当ページ Bachelor of Early Childhood Education

Australian Catholic Universityについてもっと詳しく見る

University of the Sunshine Coast

2つ目はUniversity of the Sunshine Coast(サンシャインコースト大学、以下USC)のBachelor of Education (Early Childhood)です。

USCはクイーンズランド州のサンシャインコーストにキャンパスを構えています。0歳から8歳までの子どもを対象にしているこのコースでは、幼児の主体性や学習能力の向上に貢献するための専門知識と技術を学びます。様々な保育園や学校での実習に参加したり、地域プロジェクトに参加し子どもたちやその家族と係わったりすることで、貴重な現場経験を積むことができるでしょう。

コース名 Bachelor of Education (Early Childhood)
期間 4年間
キャンパス サンシャインコースト
入学日(2025年) 2月、7月
費用 授業料 AUD26,750/年
入学条件 自己紹介文(600~1,000語)を提出すること
高校を卒業していること
優秀な成績を取得していること
IELTS7.5以上(スピーキングとリスニングが8.0、その他の分野で7.0以上)相当の英語力があること
将来のキャリア チャイルドケアセンターリーダー・ディレクター
幼児科教師
教育コンサルタント
小学校教員
家庭教師
ユースサポート
該当ページ Bachelor of Education (Early Childhood)

University of the Sunshine Coastについてもっと詳しく見る

厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」
ACECQA「The National Quality Framework (NQF) 」

特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会の「登録団体」

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  • 保育士はオーストラリアで
    永住権を取れる!?

結論から申し上げますと、オーストラリアで保育士となることで永住権を取れる可能性は十分あります!
一般的に保育士として永住権取得を目指す流れは以下の通りです。

永住権取得を目指す流れ

①Diploma以上のチャイルドケアコース(Early Childhood Education and Care)を卒業
②卒業ビザを取得
③卒業ビザを利用して保育園で勤務
④就労経験をもとに就職活動
⑤就職先が決まったら就労ビザを取得
⑥就労ビザを利用して保育園で勤務
⑦永住権申請
他にもオーストラリア政府が指定している地方に住み働くことで州政府にスポンサーになってもらったり、卒業後すぐに就労ビザ取得を目指したりする方法もあります。

オーストラリアで永住権を取得するには、年齢や英語力、職業やオーストラリア国内外の勤務経験など、様々な条件でポイントが設けられており、合計で少なくとも65点以上を取得する必要があります。このポイントをいかにクリアするかということが永住権取得のカギになります。

保育士として永住権を目指すためのポイント

保育士として永住権取得を目指すためのポイントは大きく2つあります。

① Diploma以上のコースを修了し、卒業ビザを取得する

オーストラリアの専門学校や大学などの高等教育機関を卒業し、一定以上の条件を満たすことで、オーストラリアでは卒業ビザ(Temporary Graduate visa サブクラス485)を取得することができます。卒業ビザは大学卒業後、一定期間オーストラリアに滞在することが許可されるため、取得することでオーストラリアで保育士として働くチャンスを増やすことが可能になります。この卒業ビザ(Temporary Graduate visa サブクラス485)にはいくつか種類があります。

1つ目がグラデュエートワークストリーム(Graduate Work stream)です。このグラデュエートワークストリームは、人手が不足している職業(Skilled occupation list)に関連する資格やスキルを取得した留学生が取得できるビザです。チャイルドケアセンターマネージャー(Child Care Centre Manager)、つまり園長先生がオーストラリアの経済成長のためにも必要とされている中長戦略技術職業リスト(MLTSSL:The Medium and Long-term Strategic Skills List) に含まれていることから、チャイルドケアのコースを修了することでこの卒業ビザを申請することが可能です。Diploma以上のチャイルドケアコースを修了することで、最長18ヶ月間、オーストラリアで働くことができるようになります。

2つ目がポストスタディワークストリーム(Post-Study Work stream)です。このポストスタディワークストリームは就学する分野に関係なく、2年間以上のBachelor以上(AQF7以上)のコースを卒業していることを条件に申請することが可能です。取得することで2年間から最長3年間、オーストラリアで働くことができるようになります。少なくとも3年以上の就労経験を積むことで永住権のポイントを得ることができるので、永住権を目指す方は必ずDiploma以上のコースを修了するようにしましょう。

卒業ビザ グラデュエートワークストリーム ポストスタディワークストリーム
期間 18ヶ月間 学士号(Bachelor degree)/学士号(Bachelor Degree with Honours)/修士号(Masters by Coursework Degree):2年間
修士号(Masters by research)/博士号(Doctoral degree):3年間
申請料金 AUD1,945(配偶者・扶養家族は別途料金が必要) AUD1,945(配偶者・扶養家族は別途料金が必要)
申請条件 ・ビザ申請時点で35歳未満であること
・有効なビザを保有していること
・過去6ヶ月以内に学生ビザを取得していること
・職業不足リスト(Skilled occupation list)に掲載されている職業に関連する資格を持っていること
・職業不足リスト(Skilled occupation list)に記載されている職業でスキル・アセスメントを申請していること
・(すべての申請者が)適切な健康保険に加入していることの証拠を提出すること
・無犯罪証明書を申請していることの証拠を提出すること
・必要な英語力を証明する書類を提出すること
・ビザ申請時点で35歳未満であること
・2011年11月5日以降に最初の学生ビザを申請し、発給されたこと
・有効なビザを所持していること
・過去6ヶ月以内に学生ビザを取得していること
・CRICOSに登録されているコースの学位を取得していること
・(すべての申請者が)適切な健康保険に加入していることの証拠を提出すること
・無犯罪証明書を申請していることの証拠を提出すること
・必要な英語力を証明する書類を提出すること
必要な英語力 IELTS:6.5以上(すべての分野で5.5以上であること)
TOEFL iBT:83以上(リスニング7、リーディング8、ライティング18、スピーキングが16以上であること)
PTE(Academic):57以上(リスニング43、リーディング48、スピーキング42、ライティング51以上であること)
OET:すべての分野でB以上
ケンブリッジC1 Advanced:176以上(すべての分野で152以上であること)
IELTS:6.5以上(すべての分野で5.5以上であること)
TOEFL iBT:83以上(リスニング7、リーディング8、ライティング18、スピーキングが16以上であること)
PTE(Academic):57以上(リスニング43、リーディング48、スピーキング42、ライティング51以上であること)
OET:すべての分野でB以上
ケンブリッジC1 Advanced:176以上(すべての分野で152以上であること)
該当ページ Graduate Work stream Post-Study Work stream

※申請条件、費用等は随時変更されますので、最新情報は移民局のサイトを必ずご確認ください。
参照:Temporary Graduate visa (subclass 485) Graduate Work stream
Skilled occupation list
Temporary Graduate visa (subclass 485) Post-Study Work stream

② 地方(Regional)で学校に通い働く

地方(Regional)に滞在するメリットは大きく2つあります。
1つ目が永住権のポイントを稼ぐことができる点です。先述のとおり、オーストラリアで永住権を取得するには高いポイントを取る必要があります。人口が少ないエリアに居住し学校に通学、保育士として働くことで、ポイントを取ることができるというメリットがあります。地方(Regional)として指定されている地域は、例えばパース、アデレード、ゴールドコースト、サンシャインコースト、キャンベラ、ホバートなどがあります。田舎といっても生活ができないレベルという訳ではないので、全く問題なく生活することが可能です。

2つ目が比較的、就労ビザや永住権を取得しやすいという点です。
先述のとおり、センターマネージャーは中長戦略技術職業リスト(MLTSSL) に含まれています。センターマネージャーレベルの仕事をするには、少なくともDiploma以上のコースを修了する必要があります。しかしDiplomaコース終了直後から園長としてバリバリ働くことができるかというと、現実的には難しいと言わざるを得ません。まずは保育士として就職し、ルームリーダーやリーダーなどを経て、最終的に園長を目指すという流れになります。卒業ビザから就労ビザを取得、最終的に永住権を目指すということになるので、どうしても永住権取得まで時間がかかってしまいます。

その点、永住権取得まであまり時間をかけたくないという方に地方はおすすめです。オーストラリアでは地方職業リスト(ROL:Regional Occupation List)が設けられています。地方で足りていない職業がまとめられているこの地方職業リスト(ROL)には、グループリーダーを務められる保育士(Child Care Worker (group leaders only))が含まれています。グループリーダーの方が園長先生より目指しやすいですよね。

以上の理由から、最短で永住権取得を目指したいという方に、地方(Regional)は最適といえるでしょう。
参照:Regional migration Designated regional areas

永住権取得には大学卒業を目指そう

Diplomaを取得することで卒業ビザを得て、就労ビザ取得を目指すということも可能ですが、おすすめの方法は大学卒業(Bachelor)です。理由は、Bachelorを卒業することで2年間の卒業ビザを取得でき(Diploma卒業の場合は18ヶ月間)、チャイルドケアセンターマネージャーを目指しやすいためです。

Diplomaコースの方が就学期間が短い分、学費を抑えられるというメリットがあります。しかし永住権を目指すということであれば、できる限り永住権のポイントを取りやすい道を選択する方が後悔がありません。子どもが好きで、今後も保育士として働いていきたいという方にとって、オーストラリアは日本よりも活躍しやすい環境といえます。日本での保育士としての経験をもとに、オーストラリアで働いてみてはいかがでしょうか。またオーストラリアの大学を卒業、保育園で働いた後に帰国する場合でも、オーストラリアの大学で学位を取得したという結果が残ります。帰国後資格を活かして、インターナショナルスクールで働くこともできるでしょう。

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  • オーストラリアでの保育士留学
    まとめ

いかがでしょうか。オーストラリアと日本の保育士では大きな違いがあるということがお分かりいただけたかと思います。特にオーストラリアは様々なバックグラウンドを持っている子どもとかかわることができるため、それぞれの子どもの考え方や価値観を尊重した保育が行われているという点が特長です。日本でも少しずつ外国人の子供が増えてきていますので、オーストラリアの保育について勉強したり体験したりすることで、帰国後も日本の保育現場で活かすことができるでしょう。
また、将来オーストラリアで永住権を取りたいと考えている方にとっても、手に職がある保育士という道は比較的永住権を取りやすいというメリットがあります。オーストラリアのチャイルドケアについてもう少し詳細を知りたいという方はワールドアベニューまでお問い合わせください。

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