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  • 海外留学体験談
  • 2023.10.17

【体験談】カナダCOOP留学 – 就活で活きた「インターンシップ経験」

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Airiさんは、就活か留学かの間で葛藤するも、大学4年を休学しての留学を決意、2022年6月末にカナダ バンクーバーでのCOOP留学に挑戦されました。帰国後は留学経験を活かし念願だった外資系エアラインで内定を獲得させていらっしゃいます。COOP留学を選んだ理由や、カレッジで学んだこと、インターン内容、帰国後の就活の様子などお話いただきました。帰国後のキャリアに留学経験を活かしたいと考えている方はぜひ読んでみてください。

Airiさんの留学概要

渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:COOP留学
学校:ILAC IC
コース:Service Essentials for Business Diploma with Co-op (40週間)
渡航期間:2022年6月末 – 2023年3月末

留学全体の流れ – 留学決断から帰国・内定獲得まで

留学のきっかけ – コープ留学を選んだ理由

留学したいと考えるようになったのは、海外出張にいく父の姿を見ていたこと、そして、高校2年生のときに短期留学したことがきっかけです。IT系の企業で働いていた父は、私が幼い頃よく海外出張していました。海外のお土産はどれも印象的で、その頃から漠然と憧れがありました。加えて、高校2年生のとき、オーストラリアのメルボルンに10日間ほど留学する機会がありました。短い期間でしたが毎日がとても刺激的で、「もっと長く海外で生活してみたい」と考えるようになりました。

就活か留学か.. 葛藤の末に決断


大学在学中に、留学したい!..そう思い、留学制度のある大学を選びました。学部も国際関係学部と、英語や海外の文化を学ぶことに力を入れた学部でした。本来であれば大学2年生のタイミングでニューヨークに留学する予定でした。しかし、コロナの影響で、留学自体は白紙に.. 海外への思いが行き場をなくし、鬱々とした大学3年生を過ごしました。

2021年後半、ようやく各国が入国制限を緩和しはじめました。留学できるかもしれない.. そんな希望が見えてきたころ、すでに大学3年が終わろうとしていました。就職活動がまさに本格化し始める時期です。

「このタイミングから留学したら、就活に乗り遅れるかもしれない..」

そんな不安が頭をめぐっていました。両親も猛反対です(苦笑)。特に父は就活推しで、いわゆる普通の語学留学やワーキングホリデーは断固として反対でした。留学で何をしてくるのか、何を得て帰ってくるのか、目標はなんなのか..?ちゃんと考えるようにと言われ、これまた悶々とした日々を過ごしました。何もせず時間だけがすぎていく恐怖に耐えられず、少しだけ就活を始めました。私が希望していたのは、観光、ホテル、留学、航空など、英語や海外に携わる業界でした。当然、ライバルになる学生たちは、高い英語力や海外経験を有している人ばかりです。留学の必要性を感じずにはいられませんでした。

「やっぱり、今、留学しよう」

留学することが就活のスケジュールに影響を及ぼすかもしれない.. その不安はありました。しかし、今ここで踏み出さないことの方が、就活はもちろん、今後の長い将来を考えた際に後悔につながると感じ、留学を決意しました。

悩みに悩んだ留学プラン


最終的にワールドアベニューで担当してくださったコンサルタントの方におすすめいただいたCOOP留学にすることに決めました。

とはいえ、COOP留学に決めるまでにありとあらゆる留学プランで迷いました。

例えば
海外大学院進学
海外で看護師を目指す看護留学
海外大学で学部受講するスタディアブロード など.. 複数の留学エージェントの留学カウンセリングを受け、自分の状況や希望、悩みなどを伝え、それぞれのエージェントから、異なる留学プログラムを提案してもらいました。もはや頭の中はカオスです(苦笑)。

まず、大学院進学について興味があった理由は、「大学院ならいいよ」と父が言ってくれていたからです。大学を卒業したのちの留学になりますが、目的が明確でかつ、卒業後には学位を取得することができます。院を出ることで進路(就職)の選択肢も広がるだろうと考えてのことだったように思います。

次に、看護留学です。
看護学部に通っている友人がおり、彼女たちから話を聞くことで、手に職である看護師を目指すのも面白そうだな.. と思うことがありました。看護職は世界的に慢性的な人手不足で海外就職や永住などの可能性があるというのも魅力的でした。

最後に、スタディアブロードです。
大学でビジネスなどを学び、後半インターンするというプログラムでした。特にインターンは帰国後の就活につながる経験に感じました。

とにかく人生の転換期..と言いますか.. かなり悩んでいました。正直今思い返しても、言っていること、考えていることに一貫性がなく、相談にのってくれた各社の留学カウンセラーの方は大変だったと思います。

そんななかとにかく根気強く私の話を聞いてくれて、親身になって一緒に考えてくれたのがワールドアベニューの留学コンサルタントの方でした。最終的にCOOP留学を選んだ理由は次の通りです。

1.資格取得できる

語学留学や学部受講と異なり、COOPは、そのコースを修了することで、DiplomaやCertificateと呼ばれる修了証や資格を取得することができました。明確に得るものがあることで、父も納得してくれましたし、留学を今後の人生に残せるように思いました。

2.休学期間にマッチするコース期間

コープ留学は、前半が座学、後半がインターンという構成になっており、インターン期間の長さにはある程度融通がききました。極端な期間短縮でなければ、学校側としては柔軟に対応してくれるということで、留学期間が限られていた私にとってはとてもありがたいものでした。

3.有給インターンシップ

インターン先企業を見つけるための海外での就活は、帰国後の就活に役立つ経験になると思いました。また、海外で働くことで、実用的な英語力を身につけることができるだろうと考えました。さらに「有給」ということで少しでも留学費用を補える点も魅力でした。

実は、ワールドアベニューには「看護留学」の話を聞こうと思い問い合わせをしました。ただ、担当の方が私の状況をふまえ、それだったら.. とCOOPを提案してくれたのです。あのときワールドアベニューに出会わなかったら、今の私はなかったと思いますし、この素晴らしい留学経験もなかったと思います。担当してくださったコンサルタントの方には本当に感謝しています。

COOP留学 – 座学&インターン、それぞれでの学び


COOP留学しようと決めてから、学校やコースの選択はそれほど時間を要しませんした。帰国後、観光やホテル、航空業界での就職活動、そしてそれらの業界で就職した後に活きる知識やスキル、英語力や経験を得られるプランにしようというのは、COOP留学に決めた時点で定まっていたからです。

最終的に決めたのはILAC ICのService Essentials for Business Diploma with Co-opというコースです。このコースでは、営業、人事、リーダーシップ、ホスピタリティ、イベント企画などを学ぶことができました。インターンシップ先の候補には、小売販売や営業、バリスタ、ホテルのフロント、レセプションなどがあり、将来的に就きたい業界に近しいと感じた点も理由です。

コースのスケジュールは次のようなものでした。

参照:Service Excellence for Business

1ターム、6週間ごとで合計20週間が座学、後半20週間がインターンという流れでした。私の場合、3ターム目からインターンを始め、6ヶ月間ほどインターンをしました。

座学で学んだこと


ターム1では、多国籍なカナダでの働き方やカスタマーサービススキルを、ターム2では飲食関連業界に関する知識に加え、ワインのテイスティングなどの実技とイベントプランニング、ターム3ではフロントデスクサービスとセールスについて学びました。

イベントプランニングでは、学校から予算を含む諸条件とお題が提示され、それにそったウェディングやクルージング、旅行などの企画を立て、プレゼンしました。フロントデスクサービスでは、ホテルでの受付業務をロープレ形式で学びましました。セールスの授業では、自分の持ち物のなかからアイテムを選び、それを商品と見立てて販売するという場面もありました。いずれの授業でもプレゼンテーション、ディスカッション、ロールプレイを用いて実践的に行われたのがとても印象的でした。実際、インターンし始めてからもとても役立つ知識やスキルも多く、有意義な時間でした。

一クラスの人数は20-25人程度で、ターム1は日本人学生も多かったのですが、後半は南米やヨーロッパの学生が多くなり、授業中の意見交換の場などで必然的に異文化理解も深まったように思います。

インターンシップで得た経験


就活や大学の休学期間の兼ね合いで、本来のコース修了時期より2-3ヶ月早めに帰国しなければならなかった私は、早めにインターン先企業をリサーチし、ターム3の途中から働き始めました。

インターン先はBath and Body Worksという会社で、石鹸、ローション、フレグランス、キャンドルを販売するアメリカの小売店チェーンです。駅中にある店舗で土日はかなり混み合います。販売業務が中心だったのですが、会話量の多さに最初はかなり苦労しました。

まず店舗を訪れたお客様への声掛けから始まり、希望や要望などをヒアリング、抱えている悩みに対する共感、その上での商品提案、興味を持っていただけたら商品説明、購入が決まれば購入手続き.. とこの一連の流れをネイティブ相手に、全て英語でこなすわけなので、それはそれはハードでした(笑)

最初に躓いたのは商品説明です。成分の名称は日常生活のなかでは触れることのなかった単語ばかりでした。自分で単語を調べ覚えるのはもちろんですが、同僚がお客様に説明しているところをリスニングして、シャドウィングして.. と毎日必死だったことを覚えています。

ただ、苦労の甲斐あって、最初はクリスマスシーズン限定スタッフとして雇用されたのですが、その後も継続して雇用していただくことができました。給与は18.5ドルでチップはなし、週2-3回のシフトでした。シフト回数は少ないですが、土日を中心としたシフトだったため、なんとか学校と並行してこなすことができたのだと思います。ちなみに、生活費は家賃を含め20万円程度でした。足がでた分は父に援助してもらいました。

実は、バスアンドボディワークス以外に、友達に紹介してもらい、もう一つ仕事をしていました。タイ料理レストランでの接客業です。こちらは帰国直前の2-3月に2ヶ月間だけだったのですが、「紹介」ということもあり、運よく雇ってもらえました。(通常は2ヶ月間など短い期間になると雇用主が嫌がり雇ってもらえないケースが多いです)こちらは5時から10時で週5日としっかり働くことができました。

人との繋がりがインターン先企業での採用に繋がった


COOP留学のインターン先に限らず、海外で、特にネイティブ環境での仕事探しには皆さんとても苦労すると思います。が、私の場合、幸いにもそこまで大きな苦労はありませんでした。履歴書を送ったのも7社程度で、そのうち約半数の会社で面接していただくことができ、うち2社(Bath and Body Worksとタイ料理レストラン)で内定をいただくことができました。

タイ料理レストランが友人(タイ人)の口利きだったことは先述した通りですが、実はBath and Body Worksの方も、メキシコ人の友人が、同社の就活イベントの情報を提供してくれたことがきっかけで採用に至りました。

海外で仕事を見つける際、英語力や履歴書を配り歩くなど行動量も必要です。しかし、さらに重要なのは人脈だと思います。会社が信頼をおいている人からの「紹介」は採用に伴い大きな武器になります。

人生最大の危機!? アメリカ入国トラブル


トラブルもありました(笑)カナダで出会った友人とニューヨーク旅行に出かけたときの話です。大学2年生で留学する予定だった私は、当時アメリカの学生ビザを申請、取得していました。有効期限がまだあったため、このビザでアメリカに入国できると考えていました。

しかし.. できませんでした。

入国審査時に、隔離部屋のようなところに連れていかれ、そこでESTAの申請を行いました。しかし、認証がなかなかおりず.. 結果6時間ほど、その隔離部屋で待つことになりました。空港の職員の方は皆さんとても優しく、WiFiを貸してくれたり、声掛けをしてくれたりしました。しかし、認証がおりない限り入国はできません。

「このままESTAの認証が降りない場合は、強制帰国だから」と言われ、「え、日本に??カナダに??どうしようこんなことで帰国したら送り出してくれた両親に顔向けができない」と泣きそうになったことはいまだに忘れません。最終的になんとか認証がおり入国できたものの、人生であんなに不安だった6時間はありませんでした(苦笑)

皆さん、留学に限らず旅行も含め、ビザや入国審査に関する情報は正確かつ最新のものを確認して、きちんと準備して楽しい旅行をしてくださいね。

就活で活きた!海外での就労経験


就職活動は、帰国前から始めました。合同説明会や会社説明会にはオンラインで参加、ESなども順次提出していきました。日本とカナダの時差が結構あるので、説明会などへの参加は深夜2-3時になることも多々ありました(苦笑)

エントリーした業界は、エアラインを中心に、ホテルやウェディング会社などを受けました。日本に帰国後、面接を受け、最終的に念願だった外資系のエアライン(グランドスタッフ)での採用が決定しました。

留学経験のなかでも特に、海外での就労経験は高く評価されたように思います。海外で就活する行動力や積極性、実用的な英語力、加えてホスピタリティ精神や異文化理解力なども評価いただたように思います。

今後の目標


留学中は、本当にいろんな方に助けていただきました。それはアメリカ入国のとき然り、学校での勉強、シェアハウスでの生活など様々な場面で、です。特にカナダでできた、メキシコやタイ、韓国などいろんな国の友人たちにも本当に支えてもらいました。

海外での出会いや経験は、短期間の旅行でも長期間の留学でも、その人の人生においてかけがえのないものになる.. ということは私自身、身をもって経験しました。

卒業後は成田空港で働く予定です。かけがえのない出会いや経験の出発地点となるような、日本と世界が交わるような、そんな場所で働けることに今からとてもワクワクしています。そして、私が多くの方に支えられ無事留学を終えられたように、世界から日本を訪れる人々に、より質の高いサービスを提供できるよう、頑張りたいと考えています。

まずは卒論を仕上げて、大学を卒業しないとなんですけどね!(笑)

さいごに


最後まで読んでいただきありがとうございました。Airiさんのコープ留学体験談は、いかがでしたでしょうか。

Airiさんに、留学をへての変化や成長は?と伺ったところ、「とにかく自信がついた」という返答をいただきました。終始笑顔で体験談インタビューに答えてくださったAiriさんですが、アメリアの入国審査時のように思いがけないトラブルも含め、留学中は、辛いことも苦しいことももどかしいこともたくさんあったと思います。しかし、今となってはポジティブなこともネガティブなことも、全てがAiriさんの自信に繋がっているようでした。

きっと今後も大変なことや辛いことはたくさんあるけど、今回の経験を思い出せばどんなことでも乗り越えられると思うんですよね、と話すAiriさんの笑顔はとても印象的でした。大学生から新社会人となるAiriさんですが、今後も留学の経験をふまえ、どんどん成長していっていただきたいですね!

ワールドアベニューではコープ留学を含む、語学留学やワーキングホリデー、専門留学や海外大学進学など様々な留学のサポートをいたしております。留学について、「どの制度が自分にマッチする留学なのか..」「どのくらいのお金がかかるのか」「英語力や学歴、年齢制限はあるのか?」など疑問・質問、お悩みのある方は、留学カウンセリングにてご相談ください。

留学カウンセリングは無料です。初回カウンセリングはZOOM(オンライン)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。Airiさんが自身の目標を叶える留学プランを見つけたように、皆さんにマッチする留学プランをご提案できればと思います。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。

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