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  • 海外留学体験談
  • 2023.10.21

【体験談】カナダCOOP留学 – インターンでの給与は25万円以上!?

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カナダ、バンクーバーにあるGreystone Collegeにてコープ・プログラム(ビジネスコミュニケーションディプロマ)に参加されたHisatoさんから体験談をいただきました。社会人4年を経て、より成長の大きい道に挑戦したいと留学に踏み出したHisatoさんは、コース修了後、大きな成長を感じていらっしゃるようです。カレッジでの勉強内容やインターン探しの方法、給与や生活費など、皆さんが気になっているであろうコープ留学のあれこれをインタビューさせていただきました。ぜひ読んでみてください。

Hisatoさんの留学概要

渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:COOP留学
学校:ILSC、Greystone College(グレイストーンカレッジ)
コース:Diploma in Business Communications 48週間
渡航期間:2022年9月 – 2023年10月末

留学全体の流れ – 渡航前から帰国まで

留学を決意したきっかけと目的


転職を考え、英語の勉強を始めたことが留学のきっかけでした。社会人3年目を迎え、漠然と現状維持の日々に不安を感じていました。前職では技術文章作成などを行っていたのですが、主に取り扱うことの多かった業界(自動車メーカー)に興味があったことも理由の一つです。ただ、自動車メーカーを含め、興味のあった業界に転職するためには、不足しているスキルや資格がありました。英語力もそのうちの一つです。

そこでまずTOEICの勉強を始めました。スタート時点では500点程度だったスコアが順調に600.. 700… と伸びていきました。留学を意識し始めたのはこのタイミングです。

せっかく勉強して伸ばした英語を実際に使ってみたいと感じるようになったのです。ただ、留学に踏み出すとなると、不安や葛藤がありました。決して高い収入を得られていたわけではありませんが、安定を捨てるのは、それなりに勇気が必要です。しかし、転機が訪れます。異動の話があがり、仕事の区切りがちょうどよくつくタイミングがありました。

「今なら辞めても迷惑はかけないな」

そう感じた私は退職と留学を決意しました。

履歴書にかける留学にしたい

COOP留学に決めた理由は大きく二つあります。一つは、コース修了と合わせて取得できる資格があるという点、もう一つは有給インターンを介して実用的な英語力を身につけられるという点です。帰国後には転職活動が控えています。経歴にブランクを作る以上、明確な成果物を得られる留学にしたいと考えていた私にとってCOOPはとても魅力的でした。

グレイストーンカレッジのビジネスコミュニケーションを選んだ理由


私の要望や希望、予算などを伝えたうえで、ワールドアベニューの担当コンサルタントの方にいくつかカレッジとコースを提案いただきました。

まずコースについて、興味のある業界はいくつかありましたが、まだ「絶対にこれ」と言えるほど転職のビジョンは明確ではありませんでした。そこで、どの業界に進むにしても通用するスキルや知識を得られるようなコースがいいと考え、ビジネスコミュニケーションを選びました。

次にカレッジについて、ビジネスやビジネスコミュニケーションを学べるコースがあることは前提として、ロケーションや国籍比率、サポート体制、カリキュラムの内容の充実度、そして費用面などをふまえ、バランスの良かったグレイストーンカレッジに決めました。

語学学校からカレッジへ – 負荷が大きいほど英語力は伸びる


コープ・プログラムに入学するには一定の英語力が必要です。私が希望していたグレイストーンカレッジのビジネスコミュニケーションのコースもIELTS5.0相当以上の英語力が必要でした。IELTSや学校指定の英語レベルチェックテストを受けた結果、8週間(約2ヶ月間)の事前語学研修が必要という査定がでました。

グレイストーンカレッジは同教育グループにILSCという語学学校を有しており、まず2ヶ月間、ILSCで英語の勉強をすることになりました。ILSCのIntermediate 2(レベル)をクリアすれば、IELTSなどの公式スコアの証明なしで、カレッジに進学することができます。

語学学校で受けた衝撃

先述した通り、英語の勉強にはかなり力を入れて取り組んできました。順調にスコアを伸ばしていたTOEICも出発直前には800点台に入りました。しかし、実際にネイティブの方が行う英語の授業を受け、その話す速さやイントネーション、リンキングなどに衝撃を受けました。

「聞き取れない..!!」

聞き取りきれなかった部分は授業中に配布されたテキストや課題の問題文などをチェックし、なんとか補填しました。それでも、わからない場合は理解できるまで、何度も繰り返し質問しました。苦労もありましたが、語学学校に通ったことで、カレッジ進学前に英語での授業に慣れることができ、非常に助かりました。

将来のキャリア形成にも役立つ学びがあったカレッジでの勉強


ILSCでの準備運動をへて、グレイストーンカレッジに進学、COOPプログラムがいよいよ始まりました。

ビジネスコミュニケーションの授業で学んだことは次のような内容です。
・チームマネジメント&スキル
・職場でのコミュニケーション
・顧客関係管理(CRM)
・自己分析(戦略とテクニック)

特に印象に残っているのは、チームマネジメント、職場でのコミュニケーション、そして自己分析の授業です。

チームマネジメントや職場でのコミュニケーションではグループを組み、自分たちで事業を立ち上げたという想定のもと、プレスリリースの配信内容を考えたり、さまざまなプロジェクトを想定し、チームでディスカッションしながら、そのプロジェクトの実現方法を考えたりしました。例えば、私たちのチームでは、「留学生向けの人材紹介サービス」を一つの事業として考え、求人サイトのローンチに合わせたプレスリリースを作成しました。グループワークを中心とした授業のため、発言を求められるプレッシャーは語学学校のときのそれとは比べものにならず、最初はかなり大変でした。しかし、非常に実践的で興味深い授業でした。

もう一つ、面白かったのは、自己分析の授業です。こちらは先の授業とうってかわって、課題中心の授業でした。複数の自己分析や性格診断などのサービスを利用し、自己分析を行いつつ、今後のキャリアをふまえ、履歴書作成をしたり、模擬面接をしたりしました。正直、新卒のときでもここまで徹底した自己分析はしなかったのではないかというくらい、必死に取り組みました。ここでの学びやアウトプットは、今後の転職活動にも活かせるものになったと思います。

語学学校とカレッジ、両方で学び感じたこと


グレイストーン カレッジではプログラム修了後、グレイストーンが提携する大学やカレッジに編入可能なプログラムも提供しています。進学を考える学生は、カナダでの就職や移住、永住を考えている生徒ばかりです。また、そもそもCOOP留学は、社会人経験のある学生が多く、学習へのモチベーションの高さが、語学学校とは異なりました。

授業中やインターンシップ先企業探しにもかなりの熱量で皆、挑んでいました。私もその熱にあてられてモチベーション高く、日々の勉学に望むことができ、常にプレッシャーはあるものの、そのプレッシャーがあるからこそ、英語力も伸びたように思います。改めてCOOP留学を選んでよかったと感じました。

インターンでの給与は25万円以上!?


インターンシップはビザ屋の配達業務を主に行いました。仕事につくタイミングは比較的早く、COOPプログラムが始まった翌月には働き始めていました。

とはいえ、仕事探しに苦労しました。
最初、Indeedという求人サイトを利用し、興味のある求人に積極的に応募してみました。しかし、いっさい返答がありませんでした。「このままではまずい」と思い、今度は履歴書を直接お店に持っていって、直談判する方法をとりました。すると、2-3枚配った時点でそのうちの1つが面接に応じてくれました。レストランの裏方(キッチン)業務でした。トライアルで働いてみましたが、家からの距離がかなりあり、かつ雪が降り出した時期だったため、この仕事は断念しました。次に目をつけたのがピザ配達の仕事でした。ピザ屋のオーナーに、「車があれば雇ってもらえるか?」と相談したところ、「車があれば雇う」と返答いただきました。

そこで、さっそく一番近い自動車販売店にいき、最低価格2,700ドル(約30万円)で中古車を購入しました。無事、ピザ屋での仕事を得て、そのまま現在に至ります。

時給は最低時給の15.75ドルなのですが、配達先1件に対して都度チップがもらえます。チップは商品の10-15%です。例えば、30ドル分のピザなら3〜4ドル、50ドル分なら5〜7ドル、100ドル分なら10〜15ドルとなります。1時間に3-4箇所配達にいくと、チップは時給と同じ、またはそれ以上になることもあり、結果、週30時間程度で、2500ドル(約28万円)くらいは稼ぐことができました。生活費は、月々1500ドルから2000ドル程度でしたので、少し貯金ができるかな、という感じでした。


締め作業まで行う場合は、帰宅が12時をすぎることもありました(ただ、最後まで働くと残ったピザをもらえます(笑))平日は勉強も忙しいため、カレッジに通っている間は、土日を中心に仕事のシフトを入れていました。

オフィスワークへの思い

グレイストーンカレッジでは、インターンシップ先企業探しを後押しすべく、様々な就活イベントを定期的に開催していました。日本の大学の就職活動イベントのようなイメージで、会場に複数の企業がブースを出展し、企業説明や初回面接などを行っていました。先にお話したIndeedを利用し、就活をしていたときの反応をふまえると、このように、企業とコネクションを掴める機会を提供してもらえるだけでもかなりありがたいと思います。

ただ、やはり海外は実力主義です。英語力はもちろんのこと、何かしら専門的な技術や知識、そして経験がないことにはオフィスワークに就くのは困難だなと感じました。オフィスワークでのインターンを考えている方は、何かしら、武器となる”経験”を持ってくるといいと思います。

留学を通じての成長と転職に向けての準備


帰国前ですが、すでに就活を始めています。幸いなことに、帰国後いくつかの企業との面談も決まっています。興味があるのは、貿易や物流、自動車関係など、英語や海外に携わる機会のある業界です。

経験として新卒のときより話せることがあるというのはもちろんですが、カナダで就活したり働いたりした今、英語でこれだけのことができたのだから、日本語ならなんとでもなる!!と、とても前向きな気持ちで転職活動に望めています。

海外で得たコミュニケーション力を活かして、今後の人生の幅を広げていきたいと思います。

さいごに


最後まで読んでいただきありがとうございました。Hisatoさんのコープ留学体験談は、いかがでしたでしょうか。

体験談を読まれる方へのメッセージは?と伺うと、「生き残ることに必死な毎日を介して、必然的に成長があります。マイナスになることなんて何もありません。迷っているならぜひ挑戦してみてください」といただきました。毎日が挑戦の繰り返しだったことが、このメッセージからも伝わってきますよね。COOP留学は乗り越えるべきハードルも多い留学ですが、だからこそ得られるものも多いプログラムです。

成長したい!留学を帰国後のキャリアに繋げたい!という方はぜひ挑戦してみてください。

ワールドアベニューではコープ留学を含む、語学留学やワーキングホリデー、専門留学や海外大学進学など様々な留学のサポートをいたしております。留学について、「どの制度が自分にマッチする留学なのか..」「どのくらいのお金がかかるのか」「英語力や学歴、年齢制限はあるのか?」など疑問・質問、お悩みのある方は、気軽に無料留学カウンセリングをご利用ください。

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